てくてくミーハー道場

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2015年12月19日(土) てくてく三都物語

えー、19〜20日とぼくが近畿方面に出没するのは、すでに予想されていたことと思いますが。

もちろん主目的はあそこのドームなんですが、今回は、先月からいきなり新しい病気にかかったせいで()、関西行くついでにいろんなところを歩いてまいりました。

ついでにしちゃ結構広範囲でありまして、「日本だったら、トーキョーでスカイツリー上って、キョートでお寺巡りしてハカタで屋台に行きたいわ」とか言い出す外国人観光客みたいな(そこまでではない)ことをしてしまいました。

で、どこをほっつき歩いていたかというと。

まずは、ここ(↓)でございます。




参拝客が途切れないのでお一人撮ってしまった。

あの、左側に写っている星のマーク(五芒星)でピン!と来た方も多いかもしれませぬな(←バレやすい口調)



さよう。こちら京都市上京区に鎮座する「晴明神社」(公式サイトへのリンクは貼りませんあしからず)

前夜、予習というか復習というか、改めて『陰陽師』を視聴してより参った。

この神社は、晴明の京での屋敷跡に一条天皇が創立したという話で、全国に点在する「セイメイジンジャ」の中では、一番“本家”っぽい。

なので、参拝客もたくさんいた。

そんだけ有名だし、“屋敷跡”と聞いていたので、ぼくはもっと大きい神社を想像していたのだが、行ってみたら「あら、意外とこじんまり」と思った。

ドラマのセットも広々としていたし、実際、晴明のお屋敷は元々もっと広かったらしい。この神社の境内自体が、その後いろいろあって今の広さになったようだ。

そもそも安倍晴明という人物に、伝承であれ芝居であれ小説であれ漫画であれゲームであれ、とっぱしはともかく魅力を感じて参詣に来る人たちは昔からそこそこいたようなのだが、2015年12月現在においては、やはり、あの、あの人。

そう、その人。(←わかりにくっ)

この神社、今書いたように元々ミーハーを集めやすい性格の神社らしく、「有名人が書いた絵馬コーナー」がお札所に設けられていて、それこそ、夢枕獏やら野村萬斎やら。その他覚えきれないほどの有名人たちの絵馬が、ラーメン屋のサイン色紙のごとく(こ、こら/大汗)ぎっしり並ぶその中に、ひときわ燦然と輝く(気のせいではない。ほんとに、そこだけ目立ってた)330.43のあの方の絵馬があった。

もっとも、彼がここに参詣したのは今年の7月上旬つまり、フィギュアスケート界の新年。

フリーのプログラムのテーマを「陰陽師」にしたので、そのご挨拶(?)に来たらしい。

そこで、凡人のぼくらだったら、「失敗せずに滑れますように」みたいな(そこまで直截的ではないだろうけど)ことを絵馬に書きそうなものだが、さすが“絶対王者”はレベルが違った。

ワイドショーなんかで取り上げられたりしたので、その絵馬に何と書いてあるかはネットで調べていただくとして(おい)ぼくは、そのあまりの品格の高さにめまいがしてしまった(←)

そして、ソメソメや源博雅のはないんだ、ふーん。と見当違いの不満を抱くのであった(あのドラマはそもそも岩手県の方で撮影されたんじゃなかったかな? つまり京都に来てなかったと)

ソメソメは舞台でも晴明を演じているのに、何ということだ。・・・いや別に強制するようなことではないのだが。

ともかく、想像していたよりもコンパクトな神社で、想像していたほどミーハーファンがぎっしり、というわけでもなかったんだけど、普通の神社よりは賑わってたな。

ぼくは、変なところが見栄っ張りなので、お目当ては光一さんでも羽生君でもないですよー、てな顔をしながら(意味不明な見栄)、水木しげる先生による『安倍晴明公伝』の冊子を買ってその場を辞しました。

あ、もちろん参詣はしたんだけど、お願い事とかは別にせず。

「ミーハーですみません。この歳になってようやく晴明様に興味が沸いたので(ド失礼)初めて参りました。もしかして晴明公、バルセロナに行かれてました? 羽生君を守っていただきありがとうございます」(←宗教的意図はなし)

みたいなことを念じてしまったのだが、怒り買わないよな・・・?式神コワイ(←こらっ)

そんで、羽生君が抱きついたというご神木(楠)にも、ちょっと手を当ててお声を聴いてきました(オカルト的意図はなし!)

木は、現実、生きてますからね。その気になれば会話はできます。

てな感じで、鳥居の真下にある「一条戻り橋」(茨木伝説!)もミーハー心わくわくで渡ったりなんかして、京都ってどこ行ってもこういう感じ(どこにいっても即座に歴史的ミーハー物件が見つかる)なのがうらやましいなあ、と思いつつ、そして、南座に後ろ髪を引かれつつ(今回そこまでの体力はなかった)大阪へ向かうのであった。





(今出川までてくてく歩き、京都市営地下鉄烏丸線で京都まで。そこからJRで大阪に)





けっこうここまでもハードな旅(公共の交通機関を駆使したので)だったのだが、19日午後6時からが今回の旅の本番なので、へこたれてはいられない。

しっかり主目的を果たしてまいりました。

コンサート自体の感想としては、ネタばれになるので、元日過ぎてからにしますね。といいつつ、来年の元日が過ぎても書いてなかったら、いつものことと諦めてください。←

前夜、『陰陽師』をめっちゃ真剣に視てしまいあまり寝てないにもかかわらず京都で途中下車して歩き回ったので、めっちゃ疲れた。

ホテルで『smaSTATION!!』を視終わったとたん(これにも羽生君がちょっと取り上げられてた。ホットな話題だし、テレ朝だし当然だ)、睡魔到来。

一日、ほとんど何も食べてなかったのに、よく寝られたな、と自分でも驚いたでござる。



続きは明日の日付の日記で。


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