てくてくミーハー道場

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2015年10月26日(月) 宝塚歌劇団宙組全国ツアー『メランコリック・ジゴロ−あぶない相続人ー』『シトラスの風掘戞併埓郢塋顕讐餞曄

25日に星から宙へと銀河を旅(マチソワ)してまいりました。1日の日記には1本しかネタが書けないので、翌日の日付でアップします。

星(日比谷)から宇宙(市川)まではJRで45分と意外に近かったのですが、木枯らし1号の名残りがけっこう体に堪えましたでありんす。

どうでもいいか。本題行きましょ。





『メランコリック・ジゴロ』

だからヤンミキ以外でやるなって。・・・と言いたいところなんだが、この作品て、「小池に『PUCK』あり、正塚に『メランコリック・ジゴロ』あり」と言い切っても差し支えないような出世作つうか人気作。

小池&正塚世代のヅカオタとしては、もちろん初演を超えることはできまい、と思いながらも再演されるとなったらどこへでも飛んでいくことやぶさかでない。

で、今回観て思い知ったことは、「問題はダニエルとスタンだけじゃなかった」ということです。

むしろ、今回のダニエル&スタンは、前回ほどぼくが意固地に初演のイメージに固執してなかったので、手練の男1&2のコンビネーションで面白く観れた。

だが正塚先生は、その二人だけじゃなく、当時の花組全員に当て書きをしたといっても過言ではなく、結局そこが問題なのだった。

フェリシアはみそっかすの“こざる”だし(みりおん(実咲凜音)はどーしてもドジッ子に見えない)、ティーナは典型的なノーティ・ガールだし、マチウとバロットのキャラはどう見ても当時の“あいまこ”以外の何者でもない。この二役は、それこそハンパなテンションじゃできないっすよ。

今回バロットに挑んだ愛月ひかる君は、前回『トップハット』で劇中あわや肌着姿を晒す!?と見せかけてスーパーマンのコスプレをするという、ジェンヌとしては難役()を見事やってのけた逸材(評価の方向性が間違ってない?)でありますが、初演でバロットを演ったマミ(真琴つばさ)は、なにせ“天然”で野獣系男役でしたので・・・(今日何回目の暴言なの?アナタ)なかなか難しいやね、うん。

マチウもこれまた、“あの”スベリ芸(?)はタモ(愛華みれ)ならではの味だったしなー。

やっぱ、初演の上級生の個性を真似するのはどう考えても逆効果なので、思いっきり自分に寄せて、それでダメなら次回からそういう役は当てないでください先生方。←



まあ、未だに一緒に歌えちゃう(何回も録画視たからね)数々の楽曲を耳にしただけで笑いがこみ上げほっこりしてくる、やはり名作のひとつなんだなーと思い知りました。

だが「フォンダリ蹴ったり」という昭和のギャグは、やっぱり要るのかなあ?と思ったけど(おいこら)

実はぼくが今回一番笑ったところは、フォンダリ一家に監禁されているダニエルとフェリシアを助けにノルベールと警察がなだれ込んでくるドタバタの場面で、バロットがドジを踏むとフォンダリが怒って「死ねぇ!バロット!!」って怒鳴るんだけど(ひでえ父親だ/苦笑)、その直後にバロットがダニエルを捕まえると「えらいぞ!バロット!!」と、コロッと態度が変わるところ。フォンダリを演っていたすっしぃ(寿つかさ)のとぼけた悪役ぶりがサイコーだった。

すっしぃといえば、『トップハット』で演じたおとぼけな執事・ベイツも傑作だったなあ。かつてのマヤさん(未沙のえる)の役どころを担う雰囲気になってきた気がします。

そういやフォンダリの初演もマヤさんだったんだよな。でも、マヤさんのフォンダリとは全然違う感じだったけど充分面白かった。今回一番良かったのは、実はすっしぃでした、ぼくの中では。




『シトラスの風掘

テーイカーチャーーーンス♪とこちらも思わず口ずさむ(上演中お客様は声を出さないでください)名作ショーの2回目のリメイク。

新生星組も歌のうまい子が揃って嬉しいなあ、と思っていたら、宙組もトップ2番手+娘役が歌うまなのでほんに心地よくショーが楽しめた。

プロローグの岡田色(分かるね?)の衣裳も目においしく(本当に爽やかな果実のような色なのよね)、名場面「明日へのエナジー」は心浮き立たせ、まぁくん(朝夏まなと)やゆりかちゃん(真風涼帆)の堂々たるスターぶりも堪能できました。

ぼくの大好物の黒燕尾群舞(ってほど人数多くなくて残念だった)ももちろん良かったのだが、「ノスタルジア」のシーンで若手男役たちが白い軍服でまぁくんのバックダンサーをするシーンがめちゃめちゃ退廃的でかっこよく、腰が抜けました。



これぞ宙組っす(>_<。)しびれる〜!!!









宙組次回公演は、“文学の生田”(ぼく命名)こと生田大和先生のシェイクスピアもの(ってのは正確ではない。『恋におちたシェイクスピア』みたいなんかなー?)と、待ってました(苦笑)の藤井ちゃんショー。さて、次回は誰が女装すんのかなー?(お目当てそれかよ?!)


2015年10月25日(日) 宝塚歌劇団星組公演『ガイズ&ドールズ』(東京宝塚劇場)

待って待って待ち焦がれた新トップ北翔海莉のお披露目公演。

本音を言えば、この作品はぼく的にはそれほど好きな作品ではない。

だが、“満を持して”トップ就任となると猫も杓子も『エリ(省略( ̄□ ̄;)で、でかすぎますね字が

というのも曲がないし、かといって、ベテラン先生が間違った方向にリキを入れてしまったオリジナルでコケられたら目も当てられないし(少しは遠慮して書け!)

というわけで、安心のブロードウェイミュージカルで新トップコンビお目見えとなりました。



みちこについては待って待って待ち焦がれた(実際待ち始めたのはここ7、8年ぐらいで(充分長い)、タニオカ君(大和悠河)がトップ時代の宙組で三番手やってたぐらいからです。「次はらんトム(蘭寿とむ)だからその次なのかな?えっ?!らんトムが花に行ってユヒちゃん(大空祐飛)が落下傘就任?!えっでも、じゃあその次だよね。えっ?!!専科行き?!!!終わりだ(←)、もう終わりだああああ!・・・えっ?!!!!!ほ、星・・・??!!!」ぜえぜえ・・・歌劇団みちオタを翻弄しすぎだろいー加減にしろよ、という体感であります)トップ就任でしたが、相手役のふぅちゃん(妃海風)に関しては、はっきり言って「知らん子」

このぐらいの学年(もう研7やがな。娘役としちゃ充分な学年やがな!)になるともうぼくは知らなくて当たり前てな感じです。

タカラヅカ101年の歴史の中でも八千草薫さんと“美少女ナンバーワン娘役トップ”の座を争うショーコちゃん(黒木瞳)が初演したサラ・ブラウン。重圧もあったかと思いますが、端的に言って、「とても上手だった」

ぼくは前回月組版のエミクラ(映美くらら)ちゃんのサラも好きだったがなにせ彼女はダンスの人で、歌がいまいちだったので、今回のふぅちゃんの歌唱力(と、お芝居もまあまあ上手だと思った)に満足。

調べてみたら、彼女のトップ就任で95期生から3人娘役トップが出たことになるのね。優秀な期なんですね。

まあ、歌が一番うまかったサラはぶっちゃけ笹本玲奈だけど。(コラ)

あの公演のことは正直カウントに入れたくありません。タカラヅカじゃなかったからってことじゃなく、男性キャストに不満まんまんだからです今ぜーんぜん関係ないよねごめん。

関係ないついでに、実はヅカ以外の『ガイズ&ドールズ』上演は22年前にもあって、そのときもなぜか()スカイはジャニーズで田原俊彦センパイ、サラはカリンチョ(杜けあき)の“女優デビュー”だったそうだ。

当時からちゃんと(?)ジャニオタだったぼくも、舞台を気軽に観に行くほど裕福ではなかったので(コラ)全く当時のことを覚えていないのだが、たぶんこないだ(2010年だからもう5年も前なのね)のクリエ版とさして評価(サラはめちゃくちゃ歌がうまいけどスカイが「・・・」)は変わらなかったんじゃないかと想像される。しかもはっきり言って役の年齢的なバランスがよくないし(トシちゃんとカリンチョは同い年)





また余談の方が長くなってしまったぼくの悪い癖。すんません。

んで、今回の星組公演について端的に感想を述べれば。






いやー、安心したよ星組!

若干落下傘気味のトップ就任だったのでしっくりいくのかドキドキしてたんだけど(あくまでみちこ側の人なのねアナタ)、すっかり「歌うまでほっこり芸風」なみちこ色の組になっとるやん星組!

びっくりした。

正直、これまでの星組色を一番残してそうな(つまり“前後左右キザの塊”)さゆみ(紅ゆずる)とかと水と油になんのかなーと心配してたんだが(怖いもの知らずね・・・アナタ)、ちゃんとトップと二番手になっとるやん、ぼくが見た限りでは。←多い一言

つうか、さゆみの歌がこれまでの記憶よりめちゃめちゃうまくてびっくりした。

これ、“二番手ミキシング”のおかげ?(お前!いーかげん刺されるぞ)

ときどき“女声”になっちゃうネイサンでしたけど、そこも逆に面白かったぐらい。

コメディやらせると生き生きするなあ。

また話逸れるけど、みちこは前回月組上演のとき、本役はラスティだったんだけど(ごめん全然覚えてねえ)新人公演ではネイサンだったらしい。この事実を知る前から、実はぼく的にも「みちこのネイサンも観てみたかったなあ」と思ってたんだが、役の雰囲気的にはそっちの方が合ってた気もしないではない。

つうか、前回のリカ(紫吹淳)の記憶が鮮明すぎて、スカイ=キザという印象が強かったからなんだろな。

今回、みちこのスカイを観て、スカイはキザっていうより海千山千の男なんだということが分かった気がする。


なんせ、いちいち大人の男の色気放出しまくりなのよみちこさんたら!(///∇//)キャー

女なんて簡単にモノにできるぜ、みたいな風情でいながら、酔っ払ったサラにびっくりしちゃって、でも「しょうがねえなあ」みたいな余裕の表情。

なのに、思わずキスしちゃった後は「え?」みたいな初心そうな顔しちゃったりなんかして、お前それは反則だろ!(お、落ち着いてくらさいおばさん/汗)



あ、ついみちこの話になってしまった。

ともかく、ぼくはこれまでさゆみを過小評価していたのかな、と反省するくらいの出来でありました。

さゆみには、今後数年間(まさか1年とかじゃないよね?!←いちいちびびるんじゃない!)“ジェンヌ生活の黄金期”=二番手時代を謳歌してほしいと心から願うものであります。





さて、この子を最後までとっといた、今回の最高殊勲賞、いや、助演女優賞。

まこたん(礼真琴)、やると思ったよあたしゃ←

うますぎて、おばさん唖然だよ。

まあ、今までのアデレイドみんな、歌うま男役だったけどさ。

まこっつぁんの場合、歌はもちろん顔も体型も完璧に“娘2”だったところを評価したい。

今すぐにも外部ミュージカルでヒロインできっから!(おいコラどさくさにまぎれて/大汗)

い、いや、しばらくジェンヌとして活躍してからでいいよもちろん。

10年か15年後の日本のミュージカルをよろしくお願いします!(これも青田買いの一種?)



ま、今出た人たち以外にも、ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンとかビッグ・ジュールとかジョーイ・ビルトモア(ジョーイを殺しに来て一瞬で射殺されるギャングの役とか、面白い役がいっぱあるんだよな)とか、オイシイ役のオンパレードなこの作品を、皆さん楽しそうに演っていて、大成功だったと思います。良かった。本当に良かった。






んで、最後の最後につまらんことを書いてしまうが、フィナーレのデュエットでみちこが着てた衣裳が、また変な衣装で(上着の裾が、燕尾のようで燕尾じゃない、おっさんが着てるガウンみたいで変だった/涙)、なんでみちこにはノットスタイリッシュな衣裳がちょくちょく来るのかしら?と悲しくなりました。

も、もしかして、衣裳が変というより、みちこの体型の方に問題が(黙れ!)



・・・こういうこと書くから大手を振って「贔屓です」って言えないのよね。ごめん。




さて、次回の星組は、音楽がべらぼうに有名なオペレッタ『こうもり』をアレンジ?して上演らしい(でもヅカオタはあの曲を聴くと『うたかたの恋』を思い出す)

また喜劇なのね。もちろんいいんだけど、みちことふぅちゃんのコンビなら、『ミー&マイガール』か『Earnest in Love』とかを観てみたいと思う・・・って、両方花組にとられとる(って言うな)やんか。

むむむ・・・(みりお贔屓なのでこれ以上何も言えず)

と、とりあえず、お正月の国際フォーラムのチケットは命がけで確保するぞ!


2015年10月24日(土) 気分はもう年末

いくらなんでもオーバーじゃね?と笑う方もいらっしゃるとは思いますが、仕事柄本当にそんな感じです。

ただ、職場が去年より狭くなったので席が密集しており、PCの熱のせいか10月も末になったのに、何と未だ半袖Tシャツで仕事してるという・・・。

夏ど真ん中だと冷房がきついから逆に厚着なのよね。でも、今の時期になると逆転する。

この分で行くと、真冬には水着で(略)

BBAの水着姿なんて誰も見たくないであろうから、くれぐれも暖房を控えめにしてくれるよう今から総務に頼んどこうと思います。




てな話はどうでもいいんで、これまた一か月以上更新をサボってしまったのですが、例によって順調にてくてくというか、最近膝が痛くなってきて(話題がリアル年寄り!)「よろよろミーハー道場」とタイトルを変えようかと思うくらい歩行に支障が出てまいりまして。

視力の方もますます衰えてきてるし。

でも意欲だけは未だ衰えず、前回のエントリ以降、19本てくてくしてまいりました。

しばらく土日のどっちかは禁外出を自分に律していたのに、さすが(?)芸術月間、心惹かれる公演が多くて我慢できない状態です。

そして今、それらの公演をつらつら振り返っていたら、19公演中12公演にヅカOGが出ていて、プラス、現役公演(雪組東宝公演です)1公演ということに気付きました。

ぼく、ヅカオタじゃないですか!←今頃気づいたのか!

いやいや、偶然です。それだけOGであるということは日本の舞台業界から重宝されているということなんです、と書きたいけれど、正味、OGが出てて面白そうなんを選んで行ってるのも事実でありまして。

一方、歌舞伎の方は実に最近足が遠のいてしまって、これではいけないな、と思ってはいるんだけど、結局先月も今月も歌舞伎座に足が向かず、歌舞伎公演で観たのは『赤坂大歌舞伎』(これ言わしてもらうけど、「大」じゃないと思うなあ。これだけに行っといてなんだけど、それほどの座組みじゃないっしょ。なかむら兄弟だから客は集まってたけど・・・)だけだった。

そして今、手元にチケットがあるのが、来月の演舞場の分だけという・・・←




まあ、どの公演も満足のいくものだったので(あ、ごめん・・・正直1公演だけ「う〜ん・・・」というのがあった。濃い字では書けないから薄く書くが、『No.9−不滅の旋律−』でしたごめん!吾郎さん!/涙)、充実した芸術月間だったと言えましょう。

そして来月はいよいよ馬ツの代々木2Days。金爆かかってこいやあー!(←膝が痛いBBAのくせに)

職場から代々木第一体育館までは歩いていける距離なので、当日は心おきなく仕事に励めます。ありがとうオーナー()

まあ結局静岡以来どこも行ってないんで、というのはちょっと嘘で、実はとある特権で「SHOBI THE NIGHT 2015」をのぞかせてもらったんす。ワンマンじゃないからすごく短い出番だったけど、こういう形式で金爆を見るのが初めてだったんで、ちょっと空気が違って面白かった。

この件以外でも“お目当てじゃない”人の歌を聴くはめになる(失礼だぞ!)経験が今回何度かあって、名前と大ヒット曲ぐらいしか知らなかった、ほとんど興味なかった歌手が、思ってたよりめちゃくちゃ歌唱力(それは、音程が正確だとか声量があるとかいう意味じゃなくて、説得力っての? それこそ、ぼくみたいに大して興味がない人間が聴いても「おわあっ!!!」ってなるような力)があったりして、

「本当の“歌唱力”って、こういうことを言うのか・・・」

って思わされた。

今月で言うと、11日に行った『いまも輝く昭和のスタンダードソングス〜「黄昏のビギン」の物語』で聴いた倍賞千恵子さんの歌!

中年以下の方には“ソフィー”(as『ハウルの動く城』)、それ以上の方には“さくら”(as『男はつらいよ』シリーズ)でございましょうが、ぼくはそのどっちもちゃんと観たことがない。←

でも、「さよならはダンスの後に」ぐらいは知ってる。「ラストダンスは私に」と紛らわしいタイトルだが、どっちも昔(ぼくが子どもの頃)大ヒットしたのでよーく知ってる。

今回もそれを一曲目に歌ってくれたのだが、これがもうお年を考えると(失礼者!)信じられん美声と声量で。第一声聴いて腰抜かしました。

これが“本物の歌手”ちゅーやつなのかあ・・・と(いや、ほかの出演者が本物ではないとかそういうことでは←逆効果な言い訳)

ほんま素晴らしかったです。聴き終えて、しばらくぼーっとしたくらい素晴らしかったです。





さて、そんなこと言いつつ明日はタカラヅカのダブルヘッダー!(鋭い方はおそらくお察しの通り)

板橋→日比谷→千葉・市川→板橋の旅()なので、夜更かし禁物。寝よう。



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