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2004年01月13日(火) |
きょんの血圧、ワタシのヘタレ |
ええと、ご覧になっているかたのなかで、血圧の高いかた、いらっしゃいますか? 「おケツの圧なら高いよ!」という、ベタナギャグは、今回スルーとさせていただきます。 はい。 血圧の高いかたー、いますかー。
ふむ。
けっこういますね。 って、全然わからないで適当にモノ言ってますが。 そんなワタシは血圧低め。 しかし、週の半分以上の夕飯が外食、お昼はいつもセブンイレブンという食生活がたたったのか、最近は以前より高くなりました。
ワタシはいいんですよ。 低いのが高くなって、それでも標準よりは低いくらいです。 かといって「病気?」と色めきたたなければいけないほどの低さではまったくありませんし。 超健康と言っても過言ではないでしょう。
が、きょんです。
この人は、家系でもともと高め。 一緒の会社に勤めていたときの健康診断で、思いの外高い数値が出てからは、ビビりになってしまい、「血圧を測る」というだけで数値がアップしてしまっている状態なんですが。
最近、きょんが原因不明の腱鞘炎になりまして。 その検査だか治療だかのときに、血圧を測ったのですが、看護婦さんが「はて」と首を傾げながら、場所を変え、リラックスさせ、何度も測り直す始末。 なんでも、血圧が高いと、腱鞘炎のリハビリ治療に影響するとかで。
血圧にナーバスなきょんは、病院から帰ってきて、ずずーーーんと落ち込んでいたのですが。 ワタシもそれを聞いて心配になりましてね。 「生活をちょっと見直さなければいけないね」と話していたんですけど。
2度目の通院の時に、看護婦さんにこう言われたきょん。
「内科受診してください。血圧が心配です。このままだと、いつ、くも膜下出血を起こしてもおかしくありません」と。
看護婦さんたら。
血圧にナーバスになっているきょんにそんなことをさっくりと言ってしまったら、 言ったそばからくも膜下で出血してしまいますよ?
という冗談はさておきですね。
帰ってきて、そのことを報告するきょんはけっこう落ち着いていたのですが、今度はワタシのほうが慌てまして。 だって、くも膜下出血起こして、あっさり死んでくれればまだいいですけど、寝たきりとかワタシのこともわからない状態になってしまったら、姥捨て山にでもきょんを置いてこなければなりませんからねえ。
ウソです。 そんなことはちょこっとしか思ってないんですが。
ウソです。 ホントは思ってません。 憎らしいことを言わなければ生きていけないのがじょりぃでございます。 ホントは単に、心配で心配でしかたなかっただけです。
なっちゃんにもこのことを報告いたしましたら「えーーーしんぱーーい」と。 ちなみにワタシとなっちゃんはガン家系。 「ぽっくり逝ける人はいいね」なんていつもは言ってたんですが。 ぽっくり候補が身近にできましたら、そうのんきなことも言ってられなくなりまして。
もともと健康オタクななっちゃんですから、さっそくネットでカタカタと高血圧について調べはじめまして。 きょんが帰ってくる頃には、プリントアウトによる立派な教育書ができあがりました。
いつもはなっちゃんの健康オタクぶりに苦笑いのきょんなのですが、この日は殊勝にプリントをぢっくりと読んで「ふむふむ」なんて頷いてましてね。 最近、我が家の食卓もちょっぴり模様替えとなりました。
が、「じょりぃもあたしに合わせるんじゃかわいそう」ということで、「普通味付け」のものと「塩なし味付け」のものと、ひとつのおかずで2種類作っておりまして。
「そんな急にマメなことをはじめたら、血圧が上がってしまうのではないでしょうか」と心配しましたら 「いいの。どうせ今だけだから」ときょん。
いいんでしょうか。そんなことで。 続けてください。 ワタシのオカズも味がないものでけっこうですから。
オマケにきょんたら、2年ほど前から軟骨のすり減りによる膝痛に悩まされるようになりまして。
「アンタ、年寄りクサイ」とワタシ。高血圧と膝痛ですからね。オバサン臭いです。 「ホントねー」ときょん。 「なんだか、悪いところがいっぺんに出てきちゃったね」 「やっぱ年ってことで」 「でも、今のうちに小出しに出てきてよかったよ。少し気をつけられるもんね。ちょっと悪いところがあった方が、気をつけながら長生きできるよきっと」 「んー・・・・」
なんて矢先に、健康オタクのバイブル番組「あるある大辞典」で、膝痛の特集が。
「今日、これ見ていい?」と、きょんが熱心に見ておりました。 ワタシったら、途中で退屈してしまったので、仕事部屋に戻ってちまちまと仕事していたんですが。
しばらくしてきょんが部屋に入ってきまして。
「今、『あるある』見てたらね、なっちゃんとタマリンから『見てる?膝のことやってるよ』ってメールが入った」と、嬉しそうに。 「そう。 みんな気にかけてくれて、ありがたいことだね」 「うん」 「健康におなり」 「うん」
みんな気にかけてくれてるのに、ワタシはとっとと部屋に戻ってきていたという、冷たさもひとしおのじょりぃなわけですが。
血圧も膝も心配ですが、それでも周りの厚意のおかげで、ほんのりと幸せそうなきょんであります。 がんばって長生きして、心配してくれてるみんなを最後まで見送ってくれたまえ。<非情 弱虫じょりぃはとっとと先に逝きたいですから、ホント、大事にしてほしいです。
ならおまえも、ちょっとは気をつかってやれと。 そんな声が聞こえないでもないじょりぃですが。
きょんより先に死ねるように、せいぜい不摂生を心がけます。
是、即ちヘタレ道也。
みなさまも健康にはお気をつけくださいませ。
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