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2018年03月06日(火) パーヴォ・ヤルヴィ&N響『ウエスト・サイド・ストーリー』シンフォニーコンサート版(Bunkamuraオーチャードホール)

最初に言っときますが、ぼくには交響楽団の良し悪しは判りません。ほとんどコンサートに行ったことないですし。

ぼくの知識では、宝塚歌劇オーケストラよりはダットミュージックオーケストラの方が〇まい、というぐらいしか(黙れ)

なので、オーケストラに関しての感想は恐れ多くてできませんし、今回出演したソリスト(歌手)の皆さんのことも全然知らなかったので、ひたすら、プログラムへの感想のみ記します。





さて実は、ぼくはつい最近『WEST SIDE STORY』を観ている。

感想書いてないけど、1月中旬に、宝塚歌劇団宙組による上演を観に行った。

これが今頃感想書くと、めっちゃめちゃ良かった。

詳しく書くとこのコンサート版の感想を書く時間がなくなるので書かないが、「めっちゃめちゃ良かった」ということだけお伝えしておきます。



閑話休題。コンサート版。

『ウエスト・サイド・ストーリー』演奏会バージョンといえば、6年前に佐渡裕さんが振った東フィル版に行ったことがあるが、これは映画の映像に合わせてナマの演奏を聴く、というこれまたユニークな催しだった。

今回は、映像はなく、純粋に音だけで『ウエストサイド』の世界を楽しむというもの。

お話の中で音楽が鳴っていない部分はカットされてる(芝居部分はない)ので、全編1時間半ぐらいで終わるはずだったのだが、通常上演されるときと同じく一幕と二幕の間にきっちり休憩時間があり、2時間強かかった。これもお話の余韻を大事にしてるってことなんだろうか。

さて、そんなわけで聴衆であるこちらとしては、ナマの素敵な演奏を聴きながら、頭の中では各自お好みのキャストがダンスダンス(歌は舞台上でキャストの方たちが歌ってるので)しているというバーチャルな体験をいたしました。

すると興味深いことに、通常の上演形態で楽しんでいるときには気が付かなかったことにいろいろ気づくのだった。

「へーっ、ここでこんな楽器が使われていたのか」

とか、

「おおおー、このメロディはこの場面にも出てきてたのか」

とか。

“見る”ことに神経を使わない分、“聴く”ことに全神経を集中させているからこそ判ることが多々あって、非常に有意義な体験をさせてもらいました。

あー面白かった。

(料金)高かったけど。(最後になって文句言うな)

オーケストラを生で聴こうと思うと、高いのよね。

いや、エンゲキも負けず劣らず高いんですが。


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