てくてくミーハー道場
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2019年03月31日(日) |
ミュージカル『ふたり阿国』(明治座)〈予告〉 |
これって、かつて木の実ナナさん主演で大評判だった『阿国−OKUNI−』のリメイクだったんすね。
あー、観とけば良かった(意味深)
つづきは、後日(←このフラグは・・・)
2019年03月30日(土) |
『Gran Tango NATSUKI MIZU Con FEDERICO PEREIRO Cuartet』(イイノホール) |
めっちゃ素敵やった。
ちかちゃん(水夏希)、良い仕事してはるわー(なぜ関西弁?)
本場(ブエノスアイレス)から招聘のバンドがもうくろうとって感じで。
そして男性ダンサーたちの体幹のすばらしさ。あの独特の体の使い方って、本当に他のジャンルのダンスにはないもので、禁欲的でいながら色気ダダもれで、たまらんものがあります。
女性ダンサーたちも日本人のタンゴダンサーなのかと思ってたら(視力の関係で顔が判らなかった)全員元ジェンヌじゃないすか。
ぶっちゃけ、タンゴって、タカラヅカでダンスやってたからってそんな簡単に踊れるものじゃないと思っているので(タカラヅカでのタンゴやスパニッシュって、あくまで“それ風”だから)、こんなに本物の男性ダンサーたちと遜色なく踊れている彼女たちを見て、ちょっとびっくり。
パートナーが本物の男性だからってのもあるのかもしれないけど、まさに羽根が空中をひらひら舞っているような、体重ゼロ理論()みたいな軽やかさに目が釘付けになりましてん。
まあ、ぼくは見巧者でも何でもないんですが、一応“本物”は昔観たことあるので。
ちなみにまさえちゃん(舞風りら)だけは一幕目に“クラブ歌手”みたいな役で出てきたのですぐ判りました。
彼女は本当は地声が低いんだよね。現役時代は娘役ソプラノの無理なキーで歌っていたので「歌は下手やな」と思ってたんだけど(ごめん)、自分のキーで歌うと上手なんですね。色っぽくてステキでした。
そしてもちろん得意のダンスでは、体はすごく小さいのに芯がピシッとしてて大人の女を感じさせるあたり、フィギュアの宮原知子ちゃんみたいでした。ミス・パーフェクト!←
さて、肝心のちかちゃんですが、冒頭、ディートリッヒみたいな“半”男装で出てきた瞬間からその倒錯的な色気にヤラれっぱなし(すみれコード無視の感想)
これ言うといろんな方面から怒られそうだが・・・なーちゃん(大浦みずきさん)の面影がチラつく(;;)
なーちゃんも生前、「これからタンゴを本格的に勉強したい」って言ってたんだよね。ちかちゃんにそれを背負わせるつもりは毛頭ないんだけど。
もちろん、ちかちゃんはちかちゃんとして大好きなので(実はちかちゃんも、退団してからの方が断然歌が上手くなったと思う)、今後も彼女の活動を追いかけていきたいと思っていますが。
ゲストシンガーはどの人も聴きたかったんだけど、平日は行けなかったのが悔しい。でも、今日のウタコ(剣幸)さんだけでも充分満足。
ウタコさんも、現役時代はそんなに(こら、しつこいぞ)
タカラヅカって、本人の本来のキーで歌えないのがネックなんだよねえ。
まあ、今更それ言ってもしかたない。
今になって聴くウタコさんの歌は、現在の声の艶に加えて、現役時代と変わらぬ温かさと包容力をたたえており、大変素晴らしゅうございました。
ところで、ちかちゃんがブエノスアイレスに行くきっかけになった“友達”って、もしかしてゆみこ(彩吹真央)かなあ?的外れかもしんないけど、ゆみこが『ロコのバラード』を演った時期と何となく重なる気がするので。
その『ロコ』を今回はちかちゃんの歌で聴くことができ嬉しかったです。
ぼくの頭ン中では宇野昌磨君がすんごいスピンしてました(≧∇≦)
そういやタンゴ使うフィギュア選手って多いんだよな。即カッコ良さを表現できるからかしら(問題発言?)
いやいや、音楽に負けずに体で表現するのはどんなジャンルだって難しいもんです。
目の前で見て、よーく実感しました。
あー、カッコ良かった。
春分の日がめっちゃ暖かくて風は強いし花粉は飛ぶし、一気に桜が咲くかな、と思っていたら、その翌日から今日まで花冷えが続いています。
花粉は飛んでるけどね。
そんな、特にてくてくもしていない今日、なんでエントリしたかというと、新元号が来週の月曜日に発表されるので、ぼくもミーハーにちょいと予想しとこうかなと。
多分、「カ行」で始まる言葉だと思う。なんとなく。
外れても反省しません(は?)
当たっても誰も何もくれないし。
まあなんでかというと、明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)と、略したときにカブらない文字というと、ア行(A、I、U、E、O)、カ行(K)、ナ行(N)、ヤ行(Y)、ラ行(R)、ワ(W)になるんだけど、NはMと紛らわしいし、「平成」が「ヘ」で力の抜けた(おいこら)言葉だったので、次回はもっと力のこもる若々しい響きの元号が良いんではないかと。
もにゃもにゃした響きはあまり望ましくないんではないかと。
世間では世界情勢が不安定ということもあって、やさしい穏やかな響きの言葉の方が良い(こういうのをコトダマ信仰って言うのかなあ?)という向きが多いみたいですね。
そういう人たちにとっては破裂音である「カ行」はよろしくないみたいですね。
ま、しあさってになればはっきりすることです。
各種年号表記の変更業務にかかわる皆さん、ご苦労様です。
実はぼくは仕事でも生活の中でもあんまり元号は使わないのですが(西暦表記なので)、しばらくは面白がって使うかもね。なんせミーハーですので。
どんな言葉になるのか楽しみに待ちましょう。
2019年03月27日(水) |
『フランク・ワイルドホーン presents Special Musical Concert in Japan 2019』(Bunkamuraオーチャードホール)〈予告〉 |
オク・ジュヒョン姫の歌が聴きたかったのにぃ〜〜〜っ!
(公演直前にインフルエンザに罹ったそうで休演でした)
でも行った。もったいないから。
まあ、行けば行ったで楽しめました(出てた人たちに失礼だろその言い方)
いや、本当に楽しかったです。
フランクさん、未だにたかちゃん(和央ようか)を溺愛中で安心(それもまた失礼だろ)
上演中「TAKAKOv」を連発してたんですが、よく考えたらヅカオタ以外のお客さんは、「タカコ=和央ようか」って理解してなくないか?何のことだと思ってなかったか?
というのも、休憩中にロビーで「このワオウさん(オイ)て人は宝塚の人だったのね」「男役だったのかしら」「立ち方が男役よね」てな会話が聞こえてきて、
「たかこの現役時代を知らんお客さんがいる!」
と仰天してしまったからであります。
どうする?フランクさん(関係ないがな)
ワイルドホーンナンバー以外もやってくれたりして、すごく楽しめた公演でした。ジュヒョン姫がいなかったことを除けば(しつこい)
あ、ぼくにとってのワイルドホーンナンバーベスト3のひとつ「The Mad Hatter」(『Alice in Wonderland』)が聴けたのも嬉しかったな。
気持ちがとっ散らかっているので、落ち着いたらまた続きを書きます。
2019年03月23日(土) |
宝塚歌劇団星組公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS〜星たち〜』(東京宝塚劇場) |
なんで今頃こんな古い作品の再演を?!
食指が動かねえ・・・
油断してたらさゆみ(紅ゆずる)が退団を発表!
いきなりプラチナチケット化!
なんか納得いかない・・・
なんとか手に入れて観に来てみたが、やっぱり心配しかない。←
でもウエクミ(上田久美子)が熟練のリメイクをキメてくれるかもと期待。
・・・なんと菊田一夫センセイの当時のままの内容だった!
セリフのレトロさが逆に新鮮かも(←)
でもやっぱカビくさ(ピー)
結局“正統派男役”になれずに終わるのか、さゆみよ〜♪(←チャラけるな!)
カイくん(七海ひろき)も、結局中途半端に終わった気がする・・・寂しい。でも、笑顔で見送ってあげたい。これまでよく頑張った。
まこっつぁん(礼真琴)だけが、ぼくの今後の星組への希望(はっきり言うなあ)
ところであーちゃん(綺咲愛里)のあとを継ぐのって誰?あの妹役の子(有沙瞳ちゃん)?(相変わらず娘役に愛がないなあ)
ラストシーン、ぼくのヅカ友をはじめ周りの人たちがみんな啜り泣いていたんですが、ぼくは一人ぼけーっと観終わってしまいました。
まさに古色蒼然といった感じの今作品(とぼくには思えました)
マルギットが怒りにまかせてピアノを弾き倒すシーンなんか、ぼくにはギャグにしか思えない。大映ドラマだろ、あのノリ。
ぼくがひねくれちゃってるのかなあ。なんか、寂しかったです。
さて、ショーの方は、構成・演出:中村暁と聞いて、“あの”予感しかしませんでした。
そうです。タカラジェンヌK-POPアイドル化計画です。
その予感通りでした。
どこまでK-POP推しでいくつもりなのか中村A。正直ぼくはBTS(防弾少年団)が何人組かすら知らんので、もう付いていけんのだが。
あと、最初の方のJ-POPメドレーもなんだかなーて感じ。
タカラジェンヌって、なんでこうもイマドキの歌と水と油なんだろうかまこっつぁんを除いて。←
そのまこっつぁんにも“トップ男役”としての見逃せない弱点があることがショーになるとくっきり見えてきて。
そう、スタイルよね。そんなに背低いかなあ?とこれまで思ってたのだが、今回の公演ではすごくはっきりそれがバレたというか。こ、これはちょっと早急に(トップ就任が目の前に迫っているので)ごまかし方を覚え・・・いや、その(大汗)
本編では「なんじゃこりゃ」な状態になることが多かったさゆみですが(言いたい放題)、ショーになるともうそらスタイルの良さがめっちゃ際立つ。
中盤の金色の総スパンのエンビなんていう「これぞタカラヅカ」な衣裳の似合うこと似合うこと。
似合わない衣裳はないんじゃないか、ぐらい優れた体形は、それだけでも才能のひとつなのだと教えてくれたと思います。
と、星組の行く末を案じあたふたしてたらとうとうみりお(明日海りお)が退団を発表!
・・・ついに来たか・・・その時が。
まあ、みりおに対しては、『ポーの一族』のエドガーという大傑作を残してくれたことにより心残りはありません。ほんとうにありがとう。
て、安心するのはまだ早い。
サヨナラ公演のチケット、買えるよね?大丈夫だよね?(泣)←いやその前に『CASANOVA』だろ?!
2019年03月21日(木) |
「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」(歌舞伎座)〈予告〉 |
『三月大歌舞伎』じゃないところがミソで、未だに歌舞伎座に半日どっぷり滞在する余裕は取り戻せていないんですが、今回この幕だけはと一幕見で観劇。
なんてったって、勘太郎の小四郎ですからな。
(以下、ちょっと確認したいことがあるので後日)
2019年03月18日(月) |
青蛾館創立35周年記念公演『毛皮のマリー』(東京芸術劇場 シアターウエスト) |
オリジナルバージョンと未発表ラ・ママバージョンを昨日今日連荘で観に行きました。
本当は加納幸和御大が出演する昨日のオリジナルバージョンだけにしようかと思ってたんですが、それを観たら俄然ラ・ママ版も観たくなって、急遽当日券で拝見。
ラストシーンまでは脚本は同じで、欣也(今回のパンフレットでは役名は「美少年」)が自分の出生を知るところ以降が違ってた。
で、衝撃のラ・ママ版の終わり方に新鮮味はあったが、こういうのはスタンダードになって残ることはなさそうだな、という感想。
やっぱりオリジナル版の方が収まりが良いっていうか、物語の主題がはっきりしてるっていうか。
だけど、ぼくにとって一番衝撃というか嬉しかったことは、中村中というすごく素敵な“女優”に出会えたこと。
シンガーソングライターが本職だと思ってたんですが、舞台もけっこうやってるんだね。
実はオリジナル版で紋白(今回のパンフレットでは「美少女」)を演ったのが日出郎で、「ちょっと待てよ?この紋白って役は“女”なんだよな?この話って男とおかま(とあえて書きます)しか出てこない話だけど、紋白は女だから、それでマリーに嫌われるんだよね?」と若干混乱。
だって、日出郎くんが、他のどの出演者(マリー役ののぐち和美除く)よりも“おかま”然としてるんだもの。
わけわからんくなってしまった。
そこへ中村中ちゃんが紋白で登場したもんだから、「ああよかった。ぼくの認識は間違ってなかった」と安堵(いや、いろいろ間違ってるぞ?)
紋白は、マリーが精魂込めて欣也を「一人前の男娼」に育て上げようとする温室の中へ入り込んだ、憎むべき“外界”からの闖入者であり、いらん“常識”を欣也に教え込むスノビズムの象徴のようなもの。とぼくは解釈しているのだが、その紋白を演じたのが、どちらのバージョンでも一番スノビズムから遠いところで生きている役者だっていうのがわけわからんくて趣深かった。
さて、『毛皮のマリー』は今年、どういうわけか次々に上演されます。
来月は“本家”美輪明宏センセイによる(多分)お耽美バージョン。
実は、ぼくがこれまで観た唯一の『毛皮のマリー』は、はるか大昔()の1994年に上演されたもので、いしだ壱成が欣也を演ってたんだからすごいだろ(誰に言ってんの?)
そのころすでに美輪サンはすっかりふくよかになっておられて、冒頭のマリーの入浴シーンに、まだ“心の目”でエンゲキを観る能力を持ち合わせていなかったぼくは「・・・」となったのを覚えている。
それに対する、いしだ壱成君の脚の白さ細さが、この後の欣也の運命を如実に示していたように思えてそそられました(オイ)
まさか壱成くんがあんなその後の人生を辿るとは(コラ)
対して、美輪サンが勇ましくもあでやかに“美輪道”を突き進んでいることを考えると、ぼくの不明を恥じるばかりです。
今はこんな話をしている場合ではない。(やっと気づいたか)
で、美輪バージョンの次には加納御大率いる花組芝居版が6月に上演される。
今回「醜女のマリー」を演じた加納さんが、自前の劇団では当然毛皮のマリーを演るわけですが、こちらももちろん一筋縄ではいかない演出でしょう。
実は前回(2015年)上演されたときには、行きたいと思いつつ観そびれてしまっているので、初見になります。浄瑠璃が入るので音楽的に面白くなりそうで期待しています。
とまあ、話がとっ散らかったけど、要するに一番言いたかったことは、
「中村中、良かったなあ」
ということです。
ここまで名前が出てこなかった役者たちについては、ごめん、特に語りたい人はいないのだが、何人かゾロゾロと出てくる“男娼”たちのうち、ピンヒールを履いていた人が二人いて(ほかの人たちは、派手なエロい女装をしてる割に、動き優先なのかほぼペタンコ靴だった)、そういうところにぼくはぐっと惹かれてしまうので、名前を覚えておけば良かったな。
男の肉体がピンヒールを履くときの苦痛はぼくも想像がつくので(ぼく自身、パンプスでさえ半日履いてると足指、かかと、ふくらはぎ、腰、頭まで痛みが満ちてくる)ムリは言わないが、その分、ピンヒールを履いてたそれだけでその努力を讃えたいと思った。
あっそうだ、『キンキーブーツ』のチケット手配しないと(結局話がとっ散らかるな)
2019年03月17日(日) |
『DOWN TOWN FOLLIES Vol.11〜Four Fools Strike Back〜』(ルミネtheよしもと) |
この日のエントリで書いたように、数ある日本のエンタメ舞台の中でもぼくが一、二を争うほど好きなコンテンツであります。
(でも全通はしないあたり薄情ですみません。だって、ほかの舞台も観たいんだもん←)
しかも今回「Vol.11」なんだけど、そのうち5公演ぐらいしか観てない気がする(薄情者!)
やるのを知ってたら必ず来るんですけどね、知らないうちに終わってたりすることがあるので(アンケートを書けよ!そしたら案内が来るだろ!)
すみません(言うほど惚れ込んでないな・・・?)
そんなことないです!もう大好きです!
さて、今回の出演者は、この座組の女神・島田歌穂ちゃんに、日本随一の女性エンターテイナー・北村岳子女史、ダンス番長・平澤智に、今回初出演のHIDEBOH(最年少51歳!←←←)という布陣。
見えやすい字では書けないので見えにくくしますが、ぶっちゃけぼくはタマちゃんよりもHIDEBOHのタップの方が断然好きでありまして( ̄  ̄)
今回のキャスティングを知ったとき、正直「ヤッター!」と思ったのであります。
『CLUB SEVEN』も行くからこれ以上は書けない・・・
んで、今回もトクホン姉妹やショービジネス専攻の島田准教授、例のファビュラスなあの方、のりお君など、おなじみのキャラも登場しましたが、ネタはすべて新作!
舞台化が決まった“あの”大ヒットミュージカル映画(2本)のネタもそそくさと取り入れた、さすがは高平哲郎先生の瑞々しくも昭和な(おい)感性に彩られた中高年感涙のショーでした(持ち上げるか下げるかどっちかにしろ!)
いやもちろん上げているのです。アゲアゲであります。
とにかく出演者全員の圧倒的実力にやられっぱなしだったのですが、やはり最後にじわっと感じたのは、
「歌穂ちゃんカワイイ・・・うちに一個ほしい(←危険思想)」
ということでありました。
あんな美声の可愛い小鳥ちゃんが家にいたら、さぞ癒されるだろうなあ(また危ない人になってる/汗)
実写版アッコちゃん(c 赤塚不二夫)の可愛さにはリアルでびっくり仰天しました。いやもちろん映画化だったら話は別だろうけど(黙れ)
HIDEBOHのお笑いなしのガチタップナンバーも本当に素敵だったなあ。
たったひとつだけ不満を挙げると、「黒澤 the MUSICAL」()の『七人の侍』では、例の土砂降りシーンに合わせた「雨に唄えば」を再演してほしかった。あれ大好きだったんだよな。
全編新作というのが今回の売りだったので諦めましたが。
あー、こういうのをアンケートに書いてくればいいんだよな。ダメだなあ気づくのが遅くて。
さて、次回はいつだろう(もう?)
見逃さないようにしないと。
2019年03月13日(水) |
Can Do(感動)した!〈予告〉 |
基本的にこのブログでは、行った舞台やイベントの名称をその日のタイトルにしてるんですが、今日のは完璧文字数オーバーになりますので、こんなタイトルにしてみました。
決して百円ショップで買い物した話ではありません(多分判っていただけてると思いますが)
行ったのは、
ファンのみんなで喜矢武さんの34歳の誕生日を祝っちゃおうよパーティー
〜生バンドカラオケ大会&トークショー〜(新木場STUDIO COAST)
ですっ。
喜矢武豊さん改め喜矢武(喜屋武)豊さん(余計書きづらいわ!←)の34歳二日前に、ぼくも初めて現地でお祝いする栄誉に浴しまして、二日連荘で終業時刻直後に職場を飛び出した元気なアラカン。我ながら楽しい人生を送っております。
新木場STUDIO COASTは初めて入るハコでしたが、今回は整理番号が「ぼく、もしかして最後から2人目じゃね?」ってくらいすごい番号だったので(実際は最後の20人ぐらいの中の一人だった)一番後ろで観させていただきました。
なので、現場にいるのにほとんどビジョンの画面でしか喜矢武さんを見られなかったんですが、“その場にいられたこと”が心底嬉しかったです。
とにかく、このイベントに参加できたおかげで、これまで以上に喜矢武さんを好きになることができました。
ファン想いだし、見かけによらず()真面目だし、友達つくるの上手だし、器用だし、女装が似合うし()、サイコーの男です。
ぜひ幸せになってほしいので、女で失敗しないようにと心から祈っています(黙れコラ)
特に、早乙女太一君の飛び入りには、様々な意味で心からキャン動しました。
おっと、忘れるとこだった。
行った証拠 ↓
2019年03月12日(火) |
宝塚OG 毎日希望奨学金チャリティーコンサート『忘れない−天国の大切なあの人へ−』(Bunkamuraオーチャードホール) |
こういうコンサートをしていることは知らなくて(去年も今ぐらいの時期にここオーチャードホールでやったそうだ)、今回初見参。
東日本大震災で“大切な人”を亡くした人たちが、その大切な人に宛てた手紙を投函する「漂流ポスト」というのがあり、そこに集まった手紙を出演者が読んだり、歌を捧げたりするコンサートでありました。
出演者は、みちこ(北翔海莉)が前回からの続投で、他は今回初出演の方たち。カリンチョ(杜けあき)、ずんこ(姿月あさと)、かしげちゃん(貴城けい)、となみん(白羽ゆり)というメンバー。
ナレーターとして、イケボ代表・豊永利行君が出演しました。
彼も最後に「見上げてごらん夜の星を」をOGたちと一緒にご披露。
コンサート自体の感想は省きますが、終演後にロビーで出演者が募金を受け付けるってことを最後にアナウンスがあって、何度か書いてますがぼくは柄にもなくめちゃめちゃ恥ずかしがりやなんで、ただのお見送りだったらすぐ逃げて帰ってしまうんですが、「募金」てことだと生来のええかっこしいが頭をもたげてしまい、恥ずかしさをこらえて募金の列に並びました。
募金箱は3つあったんだけど、みちこの前の箱にのみ奮発して(おいこら)
「カ、カ、カ・・・カンドーシマシタ」
と蚊の鳴くような声で話しかけたら、ニッコリ微笑んでくれました!!!(#∇#)←平和な人
あー行って良かった。
数日前にみちこがらみのニュースでオロオロしてたんですが(その件は今は言うな!)それがふっとびました。
・・・まあ、しっかりしてねお母さん(だから今は言うなっての)
よし、次は明治座だ(結局みちこのことしか書いとらん)
2019年03月10日(日) |
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(東京国際フォーラム ホールC) |
上演を知った時にはキャスト網羅するつもりだったのだが、なんやかんやしてるうちに東京千穐楽!
トシのせいかかつてほどの熱意がなく、「今回は観れなきゃ観れないでいいかあ・・・」と思っていたのだが、やっぱ初お目見えの葵わかなちゃんと、おさ(春野寿美礼)のキャピュレット夫人は見ときたいなあと、ダメもとで当日券の列に並びました。
こういう無欲(?)な時に限って手に入っちゃうもので、無事ゲット。
いやー、若いっていいね。(何だその感想)
大人組キャストの皆さんはもちろんそれぞれに遺憾なく実力を発揮しておられたのですが、若者チームの皆さん(アンサンブルっつうかダンサーの皆も含めて)の熱量のパねぇこと!
めっちゃすがすがしい観劇後気分を味わえました。
しかし何なんだ今の若い子(視点がすっかり年寄り)のビジュアルのレベルの高さはよ。
おそらく、歌唱力やダンス力は当然のこととして、キャスティングするときに身長で選別したんだろうなあってくらい皆高身長(ジュリエットのみロミオとの対比のため低身長に限定した?ただし木下晴香ちゃんは除く)
わかなちゃんは、見た目通りのかわいらしい澄んだ歌声でピッチも悪くなく、合格。そして、素の芝居もうまかった。ストレートプレイのジュリエットも見てみたいな。この子なら、シェイクスピアの無駄な修飾語満載(おい)のセリフも、うまく消化して表現できるような気がする。
おさのキャピュレット夫人は、歌は申し分ないのだが、かなめちゃん(涼風真世)の悪女的妖気やたぁたん(香寿たつき)の極妻的貫禄(おい)が感じられず。
ただ、モンタギュー夫人を演ったそんちゃん(秋園美緒)とのバランスが良く、キャピュレットとモンタギューの長年の諍いに唯一心を痛めているのがこの母親二人なんだ、ってことが伝わってきて良かったと思います。
そして、今回ぼくがお初だったもう一人のメインキャスト、マーキューシオの黒羽麻璃央君。
いやー、イキってたなあ(笑)
キレまくりマーキューシオ。
頭の悪いヤカラみたいな(オイ)イカレっぷりが突き抜けててカッコよかった。
今や有望ミュージカル男優をザクザク輩出しているテニミュ出身らしいのですが、デビューのきっかけは、美少年発掘コンテストであるジュノン・スーパーボーイ・コンテストだそうです。
この画数の多い()名前は本名だと知ってこれまたびっくり。
キラキ(略)
いやいや、“マリオ”は日本(任天堂)が生み、海外のたくさんの人たちからも愛されるヒーロー!(田代万里生君もいるし^^)
その名のように羽ばたいてください。またどこかの舞台でお目にかかれますように。
2019年03月09日(土) |
ミュージカルレビュー『KAKAI歌会2019』(三越劇場) |
『ダウンタウン・フォーリーズ』と並んでぼくが大好きなシリーズでございます。
歌唱力には折り紙付きのミュージカル俳優さんたちが、本意気で“音楽で遊ぶ”レビュー・ショーの第四弾。
今回は人数も増えて(総勢9人)、チラシを見ると、出演者の横に謎の数字がそれぞれ記してある。
行って分かったのだが、この数字は、彼らの出身地の「市外局番」だそうである。
つまり、各々が自分の出身地に誇りを持ち、故郷を守るために戦うというのが今回のコンセプトらしい。
ただ、そのコンセプトにこだわってたのは、オープニングナンバーだけであった。
ちょうど(?)9人だったので、サイボーグ009的なビジュアルイメージであったのだが、全編それで通したわけではなかった(いきなり不満書くなよ)
いや、不満じゃないっすよ。面白かったし。
そして、第一回に出演していたキーヨさん(今井清隆)が復帰。\(^^)/ヤッター!
本物のOG(タキちゃん=出雲綾、あゆっち=愛加あゆ)を迎えてのタカラヅカパロディでは、原田薫さんの昭和臭プンプン(こらっ)のトップ男役・風見鶏烏骨鶏(なぜニワトリという字が二つ・・・?)の見事なきざりっぷりに、越路吹雪さんの面影を見ました(いや本気で)
もちろん今回もぼくの大好きなヨーヘイ君(泉見洋平)もご出演。
ただ、今回は「KAKAIザ・ベストテン」がなかったので、ヨーヘイ君のヒデキが聴けなくて残念であった。
とにかく出てくる人出てくる人みんな歌がうまくて、いわゆる「耳がしあわせ」状態。
そして観劇の前には三越本店のデパ地下一周で「目と舌がしあわせ」状態。
楽しい土曜日を過ごさせてもらいました。
2019年03月02日(土) |
『唐版 風の又三郎』(Bunkamura シアターコクーン) |
ちえちゃん(柚希礼音)はもちろんなんですが、今回は特に窪田正孝君を目当てにやってまいりました。
当時すごく感動したくせにエントリしてないのですが、2013年に上演された『唐版 滝の白糸』を観たときに(お目当てはゆーひちゃん(大空祐飛)だったんですが)窪田君のアリダ少年にすっかり感心してしまいまして、以来、窪田君の舞台はマストだな、と心の準備をしていたにもかかわらず、テレビや映画にしか出てこないのを歯がゆく思っておりました。
そんなに見どころのある俳優さんなら、テレビドラマも視たらいいじゃん、とお思いでしょうが、そしてぼくもそう思うんですが、テレビドラマって、どうしても「日常」の中で「何かのついで」に見るという感覚が抜けなくて。
気が付くと見逃がしてしまう。
あ、でも『アルジャーノンに花束を』は視たっけ。原作が大好きなのと、主演のP(山下智久)目当てだったけど()
あのドラマも良かったな。窪田君はもちろん、Pもすごく良かった。意外と演技力あるんだなと思った(一言余計だ)
話がそれた。
んで、今回。窪田君への期待が全く裏切られなかったことに、嬉しさがこみ上げております。
役者の演技力を言葉で分析するのはすごい野暮なんだけど、特に窪田君の芝居力は、とても分析しようがないという感じがある。
「あれ?なんかここ、違うくね?」
みたいな違和感を一切抱かせない、りきみのない力。
よくわかんないけど、すごい子だ(語彙力なさすぎだろ)
関係ないけど、彼は何と来年のNHKの朝ドラで、わがふぐすまの偉人・古関裕而先生を主役として演じることになったそうで。
めっちゃうれしいっす。ふぐすまではここ数年間、古関先生ご夫妻を朝ドラの主人公に!とキャンペーン張ってきたんで、それが実現したのもうれしいけど、窪田君が演じてくれるってのも光栄であります。
ヒットしますように。
(閑話休題)だが、やっぱちえちゃん(が主役)だったな。ぼくには。
ステージに目をやりながら、何度心の中で「ちえちゃんカッコいい!」「ちえちゃん素敵!」とつぶやいたことであろう。
登場シーンの「ぼく、風の又三郎です」の瞬間から既に心わしづかみ。
そして、ズボンを脱いで真っ赤なシュミーズ(スリップドレスとかいう粋なものではないらしい)姿になった瞬間のフェロモンむんむんな美女っぷりに、ぼくの中のエロオヤジが大興奮(あぶねえなお前)
今回ちえちゃんは、男役(少年役と言え)、美女役、ダンス、歌とそれこそ八面六臂の大活躍で、初演の李麗仙(当時の芸名は李礼仙)はこんな高スキルの女優だったのか、と逆の変な感心をしてしまったぐらい(だからこそヅカOGが重宝されるんだろうなあ)
ぼくは李さんのナマ舞台は『近代能楽集』の「卒塔婆小町」しか観た記憶がなく、これもちょっとお年を召されてからだったので、この、エリカとか、『唐版 滝の白糸』のお甲さんとかがどんなだったかの想像がちょっと難しい(この日のエントリご参照)
李さんはヅカ出身ではないので、舞台で男装したとしても、いわゆる“男役のスキル”でやってたわけではないだろうから、ヅカオタから見ると、えもいわれぬ奇妙な(失礼)感じがしたんだと思う。
むしろその奇妙さが、このエリカという役の魅力だったんだろうと。
そう考えると、男装が板につきすぎてる“元男役”がこの役をやることは、果たして良いことなのだろうか・・・とも思ってしまうな。あまりにも違和感がなかったので。
関係ないけど(関係ない話ばっかやな)、途中、織部(窪田君の役)がエリカ(ちえちゃん)に、
「どうしてズボンを脱いでしまった(つまり、女であることを隠すのをやめた)んですか」
と嘆くシーンがあって、これってなんか、いつまでも“男役・柚希礼音”をちえちゃんに求めてるヅカオタの嘆きみたいに聞こえた。
それは違うぞ、見ろ、今のちえちゃんを。実に素晴らしい女優に変貌を遂げたじゃないか、と、ぼくは織部(の奥にいるわからずやのヅカオタ)に訴えたかった。勝手に。
ぼくの考えすぎだと思うけど。
いやでも、ガラスのマントを翻しながら「どっどどどどうど♪」と歌うちえちゃん、めっさカッコよかったけどね。
このナンバーの中で、帽子のつばをちょっとなでる振付があって、まぁそこが、「キャーッ!」となるぐらいカッコよくて(#∇#)
って、ぼく自身が、ちえちゃんに“男役”を求めてるやないかい!ってことですが。
実は今回この作品を観に行くにあたって、『下谷万年町物語』みたいに、
「わ、解らん・・・」
とならないかと心配ではあった。
でも、むしろこれまでに観た唐十郎作品の中で、一番解りやすかった。安心しました。
演出は、どうしようもないことだが蜷川さんが亡くなってしまったので、お弟子的立場の金守珍さんで、ご本人も「ハゲタカ三兄弟」の一人としてご出演。
この三兄弟(あとの二人は六平直政さんと石井愃一さんという“おなじみ”のお二人)や“風売り”の銀ちゃん(山崎銀之丞)、そして風間杜夫さんなど、唐やらニナガワやらつか(こうへい)やら、学生時代にぼくがビビりながらも憧れた“エンゲキ”界の雄たちがゾロゾロ顔をそろえた贅沢な舞台で、あー観に行って良かったと心から満足。
金さんの演出は、風間さんのセリフに、
「私?私は教授だが」「教官?・・・だから違うって」「“ちえみちゃん”じゃなくて、あそこにいるのは“ちえちゃん”」「だから、ドジでのろまな亀はここにいないの!」←
みたいなギャグもあって、こういうのニナガワさんだったらやらんだろうな、と。
その話題に上った(堀)ちえみちゃんですが、きっとご回復をお祈りいたします。わざわざ名前を出したのは、なんだか彼女へのエールのような気がしました。
おっと、最後までとっといて忘れるとこだった(おい)
“夜の男”=北村有起哉
例によってう ま す ぎ る(−− )
「こんばんは」の一言でぼくの耳(とハート)をわしづかみ。
彼は映画やテレビにもしこたま出てますが、舞台もたくさん出てるので、時々そのイケボを堪能させてもらってます。
もちろん声だけじゃなく、演技力は折り紙付き。
実は、事前に出てることを知らずに観に行った役者の一人だったんで(そもそも事前に知ってたのはちえちゃんと窪田君だけなんだが)、北村君だと分かった瞬間、すんごく得した気持ちになりました。
終演後渋谷の街を歩きながら、どっどどどどうど♪とつい口ずさんでしまう魅惑的な舞台でありました。
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