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2003年09月11日(木) |
警報ブザーの話のような話 |
みなさまこんばんは。 デムパじょりぃでございます。
みなさんは、お店などでいわゆる「警報」を鳴らしてしまったことはございますか? 「火事だ!」とかいうおおげさなものではなくて、例えば入口に設置してある万引き防止用のゲートとかですね。
ワタシは3度ほどあります。
もちろん万引きしたからです。
というのはれっきとしたウソなんですけど。
1度目は、レンタルビデオ店でDVDを借りようと、お目当てのDVDを手にしたまま、セルコーナーへ移動してしまったとき。
問題の柱と柱の間を通ろうとしたとたん「びー びー びー びー びー」と。
ここであわあわした素振りを見せると、何かこう、後ろ暗いところがあるように見えてしまいますから、 「あら。あたくしのせいなのかしら」と、お蝶夫人のように優雅にたたずんでおりましたら、店員がやってまいりまして。
「レジ済む前にそちらに行くと、鳴っちゃうんです。気をつけてください」 と、なんとお蝶夫人が怒られるハメに。
「おまえのほうこそ口のききかたに気をつけやがれ。あたくしはテニス協会理事長竜崎の娘よ」と、もうお蝶夫人なんだかレディスの頭なんだかわからないことを口走りそうになったのですが、「そりゃすんませんねえ」と反省の色を見せずに謝ったじょりぃ。
あの、警報が鳴ったときの、店内にいる人々の「しらっ」とした「ああ、こういう店っているんだよね。タチの悪い客」みたいな視線がいたたまれなくて、クセになりそうでございましたはぁはぁ。
2度目はドラッグストア「マツモト○ヨシ」にて。
アレルギーに悩まされていたワタシは、なっちゃんと一緒に「アレルギーチェック」と称して、いろんなものを塗りまくり、楽しく時を過ごしていたのですが。 ファンデの他に、買うつもりもなかったアイブローだのマスカラだの口紅だのも調子づいてつい買っちまいまして、「散財散財」なんて思いながらもコスメ買った嬉しさで(化粧しないくせに)、なっちゃんとにこやかに店を出ようとしましたら。
「びー びー びー びー びー」(音違うかもだけど)
店員がすっとんできまして。
「タグの取り忘れのチェックだけさせてください」と、ホントにそれだけの確認で、レシートの提示すら求められずに(ワタシたちは出そうとしたんですけどね)放免だったんですけど。
レンタルビデオ店と客層が違うせいか、店内にいた客が一斉に動きを止めて、ワタシたちを好奇の目で見ていたのが印象的でした。 いや! 見ないで! 見るなら請求切っちゃうわよ! てな感じです。
そして3度目は今日でした。
カメラ屋さんに行って、仕事で使うもののプリントをお願いしたのですが。 「15分ほどでできます」と言われたので、店内で待つことに。
せっかくなので、前々から買い換えねばと検討中のデジカメコーナーへ。 このあいだ来たときは大本命のNikonのCoolpix5400の説明をぢっくりとしていただいたので、今日はそれより安い対抗馬、Canonのなんとか(名前忘れた)を見てみようっと、と思い、カメラを手に取ったとたん。
「みーお みーお みーお みーお みーお」
と、大きな音で警報が。
あら鳴っちゃった、と少々動揺しましたが、ここでこっそりと現場を離れるとかえって「アタシです。アタシがやりました。しかもイケナイことを!」と申告するような体裁になってしまうかしら、と思い、指をくわえてぼーーーっと立ちつくすことに。
「すみませーーーーーん」と店員さんが申し訳なさそうに走ってまいりました。 好感度高し。 しかも、若くて美人の娘さん。 ワタシ好みではなかったんですが(ワタシの趣味ってヘンなので)、きれいな顔立ちをしておりました。
「鳴ってしまいましたスミマセン」とワタシ。 「これ、なんだかよく鳴っちゃうんですよー。びっくりしちゃいますよねえ」 「てっきり悪人探知機がついているのかと思ってしまいました」 「え?」 「悪人探知機。悪い人に反応して、みーおみーお鳴るんです」
ここでアタマの中で、きょんのいつもの声が。
「そーゆー、言われた人がリアクションに困るようなわかりづらいギャグを、初対面の人にやらないでよ!」
いつも怒られるんですけどね。 店員さんが若くてきれいな娘さんだったので、ついやってしまいました。 しかもこのギャグ、わかりづらいだけでなく、まったくおもしろくないというオマケ付きでございます。 「ハズシのギャグ」のつもりだったんですけどねえ。 「しらっ」とすることにより笑いを取るという。 確かに初対面の人に行うべきギャグではありませんでした。
「あ・・・それはついてないですよお。はははは・・・・」 笑ってくれました。仕事って大変ですね。 店員さん、ご苦労様でございます。 オマケに「この人ヤヴァイ」と、怖かったことでしょう。 ヤヴァイけど、怖くはないんですよ。
仕事熱心な娘さんらしく、それだけで立ち去らず、熱心にデジカメの説明をしてくださいまして。 ワタシもにこにこと、娘さんの顔を見ながら話を聞いていたんですが。
操作ボタンやダイヤルなどの説明の時は、デジカメなんて小さいものですから顔が近づいたんですけどね。
はっ。 この娘さん。
意外と顔立ちのきれいな人に多いんですが。 この手のミステイク。
ひげがふさふさしておりました。
・・・・・・・・・。
「野ウサギちゃん」と命名。 子野ウサギの茶色い産毛のようにふさふさとしていたものですから。
けっこう盲点なんですよねえ。ひげチェック。 仕事仲間のインテリアデザイナーの女性が、やはりいつも立派なひげをたくわえていらっしゃってですね。 きょんにその話をして以来、そのデザイナーさんはきょんに「ひげの人」と呼ばれてしまっております。 その人も、かわいい顔立ちしたかたなんですけどねえ。 まさか見ず知らずの他人に「Mさんて誰? ああ、ひげの人か」と言われているとは夢にも思わないでしょうね。
そういえば、ワタシの大好きな漫画家・しりあがり寿先生のマンガで「ヒゲのOL 藪内笹子」というのがあります。 だからなんだと言われると、じょりぃ困っちゃうんですけど。
実はこのひげの話がしたくて、警報ブザーの話なんかを長々としていた、無駄の多い人生を生きるじょりぃであります。 本日まとまりがなくてどうもスミマセン。 じょりぃって、ダメな人間ですね。 と、自分をヒゲしてみました。
今のはダメ押しでしたね。 撃沈。
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