1992年08月25日(火) |
26歳 キエフ→列車 |
キエフは結構広い街で、一人で見どころを回るのは難しい。地下鉄もあまり便利ではなく、観光をしたければ、インツーリストの世話になった方がいい。 朝、ストレッチと太極拳をしたら、少し気分がよくなった。 ウラジーミル公の像は見つけられたが、聖アンドレイ寺院は見つけられなかった。ウクライナ人にとってウラジーミル公はどのような存在なのだろう。 列車の切符はすんなり手に入ったが、ウクライナのビザ代を取られた。 黄金の門を見て、美術館か博物館を見に行きたかったが、足が痛くなってきたのでやめて、ホテルへ直行した。 ホテルの17階のロビーは不思議と落ち着ける場所だった。子供の頃遊びに行った祖父の家の2階を思い出した。 キエフ駅のあの雰囲気は何なのだろう。ほとんどウクライナ人だけなのに、異様に雑然とした雰囲気。駅舎は異様に大きく薄暗く、レーニン像が場違いに立っている。売店、窓口などの設備は皆一様に粗末で、新しいものにしようという気が起こらないのかが不思議である。
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