てくてくミーハー道場

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2010年04月02日(金) 銀座で何か食べたくなって(池波正太郎センセイ風?)

東京宝塚劇場を後にして、行き忘れてしまわぬように今月分の切符を買いに新橋演舞場へ。

大激戦の歌舞伎座(ほんとにほんとの)さよなら興行のあおりを受けてか、こっちはまだ余裕があった(コラ)

でも、さすがに土日は全部売り切れ。

平日に歌舞伎公演(午後4時半開演!)を観に行ける自分の立場に感謝(まあ、4月いっぱいまでだけどね)



さて、これで本日の用事は終了。

朝から何にも食べてなかったので(もう5時前なんですが・・・)久しぶりに(先月ずっと休業していた)「ナイルレストラン」でムルギーランチを食べよう! といそいそと飛び込んだ。

この店は、客よりも早くおじさん(店主のナイルさんにはぼくは会ったことない。いつもの給仕長のおじさん)が勝手に注文をムルギーランチに決めてしまうので有名ですが。

こっちも最初からムルギーランチのつもりで入るので、ま、それはいいんだけど(昔、どうしても“気分”じゃなかったので、キーマカレーを頼んだことがある。イヤな顔せず注文受けてくれました)

前回行った時、どうやら久しぶりに来たらしい年配のご夫婦がぼくの後に入ってきたことがあって、そしたらおじさん、「久しぶりね。○○(←忘れた)二つとビールね!」と、彼らが注文するより先にムルギーランチじゃない料理の名前を言った。

ムルギーランチ以外のものを頼んでるお客にあんまり会ったことがないので(ぼくもそんなにしょっちゅう行ってる訳ではない)驚くと同時に、「こういう“常連さん”になれたらいいなあ・・・」と若干羨ましかった。



閑話休題。

そうして常連でも何でもないぼくが“普通に”ムルギーランチを頼んで待ってると、二つおいたテーブルに座ってる男性の二人連れが、ど〜にも妙な感じ(いくらぼくのブログの愛読者様でも、ヘンなご期待はしないように!)

な〜んか、最近すごーくテレビで目にするヘアスタイルのおあにいさんと、ヘアスタイルは同じボーズ(あっ、判っちゃった?)だが、おとなしそうな男の子が、汗だくになりながら(笑)お食事中。

イマドキあのヘアスタイルにしとる日本人は、亀田興毅か“あの男”しかおらんし(ATSUSHIは髪伸びたし/笑)

予想的中。

「この時間にこんくらい食っといた方がいいんだよ」

とか何とか(若ダンナ、夜の出番の2時間前でございました)言いつつ、満足そうに汗だらだらの顔(と頭/笑)をおしぼりで拭いておりました。

相手の男の子は、名前は分からないが、三階さんだと思う。

ぼくと彼らのテーブルの間のテーブルに居た女性二人連れも、声こそかけないが「なんてラッキーなのぉ♪」みたいにニコニコソワソワ。

あぁ銀座だなぁ、と思ったことである(何だその感想?)

だがなぁ海老蔵(あっ、名前出しちゃうの?)、わずか50メートル先の楽屋口まで行くのに、サングラス必要か?(こ、こらこら)

だいたい、銀座で歌舞伎役者が顔さしたところで、屁でもなかろうが(はいはい、煩いですねえおばさんは)



さて、彼らが帰った後にぼくのムルギーランチ到着。

例によって手際よく鶏肉の骨をはずし、「よくまじぇてね」の一言も忘れぬおじさんの言葉に従い、ひたすらまじぇまじぇ。

最初に食べたときにぼくは、「カレーを混ぜて食べる」という習慣が長年なかったので、お言葉を無視して一口ずつ「鶏肉乗せたカレー」「ゴハン(サフランライス)」「カレー」「マッシュポテト」「カレー」「キャベツ」「ゴハン」・・・みたいにして食べてたのだが、その食べ方だと、ぼくにはヒジョーにここのカレー、辛いのだ。

一度素直に「まじぇて」食べてみたら、あらっ、全然辛くない。そして、コクが出ておいしい。

「ここのムルギーランチは、辛さがいまいちなんだよなぁ」とおっしゃる知人もいるのだが、そういう方は、一度混ぜないで召し上がると良いと思う(もしくは激辛野菜カレーを頼むとか)

ただ、これも実に不思議なのだが、全部「まじぇて」しまうと、ぼくは完食困難になる。

混ぜないで食べ続けると、難なく食べきれるのにだ。

味に飽きてしまうのかなぁ?

いろんな意味で不思議な食べ物、それが「ナイルレストラン」のムルギーランチなのである。

それにしても、男性二人が汗だくになりながら食べてたのと同じものを食べながら、ぼくは汗どころか「じんわり」すらしない。

カレー食べて汗がかける体質の人(つれあいも、かなり、かく)が羨ましい。

自分の代謝の悪さには、ホントがっかりする。





グチはともかく、この店も、歌舞伎座が工事に入れば、(周辺に会社はたくさんあるから)さびれはしないだろうけれど、こんな風に歌舞伎役者とばったりといった楽しい偶然もしばらくなくなるか知らん。それとも、演舞場に出ていてここに来る役者もいるだろうか、などと考えながら、昭和通りへ出てタクシーを拾った(←また文体パクッたな!)

ウソです。地下鉄で帰りました(←庶民の限界)


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