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2005年04月09日(土) エロトラ

某場所で、エロトラ、すなわちエロトランプの話題が出まして。

去年の11月にきょんとハワイに行ったときに、相変わらずワタシはおみやげに頭を悩ませておりました。
特にナナ。
この人には何がいいのかさっぱりわかりません。

そんなときにエロトラが目に入りまして。
いろんな種類があるんですね。
女性が水着でにっこり微笑んでいるようなものから、男性のフルヌードものまで。

で、その男性フルヌードエロトラを見て

「ナナにはこれにしようかな」

ときょんに相談しましたところ、思い切り軽蔑のまなざしを向けられ

「やめなよ」

ときっぱり言われまして。

「なんで? いいじゃんこれ。楽しいよ」
「何が楽しいんだよ」
「ええと、パパのち●ち●と見比べてもらう、とか」
「・・・・・・・」
「ナナにはウケると思うんだけどな」
「ウケないんじゃないのー?」
「で、パパには女のフルヌード版を買っていくのだ。夫婦でワンセット」
「パパには絶対冗談通じないよ」
「確かに。一生ねちねちと『じょりぃちゃん、スケベだからなー』とことあるごとに言われそうな」
「じゃやめなよ」

いったんはあきらめたものの。

ありがちな雑貨とか買うよりも、エロトラのがいいよなー、という思いと、自分も欲しいという気持ち(しかも男性版)でいっぱいになりまして。

再度きょんにおうかがい。
しかしなぜワタシもいちいちきょんにおうかがいを立てるのか。

「やっぱナナ夫婦にはトランプ買いたい」
「やめなよ。 ホントにもうアナタという人は・・・」

そんなにたいしたことですかねえ。

「ダメかなあ」
「フツウの人は引くと思うよ」
「ナナはフツウかな?」
「フツウだね」
「ちぇ。  じゃあ、自分に買っていこうかな。この3組セット」

男性フルヌード版の3組セットがあったのです。

「やめなって言ってるじゃん」(眉間にしわ付き)

なにこのひと。
いつからそんなに潔癖性に?

「なんでー?」
「そんなことしか考えてないの?」
「どちらかというと、あまり考えてないほうだと思うけど」
「じゃあやめなよ。とりあえずあたしは軽蔑するね」

えええええええ?


ナイショでこっそり買っちゃおうかなとも思ったのですが。
あとで買ったことが知れたら、なんだか本当に軽蔑されそうだったので、泣く泣くあきらめることに。




そして時は流れ。
某場所で出たエロトラの話をきょんにいたしまして。
「やっぱハワイ行ったとき買ってくればよかったー」とワタシが言いましたら
「まだそんなこと言ってるんかい!」と。

「きょんはどうしてそんなに嫌がるの?」
「いやらしいから」
「別にそれを見てハァハァしようとか思ってるわけじゃないですよ?」
「じゃあなに?」
「ワタシとしてはですねえ、データベースとして欲しかったのですよ」
「データベース?」
「うん。 なかなかないよ? トランプの数だけのち●ち●をじっくりと眺めるのって」
「え?! 全部人が違うの?」
「とうともさ。 1組買えば、50人分のデータべースなのだ」
「そうだったんだーーー」 なぜ人数が多いと反応が違うのだ。
「大きさとか形とか曲がり具合とかさ、勉強になるじゃん?」 ワタシもアホですが。
「・・・なるほど」
「ち●ち●に限らず、胸の筋肉のつきかたとか、腹筋とか上腕二頭筋とかさ、人によって違うわけじゃん?
 そーゆーのを見て、自分の中でデータベース化する作業がしたかったのだよ」
「ふむ」
「ワタシたちは今後、そういうもの(男子裸体)にリアルにこまめに接する機会がないわけじゃん?」
「うん」
「だからこそ、エロトラで知識として蓄えておき、その手の会話が出たときにもごもごしたりせずに済むよう、しっかりと勉強しておくべきなのですよ」

ちなみにクチからでまかせでございます。
なのに、きょん

「そうかっ。 そんな素晴らしい理由があったのか!」と。
「いろんな筋肉やち●ち●見ながら、ふたりでアレコレと論じても楽しそうだったのに」
「確かに」
「あーあ、きょんのせいで買えなかったよ」
「最初からその理由を言えばいいんじゃん!」
「あのときにそれを伝えたからって、アナタ、納得しなかったと思うよ?
 もうなんか、『じょりぃのエロ』って感じで、侮蔑の表情で見てたものワタシの顔」
「確かに。・・・でもそれなら、事前にそう言っておいてくれればよかったのに。出発前とかさ」
「かえって軽蔑される気がしますが。『ハワイになにしに行くわけ?』とか言って、プリプリおこるよきょん。
 それにワタシだって出発前から『ハワイ行ったらエロトラ買うんだ!』と意気込みたくないし」
「あははははは確かに」


このあとなぜか
「どうしてあたしに嫌われても買っておいてくれなかったのか」と責められることに。 ひどい。
「こっそり買っておけば良かったんじゃん!」ですって。
そんなことしたら、見つかったときに絶対ワタシをいやらしいだのなんだの軽蔑するくせに。
今回の発端であるエロトラ話にしても、きょんもワタシも尊敬する方々とのあいだで出た話だったのでこのように賛同しておりますが、これが「取引先のオヤヂたちとの間で盛り上がった話」だったとしたら、きっと「さいて〜〜〜」とか言ってるはずです。
カマトトぶりやがって。
だいたい、ワタシよりもきょんのほうが数十倍は男子の裸体が好きなはずです。
だからかえっていやらしい☆と脳内が活気づいてしまうのでしょうか。


「トランプ買いに、またハワイに行かなくちゃならないねー」ときょん。
何を有閑マダムのようなことを言っているのでしょうか。


ちなみに、きょんがこの「裸体データベース」計画にこんなに乗り気になったのは、とあるきっかけがあったのです。
エロトラ話のあとに話してくれたのですが。

ダンスのサークルで、若手の後輩たちが楽しそうに話していたので「なんの話〜?」とまざってみたら。

「最近のコンドームは、どれが具合が良いか。どこの薬局が安いか」

という話題だったらしく。


「あたし、今どきのコンドーム事情なんてさっぱりわからないしさー」ときょん。
「うん」
「これはしまった!と思って、へーとかふーんとか言って笑いながらずるずると後ずさりしながらその輪を離れたわけよ」
「わははははは」
「そのとき、ちょっと悔しかったんだよね。変な見栄だけど」
「いや、わかるよなんとなく」
「あたしももう少し、そっち方面に知恵をつけておかないと、枯れてる女とは思われたくないわ!」

実際枯れてるん(以下自粛。 


「ネットで手に入らないの?」と、ワタシよりもエロトラに対して前向きになってしまったきょんですが。

でもねえ、きょん。

コンドームという実用的な話ならいざ知らず。
ワタシたちの知り合いのあいだで、ち●ち●データベースを駆使した知識をご披露できるような場面には遭遇しないと思いますよ?
それこそ引かれちゃうと思うけどなあ。


そんなことより、やっぱりワタシとしては、ナナに買って帰りたかったなあ、エロトラ。


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