てくてくミーハー道場

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2019年02月21日(木) 『ラブ・ネバー・ダイ』市村ファントム(日生劇場)〈予告〉

去年の『市村座』を観たときに、今回のファントムは、前回(日本初演)のファントムとは根底から役作りを変えてくるのかな、という予想をしてました。

つっても、初演観てない(こら!)

十年間、執念深く(おい)クリスティーヌを一途に思い焦がれ続けていたファントム、っつうより、グスタフの父親として“人間”に立ち返るファントム――そんなのを想像してました。

そして、それって何か、道逸れてない?っていう思いもありました。

ロイド=ウェバーは、そんな考えでこの続編を作ったんかなあ?という疑問があったからです。

けど結果、いっちゃん(市村正親)の今回のファントムは、さほど父親父親してなく、普通に執念深い()、正編『オペラ座の怪人』からほとんど人間的成長をしていない、やっぱり“愚かな”変人のままだと思いました。

そこは安心した。

いっちゃん、すごい子煩悩ぶりをオフステージ(や『市村座』)では発揮してるけど、作品に入れば、ちゃんと、独りよがりじゃなく、役を作る人でした。

すみませんでした。侮ってて。



実は、今日のキャストの方から先にチケットとった。

キャスト表とにらめっこして、ひたすらぼくが“どうしても見たい方”(グスタフのトリプルはぶっちゃけどの子でも良かった。ごめん)を選んだのが今日の布陣です。

ファントム=市村正親

クリスティーヌ=濱田めぐみ

ラウル=田代万里生

マダム・ジリー=香寿たつき

メグ・ジリー=咲妃みゆ(これもぶっちゃけどっちでも良かった←)

ひとつだけ苦言というか不満を申し上げると、



たぁたんがこのまま“熟女専科”になるのはいやだ!(落ち着け)


・・・続きは後日。プンプン(←)


2019年02月16日(土) 『プラトーノフ』(東京芸術劇場 プレイハウス)〈予告〉

抱腹絶倒コメディでした(エエッ?!)

チェーホフもあの世で大満足でしょう(・・・?)

チェーホフってそうなんだよね?そう言ってなかったっけ?

森新太郎演出を観るのは多分ぼくは初めてで、普段はどんな芝居を作っている人なのか知らないんだけど、特に何かしらの外連を使う人ではないと感じた。

それにしてもなんでこんなに可笑しいんだ?この話。

ストーリーそのものはコメディでもなんでもなく、どっちかっていうと「許せん男」の話だし、男は最後に死んじゃう(ネタバレ)んだけど、カーテンコールで拍手しながら、ぼくはとにかく可笑しくってしょうがなかった。

(藤原)竜也くんも、演っててめちゃめちゃ楽しそうだった。

“女にだらしない”男と、そういう男に惹かれてしまう“だめんず好き”の女たち。

ミュージカル『ナイン』や、『危険な関係』にキモチ似てるなと思った。

あと、竜也くん以外の出演者を一人たりとも事前に知らずに観に行ったことによる新鮮な発見もあったのだが、本日はもう遅いので(おい)また後日(い、いつになるのだろうか・・・?)


2019年02月10日(日) 宝塚歌劇団雪組公演『ファントム』千穐楽ライブ中継(TOHOシネマズららぽーと富士見)〈予告〉

ここんとこチケットゲットが間に合わず、ライブ中継でやっと観れるという事態が多くなっております。

大作ミュージカルを次々に打ってドカドカ集客できてる・・・それは確かに喜ばしいことなんですが(奥歯にモノ)



歌超ウマ“希望コンビ(望海風斗&真彩希帆)”による『ファントム』・・・失敗するわけがない。安心感200パーセントで観させていただきました(←直の観劇じゃないので機嫌が悪くやや皮肉めいた口調)

スズカツ版や梅芸版と違うのは当然のこととして、これまでのヅカ版とも若干印象が違っていたのは、演出というよりも、やはり演じている生徒の個性によるものなのだろうか。

以前なら大泣きしていたシーンでは泣けなかったり、今回シミジミじーんとした部分があったりと、趣深かったです。

(以下、後日)


2019年02月07日(木) 『ラブ・ネバー・ダイ』石丸ファントム(日生劇場)〈予告〉

今年のぼくへのセルフ誕プレ。

ぎっちり濃厚な大人の味でございました。

ホリプロが主要な役がほぼダブルキャスト(グスタフはトリプルキャスト)というけしからん手法をとってきているので(文句を言うなあ!)もうひと種類の方を後日観てきてから加筆します。


2019年02月03日(日) 『暗くなるまで待って』(サンシャイン劇場)〈予告〉

ヘプバーンの映画で有名なお話ですが、ぼくは例によって映画は観てなくて、10年前にコムちゃん(朝海ひかる)と加藤雅也さんで上演されたときに観てます。

なので、オチ()は知ってて観たんですが、何度観ても手に汗握る面白い話だなと思いました。




えーと、これ以降の細かい点は後日(おいおい)


2019年02月02日(土) 『ベルサイユのばら45 〜45年の軌跡、そして未来へ〜』(東京国際フォーラム ホールC)

正直、どの日もどの日も来たくて、お金と時間が無限にあれば全通したかったのですが、現実を見て泣く泣く本日ソワレだけにしました。

うん、満足(負け惜しみではなく)

ぼくにとっての黄金キャスト回でした。

テーマは「アンドレ」ということだったのですが、そもそもぼくにとってのナンバーワンアンドレ(たぁたん)は、日生劇場出演中のため、この公演にキャスティングされていない。

それと、今回のぼくの一番の望みは、「薔薇のタンゴ」をちかちゃん(水夏希)で見ることだったんですが、それは叶わず。

ところが、ノル(稔幸)の「薔薇のタンゴ」が存外良かった!

シメさん(紫苑ゆう)とノル父子()は、こういうOGイベントにしか出てこない“半一般人”なんですが、出てくるときは思いっきり振り切って男役をやってくれるので大好きです。

今回もお二人、濃かったー(≧∇≦)

星組、バン、ザイッ!(←バスティーユのシーンのオスカルで読んでください)





あとはまあ、身内受け満載になってしまうが、ターコさん(麻実れい)の前で女子高生状態^^ゞのイチロさん(一路真輝)を愛でたり、仕切りまくるカリンチョ(杜けあき)に感心したり・・・おや?雪組色濃いなー?星組がんばれ(おい)

というわけでひっさびさに聴くマリコ(麻路さき)の歌の破壊力(こらこらこら)に懐かしさを覚え、いやいやネッシーさん(日向薫)もなかなかのものよ(こらこらこらこら!)と星組盛り返す(どういう意味だ?!)

ダンスナンバーではワタコム(湖月わたる朝海ひかる)の“現役”っぷりに細胞が活性化。

元男役同士ではありますが、ワタコムは宝塚歌劇団の長い歴史の中でも、ダンスにおける屈指の名コンビと言って良い。再確認いたしました。

簡単に言うと、「めっちゃ上手い」(簡単に言い過ぎ)

この二人が凄すぎて、ちかちゃんの印象が若干弱まってたのが唯一残念だった。ちかちゃんを愛でるにはやはり他の日に行くべきだったな。



本日のフェルゼンはたかこ(和央ようか)が、アントワネットはとなみん(白羽ゆり)が演ったのだが、いい意味でたかこはほとんど当時と変わらず、いい意味でとなみんは当時よりもずっと臈長けた美しいアントワネットに成長していた。

となみんは現役時代から臈長けてたんだけど、母親らしいふくらみ(体形とかではなく)が増したって感じ。

良いお芝居でした。

あと、きたろう(緒月遠麻)のアランも男っぷりが良くてステキだったなあ。

なんであんなすぐに“男役”に戻れるんでしょうね。やはりキャリアのなせる技なんでしょうか。

彼女たちだけじゃないんだよな。今回現役生はユウさん(汝鳥伶)とみつる(華形ひかる)だけで(最初みつるが出てきたとき、「い、いつ退団したんだ?!」とビビってしまった。まだ退めとらんわ!ごめんねみつる)、あとは小公子小公女、オレたち間抜けな衛兵隊♪に至るまでOGが演じられたんだけど、みんな現役生と言われても信じちゃうほどのしっくり加減。

小公子小公女なんて、実年齢を考えたら(略!)

タカラジェンヌはやはり時間の流れの違う世界に生きてるんですねえ()





とにかく「ベルばら」は名作ですわ。そして、この作品はホント宝塚歌劇団じゃなきゃ成功しなかった。改めて思いました。

いずれまた再演されるでしょう。堂々たる古典として受け継いでいっていただきたい。かように願うものであります。


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