てくてくミーハー道場

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2010年01月20日(水) 『なつめの夜の夢』(赤坂RED/THEATER)

これは去年の11月に亡くなったなーちゃん(大浦みずきさん)と前田清実さん(ホントは「清実先生」と書いた方が座りが良いのだが、ダンスのかけらも学んだことのないぼくが彼女を「先生」と呼ぶのはおこがましいので、「さん」にする)が年に一回ユニットを組んで上演していた『伎芸天』というダンスコンサートの第三弾であります。←長い!

でもって、ぼくは第一回、第二回とも、情報不足で見逃していた(涙)

去年の10月に、赤坂RED/THEATERに毬谷友子さんの『弥々』を観にいったとき、偶然チラシを見つけて、

「わぁっ!! なーちゃんが復帰するんだ!(喜)」

と勘違いした(キャストのところに名前があったのだ。「声の出演」てとこを見落としていた)

でも、例え「声」だけでも、面白そうだよ。と、思ったのはいいが、なんやかやしてるうちにチケットを買いそびれていた。

そしたら、なーちゃんの訃報が飛び込んできた(T-T)

それで、なんだか知らないが、「きっと、公演中止だ」と勝手に思い込んでしまった。

しばらくしたら、やっぱりやるんだよ、という情報を得て、慌てて残り少なくなっていたチケットを何とかゲット。



第1部は、ぼくが苦手な(ごめんなさい)コンテンポラリーダンス。

5歳の少女「なつめちゃん」が旅する、不思議でかわいらしい心象風景。

時々なーちゃんのモノローグつうか、短いセリフが入る。

泣いてしまうかと思ったが、意外と内容のかわいらしさの方が勝って、ただ「わぁ、なーちゃんだv」と思っただけだった。

中でも、いろんな人たちの「お父さん」の呼び方を羅列するところが面白く(特に、「門番の子ども=とおさん」てのが、オヤジギャグ大好きの中年のド真ん中にヒット(^^ゞ)、なーちゃんと阪田寛夫氏の温かい父子愛が感じられて、じ〜んときてしまった。

タカラヅカのフレッド・アステア。究極のフェルゼン様を演じたなーちゃんの小さいころのお父上の呼び方は、なんと「父ちゃん」だったそうだ(阿川佐和子氏談)

いかしてる(≧∇≦)

それにしても、50分間出ずっぱりで延々と5歳児を演ずる清実さんの身体能力と表現力は圧巻であった。



第2部は、耳になじみのあるいろんなジャンル(ミュージカルナンバーありジャズありロックありタンゴあり)の曲に乗せたスタイリッシュなダンスショー。

なーちゃんが好きだった曲を集めたそうです(ぼくも好きな曲が何曲もあって、嬉しかった)

ここで、日替わりゲスト登場。

本日は、日本ジャズダンス界の月影先生(コ、コラ/汗)=名倉加代子御大。

う、美しいっ!!!(@_@)そして(当たり前だが)ダンスめっちゃうまっ!

あの・・・、あの・・・、本当に今年○○歳におなりなので・・・?!←各自調べること!

ちょっと歩いただけで足の裏がイテーの、腰がイテーのと言ってる自分が情けなくなりました(超反省)

そして、やはり思ってしまったのは、なーちゃんにも、こうやってずっとずっと元気に踊り続けてほしかったということで・・・。でも、それはもう言ってもしょうがないことで・・・(T△T)

一番無念だったのはご本人だったのだろうし。




それにしても、ダンスできる人たちって、本当にうらやましい。

体つきも(当然だが)キレイだし。

ほんのちょっとでも体動かすくらいなら、文字を読んだり書いたりする方を選んでしまう自分がうらめしい。(ところが、なーちゃんは作家のムスメさんだけあって、どっちも好きだったそうで、彼女の書いたエッセイも面白かった。“天二物”ってやつだな)

話は戻るが、「伎芸天」とはさも名づけたり、って思った。

本当に「テン」まで続けてほしい。


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