てくてくミーハー道場
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2018年12月07日(金) |
『カクタス・フラワー』(DDD青山クロスシアター) |
みちこ(北翔海莉)が出ていた『海の上のピアニスト』を観に行きたかったのに仕事で行けなかったので、急遽当公演のチケットを買いました(代わりかよ!)
正直そんなに期待はせず(おい、しょっぱなから失礼だぞ)
でも、原作がエイブ・バロウズなので、ある程度は期待(映画になっていたのは知らなかったので、予習はしなかった)
出演者も、ぼくには何か不思議な面々でした(6人中初めて見るのがジャニっ子の松本幸大君だけという、往年のジャニオタとは思えぬ事態)
客席に座り、幕開きのBGMを耳にした瞬間、ちょっと悪い予感がしました。(?)
これ・・・ぼくの好きなタイプの芝居じゃなさそうだなと。
音楽の感じが、ぼく好みでない。
和田俊輔さん、すみません。
そして、登場した松本君(イゴール)と増田有華ちゃん(トニ)のセリフを聴きながら、
「若い俳優が翻訳劇やると大抵こうなる、の典型だなあ・・・」
と、冷や汗気分に(でも、「下手だ!」と断言するほどではなかったよ・・・って、弁護になってないな)
シーンが変わって吉田栄作君(ジュリアン)とちかちゃん(水夏希=ステファニー)の、やっと自然に外国人ぽい芝居に思わずホッ。
この二人にかなり助けられました。
安心感半端ない。
で、安心したせいか、前述の若者二人(エーサク君とちかちゃんを年寄りみたいに!/怒)の芝居も、だんだんリズム感良く感じられてきて、終盤には「上手じゃないか!」と思うようになりました。
有華ちゃんは思い込みの激しいトニを力いっぱい演じていて好感持てたし、松本君は、近年のジャニっ子らしく、(良い意味で)非常に小器用と見受けた。
遠慮なくズバッと書いちゃうと、コメディリリーフとしてキャスティングされていたであろう松尾伴内、青木さやかの両人が、正直1ミリもクソ面白くなかったんで(こ、こら/大汗)、むしろ松本君に救われたというか。
話のメインとなっている部分の面白さおかしさはエーサク君とちかちゃんがちゃんと面白くしていたので、そこはノーストレスだったんだけど、笑わせるために出てるとはっきり分かる松尾、青木のお二人が全然アレ(ってドレ?)で、ストーリーから離れたところでのくすぐり部分は、本役のイゴール以外に謎のラッパーとかウェイターを演ってた松本君に、よっぽど救われておりました。
なので、今回のこの芝居、本来の面白さの3分の1が不発弾だったと言っちまいますこの際。
演出家(板垣恭一氏)とぼくの感性も合わなかった気がする。板垣氏の作品て、あんまり観たことないんだよね。
まあ、ストーリーの方も、「どうせこうなるんだろうな」と思ってたらそのとおりだった、という、若干古式ゆかしいものだったわけで。
1965年だもんなあ、初演が。
でも、これが三谷幸喜だったら(言うな!そういうこと/叱)
そんなこんなでちょっと欲求不満な部分もあったんですが、「メガネはずしたら超美人」という古式ゆかしい(気に入ってんの?その表現)ヒロイン像を演じるのに全く遜色のないちかちゃんには感動すら覚えました(エーサク君も相変わらずスタイル抜群)
このDDD青山クロスシアターって、ほぼ小劇場なのよね。客席と舞台がめっちゃ近い。
そんな至近距離で見るちかちゃんのスタイルとお顔。文句のつけようがない美人っぷり。
松尾さんや青木さんのギャグがすべってんなー(こらっ)と思ったら、ちかちゃんを見てうっとりして凌ぎました(さっきから超失礼なんですけど)
ちかちゃんに感謝です(どういう感想なの?それって)
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