今日も今日とて
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本日の夕飯。
きょんを置いてきぼりにして自分だけ温泉に行き、その上おみやげすら買ってこず、さらに帰宅した昨日にいたってはほとんど会話もなかった、というマイナスポイントを埋めるべく、きょんに「どこでもいいから、きょんの行きたいお店に行きましょう」と、太っ腹な提案をするじょりぃ。
「え〜、あたし全然気にしてないのに、いいのかなあ」 やっぱり気にしてませんでした。 「いいともいいとも。何が食べたい?」 「雑誌でチェックしてあったお店があるんだけど」 「そこにしましょう」
ドキドキ。
フレンチディナーとかだったらどうしよう。
「ここなんだけど」 雑誌を見せるきょん。
なんだ。 普通のイタリアンの店ではありませんか。安そう。
ほっ。
「そんなとこでいいの?」 「だってじょりぃ、こんなときでないと、あたしの行きたい新しいお店って、なかなかつきあってくれないから」
ほろり。 か、かわいそう。 ていうか、ワタシったらひどいっ。
車に乗り込みまして。
「今日も急いで帰らないといけないくらい忙しいの?」ときょん。 「ううん。今日はゆっくりできるよ」 「ホント?」 「ふふ。 なんなら、ゆっくりとラブホでも寄ってくる?ふふふ」
ワタシときょんでラブホって行ったことないんです。 で、「外しの冗談」を言ってみたじょりぃ。おもしろくないのを承知で、そのおもしろくなさを笑う、という高度な(?)ギャグでございます。
きょんはやーらしー話を嫌うので「バカじゃないのー?アナタ」と言われるかと思ったら
「いいよ」
え?
「い、いいの? ラブホ?」
「すごく嬉しそう、じょりぃ。あははははははは」
もちろん、食事だけでどこにも寄らずに帰ってまいりましたとも。 つまらないふたりでどうもすみませんねえ。
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