てくてくミーハー道場

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2010年01月29日(金) 『KING OF THE BLUE』(ル テアトル銀座)

うっかりしてるうちに『キャバレー』(日生劇場)が今日までだと気づき、よし行こう、と思って家を出ようとしたら、このチケットが出てきた(@_@;)あ、危ねぇ〜。


ヨーヘイ君だヨーヘイ君だ♪(←材木屋)

と、泉見洋平君が出るってこと以外には何の事前知識もなく(お芝居なのか、ショーなのかさえも)出かけたのです。


感想です。





(んー、こうやって行を空けるときは、碌なこと書かんぞ覚悟しろ)





 ↑
当たりです(__。)


あのね、制作者の皆さんの“志”は、買う。

キモチは分かる。とっても。

でも、正直に言います。スキルがついて行ってない。←出た。超上から目線


新感線の出来損ないと言ったら可哀相過ぎるかもしれませんが、目指すところはあそこでしょ?(「違います!」と反論されても別にいいんだが、じゃあ、そうだったんなら、余計始末におえん)

及ばなさ過ぎてた。脚本が。

説明不足の上に底が割れてる、という、非常に無念すぎるプロット。

マンガで世界史や日本史を勉強しちゃった人がよく書く同人小説のような(←うわぁ〜〜っ!!! すごい怖いヒトたちを敵に回したぞその発言!!!)

批判はとめどなく出てくるのだけど、ぼくが感じたこと全部書いたら、収集がつかなくなるので(この言い様もたいがい酷いが)もうやめます。



で、さらに「惜しい」「残念だ」と思ったことには、出演者、みんな上手いんだ(揶揄じゃなくて、本当の意味で)唄が。

アンサンブルの皆さんは、普通にダンス上手だし。

何なんだ、このもったいなさ。

先入観を避けるために、事前にパンフレットを見ないで最後まで観たんですが(観ながら普通にぼくが気づいたのは、ヨーヘイ君の他には鈴木亜美ちゃんとaccessの貴水くんだけ)、ソロをとる出演者はみんな普通に(ロック歌手として)上手で、「本業役者じゃねぇな?」と思っていたら、(まぁ、「役者」としての仕事もしてたが)やっぱり「本業=どこそこのヴォーカル」って人ばかりだった。

要するに、新鮮で出どこも良い材料を集めといて、刃こぼれだらけの包丁で切り、味付けも自分で工夫せずに出来合いの「○○の素」をぶっかけて仕上げてしまいました、みたいな出来上がりだったのだ。

それも、「帝○ホテルの味」みたいな、ちょっとお高めの「モト」を。

でも、食べたことある人なら分かるが、それって「帝○ホテル」で食べる料理には、百歩及ばないのよね。

そのくせ「なんか似てる」から、余計いけないのよね。

いい野菜使ってるんだから、ただ、おいしい塩だけパラリとかけて食べたかった。

「もっと料理の腕見せたい」ってんなら、コトコトしっかりおダシで煮て、その繊細な味を堪能させてほしかった。




ここまで書いて今頃チェックしたのだが、演出(と振付)は上島雪夫さんだったのか。

なるほど、ダンスシーンは(「は」ですか・・・)カッコ良かったわけだ。

まぁ、こういうのをたまに観るのも、ぼくにとっては勉強になるのだろう(ホンマさっきから失礼な感想やな)

ヨーヘイ君・・・次回は『レ・ミゼラブル』か『ダンス オブ ヴァンパイア』か『ミス・サイゴン』でお会いしましょうね(こぉら!)



いやだってね、パンフレット読むとヨーヘイ君が主役、みたいなこと書いてあるんだけど普通に観ててそう思えなかった(玄武=加藤和樹君がカッコ良すぎて/ホント)

ニンゲンと“鬼”とのハザマで苦しむ主人公(あれ・・・? どっかで観た気が読んだ気が)らしいのだが、なんかヒジョーに影が薄い。

お目当ての唄も、さほどナンバーが多くなかったし(これはまぁ、他のメンバーも上手かったから許す。それに「主役だから特別に唄多くしろ」と思うタイプの客ではないし)

他の登場人物それぞれに主義主張があって、それは大変よろしいのだけど、「それでもなおかつどう考えてもこのヒトが主役だ!」という押し出しが主人公には欲しかった。

そういうのがあるからこそ、お話に厚みが出るのだ。

なんか、「堂々たる主役」ってのを出さないのが、最近のライダーシリーズの傾向?(何の話をしてるんだ?)

いえね、ゆとり時代の「間違った平等主義」てのが、ここ十数年日本には蔓延してるじゃないですか。

脚本書いたの、その世代の人たちなのかなぁ?(すみません、名前見ても知らない方たち(お二人いた)でした)

また結局脚本の悪口になっちゃったので、もうやめときます。



あぁ、『阿修羅城の瞳』か『朧の森に棲む鬼』のDVDどこにあったっけ?(観たいのね)

てか、ぼく、持ってたっけ?(オイ)


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