てくてくミーハー道場

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2018年02月11日(日) 宝塚歌劇団雪組公演ライブビュー『SUPER VOYAGER!−希望の海へ−』(TOHOシネマズ渋谷)

もちろん本編もショーも観たんですが、本編の感想は東宝劇場で実際に観たときといっしょですので割愛します。




さて、ショーの方は若さ溢れる野口幸作先生の大劇場第二作。

デビュー作『THE ENTERTAINER!』はそのものズバリみちこ(北翔海莉)のタイトルロール的作品で、みちこびいきとしては十分に楽しめたのですが、ただし“ショーとしての完成度”に関してはいまいち評価しづらいという(なんだって?!)

どんなショーだっけ?(オイ)

なんとなく藤井ショーに似てんな。ぐらいの感想しかなかった気がする。

そうなの。幸作先生はどうやら藤井ちゃんに勝るとも劣らぬジャニオタらしいのです。

なので、若手の生徒をジャニっ子みたいなキラキラアイドルとしてヅカオタの〇ば様たちに見せたいらしいのです。

はっきり教えてやる。



それは大きな勘違いだ。(本当にはっきり書いたわね)



あのなー、ジャニオタ歴40年ヅカオタ歴24年から言わせると、両者は似て全く非なるものであることがはっきりしているのだ。

同じようなものと考えた時点で間違っている。そこんとこを今後じっくりと学んでいってほしい。



というようなわけで、いきなりダメ出しから始まってしまったのだが、本編があまりにもアホ作品だったために(まだ言うか)ショーの方はその反動で結構楽しめたのも事実。

やっとのことでトップになれた(コラ)だいもん(望海風斗)が、希望の海への船出に際して自分の来し方をふりかえる場面なんて、「そういうのはサヨナラショーでやれよ縁起でもない」と思ったりもしましたが(ダメ出しばっかじゃん!)、愛は感じましたし。



なんかもう順序立てて思い出せないので(適当でスマン)思い出せる限りの部分につっこみ。

その1(いろんな意味で)めまいを覚える歌詞

(主題歌「SUPER VOYAGER!」より一部引用)

美しい雪の朝に告白しよう 大好きだぞ泣き虫プリンセス

(中略)波間で遊ぶ魚のように 身体寄せ合って 腰 GUI GUI GUI 逃げちゃダメだから







うん。←










(お、お願い。何かコメントして/滝汗)









うんとね。









次行こうか。(あああああああ)←



その2(路線の男役を)女装(させる)

本編でジルベールのような壮絶な美少年を演じたあーさ(朝美絢)がだいもんの“昔の女”を演じ、ナギショー(彩凪翔)の色気駄々洩れジゴロとの三角関係を演じたのですが、あーさがめっちゃ老けて見えがっかり。タカラヅカはアップで見るもんじゃねえな、と再認識すると同時に、遠目で見ても、なんかやせすぎでギスギスしてたし。

ショーの中で男役から女役へとメイクをパッと変えるのは至難の業ですので仕方ないのですが、こんなに似合わないとは思わなくてびっくりでした。

時間が前後しますが、本編ではいかついおっさん役だったさきちゃん(彩風咲奈)が、この前の場でなんともさわやかでスター然としたダンスリーダーぶりを見せていたのとあまりに対照的で。

“女装”はほんと難しいな。似合う子と似合わない子、そして似合いすぎて違和感がなくてつまらない子(贅沢!)と、違和感がとてつもない色気に昇華している子の見極めが本当難しいです。



その3 ほらきた()ヅカとアイドルは水と油だっつーの

もうぼくはヅカップ(知ってる?)以来こういうのには期待しないことにしてるんですが、なんでやるんかね?

「暴風雪」と称した12人の若手男役による「Hard Knock Days」(GENERATIONS from EXILE TRIBE)なんですが、まず、客層のほとんどがこの曲知らんし(決めつけ)

逆に言えば、知らんのでもうGENERATIONSであろうがK-POPであろうがHey! Say! JUMPであろうが好きにやってくれて構わないし、多分どれやってもヅカでやると同じにしか聞こえないと思う(断言)

アイドルとはいえ男性歌手の歌を原キーでやると、実際女のタカラジェンヌが歌うとチェストボイスになるんで、そこだけ注意してください。本家が歌ってるとヘッドボイスでさわやかに聞こえるのに、ヅカでやると重苦しくなるのはそのせいなんで。



その4 実はこれを書きたいがためにこのエントリをしました

トニーのやつ、やっぱり今年もしくじってたのか!

道理で今年は東京ドームにいなかったわけだ()

毎年、年明け早々に必ずしくじるトニーは、どうやらここでしくじってたようです。ジャニーズカウントダウンコンサートの定番曲「アンダルシアに憧れて」は、2017‐2018年は宝塚歌劇団雪組さんへ貸し出されておりました。

ならず者風味のだいもんによる「アンダルシア」は、前述したような「ヅカとジャニは水と油」な感じではなかったですが(アンダルシア自体がジャニジャニしてない名曲だからってのもあるけど)、「トニーめ、ここにいたか」という衝撃がぼくの頭を占領してしまい、歌唱を味わうような余裕が持てませんでした。今度映像で視ることがあればしっかり味わいたいと思います。←



とまあこんな感じ。

このエントリ書いてるのは実は4月下旬なので、全国ツアー公演は観に行けませんでした。なので次回の雪組観劇は本公演になるでしょう(だいもんだいもん騒いどいて意外と愛が薄い)

『凱旋門』は理事(轟悠さま)が主演なのでだいもんはかつてたぁたん(香寿たつき)が演じた役。すごい地味な役だった気がする(これまた覚えてない・・・/汗)

ショーは藤井ちゃんなので誰が女装するか今から予想(そればっかかよ!)

そしてその次は雪組にようやく大作が巡ってきました『ファントム』なんですが、大作なのは嬉しいのですが、だいもんにエリックのニンがあるかが若干疑問。でも本人の実力で何とかしてくれるでしょう。クリスティーヌには全く心配はありません。他の役に関してはキャスティングがどうなるか分からないので何とも言えません。

ま、先のことばっか考えててもしょうがないな。公演観てからこうして感想書くまでに実際2か月も経ってるわけで、一つ一つの公演を大事に味わいながら観ていかないと、時間とお金の無駄でしかない、何より頑張ってる生徒たちに申し訳ないと、ちょっと反省しております。


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