昼食に誰かを待つ日は

2020年08月14日(金) ネックレス

暑い。何もやる気がせず仕事を休み、本を読んで昼寝をしていたら、あっという間に日が暮れてしまった。
水のなかに飛び込みたい、プールに行きたい。泳げないけど。先週は海に足を浸し、海を見ながら露店風呂に浸かり、身体が水と一体になっているようで気持ちが良かった。一番気持ちがいいのは、自分が薄れかけているときだ。自我が果てしなく小さくなるとき。意識から解放されて気持ちがいい。自分を下ろしに行きたいから水にたどり着きたい。

知らない間に気がついたら10年後になっているんだろう。どうせ10年後は訪れるのだから、今バタバタしても何も仕方がないじゃないかという気がし、またすべては思い出になるのだとしたら、目の前の課題すらも愛おしく思えてきたのだった。回想する時が必ず訪れるのだから。そしてほとんどは、忘れてしまっているのだから。ぼうっと生きていても、自我を持たなくても、結局は線の先の先にいる。そう考えると楽になる。

今朝、注文していた華奢なネックレスが届いた。とても細いけれど、光の加減でキラキラ光る。ほとんどアクセサリーを付けないけれど、つけると気分が上がる。リングもしたい。でも、欲張りすぎると疲れるからこれくらいでちょうどいい。明日も暑いんだろう。プールに行きたい。コロナのことはあまりに気にしていない。


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左岸 [MAIL]