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2003年03月26日(水) 美人と仕事

私のクライアント先のスタッフのひとりに、とてーもキレイな人がいます。
仮にK姫と呼びましょう。そうです。姫系の方です。

K姫は今年40歳になられるのですが、まじめな話、27歳に見えます。
ちなみに23歳でも25歳でも30歳でもありません。27歳です。
シワなんて全然ありません。
低めの、しかしフェミニンな声でお話されます。
顔も雰囲気もノーブルです。
よく素敵なアクセサリーを身につけているので、K姫大好きなじょりぃは「ええと、誰かからの贈り物ですか?」といちいち聞いてみたりするのですが、K姫はにこっと微笑みながら「こういうものは全部自分で買うわよ。趣味に合わない物もらっても困っちゃうでしょ?」と優雅に言ってのけます。(実際はどうだかな)

「結婚しないんですか?」という、セクシュアル・マイノリティにあるまじきなじょりぃの質問には「他人と暮らすなんて、あたしにはできないもの。わがままなのよ」とクールに微笑みながら答えてくれます。
「もったいないですね」と、さらに無神経な発言を投げかけると「なにが?」「だってそんなにキレイなのに(これもアホっぽいな)」「それって結婚するしないの理由にならないし、ましてもったいないっていうのとは違うんじゃないの?『家事が好きなのに』とかならまだわかるけど」
誠にごもっともです。

でも、「あたしそんなにキレイじゃないわよ」とかは言わないんですね、K姫様。
自分が美人だって自覚してるんですね。憎い。

ちなみに家事は「大嫌い」だそうです。素敵。

こんな様子を見ているとですね、「もしかして、お仲間?」なんてつい期待してしまうのですが、実は若い男の子が大好きだったりします。
「若そうに見える30代女じゃダメでしょうか?」とは、さすがに「屈託ない攻撃」が得意なワタシも聞けなかったのですけど。

そんな方と一緒に仕事をする機会があるとですね、舞い上がっちゃって仕事にならないんですワタシ。
仕事人失格です。すみません。
てなわけで、ポカが多い。ドジが多い。話が頭によく入んない。

ああ、憧れの人の前なのに、カッコ悪い様ばかり見られてしまう。
K姫は仕事もたいそうできるので、ワタシも頑張りたいところですが、どうもカラカラと空回りしてしまいます。

「じょりぃさん、このあいだお願いしておいた写真、持ってきてくれた?」
「あ。また忘れてしまいました。あわあわ」<3度目
「(にこ)」<微笑みながら「ダメよ」風。

しかしなんで3度も忘れるのか自分。

たまに仕事の流れでそのままその会社のスタッフと飲みに行ったりするんですが、そこではさらに舞い上がるワタシ。

もともと給仕系のことがとても苦手なワタシなのですが、緊張のためさらに拍車が。

ワインはどぼどぼこぼすわ、転ぶわ、箸は使えないわ(それはもともと)で、おまえはドリフか状態。

しかしですよ。

自分で言うのもなんですが、ワタシはカテゴライズするならば「母性本能くすぐり系」な人間。ダメっぷりが売りです。って、そんなものなんの自慢にもならないんですけど。
そのへんがK姫の中に存在する「アネゴ」な琴線に触れるらしく、ダメっぷりを重ねるごとにK姫との距離が縮まってきました。
なにしろ、初めて会ったときは「どこのよそものがいらしたのかしら?」という尊大な態度で、口もきいてくれなかったK姫だったのですが、最近はご一緒するときはいつもそれとなく面倒を見てくださるまでになったのでございます。

そして今日。

今日も打ち合わせの後、流れで飲みに。
なんと席がお隣に。なんというシアワセでしょう。
ちなみにK姫は、お酒もたいそう強いです。うわばみです。
しかし本日の会合の酒量は並ではありませんでした。
ワタシも途中酔いすぎて、咀嚼と嚥下が困難になるほどでした。

K姫もちょっとだけ酔ったらしく。

ワタシが何かバカなことを言ったときに、にこりと微笑み、ワタシの顔を両手で包んだ後、「もう、じょりぃさん」とほっぺを軽くぽんぽんと。
「ふふ、あたし、ちょっと酔ったみたいね」というセリフがまた色っぽく。

ワタシの顔はでろりーんです、もう。
なんたるシアワセ。

この両手で顔を包まれて・・が嬉しくて、みなさまに自慢したくて、この長い文章をしたためてしまいました。
アホですねえ。
読んでくださった方、どーもスミマセン。

しかも気がつけば、携帯がない。(<って、全然カンケーない話ですが)

ああ、どこに忘れてきてしまったのか。
おまけに電源切れてやがる。探しづらいったらありゃしない。
明日は朝早くから、携帯探索の旅に出掛けます。

ああ、拾った人がメールの中身を見ませんように。
と、見栄はってみましたが、実はたいしたメールのやりとりはしていないのでした。がく。


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