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2003年05月03日(土) |
すごいCDを買ってしまいました |
本日きょんが「『ブリジット・ジョーンズの日記』のDVD買いに行きたい。つきあってくれない?」と誘ってくれたので、ひょこひょこと出掛けて参りました。
見る前は「何が30代シングルトン女性の気持ちをリアルに描いた云々だい」「け」と思っていたのですが、見てみたら意外におもしろくて、ふたりとも気に入っているのですが。 ブリジットがアフォなのが良いですね。 親近感湧く〜、なんては全然思いませんが(ひねくれてますので)、「よくやった、よくぞ太った、レニー!」という賞賛も込めての、我が家のライブラリー入りとなりました。
ていうか、きょんがコリン・ファース演じるところの不器用男・マークにメロリンラブというだけ、というウワサもあります。 確かにマークステキですけど。 なにしろ、ウチの猫に顔がそっくりなんですよ。 て、全然カンケーないですけど。
で、店に行ってみたら「少林サッカー」も置いてありまして。 きょんが「うーん。どっち買ったらいいの」とうろうろと悩み始めてしまいました。 そのスキにワタシはCDなんか見てたりしたんですが。
きょんがグズグズと決められないでいたせいで、ワタシったらとんでもないCDを衝動買いしてしまいました。 しかも2枚。
ひとつは・・・・・・・・は、はずかしい。 でも言っちゃえ。 断っておきますが、30代未満の方はご存知ないかもしれません。スミマセンねえ。
「雅夢/夢つづり」でございます。 ふ、ふる……。
当時中学1年だったんですが、「愛はかげろう」が大好きだったんですよ。 中学1年のベスト3の中に確実にランクインしてしまいますね。 もうひとつランクイン確実なのは。村下こうぞう(漢字わからん)の「初恋」。 フォークですねえ。 当時の多感ぶりがよくわかりますね。 あとは掘ちえみとか聴いてました。ダサイですね。好きだったんです。 洋楽ではビートルズを聴きまくっていたような。 そういえば、きょんはちょっと掘ちえみ似です。余談な上にどうでもいいことですが。
「夢つづり」、今聴いても良かったですよ。 ところどころ時代を感じさせる古さはありますが、基本的に単純でキレイなメロディで、今のいじくりすぎたJ-POPてんですか?にはない、誠実さがありますです。
そして、もう1枚。 こ、これは、もっと恥ずかしいんですが。 でも買っちゃったんです。欲しくなっちゃったんです。
これも、30代未満の人、スミマセンねえ。
しかも当時からアレルギーだった人もいるはず。でも言ってしまえ。
「C-C-B/シングルコレクション」でございます。
どうだまいったか。
C-C-B出始めた頃、「なんだこの歌のヘタなキテレツな連中は」と、頭の固いオッサンのようなことを思い、毛嫌いしていたワタシだったのですが、好きな子(♀)からテープをもらって聴いているウチに「なんだ、けっこういいじゃんか」なんて洗脳されてしまいましてですね。 好きな人の好きなモンは、簡単に好きになっちまうじょりぃでございます。
ワタシ、「歌詞で曲の好き嫌いを判断する」ということが音楽的に邪道な気がして、どうもこう、スナオに「歌詞が好きだから好き」と言いたくない、ひねくれた気持ちがあるんですが、C-C-Bは歌詞が好きでした。 歌は今聴いても、そしておそらく修正が施してあるだろうに、ヘッタクソだなと思わずにいられませんが、メロディはなかなかキャッチーでしたね。
と思って歌詞カードを見てみたら、ほとんどが松本隆-筒美京平の黄金コンビによるものなんですね。
松本隆。 80年代の歌謡シーンをドキドキさせてくれた人ですからね。 嫌いな人もいらっしゃるでしょうけれど、ワタシは松本隆の、誰もが「そうそう」とツボをつかれる、ちょっと「キュン」とさせつつ、市場を意識したコトバの世界に随分ドキドキさせられたものでした。 松田聖子なんかも随分彼の世話になっていたような。 筒美京平も時代の寵児といって良い人でしたからね。 けっこう企画モノだったのね、C-C-B。
いやでも、今聴くと、当時(高校の3年間くらいですか)のあんなことやこんなことが、走馬燈のようにくるくると思い出されてですね。 このままじょりぃさん、お亡くなりになってしまうのではないかというくらい、それはもうくるくると。 とてーも懐かしい気分でございます。
ワタシが特に好きなのは「不自然な君が好き」という歌でございます。 「歌詞で歌を聴くな」とエラそうに言っておいてなんなんですが(ワタシ、気付けばいつもエラそうな気が…)、ワタシと同じ年代の方には当時をしのんでいただき、「んなもん知らん」というその若さがうらやましいアナタには「これがC-C-Bですよ」と知っていただきたく、最後に「不自然な君が好き」をご紹介して本日の〆とさせていただきます。
って、ワタシ、C-C-B大好きな人みたいですね。 決してそんなことはないんですが。 でも、ゴム君の声はスキ。
シルクのブラウスを風になびかせ 無表情に海を見ているね 瞳はエメラルド ぼくのことなんか 映らないポーズして
口笛吹いて 気をひくのさ
別に嫌いなら帰ってもいいよ ぎこちない靴でついてくる君 つれなさの裏に愛をかくしてる 不自然な君がまるごと好きだよ
サガンの小説の少女のように 気難しい顔が素敵だね スケッチ・ブックにイラストとポエム のぞいたらおこるのさ
本音はぼくを 好きなくせに
素直じゃないのは お互いさまだね 軽そうに見えて真剣なぼく マシュマロのような くちびるにそっと 不自然なキスが出来たらいいのに
--------------「不自然な君が好き」
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