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2003年07月27日(日) |
きょんびいきの方は読まないほうが… |
「8月、忙しいかな? できれば泊まりで出掛けたかったんだけどそれは無理そうだから、一日かけて、ゆっくり出掛けない? 子供ヌキで。 ふたりで」と、ナナから電話。
というところで終わった、昨日の続きです。
「そうだねー・・・んー・・・」 やっぱさすがにちょっとためらうじょりぃ。 「行こ? ふたりでのんびりしようよー」 出た。甘え攻撃。
「いいよ」
じょりぃ、あっさり陥落。
みなさんの軽蔑のため息が聞こえてくるようです。
そもそも、断りベタなんですワタシ。 許してください。 あうあう。
「ホントは忙しい?」 「たぶん大丈夫」 「泊まりたかったんだ。本当は」 「うん」 「でも、パパに訊いたら『またぁ?』って、露骨にヤな顔されたー(笑)」 「無理もないかもね」 「年に2回は無理みたい。やっぱり」
年に2回は無理というよりも。 インターバルが短すぎたんじゃないの? 今月行ってきたばっかじゃん。二人で温泉。 ムダにパパの機嫌を損ねないでくださいよ。
しかし、そんなに焦って出掛けたがっているということは・・・
「夏休みから、もう逃げ出したくなってきたの? もしかして」 「えへへー」 「早くない?」
まだ1週間しかたってませんけど夏休みに入って。根性ないですね。
「出掛ける日さー、前の晩からじょりぃがウチに泊まれば、当日も朝から時間が有効に使えるよ」 「泊まれないよ」 「泊まってよー」 「ムリ」 「ケチ」 「・・・・・」
いつもより甘えモード。 さっきまでのワタシの決心、「ナナとの時間を減らしてでも、きょんを大事にするぞ」がここでも大きく揺らぎます。
「どこに行きたいか、たまにはじょりぃが考えてよ」 「ん。わかった」 「・・・って言って、絶対考えないでしょ」 「考えるよ」 「ちゃんと考えてね。言ってくれれば、あたしが調べるから」 「ん」 「でも考えないでしょ」 「たぶんね(笑)」 「行きたくないの?」 「行きたいよ」 「バスツアーとかもいいよね。じょりぃも運転しなくていいし」 「いいね」 いいなー。バス。 二人並んで、まったりと。
ええと、まあ、そんなわけで、さっそくナナとの約束(しかも一日がかり)が入ってしまいまして。
ワタシの反省はどこに。
でもまあ、一日くらい。 ねえ。 って、ワタシ、誰に媚びを売っているんでしょう。
そしてさらに、次の日。
iプチ姫夫妻とK姫との食事会・・・というか、今回は完璧に飲み会でしたけど・・・がありまして。
ワタシとK姫、隣同士です。 向かいに、赤ちゃんを連れてきたiプチ姫夫妻。
いろんな話で盛り上がって、すごく楽しかったです。お酒も進むし。
話の流れで、それぞれの好きなタイプについて話が及びまして。 K姫はキアヌ・リーブスとSMAPの吾郎ちゃんが好きなんだそうです。 そして何をおいても「年下がいい」と。
「年上だと、あたしよりなんでもできたり知ってたりして当たり前、って思っちゃうのね」 「ほほう」 「そうすると、ちょっとした欠点も大きく見えてガッカリしちゃうのよ」 「なるほど」 「でも年下だと、できなくて当たり前だから良く見えてしまうというわけですか?」とiプチ旦那。 「そうそう。さらに言えば、年下で、なのにあたしよりしっかりしてたり知的だったりして、自分の世界観というものを持っている人が好きなの。ちょっとヘンな、変わってる人が好き」 「芸術家タイプに弱そう」と、iプチ姫。 「そうそう。弱いわよあたし。ちょっと頼りなさそうな、芸術家タイプの年下にはコロッといっちゃう」
わお。
ナイショにしていたんですが、ワタシは実は芸術家タイプなんですよって、誰も信じないと思いますけど。 今適当につくった話だと思われて当然なんですけど。 書いてて情けなくなってきましたけど。
でも、ちょっと頼りなさそうな年下、なら、すっごくワタシです。 オンナですけどねワタシ。 気にしない気にしない。
なーんて心の中で自問自答していひひひと思っていたら、K姫が「じょりぃさんて、ヘンよね」と。 「失礼ですね。ヘンじゃありませんよ。まっとうですよ」 「んー、ていうか、じょりぃさんて、ヘンなこと言うじゃない?」 「ヘンなこととは?」 「そこでそう返すの?みたいな(笑)」 「臨機応変な返事?」 「ほら、その返答もちょっとヘンでしょ」 「間違えてはいないと思いますが」 「でも、なんとなくヘンなのよ」 「ヘンですか」 「流れとしては間違えていないんだけど、なんかわざと、ちょっとずらすのよ」 「・・・それはワタシのそういうところを直せという話ですか」 おそるおそる。 「そうじゃないの。キライじゃないのよ」 「でもスキでもないと」 「好きよ。けっこう好き」 「あ。(ぽ) どもども (ぺこぺこ)」
「じょりぃさんはヘン」という話題とはいえ、「好き」って言ってもらえました。 インディアンが火のまわりで踊るような、はしゃいだ嬉しい心持ちでございます。
って、ただいま反省中のハズのじょりぃでした。しまった。ダメじゃん、自分。
そのうち話がまた変わりまして。海の話に。 「海なんてしばらく行ってないな。・・・じょりぃさんは?いつ行ったのが最後?」 「ええと、おととしの夏の終わりです。海を見に行きました」 「泳がないの?」 「水着になれませんから。 ワタシ、お風呂もダメなんですよ。知り合いとは。えへへへ」 「え? お風呂ダメなの?なんで?」 顔が怒ってますけどK姫。 「な、なにを怒ってらっしゃるんですか?」 「だって、それじゃ、一緒に入れないじゃない、温泉」 真顔。 「え?」
ど、どういう意味かな。
「えー、ごほん。 一緒に行きましょうか。温泉」 にっこり 「いいわよ」 にっこり
わお。 い、いいのかな。
「どこに、いつ行きましょうか」 「温泉より、京都がいいわ」 「いいですね。京都」 「2月ね」 「2月?」 「節分の時期がいいの」 「わかりました。じゃあ2月に、京都に」 「うんっ」 にこっ
や、やったあ。 でも、じょりい、反省中のはず・・・・・。
「ディズニー・シーも行くんでしょ?」 「あ、はい。 ええと、いつにしましょう」 「暑い時期はいや」 「ワタシも暑いのはイヤです」 「海もいいわよね」 「はい」 「でも、もし海に行ったら何するの? 海に入らないで」 「海見て、のんびりビール飲むんです」 「おもしろいの?」 「おもしろいです」 「無駄な時間じゃない?」 「ムダを楽しむんです」 「なおさら暑い時期はイヤね」 「10月はどうですか?」 「10月はけっこう忙しいのよ。 9月は?」 「いいですね」にっこり 「じゃ、9月は海ね」 にっこり
本気なんでしょうか、K姫。 絶対ワタシなんて相手にされないと思って、安心してなついていたんですけど。 一緒に遊んでくれることになりました。あらあら。
ええと、ちょっとヤバイかもですよこれって。 いえ、K姫と何かがどうなって云々、という可能性は全然ないと思うんですけど。 さすがにきょんがなんて言うかなあ・・・。 のんきなきょんとは言え、いよいよ「あたしには時間をつくってくれないくせにー」と怒るかもしれませんし。 きょんはK姫のこと、よくは思っていないので、さらに言いづらいなあ。
あ、K姫の会社の出張に同行、ということにしてしまおうかな。
いや、ウソはいかんよウソは。
それに、なんとなく。 なんの根拠もないんですけど。
ナナに知られた場合の方が厄介そうな気が。
「秋になったら海見てのんびり」も「京都行こうね」も、ナナとの約束に入っている項目。 きょんよりナナの方がそういうところにムッときそうな。
「一緒に行ってくれる人がいるんなら、その人と行けば?」って、絶対言われます。 これからの会話に、「K姫と行ってくればいいじゃん。子供やパパの顔色うかがいながら、ムリにあたしと行く必要ないと思うけど?」というセリフが出てくることが多くなるでしょう。 せっかく最近「きょんさんと行けば?」「なっちゃんだっているでしょ」というセリフがなくなってきたというのに。
とはいえですね。
K姫も、その場のノリだけで約束した、という可能性は非常に大です。 だいぶ飲んでましたし、酔っぱらっていたでしょうしね。 いくら飲んでも顔には出ない人ですが、酔っぱらってないとは言えませんからね。
おまけに、ナナもこれっぽっちもムッとしないかもしれません。 そもそもナナは、ワタシのこと特別扱いなんてしてなさそうなんですからね。 思い出しましたよ、そのつらい現実を。わははははは(乾)
ついつい、ひとりで興奮して、右往左往してしまいました。 てへへ。
そうなると一番のモンダイはですね。
おまえホントに反省してるのかよじょりぃと。 この一言に尽きるのではないかと。
反省してない自分を反省してみました。 さっそくきょんを映画に誘ってみます。 (ということで、きょんとT3観てきたじょりぃだったりします)
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