|
|
■■■
■■
■ 笑うことは正しいのか
空気がきしんでいて、肌を刺すような気がします
耳鳴りがひどくなりました 特定の場所に行くと、あるいは特定のものを見ると 浅い呼吸しか出来なくなり、その場所にいられません 駅のホームに立つ度に、次の電車で飛び込むことを考えています 毎日吐きつづけています
それでも、あなたの前では笑うことが 正しいことなのか、そろそろわかりません
笑うのを止めたらあなたを失うような気がして だけど、たまにあなたと一緒にいると暗い森の中にひとりでいるような 静かな怖さに襲われます こんなにたくさんの一緒に時間を過ごしているのに 何も話せないし何もわかって貰えない 笑うわたしを信じるあなたの存在が 双眼鏡を逆から覗いたように遠く感じられる
あなたが見ているわたしなんて とっくにどこにもいないって 種明かしすれば、虚像ごとわたしを捨てますか だけど、わたし、本当はあなたにも少し荷物を背負って欲しかった
いいところだけ撫でるように付き合い続けて ずいぶんボロボロになりました
2007年03月12日(月)
|
|
|