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2004年02月11日(水) 呪いのビデオ

お休みだったみなさま、楽しく一日を過ごされたでしょうか。
今日はお天気も良くて、ナイスなホリデイでございましたね。

さて、先ほどきょんと夕飯を食べながら、ビデオで「リング」を鑑賞いたしました。
最初はハリウッド版「ザ・リング」を観ていたのですが、
「やっぱ日本版のほうが、地味だけど怖いねー」
「わびさびだねー」
なんて話しているうちに日本版が観たくなり、途中で差し替えました。

菜々子かわいー。
演技がヘタクソー。

なんて思いながら見終わりまして。


どうしよう、ここから先、ネタバレ中のネタバレになるんですが。
それはもう、男の中の男!と言うくらい、ネタバレの中のネタバレ。よくわかりませんが。
「リング、観たいのにまだ観てない」というかた、まだいらっしゃるんでしょうか。
もしそういうかたがいらっしゃいましたら、ここから先は読まないほうが、鑑賞を楽しめると思います。


よござんすか?
よござんすね?



あれって、呪いを解くためには、例のビデオをダビングして誰かに見せなければならないじゃないですか。
それがわかって、最後に菜々子が息子を救うために、悪魔に魂を売ったような顔をして、自分の父親を犠牲にすべく車を走らせて終わりますよね。

それを観て、きょんが言いました。

「お父さんにも、ダビングして誰かに見せるように勧めるのかな。それとも、お父さんを殺す気で行くのかな」
「見せるように勧めるんじゃないの?」
「そうか」
「きょんならどうする? 自分の子供がビデオ見ちゃったとして、呪いを解く方法がわかって、そしたら」
「ええええええええ? ・・・・・誰かに見せちゃうんじゃないの?」
「誰に?」
「じょりぃ」
「え"!」

なんだかなんのためらいもなくご指名を受けましたが。
何か間違えていませんか?

「な、なんでワタシに? ひどいぢゃんか!」 ひどいですよねえ。
「だって、じょりぃならその後なんとかしてくれるでしょ?」
「なんとかって、どうするのさ」
「ダビングして誰かに見せればいいじゃん」
「見せないかもしれないよ、ワタシ」
「・・・・・見せないかもね。  でも見せなよ!」
「ええええええ?」
「見せなきゃ死んじゃうんだよっ。 見せろ!」

勝手なこと言ってます。
そもそもきょんがワタシじゃない人に見せてくれればいいんじゃないでしょうか。

「でもそうだよね。 死ぬこと自体はそんなに怖くないけど、貞子がテレビからずりずり出てきて、白目剥いて呪い殺されるのは、かなり怖そうでゴメンですね」 恐ろしさに気付いたじょりぃ。
「でしょ?」
「あ、わかった。 嫌いな人に見せちゃえばいいんだ」
「悪ーーーい」 
悪いって。アンタはどうなのアンタは。

で、結局、嫌いな人に見せて、呪いを解く方法も教えてやらなければ万事解決。という結論に。
ひどい結論です。
ていうか、菜々子もそうすればよかったのにねえ。


でもワタシ、「おまえなんか貞子に呪い殺されてしまえ」と思えるような人って、幸せなことにいないんですよねえ。

と、きょんに伝え「きょんは、何人か頭に浮かんだんじゃないの?きひひひひ」と意地悪を言いましたら

「うん。一人浮かんだ」と。
「誰?」
「じょりぃ」

本気ですね?その顔。


見終わったので「ぢゃ、仕事に戻るね」と立ち上がりましたら
「ひどい! こんな怖い映画に付き合わせておいて、あたしを残して行っちゃうの?」ときょん。

同じ家にいるじゃありませんか。
怖がりなんですよねえ、きょん。
だから貞子の白目のときは目をつぶってろって言ったのに。もう。

そんなことくらいで怖がるなら、冗談でもワタシを呪い殺すなんて言っちゃいけません。
白目剥いて化けて出ますよ?


まあそんなわけでですね。

いきなりワタシからダビングしたビデオを送りつけられたかたは、くれぐれもご用心ください。
それは呪いのビデオです。

なんてことはありませんから。
冗談ですよ、冗談。







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