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2003年05月05日(月) 「子供の日の子供も一緒のデエト」報告

ナナに「5日は末子と3人で、電車の旅にしましょう」と言われ、
山方面に電車ということはうすら寒いだろうと、意気込んでちょっぴり厚着をして出掛けました。

時間に20分遅刻し、ナナ家につくと、末子ちゃんと次女ちゃんがお出迎え。

「じょりぃちゃん、○○○(もうひとつの候補だった子供の遊び場)の長い滑り台、一緒に滑ろうね!」

え?

電車は?

「ゴメンゴメン。次女が○○○なら一緒に行きたいっていうから、場所、変更した

そうですか。
いつもながら勝手にありがとう。

そしてワタシは厚着のまま、灼熱地獄の○○○へ。

このクソ暑いのに、両脇には常に末子ちゃんと次女ちゃんがべったりと配置。
いや、とてーも嬉しいんですけど。シアワセなんですけど。
暑いんです。
じょりぃちゃん、汗だくです。

ときおりナナが全然心配じゃなさそうに「じょりぃ、大丈夫?」と聞いてくれます。
全然心配じゃなさそうですけど、これはたぶん本気で心配してます。
「あなたのこと心配してるのよ」みたいな態度をとるのが大変苦手なナナですので、
そのへんは承知の助。

「だいじょぶだいじょぶ。倒れたらよろしく」
「ゴメン、自信ない」

何が自信ないんだおまへ。
ワタシの車で来てるんですよ。アナタたち置いて帰りますよ。
こんちくしょう。

子供たちと一緒に出掛けるときの常ですが、ワタシとナナは、ほとんど話をしません。
次女ちゃんと末子ちゃんがふたりで「じれったいから先に行ってる!」と、とっとこと走っていってしまい、
ワタシとナナとふたりで歩くというラッキーな時間が持てても、あんま話さないのです。
なんか「見えないけど、間にもう一人か二人いますか?」と、人に問われてしまいそうな、
そんな距離で歩いたり座ったりするふたりです。

これは暑いからぢゃないですよ。
なんかヘンなんですよ、これ。前から気にはなってるのですけど。
ワタシが意識しているのはもちろんなんですけど、なんかナナも、ワタシといるときだけそうなんです。

察知されて、警戒されているのか?

ということはないです。
察知はされてるかもですが、なんも警戒はしてないと思うのですが。
察知は可能性あるので、何かしら意識している部分があるんだろうと思います。

物を手渡したりするときも、お互いなるべく触れないようにしているような。
もしかして、お互い「この病気持ちめ」と思っているのでしょうかということはないのですが。

今日もですね。
ゴムみたいなも、びよ〜んとのびる材質だけでできたヨーヨーのようなもので
ワタシと子供たちで遊んでいたときにですね。
ワタシの片手が使えない状態で、そのゴムヨーヨーを外さなければならない状況になったのです。
で、「これ、外してくれない?」とナナに頼みました。

指の部分もゴムなので、指を手に取り、ゴムをびよんと伸ばしてから指から外す、というのがまあ、
普通の外し方ですこの場合。
それが

最初は自分の手をワタシの指に持っていったナナだったのですが、
一瞬止まってからその手を引っ込めて、指のところにつながっているゴムを
遠い位置から無理矢理引っ張りやがりました。
「いでででで」 無理をしてますので、ゴム、伸びること伸びること。 
ばちんっ。 ナナの手に、外れたゴムの逆襲。ざまみろ。
もっと、そっと外さんかいっ。
てか、普通に外してくれ。
そんなにワタシに触れるのがイヤですかアナタ。

話それましたが、そんな具合にいつも距離があいているのでですね、余計に話がしづらいんだとは思います。
ふたりとも、声大きくないし。てか、小さいし。

ただですね。

そんなにワタシとは「・・・無言・・・」だらけのくせに、
家族ぐるみのつきあいをしているご友人一家と会ったときのナナの饒舌ぶりは一体なんなんでしょうか。
いや、きっとワタシも同じ状況ならそうなるので、強くは言えないのですが。
それにしても、15分以上放っておかないでください。
なんというか、友情は既に深いので「ワタシ、ひょっとして嫌われているのかしら」とは全く思いませんが、
「おいっ」つう気持ちにはなります。
いいんですけどね。

まあ、そんなこんなありましたが、
とにかく灼熱の中、一日屋外で遊び倒しました。

夜はナナ家で夕飯。
食事が終わって、末子ちゃんは夢の中へ。
長女ちゃんと次女ちゃんはお風呂。パパは自室でDVD鑑賞(アダルトぢゃありませんよ)。

やっとふたりの時間です。
テレビ見ながら、どうでもいいことをおしゃべり。
テレビに出てくる人にいちいち「好き」「嫌い」のチェックを入れます。
「じょりぃはちょっと偏屈」と指摘されました。
へい、その通り。
aikoが出てきたとき「あたし、aikoって好きよ」とナナ。
「変わった顔してますが、好きですか」と失礼なワタシ。でも嫌いじゃないのよ、aikoの顔。
「顔だって、愛嬌があってよろしいんじゃないの? でも、音楽が好きなの」

めずらしい。
音楽について、ワタシに自分の意見を言ったりすることなかったのに。

「へえ。 具体的に、どの曲とかが好きなの?」興味津々のワタシ。
「わかんない。テレビとかでかかってるの耳にして、なんかいいな、って思うだけだから」
大変好もしいですね。
そういう感覚的な捉え方ができるところが、とても好きです。
「曲名もわかんないんだ?」
「わかんない。でもどの曲も聴くといいなって思うんだよね」
「ちょっと歌ってみて」
「歌詞もわかんない。歌いたくないし」
「ワタシ、aikoってなんとも思ってなかったんだけど、そう言うなら聴いてみようかな」
「聴けば。どうぞ」 <つめてい

もうワタシ、ナナが「この音楽好き」と言ってくれたことが、小躍りするほど嬉しくてですね。
実はaiko、どっちかというと好きでなかったんですが。
「カブトムシ」がキライだったんです。なんか「狙ってるな」という感じで。
でもダメ。そもそもそんなこと考えてしまうワタシが邪道なわけです。

そんな話をしていたら、きょんから
「怖いテレビ番組見ちゃって、怖くなっちゃったんだけど・・・ひとりでいるのが怖いよう。ううう」
と電話が入りまして。
きょん、たまにこれやっちゃうんですよ。
怖くなるから見るなって言うのに、つい見ちゃって、そのあと怖くてひとりでいられなくなってしまうという。
そのままナナに話を伝えて、「何見ちゃったんだろうね」とふたりで番組表チェックして、なんてことしたあと、
すぐに帰って参りました。
怖いのにひとりはかわいそうですからねえ。自業自得なんですが。

帰りの足で、早速aikoを購入。
「なかなかいーじゃん」なんて思っちゃってるワタシは、
常にナナの思い通りに動かされちまっているのでございます。
ふがいない、と思った方、手を挙げてください。

あらまあ、そんなに。

アフォなじょりぃを見守ってくださいましね。


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