昼食に誰かを待つ日は

2020年04月05日(日) 想像力と数字

4月5日(日)

やや曇り。昼過ぎに雨。夕方、一瞬日差しが入り込む。日がだいぶ伸びた。朝ごはんにバナナヨーグルト。昼過ぎに卵サンドイッチ。その後スープを仕込む。買い物。野菜をどっさり手に入れる。

昨晩再びKとの電話。正しい情報がもはやわからない今、テレビだけは見るなと念を押される。そもそもテレビなど家にないのだが。あくまでも「専門家」で「権威」のある人の話が今のところは一番信憑性があるという。なぜなら一番情報収集にお金を費やしているから。SNS含めてあらゆる情報で錯綜しているが、今のところは肩書きに頼り、データに基づいた情報を収集するのが得策なのだろう。今起きていることは先例がないから、「今は誰も何もわかっていない」という前提があくまでも大事だということだった。彼との電話ではいつもメモが必要で、書き込んでいる。そして彼は繰り返すように「状況は変わってきている。フェーズが移行しているこの時がチャンスなんだ」という。自分に言い聞かせるようにして。今この時に、Kという存在がいて本当に良かったと思う。普通であれば出会わない類の人間で、まったく私の周りにはいない分野の人だった。それが今や、こうして情報を教えてくれ、また気にかけてくれる。彼にとっての武器は数学で、数であらゆる実験をし、アプローチをし、それが何度打ち砕かれても、とにかくまた別の方法でやり続けるしかない。彼の言う言葉は、時々冷酷に思えることがある。あまりに想像力に欠けているのではないかと。私の周りには文系の人間しかおらず、だからこそ想像力を駆使してあらゆる話ができる。でも彼は、あくまでも、一つのことから他の物事を派生して考えるのではなく、その一つのために他を排除してまでも100の力を注ぐ。そして、そのことだけに関わることをあらゆる角度から検分し、実験し、何度も打ち砕かれ、でも登って行こうとする。私とは真逆の人間だ。ただ、今私が信じることのできるのはKの与えてくれる情報なのだと思う。
もしかすると本当に大変なことが起こりうる可能性は十分にあるが、これまでの歴史もそうだった。実は何も変わっていないのかもしれない。

せっかく中で過ごす時間を与えられてしまったのだから、私も試してみよう。
「靴」というのが今の私のキーワード。象徴。

明日は仕事で、一応出社予定。自転車通勤というのがありがたい。


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左岸 [MAIL]