ささやかな日々

DiaryINDEXpastwill HOME


2021年01月04日(月) 
アメリカンブルーから新芽がなかなか出てこない。一度枯れかかっているから心配で何度も様子を見に行ってしまう。そんなことしたって何も事態は変わらないのに。挿し枝した子たちはほとんどの子が新葉を出してくれていてほっとする。親株さん、頑張って。お願い。
クリサンセマムはこの寒い朝にも律義に咲いてくれて、そこだけベランダに灯が燈ったかのよう。きらきらして見える。三色スミレは順調に育っている。ラベンダーもあの時株をひっくり返してよかった。だいぶ元気に回復してきてくれている。

このところ毎日、親友と励まし合ってる。記念日反応が今年はふたりともひときわ強くて、だから共にしんどくて。ひとりだったらもう凹みきってぺちゃんこになっていたかもしれない。でも、ふたりなら何とか越えられるんじゃないか。そんなことを思っている。
振り返れば、彼女との縁はもう、二十年を越えるんだった。当時まだ、性被害によるPTSDの個人サイト/体験記なんて彼女と私のところくらいしかなくて、まるで唯一の仲間を見つけたかのように当時思ったものだった。娘を出産する前後なんて、毎日のように泣きながら国際電話を繋いでいた。今思っても、当時彼女がそこにいてくれなければ、私はもっと自暴自棄になっていたに違いない。

今日はCちゃんが遊びにやってきた。今年のお正月はひとりで過ごしたという彼女に、それならせめてと家にあるおせち料理を出す。ぱくぱく食べてくれる彼女がちょっと眩しくて嬉しくなる。途中何度か解離しかけて、話がちぐはぐになってしまったりしたけれど、何とか戻る。彼女は今日も私の譲ったスカートを履いてくれていた。ああ、かわいがってもらってるんだな、と、そのスカートの裾の模様を見つめながら思った。ありがたいことだ。

身体の痛みがはんぱなく強いので、せっせとテニスボールでケアする夜。テニスボールはストッキングに入れている。そうすると、ストッキングの端っこを持てば背中にもボールを当てられて便利なのだ。背中と壁とでボールを挟んでぎゅっぎゅっと背中を押す。痛気持ちいい箇所が幾つもあって、いつまでたってもやめられない。とりあえず、この肩甲骨の周りが解れるまで、続けようか。その間にお湯を沸かして、珍しくカシスティーでも淹れよう。

ああ、南東の空に半月がくっきり浮かんでいる。


浅岡忍 HOMEMAIL

My追加