てくてくミーハー道場
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2012年07月29日(日) |
『Oh!金爆ピック〜愛の聖火リレー〜』(宜野湾海浜公園野外劇場) |
「おめえ、金爆はLiveには行かない、ネットで見るだけで我慢しる、とか言ってたよな?」
と、お怒りの方(主にぼくのつれあい)、どうか、どうか落ち着いて聞いてください。
だって、軽い気持ちでポチッたら、チケット買えちゃったんだもん。しょうがあんめ?(←超開き直り)
「だからと言ってなぁ、東京ならともかく、お、お、お・・・きなわっ!!!(怒り心頭)」
いや実は、今回沖縄に行くにあたっては、金爆ライブだけでなく、他に2つの目的があったのです。ついでです、ついで。(というより、3つとも主目的ではありました)
他の2つについては、てくてく記録と関係ないことなのでここに書く気はございません。この件でお世話になった方々、本当にありがとうございました。南国リゾート地が苦手なぼくですが、「沖縄良いとこ」を実感しました。“暑さ”に関しては、東京よりよっぽど過ごしやすい土地だと思います(実ははるか30年近い大昔に一度行ったことがある。そのときは「激烈に暑いし、湿気もあるし、やだな」と思った6月のことであった。今回行ったら全然印象が変わった)。冬に行ったら、きっとますます好きになることでしょう。また行きたいな(^-^)
さて、金爆の話しよう。
ぼくは前々から、ゴールデンボンバーのライブにもし行けるなら、一番後ろからヘドバンの海原を眺めて「すげーーーーっ!」って感動したいっていう望みがあった。
参加するんじゃなくて、あくまで“見物”したかったのだ。
だが、オールスタンディングのライブハウスならともかく、現在のGBはすでに全指定席のホールでライブするのがデフォという売れっ子さんに成長しているのである。そんな都合よく最後列に入れるわけではない。
ニコニコ動画で視ていると、そういうことを忘れてしまう。時系列関係なく視てしまうから、実は去年ぐらいまで、PHASE(高田馬場club PHASE)クラスの場所でやっているもんだと勘違いしていたのだ。
だから、さすがに20代の女の子たち200人程度の中に紛れ込むほどの度胸はなかったから、ライブ参戦も遠慮しようと決めていたのである。
ごめんね、愛してる・・・じゃなかった、ごめんね、もうおととしぐらいから500〜1000人規模の動員を誇ってたのにね(メジャーからのお誘いが7つもあったのも、2010年の半ばくらいのことらしい)
今となっては、そんなことなら、去年ぐらいから臆せずライブ参戦できてたなあと思ってる(←何を言っとる?)
まぁ、年齢的には確かに浮いてるであろうが、今のこの集客具合だったら、全然溶け込める自信がある。
だって、フリ完璧だもの( ̄ー ̄)←そんなアナタが恐ろしい
開腹手術した一週間後に、ピンクレディのコンサート行って全曲踊ったおらをなめんな。(←なめはしませんが、あきれてものが言えない)
元来、こういうお調子者なんである。
こんなおいらのためにゴールデンボンバーは結成されたのではないかと思わずにはいられない(←お、お願い。いいかげん正気になって・・・/汗)
たわごとはともかく(あ、わかってんのね/ホッ)、完全抽選のチケットなので、後ろの方の席だったらそれなりに気取って“見物”を決め込もうと思っていたら、なんと、そこそこ前の方(といっても、10列目ぐらいだった)の席が当たってしまったので、腹をくくって、「正しいお客さん」として参加しようと決めて臨んだライブなのであった。
実を申すと、これほどお調子者のくせして、ぼくは夏の野外ライブってとても苦手なんである。
なぜなら、周囲が明るいうちは、音楽が鳴ったとたんに「うぇ〜い♪」みたいなことができない。(←5行上と矛盾してるぞ?)
いやホントに。
昔、チェッカーズのライブを西武球場(屋根がなかった時代)で観たときは、最初のうち、ノルのが恥ずかしくて、ほんとにつらかった。
誰もお前のことなんて見てないし。周囲のことなんて気にしなきゃいい、と言われても、意識過剰になってしまうシャイシャイ日本人なのであった。
暗くなってやっとリズムにのれたぐらいシャイシャイであった。
ところで今回のGBさんのライブは、日本列島の最西端といっても良いぐらいに位置する場所で行われたので、暗くなるのは優に午後8時を過ぎてからだという。
にもかかわらず、開演が午後5時!
早すぎる!!
やっと暗くなったのは、それこそアンコールになろうとするころであった。
つまり、本編まるまるピーカンからたそがれ時。
まぁ、あんまり暗かったらそれはそれで不安にもなったろうけど(球場と違って、後ろのほうに照明がない。灯りはステージ方面からしか照らせないのだ)
というわけで、ほぼ明るい中で「1、2、3、フォー!」やら「ヘドバン、ウィッシュ!」やら「ゴールデンボンバー演奏しろ!」やらをしなければならんかったわけなのだが。
させていただきました、はい( ̄ー ̄)遠慮なく。
た〜の〜し〜かったーーーー!!!(←何かが外れ飛んだね? おばさん)
いやあ、ああいうとこでとりすましてたら浮いちゃうじゃないですか。
郷に入れば郷に従えですよ。
第一、明るいから、ステージからも客席の全体図が見えるわけじゃん?
ノリノリのギャルの中で、生気のない顔してぼーっと突っ立ってる客がいたら、それがたまたま目に入ったら、演者も気分悪いでしょう?
そんなんじゃ申し訳ない。
てな建前は始まったとたん消し飛んでしまって(やっぱり)、お初に拝見した実物のボンバーさんたちは、実に、実に・・・実にッ!
ニコ動で視るのと同じだった(^^ゞ(おいっ/怒)
いや、これは褒め言葉。
最後の方で鬼龍院さんがすぐ目の前まで走ってきてくれたのだが(ビギナーズラックと言いますか、今回“夢の上手(かみて)”があたりまして、喜矢武豊の美貌を180分近く遠慮なしに直でガン見できました。ほんっとに笑顔がかわいい!この男(≧∇≦))、なななな、なんて(全体像が)可愛いんだろう! そして、なんて頭がでかいんだろう!(こらっ!!!)と(^-^)シミジミしましたことであります。
いやぁほんとに頭でかかった(そっちかよ?!)
日灼け止めを塗るとかいう普通の女性っぽいことにすら気が回らないぼくだったので、この日だけですっかり腕が灼けてしまったのですが(他の場所は露出してなかったので、灼けなかった)、沖縄の夕陽を燦燦と浴びて裸の上半身が真っ赤になってる淳くんの心配だけはしておりました。
いいのか? ヴィジュアル系なのに日灼けとかして?!
そういや研二はあのメイクで日灼けした場合、メイク落としたらどんな状態になってるのだろうか?(翌日のブログの写真を見たら、全然日灼けしてなかったが/笑)
とか、色んなことを考えながらも、徹頭徹尾エンドルフィンを噴出させておりました。
いやぁ〜、楽しかったなぁ♪ 心から。
夏の野外らしく、最後は花火という胸キュン演出で〆てくれた金爆さん。
案外、鉄板でロマンチストなお兄さんたちだと思います。
おばさんは蚊帳の外だけど(まぁそうすねるな)、そんな彼らと、本意気で彼らにラブしているギャルたちを見ていると、何だかこっちも胸があったかくなってくるのでありました。
青春してやがんな。お前たち。
おばさん世代には恥ずかしくてたまんない、最後の「みんなで手をつないでジャンプ!」も、汗にまみれたお隣のギャルちゃんの熱い手の感触に、何か甘酸っぱい感情が(あっ、あぶあぶあぶあぶな・・・)
時々、セミがイントレに向かって飛んで行ったり、ライブが進むにつれてだんだん月がくっきりと見えてきたり、なぜか今、そんな風景ばかりを思い出してしまいます。
ヴィジュアル系なのに、こんなにも野外が似合うゴールデンボンバー。
真夏の自然光の下で、あのメイクがなじんでる(?!)こと自体が、アホ驚異だ(笑)
改めて言葉にするのもナンだが、実に、実に・・・実にッ!
オモシロかっこ良かった。\(^^)/咲
とりあえずお疲れ様でした。
本物のオリンピックの開会式の当日(日本時間基準)に「金爆ピック」ツアーファイナルというオチまでつくとは(苦笑)、さすがボンバーさんだ。
さて翌日、ゴールデンボンバーのライブでおおはしゃぎしたことなどおくびにも出さず(この野郎!)知り合いに会って、用事を済ませました。
時間が少しあったので、半分まじめ(「平和之塔」を参拝したかった)、半分ミーハーな気持ちから、
「喜屋武岬から夕陽を見てみたいな」
と言ったら、
「今日は、やめといたほうがいいよ」
と返され、思い切りビビりました。(なぜ「今日は」なのか、怖くて訊けなかった)
面白半分で行くところではないわけです。
しかも、夏だし。
なので、しっかり気持ちを(犠牲になったうちなんちゅの方たちの魂に対して)真摯に固めてから、また次回、訪沖したときに行こうと思います。
その代わりってわけじゃないんですが、沖縄に住んで20年にもなるのに、モノレールに乗ったことがない(!・・・ま、そりゃそうだ、どこ行くにも車だもん彼らは)という知り合いのご要望で(笑)、一緒に乗ってみました。
途中、「牧志(まきし)」っていう駅を通過(♯^^♯)
心の中で、「ダダダ♪ ダダダ♪ ダダダ♪ まきしー!」と歌わせていただきましたとも(笑)
そしたら、一昨年のキリショー☆ブログに同じことが書いてあって大笑い(≧∇≦)
鬼龍院さんと同じこと考えちまったぜ(笑)
この牧志のところに、当時ボンバーさんが沖縄で初ライブをしたライブハウス「桜坂セントラル」があるらしい。
途中下車できなかったので、捜せなかったが。
いやぁ、島に歴史あり、バンドにも歴史あり。(←いいこと言ってるつもりか?)
今回のライブも、ゴールデンボンバーの歴史の一ページになっていくんだろうなぁ。
その一ページにお付き合いできて、光栄です(本気)
これからも粛々と歴史の一ページを目撃してやるぞ。覚悟しておれ。(なんつー〆だ・・・)
2012年07月26日(木) |
暑さは人間を馬鹿にする |
暑くて暑くて仕事がはかどらないと嘆くそこのアナタ。
心配ご無用。
ぼくもだ。
一緒にサ○りましょう。←人様を巻き添えにするな
いえっ! ×ボってなんかいません!(言い訳)
なんと、今年はピークが早く来すぎたので、ハーフタイム(ピークとピークの間のちょっとした暇な時期)が来るのも早かった。
なので、今日は骨休めしてます。
ただ、職場に行かないですむのはいいが、ぼくの仕事兼趣味部屋にエアコンなしという現実がつらい。
エアコンのあるリビングで放映中の地上波テレビを視るなんて普通(かつミーハー的に無駄な時間)の過ごし方をこのぼくがするわけはなく、PCで調べものをしながら録りためた『どんなもんヤ!』の整理をしたり、Blu-rayレコーダーの中身(主にこないだの26時間24分テレビ)を編集したりしていると、あっという間にあせもができる。
冷たいものを飲みすぎるのも良くない。
シャワーを浴びすぎるのも良くない(←ダルくなる)
でもそんな中、やっと給料が出たので買ってきた(もちろん初回限定盤を)「King・Kinki Kids 2011-2012」を早速繙きました。
「A album」仕様の生写真が入ってた♪ やった♪(←簡単なひと)
中身は、まあ、行ってるから何があったのかは知ってるんだけど、細かいところを覚えてなかったので、なんか新鮮な目で視ていられる。
そして、冒頭から若干後悔をし始める(←聞き捨てならないぞ!)
・・・だって・・・。
彼らの衣装が、あつくるしい(_ _;)
冬だった。
1月1日なのだった。
真冬のコンサートの模様を、この盛夏に発売するとはなんたるドS(いや、だいたいのアーティストはそうなんでは?)
ぶ厚いウール生地のコート状の衣装で汗ひとつかかずに涼しい顔で歌ってるお二人を、室温36度の部屋で視ているこっちの身にもなれ!(いや、ならんでいいと思う・・・)
これはアレですね、解決策はたった一つ。
夏もツアーをやる。
これしかないですねへっへへへ( ̄ー ̄)←まぁ、わざとらしいこと
しかしなんですね、KinKiさん隠れてないサブリミナル効果(笑)
てなことを考えつつ無事にディスクを再生し終わり、続いて26時間24分テレビのチェックをしてみたら、なんとバカなことに、オープニングから深夜0時半までの6時間の録画をまるっと失敗してた(×_×;)ノォ〜〜〜〜〜ッッッ!!
ツヨぽんの、ツヨぽんのマラソンスタートがぁっ!!!(涙)
・・・ま、人生そんなもんだ(←諦めがいいな?)
だいたい、残りの20時間24分を、ちゃんと視る日が来るのか。我ながらそれが(だろうね)
あぁっ! 昨日(25日)の『どんなもんヤ!』の録音も失敗してるっっっ!!!(×_×;)
・・・・・・ううううう(←平和ですね)
まぁこれもどのMDにどの日の放送が入ってるか、すでにわからんのが○十枚
※『男の花道』とか『moon saga−義経秘伝−』とか『新堂本兄弟』(KinKi Kidsさんゲストの回ももちろん、金爆ゲストの後編も一応まだ書く気でいるのよ・・・)とか『今夜くらべてみました』(キリショーゲスト)とか『浜ちゃんが!』(キリショーゲスト2)とかの感想を書くつもりだったが・・・結局時間切れとなりました。
どんくさくてごめんなさい。
2012年07月22日(日) |
『MOON SAGA〜義経秘伝〜』(赤坂ACTシアター) |
追加公演(東京国際フォーラム)があるのを知らず慌てて観に行ったわけだが、ぼくのことだから追加公演もぼーっとしてるうちに見逃したであろう。だから、今回行って良かった。
というわけで、公演続行中なのでネタばれ大禁止だと思うのよね。だったら感想書かないでおけよ、と思うんだが、そうしてるときっと書き忘れてしまうと思うので、そうすると、「これだけは言っておきたい」ことが消えてしまうのが惜しいので、書きます。
まぁ、内容に食い込まないように一言で言うと、「GACKTの美学満載」の舞台である。
正直、それ以上でもないし、それ以下でもない。
ただ、それは「原作・脚本・演出」をGACKT本人がやってるって、観た後に知ったから思ったことでね。
脚本・演出を主演俳優がやることは、小劇場の世界ではままあることなんだが、彼のようなメジャーレーベル(これはCDをメジャーレーベルから出してるって意味じゃなくて、活動がメジャー展開してるって意味ね)の人がこういうことをするってのは、いわゆる“ワンマンタレント”ってことになりかねない。あまり良い意味には捉えてもらえないケースが多い。
それより、「その道のスゴい人が、GACKTのためにホンを書いた」って方が、権威主義的な人たちにはアピールするのである。
そこをあえて・・・なのか、単純に全部自分がやりたいようにやりたかったからなのかわかんないけども、なんだもう、自分でも何が言いたいのかわかんなくなってきた(←愚かなやつめ)
と言いますのも、今回見終わって最も衝撃的だったことには、残りのひとつ「主演」に、一番の違和感をおぼえたからなのだ。
「原作・脚本・演出」の三つに関しては、「へえー、やっぱ何だかんだ言って、才能あるねーこの人」と感心したのだが(DEARSの皆さん。どうかどうかこの先は気を静めてお読みくださいませ)、
「この義経役、今のGACKTには、ちょっときっついんじゃない?(年齢的な意味で)」
と思ってしまったのだ! 待って! 落ち着いて!!(←誰に言ってるのだ?)
ぼくは、これまでのエントリでお判りのように、GACKTみたいな“いかにも”な美丈夫にはピクリとも食指が動かないド変態なのですが、前回観させていただいた『眠狂四郎無頼控』では、
「GACKTが“がくっぽ”すぎて批判する気にもならない(ほめてるんです!)」
としみじみ思ったことです。
まったく、これだけ自己イメージを貫いてる人って、すばらしいと思うよ。皮肉でなしに。
ところが、今回の義経役は、その、世間が思う“がくっぽさ”を絶妙にはずしたキャラクター形成がしてあった。
義経の年齢設定、若すぎるのだ。ちなみに今回の『義経秘伝』の年代設定は1183年から84年にかけての話。史実上は義経が24〜25歳ぐらいということになる。なので正直、
「そういやGACKT、おととしぐらいに実年齢を公表したよな。なんでそんなことしちゃったんだろ?」
と残念に思っていた。
そんぐらい、GACKTの実年齢を知ってて観ると・・・いや、知らないでも雰囲気的にもう明らかにムリっぽさを感じるぐらい、義経は「少年キャラ」だったのだ(←ネタばれ)
しかも、ストーリーが進むにつれ、だんだん義仲の比重が増えてきて、
「これ、主役、義仲じゃん?」
と、「おかしいな?」と思っているうちに、スクリーンにはどーんと(ここは本当にネタばれなので、さすがに書きません。国際フォーラムの楽日過ぎたら解禁します)
そういうことなのですか。ちょっと鼻白みました、正直。
こういうものは(ああ、伏せているので、すごーく書きづらい)観客の方から絶大な要望があってやるべきなのであって、作り手の方が最初からそのつもりでやったりなんかすると、諸事情により実現できないで終わっちゃうことが多いのですよ。
こう書くと、ばれちゃうか。
さて、ほかのキャストに関してですが、ぼくが詳しく論じることができるのはタニ(大和悠河)と(早乙女)太一くんぐらいだった。
タニの役は、義経チームの紅一点で、超美人でなおかつ男前(笑)な「巴御前」そのもののイメージ。
最初、タニが出演すると知ったとき、「静」なのかなあ? と思って、また、似合わないなよなよ芝居(こらっ)を見せられるのかなぁ? とおびえたのだが、あー良かった。GACKTありがとう。
こういうおきゃんな役が、やっぱ一番安心して観ていられる。難役に挑戦するのは、もう少し待ってからでよかろう(←なぜ偉そう?)
ただ、ちょろっとアンドレのセリフを言って、弁慶役の古本新乃輔さん(ぼくは声優さんとして存じ上げてます)が、
「本物だあ!」
とかおっしゃってたが、言っちゃなんだが、タニはアンドレ役者としてはかなり異色だったと申し上げたい。正統派アンドレではなかったので、あんまりこういうのは・・・ヅカオタのたわごとはどうでもいいですねスミマセン。
さて太一くん。
実は、太一くんのすばらしさを褒め上げるためだけにこのエントリをしたと言っても過言ではございません!
禿げ上がるほど褒め上げさせていただきますっ!!(←おぬし、血迷うておるな?)
早乙女太一、ブラボォなのでございます( ̄‐ ̄)
ニッポンの舞台芸術界の若き宝の一人でございます。
立ち姿の美しさは言うに及ばず、戦国時代を舞台にした今作品ではいっとう重要な“殺陣”では、ひときわ冴えた超絶技を発揮。
カゲムみたいな、動画(影絵)とのシンクロによる“一人立ち回り”だったのだが、その場で息を合わせることができない「出来合い」(だと思う。その場で動かすには技術が必要すぎるもの)の影絵を相手に、見事なタイミングでひらりひらりと美しく舞うその姿に釘付けとなりました。やっぱ日本舞踊の素養がなくては、ああいうのはかなわんな。
それと、「物ノ怪」というキャラクター設定もあり、終始生気を感じさせないローテンションのセリフ回しで通さなきゃならなかったのだが(その辺は若干『髑髏城の七人』で演じた蘭兵衛とかぶってた)、おさえた声量でもきちんとセリフが聞き取れる。こういうところがさすがだと思った。
さすがといえば、北条政子役の女優さん、すげえ存在感だなあ・・・と感心してたら、太一くん(と、「陽和」役の鈴花あゆみちゃん)のお母さんの鈴花奈々さんだったのですな。おおお、お初の拝見でしたが、さすがでありました。
というわけで、死んでしまった(ネタばれだっつーの!)陰(太一くんの役)が出ない(ネタバレ)なんて、どうせぼくは観ない、観ないぞっっ(T×T)°*+
以上だ。ばかやろう(←なんつー無礼な終わり方だろう)
でも、たぶん次回作では義経のキャラがGACKTのパブリックイメージに近づいていくんだろうなという予想ができる。←一見読めないけど何かすれば読めちゃう便利な伏字
そしたらやはり、観に行くかもしれません。楽しみかもしれません。
あ、そうだ、このことだけは強調しとこう。
GACKTの舞台名物・・・と言っていいのか、毎度とても感心するのが、ほかの通常の舞台作品で言う「カーテンコール」が、めっさかっこいいのよ。ここを観ただけでも「観に来た価値があったなぁ」と満足するぐらいすてきなんです。「エンゲキ」のセオリーに凝り固まった頭では考え付かない感じで、そういうところはさすがだと思う。
そして、最後にスクリーンに映し出された「神威楽斗」氏からのメッセージ、達 筆 !
ピアノとかぁ、書道とかぁ、格闘技(テコンドーだっけ?)とかぁ、語学とかぁ・・・、見た目や職業、財力にとどまらず、教養までもが少女マンガしてるこの男・・・やっぱオレは好かん(←500%嫉妬)
今度こそ、以上です。(おいこらそこの負け犬)
ておどるの気の多さにうんざりしている皆さん、お元気ですか?(← )
そうね、こないだの水曜日、やっと観ることができました『スリル・ミー』
大満足です(^-^)ひとかけらも期待を裏切らなかったニーロ&マリオとスタッフの皆さん、ありがとう!
そして昨日、『新・幕末純情伝』観てきました。
えー、こっちは・・・まぁ、いろいろコメントしたいことがあります。(・・・)
そして、「月曜日までにお願いしますね」と言われた○○枚のゲラ(まじで重い!)を抱えて帰り、今日は一週間分の洗濯とお掃除をして、午後からは『男の花道』を観てきました。(不死身ですね←もちろん皮肉)
明日はねー、久しぶりにさいたま行って、夜は赤坂(だ、大丈夫なのか? ホントに・・・)
ダブルヘッダーですね。
うん。
いつ仕事しよ?(← )
そんなミーハーの権化のぼくですが、今日は、今日ばかりは、もちろんあの方たちのことを考えながらすごしました(えー? 上の3行から察するに、ぜってえ嘘だ・・・)
いえ、スキマスキマにあの方たちのことを考えてたんだよっ!(なぜか逆切れ)
あぁ、初めて『Love Love あいしてる』でデビュー曲を聴いたのが、もう15年前のことなのかよ・・・とか。
デビューして数年は、本人たちでさえ(つうか、本人たちこそが)「デビュー日って今日? ふぅ〜ん」みたいな調子で、そんな“ツン×10+デレ×0.1”っぷりに萌えてこそきんきっずらばーだよなあ(このドМが!)とか。
あの夢のようなファン感謝イベントは、もう5年前のことなのか・・・とかね。
ほんとにエサくれない人たちですよぷんぷん(←可愛くあらず)
なんですって? 「King・Kinki Kids 2011-2012」はもちろん買ったんだろうな?
・・・・・・。(←おいっ!/怒)
いえ、あの・・・今日は銀座に行ったので、もちろん山野楽器へも寄りました。(ん?「寄りました」?)
もちろん「今週の注目の新譜コーナー」に、立派にディスプレイしてありました。
で、在庫がまだたくさんありました。
だから、来週給料が出てから買っても、大丈夫かなー?って。
数年前まではね? こんな呑気なこと言ってられなかったよね?(ううう/半泣)
いいのよ。ぼく自身が彼らを好き。その気持ちが大事なの(なんだそれ)
そういや、なんか聞くところ(『どんなもんヤ!』情報)によると、Blu-rayや通常版に封入されているポストカードは、「A album」のジャケットと同じ写真を“今の”KinKi兄さんで撮ったという、The Beatlesの「赤盤」「青盤」みたいなことをしてるそうで。
憎たらしいことしてくれるよなぁ・・・。
でも、それだけのために(「だけ」だとっ?!)7200円・・・(初回盤より高い/汗)
どうすりゃいいの?(;´□`)゚。(悩んでる時点で、お前はもう“らばー”じゃない/厳)
とりあえず、明日の『新堂本兄弟』は、何年振りかにMC二人をゲスト扱いにして特別仕様でお届けしてくれるらしい。
ほんっと何年に一回だけ仕事するよなぁき○ち。←出ました。きんきっずらばー得意のきくち伸ディスリスペクト
まぁ今日は、つよっさんは言うに及ばず、ジャニーズ一「Johnnys Web」の月額315円を高いと思わせる男(苦笑)までもがメッセージを更新してくれたので、たったそれだけで大喜びするドМでいましょう。
さて、台風のせいなのか? 一時は「このまま酷暑がエスカレートしていくのか?!」と震撼していたにもかかわらず、昨日今日と涼しくてありがたいことです。
100kmマラソンを走るツヨぽんにはなんと恵みの気候であろうか。
天候にまで愛されてやがるぜツヨぽん。
人徳だな(←ほら、気が多い)
でも明日のダブルヘッダーに備えなければならないので、今回の27時間テレビはずっと視てるわけにはいかん。
HDDよ頑張って録っといてくれ。あっしはもう寝やす。じゃあツヨぽん怪我しないでね。
おやすみなさい。
2012年07月16日(月) |
『中河内雅貴ワンマンショー 〜ある男に関するレシピ集〜』(CBGKシブゲキ!!) |
シブゲキって初めて入ったんだが、さすが新しいコヤ、椅子がふっかふかで最高ですね。
・・・つうか、ておどるさんいくらイケメン好きでも、これは幅広すぎませんか? と皆さんお思いでしょうか。
自分でもそう思います(?)
なぜ行ったのか。
ガウチ君に関しては、実は、ちゃんとしたファンの方には申し訳ないことに、未だに彼のことよく知らないんですよ。
初めて「なかがうちまさたか」を意識して知ったのは、『BOYZ BALLET FANTASY 2011〜Loving SWAN LAKE』だから、去年の話。
「テニミュの子か」(←なんでか『ミュージカル テニスの王子様』に偏見のあるわたくし)と思いつつ観てたんですが、実はその前に既に『シラノ』で目にしてたはずなんだな。
ごめんなさい。全く印象に残ってなかったんです。(←キビシイですが、薄字にしません)
クリスチャンという、でかい役だったのにね。
ただ、『SWAN LAKE』後、「中河内」という名前(普通は「ナカゴウチ」と読むのに、「ナカガウチ」だったのも印象に残った)と、ダンスのうまさとイケメンさに興味が残って、追っかけはしないまでも、『ロコへのバラード』や『MUSICAL BONNIE & CLYDE』『SAMURAI7』など、ぼくがよく観に行くような作品にけっこう顔を出しているので、気になる人ではあった。
で、今回これを観に行こうと思ったのは、こんだけちょろちょろ目に入ってくる“何か”を持ってるガウチ君のことをきちんと知っておこう、という気持ちと、“調理人”のラインナップにぐっと興味を惹かれたから。
特にイケテツ(池田鉄洋)とツツミン(堤幸彦)
もちろん他の方たちの調理も面白かったです。
が、やっぱイケテツプロデュースが最高だったかな(♯^^♯)
完全にベタなネタなんだけどね、パン流アイドル(苦笑)
「パン♪ パン♪ パン♪ パン♪ パン♪パパン♪」(←「お米がライバル」だっけか?/笑)
基本的にこういうバカらしさが好き(≧∇≦)
ツツミンのはALL映像で、『世にも奇妙な物語』的な作品。
ふむ。
『エイトレンジャー』が今もっすご楽しみ(な、何で話をそらした?)
ノンスタ石田君が演出した一人コントは、ネタは面白かったんだけど、(ネタばれ)オチの小学生らしさがいまひとつ演技力不足だった。難しいよねああいう芝居って。
近藤良平氏プロデュースのダンスは、ぼく、こういうタイプのダンスが好きなので、見入りました。
あと、ぼくの席から見て一瞬もんのすごくカッコいい角度で止まったシーンがあって、ズキュられました(*≧∇≦*)
映像演出は奥秀太郎氏。彼の映像作品は小池修一郎先生がひいきにしてらして、ご自分の演出作品によく使っておられるのでよく目にしている。そして、全体の演出はBugs Under GrooveのTETSUがやってたんだけど、ごめんなさい、ぼくには素養がなく「らしさ」がよくわかりませんでした。もっと勉強します。
さて、100%ガウチ君のステージを2時間弱堪能して、結局何を得たか。(エッ?)
「ぼくは正統派イケメンには不感症(これっ!/叱)である」ということを再確認してしまった。ということである。
まず、顔が良すぎる。(ダメなのっ?!)
眼力がありすぎる(ガウチ君を知らない人に彼の顔を一言で説明すると、「目がガッと大きい小栗旬」てのが一番正しいと思う)
スタイルが良い(身長は174センチで、芸能人としては“長身!”てほどではない。でも等身のバランスが良いので、もっと背が高く見える。もちろん脚長)
そして今回見せてくれたいろんな内容を鑑みるに、努力家でまじめなんだろうなぁ。
こういう人が報われなきゃダメだよね芸能界。(別にガウチ君は報われてないわけじゃないが。今後さらに活躍すると思いますよ)
だが大変残念なことに、ぼくはもっと“残念”な人に惹かれる。
世間一般には「この人ももうちょっと○○なら完璧だったのにねぇ」って言われる人に惹かれてしまう。
「その○○がいいんじゃねぇか!」と主張してやまない。
このブログをよく読んでくださってる方は、すぐピンとくるでしょうね。
なので、これからもぼくはガウチ君を表立たずにかげながら応援することにします(なにその感じ悪さ)
さて、キチ○イてくてく連チャンもこれでとりあえず小休止。
しっかりお仕事をして、今週は待望の(結局また遊ぶんじゃねえか)
最後になりましたが、大雨で苦しんでおられる九州をはじめとする地方の方々、お見舞い申し上げます。どうかお気を付けください。
関東地方はすでに猛暑に襲われ始めました。
今年もかよ・・・(T-T;)どんだけ酷暑がエスカレートするの? 地球はどうなるの?
ますます刹那的になりそう。←ダメ人間の見本
2012年07月15日(日) |
『ルドルフ −ザ・ラスト・キス−』(帝国劇場) |
わが国随一のルドルフ役者(笑)が、帝劇に満を持してご登場。
『エリザベート』という作品自体が、(ルキーニとトート以外の)登場人物=繰り人形という構成もあって、お人形のようにつるんとした造形のルドルフ君たち三人の後に見ると(とはいえ、芳雄君も最初はその「お人形ルドルフ」から出発したわけなんだが)、御歳33歳を迎えた(初日の次の日にお誕生日だったのよね。おめでとうございます!殿下)ルドルフは(本物のルドルフ皇太子は30歳で死んじゃってるけど)、大人の男の色香も芳しく(決して加齢ナントカではなく!←余計なこと言うな!)血肉のある人間として現れました。
・・・文が長すぎますか?(←そうっすねはい。)
今白状しますと、日本初演は大遅刻をして一幕目の最後の15分以降からしか観られなかった(遅刻するぐらいならすっぱと観るな! と正しいシアターゴアーはおっしゃるのでしょう。わかります。わかりますが・・・うう/涙)
なので、感想なんておこがましいものは持ってはいけないと思い、封じておりました。
一言だけ許されるならば、「当たり前っちゃ当たり前だけど、なんて陰気な話だ」と思ってました。
『うたかたの恋』という、オンナコドモ好みの(コラ)大ロマンティックラブストーリーが、タカラヅカ作品にあるじゃないですか。
恋愛大音痴のわりには、あれ、意外と好きな作品なんですよ。
盛り上げ方が半端なく上手くて。
で、この『ルドルフ −ザ・ラスト・キス−』は、恋愛劇側面にしても、政治劇側面にしても、中途半端というか、ぐずぐずした印象を受けまして。
最初の小一時間を観てないんだから当たり前だが、ストーリーがよく解らんくて、「なにこの盛り上がりのなさ」と。
ラス前の場で、マリーがルドルフの前に現れるシーンの演出に、「月9か!」と突っ込んでしまったほど、げんなりしてしまったぼくでした。
で、今回演出家が変わりまして(え? 亜門がどうとか言ってるわけじゃないよ? って、言ってるようなもんか・・・)、ぼくには“観念的”“難解”の権化のように思えるデヴィッド・ルヴォー。
いやー、tpt作品はほんまぼくには難解だった。いろいろ。
今はその話はいいとして、では今回、「やたら盛り上がる」んで有名な(こらまた毒!)ワイルドホーン作品を、「いつ盛り上がればいいの?」と難解さで押してくるルヴォーが演出するとか、こいつは見もの! と、遅刻せずに(それが普通なの!)挑みました。
前置きがだらだら長たらしいのが、ホントぼくの文の欠点ですね。
今回、一番印象的だったのは、マリー・ヴェッツェラの性格が、『うたかたの恋』のマリーと全く違ってて(多分、ヅカの方が事実と乖離してるんだと思う)えらい勝気で、当時の17歳のコムスメとは思えぬような、理屈っぽい、言論大好きな女の子であったところ。
ヅカの娘役でこんな性格当てられたら、観客の反感食らって大変な気がする。
そこは面白かったな。前回もマリーってこんな性格だったっけ? よく覚えてないが、(笹本)玲奈ちゃんはもっと少女めいた印象があった。「勝気」ってとこは一緒だが、理屈っぽい感じはなくて(いえ、決して難しいこと考えそうにないとか言う意味ではなく・・・しどろもどろ←墓穴)
ただ、「背伸びして読んでた『ウィーン日報』に青臭くて理想的な記事を書いてたステキな“ユーリウス”は“このお方”だった! なんて幸せなの!」とうっとりしてるお嬢ちゃんの恋、って感じ。
いわゆる『あしながおじさん』のジュディ?(←芳雄君の次回作の宣伝ではありません)
たっちん(和音美桜)にはそもそも“臈長けた”雰囲気があるんで(じ、実年齢のせいじゃないっすよ!←墓穴2)、そういう「絵空事の恋」というより、マリーの方がぐいぐいルドルフを引っ張って行ってる感じ。
まぁ昔から、歳の差恋愛に限って、かなり年下のカノジョの方が精神年齢はぐっと上だ、なんて申しますが。
玲奈ちゃんはエポニーヌでたっちんはファンテーヌってことだな、そういうことなんだな。
それにしても、現代のぼくらの感覚をもってしても不思議だな、と思ったのは、「庶民の娘(確かヴェッツェラの男爵位って、金で買ったんじゃなかった?←翌日追記:これはぼくの勘違いでした。すみません。とはいっても、「皇太子」と「男爵」なんて、えらい身分差には違いないよな)」のマリーが、「皇太子」に対して、あんな、対等にずけずけと対峙できるもんなんだろうか? という点。
いや、17歳の、世間知らずの勇敢なコムスメだからこそ、できたのだろうか?
でもさあ、いくら世間知らずでも、たとえばさ、学習院のご学友たち(現在のニッポンには“身分の差”は一応ないことになっているが、そこはさー)は、ニッポンのやんごとなきあの一族に対して、あんなふうに接してるもん? 知らないけど。
やっぱ一応、敬語で話しちゃうんじゃないのか?
キコちゃんは、礼宮に対して、学生時代、どんな口調だったのだろうか?
キコちゃんはともかく、ずけずけしてる子ほど、やんごとなき男子は、「ドキ」っとしたり「ズキュン」としたりするのだろうか?
本当のマリーって、どんな子だったんだろうなぁ? と、未だに謎に思ってる。
考えてみれば、29歳の妻子持ちだったんだからねルドルフって。
そんなのに(「そんなの」って、あーた)恋する17歳処女。
薄汚れたおばさんには理解できない(←お前の好みなんか知るか)
いや、そんな「大人の男」で、さらに身持ちが悪くて(これは男には使わないか)女遊びが激しかった。ストレスが半端なかったのもあって。
そんなワルな男に魅力を感じるオトメも広い世間にはいるかもしれん。
だけど、そこに「皇太子」なんていうめんどくさい枷が加わったら、普通だったらますます退いてしまう気がするのだが。
そこを納得させてもらえる作劇ではなかった。(あ、やっと本題に入りましたね)
ルドルフの方の心理もそうだ。
『うたかたの恋』だったら、堅くてドブス(おい)な正妻にうんざりし、娼婦たちと遊んではいるものの、結局空虚でしょうがなくて、うぶで何しても自分を肯定してくれるコムスメにのめってしまった・・・てな感じに描かれてて(←ひどい曲解)よく解るんです(そういうのが解るって、あーた/呆)
だけどなんか、『ルドルフ −ザ・ラスト・キス−』のマリーは、そんな感じじゃないんだよな。
なんかこう、強気すぎて。
ルドルフはそういう女が好きだったのかなぁ?
母ちゃんがああいう人だけに(こら)
まぁ、東洋の片隅に巣食う恋愛ド音痴のぼくなぞに、歴史の大変換期に生きたオーストリア皇太子の心理など解り得ようか。いや、ない。(反語)
よって、どうにもこの作品の「恋愛劇的側面」が、ルヴォー演出をもってしても、一切沁みてこないのであった。
こりゃまさしく、ぼくの方に原因があるとしか思えん。
なので、ここは諦めよう。
で、「政治的側面」の方だが、こっちはなかなか面白かった。
登場シーンが本物の肖像そっくりでぼくのテンションを相当盛り上げてくれたクニクニ(村井國夫)のフランツ・ヨーゼフと、サカケン(坂元健児)のターフェ。大好演。
特にターフェは、サカケンのキャラクターもあるのか、ルヴォーの演出もあるのか、単純な悪役じゃなく、奇妙な不気味さがあって、彼が登場するどのシーンも傑作となっていた。
そもそもぼくは、マイヤーリンク事件って、本当に「ルドルフとマリーの大恋愛の末の心中」か? と実は疑ってまして(真相は藪の中だしさ)
マリーの死因がルドルフに撃たれたもので、それは彼女本人も納得の上・・・までは本当だと思ってるのだが、その後というか、前後の事柄がどうもいまいち・・・。
ルドルフは心中の相手に本当はミッツィーを望んでいたのに思いっきり拒否されたらしいとか、実はマイヤーリンクは心中なんかするために行ったわけじゃなくて、軍隊が襲ってきたから追いつめられて発作的に自殺しちゃったんだとか、もろもろの逸話に心揺れてるわけです。
要するに、ルドルフ皇太子に対して(というか「歴史事実」というものに対して)拘りすぎてんだろうなぼく自身が。
なので、ターフェの怪しさ満点の動きやフランツ・ヨーゼフのさりげない行動(何かの伏線じゃないか? みたいに見える)なんかに、とても目が行きました。
で、ハプスブルクに絡んだ話になると、するっと登場する(おいこら)イチロさん(一路真輝)
ラリッシュは気のいい姉さま的キャラで、本質的に彼女に似合うのはアンナ・カレーニナみたいなよろよろした人妻だとぼくは思ってるので(そ、そうなの?)、一幕目は軽快さがいまいちかなと思ってたけど、二幕目のシリアスな役回りになると、ヅカ出身らしい振り幅の広い分かりやすい彼女の演技って、こういう大劇場ものにはマッチしてるなあと感心いたしました。(また皮肉っぽくなってしまった。違うのよ。本心で「良かった」と思ってるんです)
歌は相変わらず鼻にかかってたけど(←だからその一言が余計なの!)
で、結局どうだったのかというと、ダークレッドというテーマカラーで印象が統一されたルヴォーの演出はとてもスタイリッシュで、「カッコいいなぁ」と感心はしたものの、今回も結局「暗いな」という印象。
暗いのは大好きなんだが、なんかこう、ゾクゾクする暗さというよりも、単純に“元気を出す気がなくなる”暗さというか・・・。
なんだろな。やっぱぼくにはルヴォーの演出を理解する力がないのかもな。
『ナイン』も、G2さんの演出の方がずっと面白く感じたし。
ただ、あの「盛り上がり皆無」の終わらせ方には、逆に感動しました。
すごい勇気だと思うよ。演出家として。
ミュージカルじゃなくて、ストレートプレイでルヴォーが演出した「マイヤーリンクもの」を観たいな。
そんな気持ちを抱きました。
2012年07月14日(土) |
『BAD GIRLS meets BAD BOYS』(東京国際フォーラム ホールC) |
(ちきしょー、ここはこないだの日曜日に来たかったなも←「Live不参加の誓い」を今すぐにでも破りそうな心理状態)
え。
だいじょうぶ。今日は今日で楽しみました。
バレエ門外漢のくせに、よく行ったよね、と思われてもいいです。
平気です。
ミズ様(今日は「ちかちゃん」じゃないのか?!)のために行きました!
わたちゃん(湖月わたる)もですけど、ミズ様(水夏希)に満足!
大満足。
あ、もちろんですが、ラスタ・トーマスあんどBAD BOYS、ステキでした。
今プロフィール見たら、ラスタってべらぼうに若いでやんの。
30歳だと!
で、TAKAHIROも同い年だと。
いやはや(おばさん、ついてくのもうムリですか?)
いや別に、実年齢どうこうでついていけるか判断してるわけじゃないっす。
第一、ぼくは観てるほうで、一緒に踊るわけじゃないし(←当たり前だ)
ただね、バレエ(観客としての)しろうとが災いして、なんというかね、この、
「運動神経の良い男子が、森永チョコフレークよりも大好物」(あれ?「栗きんとん」じゃなかったっけ?)
なぼくのクセして、さほど“ぎゅん”(“キュン”の比較級)とくるほどのものではなかった。
好きなタイプの筋肉の使い方じゃないといいますか。
とにかく、身体の性能が低すぎるぼくにとっては、運動神経が良くて体がやわらかい人なんて、一人残らず尊敬のマトと申し上げたいのだが、意外やナマイキにも好みがうるさいのである。
ジャニ好きであるあたりから、その辺は推測されやすいと思いますが、
「鍛え抜かれた肢体が、のびのびとジャーーーーーンプッ!!!」
みたいなダンスは、
「ああ、すごいですよね」
と理解はしても、細胞にぐぐっと来ない。
いわゆる「トリハダ立った」状態にならない。
そういう意味では、ラスタ(やBOYS)よりも、TAKAHIRO君のマイムっぽいイカしたパフォーマンスの方が、ぼくには面白かった。
ぼくは何ですかね、小柄な男子がちょこらちょこら敏捷に動いてたり(喜矢武さんですね)とか、「ダンス」の基本とか全く関係してないあんちゃんの集団が和太鼓に合わせてドドンガドドンガ踊ってたり(一世風靡ですね)すると、やけに細胞が騒ぎ出すんだなあ。
だから、今のぼくのイチオシのパフォーマンス集団は、ギニュ〜特戦隊だったりするんだコレ(^^ゞ←いくら何でも気が多すぎるんですがっ!!
あと、今年齢のことをわざわざ書いたのは、今回のパフォーマンスで使用されていた楽曲が、「なんでっ?!」っつうくらい、アラフィフ世代にヒットする年代物(コラ)だったから。
Act.1のスタンダードなジャズナンバー(リメイクしてあるやつだけど)は、まぁ、世代を超えてて「ダンス用の曲」としてはすでにクラシックナンバーと言っても良かったのかもしれない。
Act.2の方は、Queen、Prince、Michael Jacksonときたもんだ。・・・っつうか、これもうもしかしたら21世紀では「クラシック」扱いなの?!
おばさんには青春ど真ん中なんですが!(怒)←なんで怒るのさ? んー、ラスタ君にとっては生まれる前の曲もあったみたいで。
きっと彼(らの世代)にとっては、「確立した名曲」って感覚なんだろうなぁ。
あとね、やっぱ、おばさん頭固くなっちゃってるのかね、MJの曲に、ああいう「シュバッ!」「ビシバシ!」みたいな振り付けされると、すごい違和感なのよね。
MJだけには特にそういう想いが強くて。
あ、でも、プリンスもそうだったかな。ブラック・ミュージックとクラシックバレエの取り合わせって、赤飯にクリームシチューみたいな感じだろうか。
「意外とイケる」場合もあるかもしれないが・・・。
Queenの曲は、ドラマ性が強いから、コンテンポラリーな感じになってたな。
冒頭に「満足」とか書いといて、文句ばっかりですねすいません。
まぁ、それもこれも、ミズ先生のクール&セクシィなお姿に免じて(?)プラマイプラスにさせていただきました。
実のところ、確かにヅカ癖の抜けてないダンスっぽくはあったんです。
でも、ぼくってほら、変態なので。(開き直った)
女みたいな? 男みたいな? どっちかわかんない? みたいなのが好きなんで。(←ミズちゃんが聞いたら、決して喜ばないと思う/悲)
名前出した2人以外のBAD GIRLSも、全員ステキでしたよ。
いわゆる「オトコマエなお姉ちゃんたち」だった。
まりも(蒼乃夕妃)も、“娘役ダンス”から解放された感じで、思い切りビシュバシュ踊ってたし。
【後日思い出してつけたし】
Boysが空気人形(c 業田良家)を振り回して踊る場面があって、思わず「ホテルラブ」を思い出したおいらですた(笑)
昔なんかの映画でフレッド・アステア(だったと思う)が、ハンガースタンドを女性に見立ててめっさ美しく踊るシーンがあって、ぼくも大好きな手法なのです(そのくせして映画のタイトルを覚えてない)が、それのトリビュートかしらんと思いました。
安物のダッ○ワイ×特有のマヌケな表情が、逆に物悲しさをかもしだしておりました。
とりあえずこんな感想です。
最後にシュバッとまた文句。
こういうパフォーマンスには、フォーラムのホールCは広すぎるわ。
大阪ではドラマシティでやるらしい。
ああ、ドラマシティぐらいの広さがきっと一番いいと思うな。絶対そっちの方が作品も映えると思う(とはいえ、大阪まで追っかける気は別にないが)
大阪に行かれる方、きっと楽しめると思いますよ。
2012年07月13日(金) |
『スペーストラベラーズ』(本多劇場) |
遊びすぎでしょ・・・(←読者の皆様の心の声)
だって、楽日がバタバタと迫ってきてるんですもの。(←開き直るオラの声)
ジョビジョバはちゃんと見たことないんだよな・・・。
なぜか、トンチキ映画と称される(称されたっけ?)『スペーストラベラーズ』映画版は観てるんだが、内容をちゃんと覚えてなかった。
銀行強盗を題材にしたワンシチュエーションコメディーで、どんどん事態が悪化していく話だってことぐらいしか。
今回、改めて観て、確かに面白くはあったんだけど、ぼくは、このテの話を無条件に楽しむには人間が暗すぎるってことを、再自覚してしまった。
素直に「事態の悪化」を楽しめない。
コメディとして楽しめばいいのに、強盗を撃退できるチャンスをことごとくつぶしていく倉沢さんや佐藤さんにイライラっとしてしまう。
いや、そこでうまく立ち回ったら、話が終わっちゃうでしょ? とシャレの解る人たちから説教されるであろうことはわかる。
でも、やっぱり「イラッ」とする気持ちを止められない。
“事態を必死で解決しようとして”それが裏目に出て悪化させてしまうんなら、許せるし楽しめるの。
そうじゃなくて、“わざと結末を遅らせようとして”解決のチャンスをつぶす感じがダメだった。
これって、『33分探偵』を楽しめなかったことに通じるな、と今頃になって実感した。
“為にする”ギャグを笑えない人間なんですな、わたし。
何を面白いと思うかは人それぞれだし、それでいいと思うのだが、自分がズレまくってんのかな? という感覚は、こんだけ年とってても(年とってればなおさら、かな?)不安なものですなぁ。
もともとこの作品は、「演劇」じゃなくて、ジョビジョバというユニットの「コント」だったということだから、ぼくみたいな理屈っぽい観方をした時点で角度を間違ってるんだろう。
時にはこういうこともある。(てか、立て続けに観すぎなんじゃね?)←そ、それを言わないでくれ・・・(汗)
2012年07月12日(木) |
KOKAMI@network vol.11『リンダ リンダ』(紀伊國屋サザンシアター) |
実は、第三舞台には乗り遅れたくちで、鴻上作品に思い入れを持ち損ねた人間である(あつくんが出るからって理由で『天使は瞳を閉じて』を観に行ったぐらいのもんである)
しかも、ブルハ(ザ・ブルーハーツ)に入れ込んだ世代よりちょっと(“ちょっと”だとぉ?!)上なもんで、
初演は観ておりません。
今回も、開幕直前まで特に興味持たなかった。
でも、どこからか(出所は秘密・・・てほどのもんじゃないが。ひとさまのブログである)
「前回は“諫早湾”だった主人公たちのターゲットが、今回は“浪江町”になってた」
という情報を得て、モヤモヤと「これは、ふぐすま出身者として、観に行かないといけないんじゃないだろうか」と勝手に思って、観に行った。
ごめんね、過敏で。
自分は故郷のためにろくに手助け的なこともしていないくせに、誰か(特に社会的に影響力のある人)が今のふぐすまをどう表現するかに、非常にビンカンになっているぼく。
そんなよこしま(?)な態度で行ってしまったのですが、そっち方面(つまり、福島第一原発事故に関連する社会的な云々についての鴻上さんの政治的な思想)は、思ってたよりさらっと・・・というか、そんなことに関して言いたいわけじゃないんだよ的な処理だった。
“今”だからフクシマの話にしたけど(そういや『天使は瞳を閉じて』も、“核”についての話だったんだよな)、鴻上さんが言いたいことは、
「人間が何かを『守る』だの、何かと『戦う』だのってことを考えると、人は『正義』っていう名詞をつけてその行為に酔ってしまう」
ってことなんだろうな、と、うっすらと(あまり自信がないので)受け取った次第。
ただ。 Σ( ̄△ ̄;)わ、びっくりした
この芝居(いや、“ミュージカル”なのかな? やはり)の「力」の90パーセントは、ブルーハーツの楽曲の「力」だとしか思えない。
こう言ってしまっても、鴻上さんは(表面上は)悔しがらないだろう。
本人がブルハ信者だと明言してるし。
でも、それじゃ表現者としては屈辱すぎやしないか?
いや、この芝居をブルーハーツ楽曲のカタログミュージカルにしようと思い立ったご自分の発想力に感心していらっしゃるかもな(すいません、決して皮肉ではないのに皮肉っぽい書き方してしまって・・・捻くれ者の自分が憎い)
まぁとにかく、ブルハ世代ではないぼくでさえ、ほとんどの曲を知っていたという事実がすごいよな。
実は、「リンダリンダ」は、当時ぼくが普通に聴いていたラジオ番組で「今月のイチオシ曲」みたいな感じでパワープレイされてた曲だったんだけど、その番組ってのが、ブルーハーツはおろか、ロックとはかすりもしないジャンルの歌手のかたがパーソナリティをやってたんである。
なんでそんなことになってたかというと、多分(ちゃんとは覚えてないが)その番組のスポンサーが徳間だったからじゃないかと。
まぁ、そんなことはどうでもいいとして、その時、自分の意思とは無関係に初めて聴いた「リンダリンダ」のとてつもない歌詞とリフに、さすがのジャニオタ(笑)も衝撃を受けました。
「すげえバンドだなあ」と感心し、『ミュージックステーション』で初めて生歌を聴き、本人たちを見て、
「う〜ん、ジャニオタのおいらは、このあんちゃんたちを“男として”かっこいいとは微塵も思わないが、中高生たちがものすごく崇拝しそうだなあ」
と思いました。
タモリに「じっとして歌えないの?(唖然)」と訊かれて、
「ムリですぅ(ニカッ)」
と答えたヒロトを、うっかりかわいいと思ってしまったけれども(^^;)←いいじゃねえか、別に
芝居を離れて、「ジャニオタの私とブルーハーツ」の話になっちゃってるな。
まぁその後、ぼくがブルーハーツの楽曲に触れるのは、もっぱらジャニオタとして(「アンダルシアに憧れて」「人にやさしく」「夢」「終わらない歌」「チェインギャング」などなど)になるわけだが。(そういや『人にやさしく』って松岡充が出てたんだった。こんな昔から縁があったのか)
もちろんそうでない曲もある。たとえば「青空」は、今井雅之の代表作である『THE WINDS OF GOD』の最後に流れる歌として覚えたし。
「ああ、すごい歌詞だなぁ」と思いながら聴いてた。
こんだけ歌詞に力があるからこそ、カタログミュージカルの題材になるんだけど。
話は芝居の内容に戻るが、要するに鴻上さんの「物事は一元的には捉えちゃダメだ」という姿勢と、ごちゃごちゃこねくりまわさずにばしっと言い切るブルーハーツの楽曲が、別段相反せずに成立していたとこも良いと思ったなぁ。
「キスしてほしい」の一番を女性キャストが歌い継ぐところなんかも、グッときたし。
出演者に関して。
今回言及したいのは二人だけになっちゃいます(思いがけず長くなったし)
大高洋夫さん。
全共闘世代のギターテクニックが光ってた(苦笑)
松岡充。
SOPHIAって、解○してないよね?!
し、してないよね?(←ファンの神経を逆なでするな!)
だ、だって、ぼく、ここ数年この人のこと、舞台でしか見ないよ?(←それはお前が舞台しか見ない人種だからだろ)
つうか、ぼくが観るタイプの舞台にちょろちょろ出現するってのが、かつてのみちゅるさんを思うと、意外というか。
シンガーとして、おかしなこだわりや頑なさがないことはすばらしいことだと思うが、このように“出来合いの歌”ばかりを歌ってるみちゅるさんを観るSOPHIAファンの方たちの心理状態を余計なお世話で慮ってしまうのですが、ぼく、逆なでしてますか?
・・・すみません(なら、書くなよ)
いえね、ヒロトとある意味真逆の歌い方する人じゃない?
そんなみちゅるが歌う「チェインギャング」(この曲のヴォーカルはマーシーだろが!)が趣深かったです。
こんな感じです。
・・・あっ、録画した『深呼吸する惑星』、ちゃんと視なきゃ(←おいこら!)
2012年07月10日(火) |
納豆食べた?(7月10日だけに) |
(といいつつ、10日の夜に書き始めて書き終わるのは11日早朝なわけだが)
すいませんベタで。
夜も昼もなく平日も土日もなく働いて、早2か月。
ようやく一息つけます。
今日だけ(;;)
なので、何の効力もないブログをアップしよう。
2か月間暴飲暴食したから、今日は1キロジョギングみたいなムダなことをしよう。
えーと、先月9日の『リトルショップ・オブ・ホラーズ』以降の観劇記を書いてないわけか(それより前の○年間のことは一切気にするな!)
「働いて」とか言いながら、ちょっとでも隙間ができると遊びまわってるわけなんで、
『エリザベート』(帝国劇場)に2回(5日にも行ったので、結果ルドルフ制覇)行って、
『スピリチュアルな1日』(あうるすぽっと)行って、
ゆーひちゃんのサヨナラ公演行って、『飛び加藤』(シアタークリエ)行って、
演舞場行って、演舞場行って(二日連チャンしたのよ)
『シレンとラギ』(青山劇場)行って、
『三谷版桜の園』(PARCO劇場)行って、
『天日坊』(Bunkamuraシアターコクーン)行って、
星組行ったので、1か月で11回のてくてく。
充分な暴飲暴食っぷりだ我ながら。
こりゃあ働いてなくても、一回一回感想なんか書けるわけ(略)
なのに精神的満腹中枢が破壊されちゃってるのか、今日一息ついたと思ったとたん、どっさりと前売りチケットをあさってしまい、7月いっぱいで9本のてくてくがもう予定に入ってる。
病気かしら?(今ごろ)
実際、正直に申し上げて、今書いた11本のうち、「あれ? この日って何観たんだっけ?」となかなか思い出せなかったのが若干あったのだ。
ムダだ(言っちまうか、自分で)
未だに“あれ”は良かったなぁ〜としみじみ思い出すてくてくもあることにはあるので、全部がムダではないんだけど。
6月のてくてくで最高に良かったのは、一番体力的に辛い日に連チャンした演舞場。
27日に夜の部行って、半徹夜で仕事して28日の早朝に出勤してゲラ置いて逃亡(こら)して演舞場の昼の部に駆け込んだんだけど、とにかく27日の夜の部(『ヤマトタケル』)が最高に良かった。
感想を一言で言えば、
「演舞場に猿之助が帰ってきた!」\(ToT)/サメザメ
であった。
この場合の“猿之助”は、もちろん亀ちゃん(亀治郎)が猿之助という名前になったという単純な意味ではなく、だからといって猿翁(三代目猿之助)が久しぶりに板に乗った(ただし6月は昼の部の口上に出てただけだが)という意味でもなく。
歌舞伎座が似合わぬ(ま、またそういう書き方する・・・)、新橋演舞場でこそ宙乗りが映える“ENNOSUKE ICHIKAWA”のスピリットが再び甦った――そんな感じでした。
しかしまぁ・・・こんなに似ちゃって、いいのかね?(そこだ。そこなんだよなあ・・・最大の武器にして唯一の心配事。いやいや、亀・・・じゃなかった、四代目猿之助には四代目ならではの個性も魅力もある。それはぼくにもよく判ってるのだが)
それはそうと、今回ぼくは全くキャストを予習せずに観たんで(なにしろ予習してるヒマもなかった)、最初帝を誰が演ってるのか全然判んなかった。
そういや中車丈を“舞台で”観るのは初めてだったんだ確か。
テレビドラマや映画で何度も拝見していても、舞台で観ると(これまた派手な拵えだし/笑)わかんないもんなんだね。
声も全然聞き覚えなく感じたし。
昼の『小栗栖の長兵衛』の方は段四郎丈の当たり役(なぜかこの従兄弟二人とも、自分の父親よりもおじさんの方に芸風が似てるという/笑)で、中車丈のニンにも合ってると思ったが、脚本がいまいち浅(お、岡本綺堂先生だぞっ!!!/慌)
今月の『将軍江戸を去る』の山岡鉄太郎の方が期待大。中車丈なら大河ドラマでもできそうな役だし。
んなこと言って盛り上がってたらすっかり風邪ひいて(あほ)、でも演舞場二連チャンで体調崩したなんてバレたらまずいので(だよねー)必死でお仕事がんばった(別に偉くない。社会人として当然のこと)
だから土日(30日&1日)はおとなしくしてようと思ったのだが、『シレンとラギ』が月曜日楽だって気づいて、慌てて飛び込み。
こっちは「安定の新感線」だった(←こう書くと、あんまり良かったみたいに見えないな・・・そんなことないんですけどね)
えーとね、ごめん、6日に『天日坊』(虚空雲座←笑)観るまでは、「さすが新感線」「さすがいのうえ歌舞伎」と思ってたんですよ・・・。
『天日坊』凄かった。
全てが。
脚本も、演出も、もちろん役者も。
今思い出してもゾッと(つうか、ゾクゾク)する。
ダブルかんくろう(笑)にやられた(^^ゞ
宮藤さんの方はともかく(こらっ)、中村勘九郎の方には、一生やられ続けるんだろうなぁ・・・あぁ幸せだ(←ドMですか?)
それもあるが、串田さんの演出には、野田秀樹とも、いのうえひでのりとも、加納幸和とも違う「激しいカブキっぷり」を感じるんですよ。『上海バンスキング』を初めて観たときの“腰が抜けたようなじわじわくる打撃(もちろんいい意味で)”も未だに忘れられないのだが、数々のコクーン歌舞伎でも、いつも“静かな破壊力”を感じる。
分かりやすいショーゲキじゃないんだけど(ホリゾントをぐばっと開ける演出なんかは分かりやすいけど)、深いところなんかは後からじわじわくる。
「思い出し笑い」ってあるけど、串田さんの舞台って「思い出し悲しみ」や「思い出し恐怖」がハンパない。
『盟三五大切』のラストシーンなんかも、すごかったもんなあ(い、今ごろ?)
とりとめもなくなってまいりました。
そんなこんなで油断(?)してる間に、また金爆さんがこそこそ(?)テレビに出てるな。
一応抜かりなく録ってる。
昨日の『HEY! HEY! HEY!』は『ミュージックステーションSP』の劣化版(ザ・暴言!)みたいな構成で、ボンバーさん以外が48系列とK-POPばっかしというげんなり(あっ、お好きな人たちすみません)なラインナップだったんですが、早送りまくって視てみました。
またこの曲?(わかっていただけますよねこの気持ち)と思ったが、この曲では珍しく喜矢武さんの単独ギターソロ(“ソロ”は大抵単独だ)があって、カキ氷散らかしまくり。
SKE48の高柳明音ちゃんが主に被害を受けてた(なんにもシロップかけてないカキ氷なので、一番迷惑がかからないといえばかからないギターソロなのよね。そういうところ、ちゃんと考えてます彼らは)んだけど、ぼく的には「喜矢武さん越しに本物のガチ○ピンとムッ○」という画に、今年一番の笑いが止まらなかったんですけどどうしてくれますか?!(←何を言ってるんだお前は)
夢にまで見たコラボ(≧∇≦)が、こんな形で実現。
氷ぶっかけられた人(?)の中で、ガチャピンが一番冷静に払い落としてたという現実に、ぼくの腹筋は全治2か月ですよ!!!(≧∇≦)°°°
ガチャピンの中の人(などいない!・・・らしいが)は、このギターの弾けない異常にメイクの濃いイケメンギタリストが、時々自分のニセモノに成りすまして子供たちの夢を打ち砕きつつバンギャの恋心を強姦しまくっているのをご存じなのだろうか?
・・・どうかご内密に(もう遅い!)
フジテレビ出入り禁止も近(そんなことありません!/慌)
ああ冷や冷やした(^^;)(カキ氷だけに)
と、一般視聴者とは面白がる箇所が見事にズレてしまう金爆病患者。
楽しい病気だよね(←だんだん眠くなってきましたね?)
他のも視たいけど(ちゃんと録ってるのでね)、今日(11日)も仕事が休みってわけでもないので(楽なスケジュールではある)そろそろ寝なきゃ。
あ、研二が始球式やるの今日(11日)だった?!
いくらなんでも神宮には行けませんが、CSとかで中継視られるのか知らん? ぼく、CSはSKYSTAGEしか視ないから分からん。
まぁそのうちYO(法的に中略)BEとかニコニ(同様の理由で中略)画とかで視れるっしょ(鷹揚)
このように、結局長くなってしまうのだよなあ。
つうか、詰め込みすぎで自分でもよー分からん。もうちょっと脳内を整理整頓しないと。
(でも、ここ数日の欲求不満(?)が若干解消されて、また仕事に打ち込めそうです。ありがとうてくてくミーハー道場←自分のことかよ)
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