てくてくミーハー道場

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2017年04月02日(日) 宝塚歌劇団宙組公演『王妃の館』『VIVA! FESTA!』(東京宝塚劇場)

あー忙しい。(自分のせいで)



明け方まで世界選手権の録画を視まくったせいで当然遅刻!(すまん・・・本当にすまん/悲)

プロローグを観逃すという醜態を晒し恥じ入りながら観劇しました。

すげえ面白かったよ。田渕先生!(^-^)

そもそも原作が良いらしい(読んでないので伝聞口調)

安定の浅田(次郎)作品だもんな、それは信用できる。

例によって、先入観を防ぐため(言い訳)映画も観てないのですが、今回の当作品の成功要因は、まさしくまぁくん(朝夏まなと)を筆頭とする宙組生徒のお手柄かと(あれ?田渕先生は?)

もちろん、田渕先生の歌劇団演出家ならではの脚色力もお見事でした。

本公演は、トップ娘役みりおん(実咲凜音)のサヨナラ公演ですので、そんな公演でのお約束のセリフもしっかりとありました。

「まだ先のことは決めてなくて、しばらくは自分を見つめなおす」(と、みりおん演ずる桜井玲子に言わせてる)そうです。

「あなた(まぁくん演ずる北白川右京)と出会えて、本当に良かった」だそうです(;;)

「二人で、この“そら”の下を一緒に歩いていこう!」(みりおんとまぁくんのトップコンビお披露目となった『TOP HAT』のジェリーのセリフ)じゃなかったの?(;;)←おセンチな奴

とまあ、お話全体はとても面白く楽しめたのですが、色彩感覚がぶっとんでる衣裳のセンスだけは、どうにかならんかったかと思っています(いきなり苦言)

日常的な服装だと、宝塚の舞台では地味になりすぎるからなのか。

いやそれにしたって、あんな、アタ○がおかしい人(おい!)みたいな柄と色の組み合わせの服を、現代日本人が着るだろうかいくらパリ旅行中で浮かれているとはいえ(いや、別に浮かれてはいないはず)

10年前の堂本剛じゃあるまいし(お、おいっ!/大汗)

ぶっとんだ性格の北白川右京はともかく、桜井玲子まで、すさまじくトンでもない色のタイツに靴、柄のワンピース。あまりにもかわいそうだった。淡色のスーツとかでも、照明できれいに見せることはできたろうに。

・・・あんまり本筋に関係ないことにグチってしまった。失礼しました。

それと、近く人事異動がある宙組の状況に鑑みるに、あいちゃん(愛月ひかる)の役(ヅラがばれるのを気にするおっさん・金沢さん!)がひじょーーーに気になった。

あいちゃん、3番手だよねえ? ショーの階段降りを見ていたら間違いなくそうだと分かる。

だがしかし、・・・なぜ、お、おっさん役?!(この話の中では良い役には違いないのだが・・・)

不安がよぎる(よせ!)

まあ、本格的に悩むのは処遇がはっきりしてからにしましょう。






さて、ショーの方は、タイトルからしてラテン系のショーだろうな、苦手(なんです)だな・・・と覚悟していたら、ぼくが苦手な南国南国した場面はプロローグだけでした。

生徒も黒塗りじゃないし(実は、タカラヅカの黒塗りメイクがちょっと苦手なんですぼく)

まあ、普通のショーだなあ(コラ)と平常心で観ていたら(ショーを観てるのにそれは正解なの?)、いきなり“プロの舞台人がやる”YOSAKOIソーランの開幕(!)

卑 怯←何でだよ?

あ、でも、「よさこい」って、一般人がやるからこそ高揚感があるという一面もあるな。

まあそれはおいといて、迫力半端なし。宙組のソーラン節といえば『ミレニアム・チャレンジャー!』以来の名場面。・・・あれ? これってダーイシ(石田昌也)の作品じゃなかったっけ? 中村A(暁の方)、パ、パク(略)?!

ごほん。

事実は、どちらもソーラン節(大漁唄い込み)を使っておりますが、振り付けも構成も違う全く新規の場面です。衣裳も似てるが今回の方がかなり豪華。

それはともかく、やはり日本人ですな、この場面、今回一番盛り上がりました。

ヤーレンソラグミ、ハイハイ♪←ここでこぶしを2回上げる

もちろん、他の追随を許さぬマタドール(宝塚ってどうしてあんなに闘牛が似合うんでしょうな)、ぼくの大好物・黒燕尾の群舞、トップコンビのデュエットダンスなどなど、歌劇団得意の場面もてんこ盛り。

一箇所だけ違和感というか「・・・」と思ったのは、突然のK-POPシーン。ショーのテーマ“FESTA”とどう関係あんねや?と疑問。

それもだが、ダンスのテイストが全然K-POPアイドルぽくないところも残念。原曲を歌ってるINFINITEと同じダンスをしろとは言わないが、「あー、K-POPってこうだよね」って感じのを見たかった。あの曲でヅカヅカした()ダンスを見せられてもなーって。

そういや雪組の『GOLDEN SPARK』でもK-POPシーンがあって、あれでいきなり“さそりダンス”をやってたな。生徒のポテンシャルすげえ!!と感動したものだった。あのショーも中村A先生だった。K-POP好きなのか?中村A。せっかくやるなら、あれの再現(今回使った曲「Be Mine」には“さそりダンス”は出てこないんだけど)を期待。今度やってね。←





さて、結果としてはぼくがタカラヅカに求めているものは過不足なく提供された良公演でした。

みりおん、幸せなセカンドライフを。

そして、次回公演でとうとうサヨナラ(うっ/涙)のまぁくんは、ロマノフ王朝ものでタカラヅカを去ります。悲恋モノの鬼才(とぼくは思ってる)ウエクミ(上田久美子)先生なので、皆さん、タオルハンカチをお忘れなく(^^ゞ


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