てくてくミーハー道場

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2019年07月28日(日) 宝塚歌劇団雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution』(東京宝塚劇場)〈予告〉

盛大に泣いた。





さすがは浅田次郎である。人の弱点()をぐいぐい突いてくる。これは敵うわけない。

もちろんダーイシ(石田昌也)贔屓であるぼくのオヤジ気質のせいもあるだろうが。

話はけっこう端折りに端折ってるのが丸わかりだったが、要所要所をびしっと抑えてたので、ラストシーンの素晴らしいカタルシスにつながった。

もちろん、「さあ幕末のお話始まるよー」と宣言しといていきなりワッカドレスの娘役が「乾杯の歌」に乗ってダンスする幕開きには「さすがダーイシ」と唸った(それダーイシか?)

そしてなんやかやあって(端折るな!)新選組登場。この群舞がまたカッコえくて、新選組ものを上演させたらダーイシの右に出るものはないのでは(いや『るろ剣』はイケコだったじゃんか。それにそもそも宝塚の新選組ものと言ったら柴田先生(哀悼)の『星影の人』を抜きには語れんだろうが)

・・・いかん、このままでは長くなってしまう。

とりあえず、最初の1行ですべてを語りつくしたといっても過言ではない名作でした。

ショーについては・・・(あれ?)いや、普通に良かったんだけど、特に感想書くほどでは。

では、本編について詳しいことはいつかまた。


2019年07月27日(土) 『嘘と勘違いのあいだで』(六本木トリコロールシアター)

邦題ださっ←





もっとも、原題の『Relatively Speaking』をスムーズに訳すのは結構難しい。直訳すると「どちらかっていえば」ってなるので、これを芝居のタイトルにしたら意味わからんくなる。

それにしても、これは何とかならんかったんかと思って観ていたが、あれ?この芝居ぼく前に観てないか?と思った。

4年前に観た『とりあえず、お父さん』じゃねーか。

このタイトルも原題の要素ゼロだけど。皆さん苦労してるのね。エイクボーンの皮肉屋さんぶりの面目躍如みたいな感じです。

で、大枠の内容は覚えていたんだけどラストシーンは忘れてたので(こういう頭の悪いところがやたら芝居観る上では意外に便利)大変楽しめました。

キャストもガラッと変わってたのでそういう意味でも楽しめた。(藤原)竜也君バージョンからはぐっと若返った分、印象も一新。

グレッグ&ジニィの若いカップルには正直未熟さを感じました。特に、グレッグがベッドの下から自分のものじゃない男物のスリッパを見つけてジニィの浮気を疑い始めるシーンは分かりにくかった(グレッグ役の辻本祐樹君のせいじゃなくぼくが鈍いせいだったのか?でも竜也君の時はここで「あれ?これどういうこと?」って思わなかった記憶が)

ジニィもなんか嘘ばっかりついてて性格悪い印象。本仮屋ユイカちゃんはこんな「この子嫌な子だな」って感じがしなかったのに(これまた新垣里沙ちゃんをディスって申し訳ない)



一方、中年夫婦の方は若返ったことがむしろ良くて、フィリップは枯れたエモっちゃん(柄本明)がやっても実感がなかったのに(失礼)、栗原英雄丈がやると、いかにも会社の若い子に手を出しそうな「オレまだまだいける」勘違いをしてる中年の色気みたいなのが出てて重畳(例によって褒めてんだか何なんだか)

チカちゃん(水夏希)のシーラは、ゆう子姐さんのおっとりぶりというか貫禄には及ばなかったが、どこか天然ぽいお育ちのよさげな女性の感じが出ていて好きになれた。

ていうか、この4人の中で、シーラだけが“嘘”もついてないしグレッグほど“勘違い”もしてないわけで。観客が一番緊張しないで観てられる人だから得な役柄ではあるんだよね。



そもそもウェルメイドの典型みたいな芝居なので、最後まで楽しく観られました。

このコヤは去年の3月にできた新しいコヤで、ぼくは初めて入ったんですが、一階がカフェ、二階が小ぶりな劇場というお洒落さんな感じ。客席に行くのに狭い階段上るしかないという小劇場な感じが若干気になりましたが、作品次第では今後も行ってみたいと思っています。

六本木行くのはけっこう久しぶりだったけど、ごちゃごちゃした界隈からは少し離れていて周辺の雰囲気は結構良かったです。


2019年07月22日(月) クリアファイルコンプリート

最近、いろんな商品のノベルティとして主流になっているクリアファイルですが(ちょっと前はやたらマスキングテープが流行ってた気がする。今も流行ってんのかな?)


正直、使う?(おい)


なんか、人によっては「いくつあっても良いからノベルティとして優れている」という感想を目にするのですが、ぼくは正直困惑している。

いや、クリアファイルはめっちゃ使う。仕事で。

で、この「仕事で」というのがミソで、ぶっちゃけ、ノベルティでもらうようなクリアファイルは、仕事では使えぬのじゃ!(怒るなよ)

ご存じのようにKinKiちゃんも、ここ数年、CDのフラインゲットのご褒美として(い、いや、違うぞそれは/汗)クリアファイルをくれるようになってるが、そして、普通に欲しいからフライングゲットしに発売日前日にタワーレコードへ行ってるが、もらった後でどうしてるかというと、普通にCDキャビンにしまい込んでいるだけだ。

そして何年かおきに取り出して「おー」と眺めてるだけだ。

まあ、ほとんどの方が、そうやって使わないでいるわけだろう。使うと四隅にシワが入るし。下手すると写真に傷が入るし。

ポリプロピレン製のデカいブロマイド(または小さめのポスター)みたいなものだ。



ま、KinKiちゃんの場合は、まさしく「ノベルティ」であって、主として欲しいのはCDの方であって、クリアファイルは嬉しいおまけという本来の役割を果たしているのだが、困っちゃうのは、「クリアファイル自体が欲しくてたまらないから、別に要らんもの(こらっ)だけども買いに行ってしまう」パターン(ていうか、これこそ「販売促進グッズ」としてのミッションなわけだが)

なんか、もう心当たりがある人がいそうだよな。

そうですよね、やたらクリアファイルくれますよね、あのお菓子メーカーは(あ、言っちゃった)

いっときうちの冷凍庫が、チョコレートアイスで満員になったことがございまして(あ、バレた)、まあ、チョコアイスはぼくの場合消費力が半端ないから特に困らなかったんですが、ガムは困った(あ、はっきり言っちゃった)

ガムは消費しないんだよお!

なのに、ガムの方がクリアファイルに使ってる写真のクオリティが良いんだよお!(文句が多いね・・・)

しかも、ガムは売ってる店がよくわかんないチェーンだったりするし。

もっとひどい(おいおいおいおい)のは、ガムどころの騒ぎでない高額(〇千円)の布製品にクリアファイルがついてくるパターンで、まあ、要る人は要るんだろうけど・・・ぼくはこっちには正真正銘参加したことないです。

でも、ここのクリアファイルが一番写真のクオリティが高いらしいですね。

よく考えたら、ぼく自身、好きな芸能人であれ、写真を眺めること自体はそんなに好きではなく(渾身の美写真ならともかく)、動いてるものの方にしかあまり興味ないので(だから録画がたまる一方なんだよな)ポリプロピレン製ブロマイドを集めまくる行為をさほどしないのはそのせいってのもあるんだろう。なぜか味の素商品はやたら買っちゃったけど(あれなんか、15個ぐらい買ってA5サイズのクリアファイル1枚だったぞ確か。なぜ参加した?)





なのに、そんなケチ()なぼくが、配布期限ギリギリまでかかってあちこちのローソンをはしごして集めてしまったのが、








ごめんなさい。

可愛さに負けました。

これこそ使い手が全くない()A5サイズのクリアファイル。

しかし、デスクに置いて眺めているだけで(実は・・・PCの立ち上げ画像もこのキャラだったりする)癒される。

リポビタンDで集めたドラゴンボールキャラのクリアファイルは受け狙いでたまに社内で使っているが(「絶対に後で返せよ」という注意事項をつけて)、これは純粋に「眺める」のが主な使用例である。

まあ、コウテイペンギンちゃんのクリアファイルは、明治のチョコレート(ロッテのライバルであるが)を3個買うと1枚もらえたので、これはぼくにとっては楽勝過ぎるミッションであった(総計21個のチョコレートは順調に消費中)

2年前のロッテキシリトールガムが未だに2本残ってる(!)のとえれえ違いだ(・・・ガムの歯ごたえが消失してるぞ多分)

このほかにも、職場から一番近いコンビニがファミリーマートだったからに過ぎないので中途半端に集めてしまったBT21ファイルは、3枚ぐらいで終わってしまった。



羽生君関連はまたこれからくるんだろうか。ガムだったら参加しないぞ(おいこら)

夏だからチョコはないだろうなあ。今年はアイスはなさそうだし。シーズン佳境の10月以降にガーナ来るかも。そしたら参加します。よろしくお願いします。←


2019年07月21日(日) 藤間勘十郎文芸シリーズ其の四『怪談 牡丹燈籠』(三越劇場)〈予告〉

実は今日は「総司忌」のはずだったのだが(実際の沖田総司の命日は慶応4年5月30日(旧暦)で、新暦に直すと7月19日にあたる)、昨日「何時ごろ(お墓に)行けばいいんだっけなー」と思って主催者のホームページ見に行ったら「諸事情により中止となりましたので来ないでください(意訳)」と書いてあった。

新選組にはまって早三十余年。総司のお墓のある麻布専称寺には一般人は入れないことを知っていたので、この「総司忌」に行けるチャンスを数年前から狙ってて、今年はやっと都合がついたというのに・・・。

まあいい(あっさり)

いずれまた機会があるであろう。





というわけで(どういうわけだ)、お墓参りを断念したその足で怪談を観に来ました。

幽霊は足がないはずなのにカラーンコローンとぽっくり下駄の音を響かせてやってくるお露ちゃんの幽霊でお馴染みの(?)「牡丹燈籠」でございます。

目当てはお露ちゃんじゃなくて(ミミちゃん(舞羽美海)ごめん)、お峰伴蔵夫婦のみっちゃん(北翔海莉)と北村有起哉丈。

予想通り北村君がめっちゃうまい。お父さん(北村和夫)の若いときは知らないんだけど、やっぱ似てるのかなあ。ぼくには映画で観た西村晃さんにイメージ寄せてるように見えた。

みちこは、ちょっと苦言になってしまうが、男役時代のノリで軽妙な芝居を女役としてしようとするとスベりがちになる(とぼくには思える)

真面目に端正にやってる方がいい。今頃だけど、この宗家シリーズの『恐怖時代』『多神教』も観に行きっぱなしで感想書いてないので今頃ちょっとだけ書くが、その時のみちこの芝居も、笑うべきでないところで笑っていたところがあって(そこは宗家の演出と僕の感性との食い違いなのかもしれないが)ちょっと気になった。

みっちゃん大好きなぼくとしてはちょっと不満ではあるが、彼女の卒業後の作品を何本か観てきて、未だあまり納得のいく傑作には出会えていない(一番良かったのは『パジャマゲーム』だが、あれもダンスと歌が良かっただけで、芝居の解釈には今一つ納得いってない)

もちろん、イーストトレジャー大作で主演やるばかりが卒業生の“成功”ではないのはちゃんと解っておる(こらこらこら)

もちろん今後もずっとみちこを見守り続けていくことにやぶさかではない。いつか「これだ!このみちこが見たかった!!」という作品に出合えるまでしつこく追っかけるのでそのつもりで(なぜ脅迫?)



演出や他の出演者に関してはいずれ気が向いたら。


2019年07月13日(土) ミュージカル『王様と私』(東急シアターオーブ)〈予告〉

二週間してまたオーブに来た(^^;)

トニー賞ミュージカル部門主演女優賞ノミネート6回受賞1回のバリバリ現役ブロードウェイ大スターのケリー・オハラ様がアンナ夫人!

“世界の”ケン・ワタナベがキング!

ぼくにしては珍しく、チケット発売になってすぐに買ったもんね(謎の自慢)




『PIPPIN』と対照的に、スタンダードの極みともいうべきスタンダードな演出でしたが、なんだこの安心感←

なぜかボロボロ泣いたぞ。

なぜ泣いたのかは、後日加筆します。

いやー観れて良かった。本当に(もう理由書いちゃったじゃないか)


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