昼食に誰かを待つ日は

2020年02月02日(日) 机の上に積み上げられた本

Tennis - Need Your Love

この二人が曲作りを始めた動機があまりにも素敵なため、もう何を聞いても満ち足りる。


日曜日の朝!晴れていて、部屋に日差しが入り込む。ああ気持ちいい。気持ちいい!起きて、卵のサンドイッチを作って食べ、そうしてもうやることがない。やることがないということは好きなだけ自由時間が与えられているということですから、今日は山田詠美の本をむさぼり読んで、溜まりに溜まった机の上の本をとりあえず片付けたいと思う。外に出る気力は、今のところあまりない。髪の毛をベリーベリーショートにしようかしまいか悩んだ挙句、もうすこし待つことにした。とはいえ、髪の毛が長いのは別に楽しくもなんともない。ただ髪の毛を短くすると、その後中途半端に伸びてきたときのストレスが発生するので、結んでしまえば何とかなるこの髪の長さを今のところは堪能することにする。全力のくせ毛がパーマに見えてくれることが救いである。井上は朝まで麻雀をしていたそうで、「ちょっとだけ勝った」ということ。この人は本当に人生を謳歌している。誰も井上のことを休ませてくれないのねえ、と思っていたが、おそらく彼も別に休息を望んでいるわけではないのでしょう。あの人には止まってほしくない。今夜も読書会だそうな。すこし前に、私も顔を覗かせていいかと尋ねると「うーん。それはちょっと」と渋られた。あまり交流のないひとと読書会をしていることに意味があって、ただ本のことを話して解散するスタンスがカラッとしていて良いのらしい。だからそこに身内が加わると、何かが違ってしまうということだった。心底本気で参加したいわけではなかったので、「へえ」と言って終わる。この世には、そういう会もあるのらしい。

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今机の上に積み上がっている本たち。

最相葉月『れる・られる』、シャーリー・ジャクスン『くじ』、江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』、ルーシャス・シェパード『ジャガー・ハンター』、松浦理英子『葬儀の日』、レイ・ブラッドベリ『太陽の金の林檎』、村上龍『2days 4girls』、金井美恵子『岸辺のない海』、江國香織『真昼なのに昏い部屋』、大島弓子『四月怪談』、ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』、松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』、カフカ『城』、アンナ・カヴァン『氷』、ウォールデン『森の生活』、ロートレモアン『マルドールの歌』、レベッカ・ブラウン『私たちがやったこと』、野村沙知代『夫の転がし方』、山田詠美『トラッシュ』、金井美恵子『柔らかい土をふんで、』、多和田葉子『雲をつかむ話』、李承雨『真昼の視線』、ハン・ガン『少年が来る』、『ぶたのしあわせ』(これは最高にキュートでおしゃれで薄汚れた絵本!)

これらが棚に収められず、行き場がないまま真横に積み重なっている。一日中部屋にいることが、まったく苦痛ではないのである。そんで、今日は山田詠美と李承雨を読み終えたい。それにしても、本気のベリーショートにしたい・・・もう、髪の毛1センチくらいしかないやつ!そこらの男よりカラッと短いやつ。潔いやつ。
生まれたての人間みたいな髪の毛になって、化粧も全くせず、何にも頓着せず、サッサッサと軽やかに歩きたい。やっぱり今日、髪の毛切りに行こう。


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左岸 [MAIL]