チェック・インのあと、パスポートを忘れそうになった。
　北部準州が気に入った。今度はキャサリン渓谷に行きたい。

　ケアンズは雨が降っていた。
　今日のホテルは若いバックパッカーが楽しく過ごせる場所だが、部屋にはベッドとエアコンしかない。いす、冷蔵庫さえもないのだ。
　ケアンズは中心部をちょっと外れると殺風景な町だ。土産物屋や日本料理レストランを見ても作り物のようで、魅力を感じない。
　ワニの肉は鳥肉みたいでおいしかったが、カンガルーは大したことない。ソースの味がきつかった。

　ウビルーの展望台からの眺めはすばらしかった。
　だが、それ以外は昨日と同じような内容だった。特にクルーズはあまり動物が見られなくて、昨日よりつまらなかった。
　日差しがきつかった。
　２日間いっしょに参加している人たちと顔なじみになった。
　夜、日本で通っているトレーニング・ジムのオーナーに電話をかけた。声が聞けて、心強かった。

　今日とあしたはまるまるカカドゥの日だ。
　運転手の言うことがあまり理解できないのは残念だ。
　ほんとの野生のままの動物が見られるのはすばらしい。ワニに捕まって死んでいるガチョウが見られた。
　思いがけず、ホテルのプールで泳げて気持ちよかった。

　飛行機のエコノミー・クラスほどではないが、やはり座席は寝苦しかった。
　キャサリンはアリススプリングスよりさらに小さな町。アボリジニのように木陰でぼんやりして過ごした。
　24時間同じ車内で過ごすと、いっしょに乗っている人たちに親しみを感じてくる。
　ダーウィンは熱帯の町だけあって、蒸し暑い。
　このホテルはバックパッカー向きだけあって、部屋にはベッド、冷蔵庫、エアコン、扇風機、いすしかない。

　パノラマグスは閉まっていた。
　アリススプリングスはアメリカ風の小さな町だ。
　午後は駅の下見に行ったあと、ほとんどをショッピング・センターで過ごした。
　乗車前にサブウェイのサンドイッチを買っておいたが、列車のレッド・カンガルー・クラスの食堂もけっこう充実していた。

　ホテルの朝食は最低22豪ドルととても高い。
　オーストラリア英語は母音の発音がアメリカ英語とちょっと違うためか、聞き取りにくい。
　エアーズロックとアリススプリングスの間は土の色がちょっと変わったことを除けば、景色はほとんど変わらない。
　このホテルはフロントの場所がわかりにくいうえに、夜7:30に閉まってしまう。

　エアーズロック・リゾートは赤茶けた何もない大地に作られたホテルの集まり。だから宿泊費などが割高なのか。
　はえの数がすごい。顔に止まったりして、うざいことこの上ない。
　ツアー代金も割高だが、オルガもエアーズロック・サンセットもほかでは体験できないことだから、参加してよかった。