へい太の日記

2005年01月15日(土) オン アイス

目を奪われるとはこのことだった
女の子を担ぎ上げて滑る男性の逞しさを見ていれば
着ぐるみを着たスケーターがこちらに手を振っている
空にはいつの間にか魔法の絨毯が用意され
王子様の隣で腰をくねらせ
魔法の絨毯に乗り込む君
その姿を見て声を上げ声援を送っていたのは
隣の暗がりの中で様子を見ていた仲間だった
出番が来た彼女たちが去った後に
座っていたのは
インカムを着けメモをつけてる大柄な女

厚い氷の上で滑る彼女たちは
華やかに見えて動かされている駒に過ぎないのか
いつでもすげ替えることのできる
そんな中 仲間内で子ども向けに出しては成らぬセクシーさに
歓声を上げる
もしかすると足下の氷は思ったより薄いのかもしれない

どっちが正しいの?
自分の個性を見いだして生かして自分が認められるような
仕事に就くこと
それとも
身に降りかかる火の粉を払いのけるように
日々我慢したり、こなしていくのが仕事なの

やる気をなくして
何もしない毎日をダラダラと過ごす
しかし何もしないから何かが変わるわけじゃなく
やらなければいけない何かが溜まっていくだけ
世の中に打って出て日本を舞台に勝負して
繋げていく拡げていく躍動がほしいと思っただけなんだけれど
その元になる個性や能力やアイディアとやらが
亡ければどうにもならないと気がついて
一番大切なのは○○探しをするよりは
耐える力を付けること、つまんなさにしょうもないことをこなす力をつけること



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へい太 [おてがみ] [へい太のほむぺ]

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