huukei



 四月二十九日  土曜

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  太陽の色に似たくてたんぽぽ黄      遠藤タミ子



読み… たいようのいろににたくてたんぽぽき

たんぽぽは、白いたんぽぽと 黄色いたんぽぽとがある。
白い方は日本古来のものだそうで、滅多に見かけない。
黄色い方は西洋たんぽぽ、外来種だそう。

上の句は、黄色いたんぽぽ。
たんぽぽは太陽の色に似たくて黄色になった

「太陽に憧れる。
明るさ、強さ、たくましさ、

太陽が、私を上へと育ませる
根を深くへ伸びさせる

私も太陽さんみたいに 」

そんな たんぽぽみたいに僕も
なれていない時も実際あっても、
せめていつも心の底に たんぽぽを二つ三つ 置いていたい。



 / / / / / / / / /  〜*  **



  春宵や 栞に結ぶ青リボン      南 周子


読み… しゅんしょうや しおりにむすぶあおりぼん

春宵 = 春の宵(はるのよい)
宵とは、日が沈んだばかりの、夜に入って間もない時間帯のこと。
現在は、鹿児島は7時前後、
関東だと6時30分前後だろうか。

ふと、窓を見た。
もう日は沈んだなあ。 夜になってきた。
――窓の外が青い世界になっている。 うっとり…。
ん〜〜〜 伸びをして… さてと、
読んでいた本に栞を挟んでとじた。
使っている栞には青いリボンを結んでいるのだけど、
今のこの時間帯と 丁度色合いが一緒だ。 ふふ。

とじた本は 机の上に置いた。



 / / / / / / / / /




  春の夜や
    机の上の肘枕      高浜虚子




読み… はるのよや つくえのうえのひじまくら

ぼんやりと思うあれこれ
暖かくもあり 少し肌寒くもある
春の夜のなか




 / / / / / / / / / 〜* **    *  * *





― ― ― ― ― ― ―



 4月27日  木曜


秋桜(コスモス)、
花言葉は、少女の純真、真心。

英語表記だと、Cosmos
これは、花の名前以外に、「調和・秩序」という意味がある。
(対義語は、Chaos カオス。 混沌・無秩序)


Cosmos ――調和、秩序。  星座の世界。  秩序を持つ完結した世界体系




<<<<
星は動かない。
星座もまた動かずに一定の形を保ちつづける。

流れ星だけが 自由に行き交う。
>>>>





  <ここからは、ある鳥への書簡として>

君は、弱い者を、弱っている者を包もうとする。

時に自分を包む。


優しさというものは、人によって様々に違う。
僕の優しさは僕の持ちうる範囲での優しさという事であって、
誰もが皆そうだ。
だから、優しい人 という言い方をした場合、人の持つ優しさの種類や深さは、
人によって様々に違い、
その人の優しさは、その人の持ちうる範囲内での優しさ という事になると思う。

だからどう という話では無く、今そう思った。

何故そう思ったかと言うと、
例えば僕が、ある知られざる面を見せた時に、
君はその事を思いやるのだろうか、それとも手で払い除けるように冷たいのだろうか。
と思ったからだ。

反対に、僕が初めて知る君の知られざる面を見た時、僕はそれを思いやるだろうか。
冷たくするだろうか。

でも、そんな事を考えるのは、どうだっていいかもしれない。
誰もが、自分が自分であり、自分以外ではなく、自分以外にはなれない、
だからこそ、自分の中に、いいものも 色々な可能性も詰まっている。

そしてだからこそ、
傷つく事・傷つけてしまう事や、様々に湧く感情を含めて、他人同士がふれ合う事に大きな意味がある。

だから、お互いの態度をお互いに知っていけばいいのだと思う。
そうしていつも何かを学び続けている。



  抱擁

君は僕を抱擁する。

僕も君を抱擁する。
君に優しくされたから、それに対する感謝からか、
他にもあるだろうか、

お互いにそうなのだろうか。

一切の俗の無い透きとおった水のようにそうしたいという気持ちが同じなら、
今既に心の上でそうしている という事。

この記憶がこれからも続いていくのだろうか、
分からないけれど、
もしもこれが土なら、ここに生い茂っていく緑がある、流れ出す川がある、
君と心を重ねたら
僕の中では、二度と失わない記憶のように、木の年輪のようになって刻まれる。
その事は、なんだか少し恐くもあるし、そして本当に有難く幸せに思う。


記憶は 記憶こそがいつまでも
僕の中を流れつづける記憶として
過去にならずに 今流れつづけるものとして
まるで
遠いところから
呼び覚ますように
近くから
安らげるように




― ― ― ― ― ― ― ―


 書簡を綴り終えて。


様々な鳥の鳴く声は 野に響き渡り
街に響き渡る

星は行き交う この空を
皆は眠っている 空の下で

夢を見ている人たちの
その人の夢に現れて流星は
そうして眠っている身体の中の血液と混ざり合うかのように
流れ
温かいように 流れつづける






― ― ― ― ― ― ― ―



 四月二十五日  火曜


  あたら夜の月をひとりぞながめつる思はぬ磯に波枕して      平経正

  【通釈】
  もったいない位の素晴らしい夜、月をたったひとりで眺める――思いもしなかった磯で、うちよせる波を枕にして。

このHPからの抜粋です。 「千人万首」
 http://www.asahi-net.or.jp/略



1185年の今日は、平家が滅ぼされた日という事だそうです。

平家と言うと、「青葉の笛」という唱歌があります。
一の谷の戦敗れ… という出だしで始まるのですが、
平忠度という人物の事を歌っています。
(今日は壇ノ浦の合戦の日で、平忠度は一年前に起こった一の谷の合戦で死んだそうです)
(ちなみに上に書いた短歌は、忠度ではなく経正という人のものです)

源氏のナントカという武士が討ち取ったのが平忠度でした。

討ち取った後、忠度の身に着けていた文を見つけて、そこには、この短歌が書かれていたそうです。
 行き暮れて木の下蔭を宿とせば花や今宵のあるじならまし
 【通釈】 旅をゆくうち日が暮れてしまい、桜の木陰を宿とすれば、花が今夜のあるじということになるのだ。

討ち取った人は、この短歌を読んで人柄に感銘を受けて、出家して、
忠度の供養塔を建てた… という話があったような無かったような…。

忠度は、ただのり と読みます。
現在の鹿児島県、つまり薩摩の統治を担っていて、「薩摩守(さつまのかみ)」 という役職に就いていました。

無賃乗車 = タダ乗り
忠度 = 薩摩守

ある僧が、渡し舟に乗り、「(我こそは)平家の公達、薩摩守忠度(であるぞ)」 と言って舟賃を踏み倒そうとする場面が、
江戸時代の狂言の中に見られるそうです。


自分の地元との関連があったので、ちょっと書いてみました。





― ― ― ― ― ―



 4月24日  月曜

ここは街中だが、近くに農学部がある為か、うぐいすが時々この辺りにも来て、鳴声を聴く。


ウィーン少年合唱団による、
シューベルトの 「うぐいす D.724」 と 「セレナーデ D.921」
 https://www.youtube.com/略
 うぐいす D.724  …0:00〜
 セレナーデ D.921  …4:55〜

違うバージョンとしては、こういうものもありました。
 セレナーデ D.921  女性合唱
 https://www.youtube.com/略


少年合唱団特有の、光り輝くような合唱が僕は大好きです。

実を言うと、歌詞がどんな内容なのかは忘れました。
外国語の場合、僕はあまり内容が気にならないタイプです。

楽器として捉えた時に、声というものがとても好きです。
当たり前かもしれませんが、人間味があるからです。

言葉の意味は分からないけど、
自分の感情を重ねながら、好きなようにイメージ的に解釈して聴くのが好きです。
それは言葉が理解出来ないという事の利点だと思います。

単純に、この曲のメロディと合唱が好きなので、時々聴いています。

アバベアベバッジャバデンフィエットピヨーホー
ペッピリボーチョントギャンディンチャーポヨン
テリンデルリンペリオロディンバンヲンヲロロンッチョロ
オロチョ… チヨチヨ…
ホチャーピョー! ホチャーピョー!
ホッチャーバッバッピョー! バッバン! バッバンピョー!
オッチャパン! オッチャラメッチャキョー! メッチャキョー!
デヒ デヒ
オキャンソンダピョン! オキャンソンダッピョン!
オッキャン ブッチャ フッチャ
オッキャン ブッチャ フィッチャ
オッチャン コレ パンヤン  コレパンヤン!
バ!
ネコチャン フンジャラッタンチャ!
ネコフンジャッタランチャッタン! タン! タンポッポー!
ハエビューン! ハエガビューン!
ベヒ ベヒ ポぺポッポー
ポケポコ ポン  ポケポコ ポン



さてと…。



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 4月23日  日曜

 (お知らせ)

ところで、「エンピツ」というレンタル日記サイトを利用しているのですが、
現在ログイン出来なくなっており、管理者に時々問い合わせるのですが返事がありません。
この画面は本来は目次のページなのですが、何故かここは更新が可能です。

ログイン出来なくなって3ヶ月が経過するとIDが抹消されます、と規約に書いてあります。
ですので、もしも近日中にアクセス出来なくなっていたら、そういう理由です。

その場合は、少し間を置いてから別のブログサイトを借りるかもしれません。
HP自体のトップページ(折鶴のページ)はエンピツでは無いので存続します。


 * * * *






レンゲ(げんげ)。 漢字で書くと、紫雲英、蓮華。


  親牛も子牛もつけしげんげの荷     高野素十



  げんげ田のうつくしき旅つづきけり     久保田万太郎










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 四月二十二日  土曜

らっきょうの酢味噌和えを食べたくて、らっきょうを買った。
生食出来る、細長いらっきょうである。

しかし作るのは初めてで、
あく抜きした方がいいのかな? と思ってネットで調べた。

軽く茹でる、との事だった。

この、生食可能な若採りのらっきょうの事を、別名 エシャレット と言うそうだ。
エシャレットってどんな味だったっけ? と最近思っていたが、
なんだ若いらっきょうの事だったのか!と、新しい発見をした。

若採りのらっきょう = エシャレット

つまり、らっきょうを、お洒落ットな呼び方にしてみた、という事なのだろう。

そうだったのか〜、ふ〜ん と思いきや、
なぬ? 「エシャレットとエシャロットは別物」 って書いてある…?

若採りのらっきょう = エシャレット ≠ エシャロット

その謎についての詳細が書いてあります。 農林水産省のページ
 http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1304/01.html

エシャロットというのは、小型の玉ねぎ なのだそうだ。
そして別のHPの情報によると、日本では栽培されていないそうだ。

今まで、エシャレットとエシャロットは字が少し違うだけで同じ物 だと思っていたが、違った。

そうなのか〜 じゃあ、エシャレットは、認識していなかっただけで実はよく食べていたんだなあ
時々スーパーで、「ん?エシャレット?珍しいのが売ってるなあ」と思って買っていたものは、
エシャロットではなく、らっきょうだったのだ。 エシャロットを買った気になっていた。
ハンバーグの付け合わせ等に調理して、なんだかお洒落な気持ちになって食べていた物は、
らっきょうだったのだ。
「これ何?」  「エシャレットだって」   「へえ〜珍しいね」
などと会話しながら食べていたが、あれは、らっきょうだったのだ。
これまでに何回かあった気がするが、全てらっきょうだったのだ。

と思いながらクックパッドを見ていたら、
エシャレットのおかか醤油和え、というレシピを見つけ、
美味しそうだったので、今日は酢味噌じゃなくてこっちにした。

エシャレットのおかか醤油和え = 美味
エシャレットの酢味噌和え = 美味

エシャレットは若採りのらっきょうのことでお洒落ット
エシャロットひょっとしたら食ったこと無いのでは

 〜おわり〜




― ― ― ― ― ―



 四月二十日  木曜


明日に響く音を思う。

音が響き渡っている。

明日が輝く。

明日へ集う人たちが輝く。

遠い昔に産まれた私が、「今日」を幾つも重ねて、今日まで来た。

今日もまた、明日へと歩む。

今日の私が、明日の私へと。

輝きを運ぶ。

しなやかな腕。


砂浜の

波に立ち、

見つめている。

明日の音が 聞こえてくるようだよ。




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 四月十九日  水曜




  大いなる春といふもの来るべし     高野素十




読み… おおいなるはるというものきたるべし


「春がくる」


時期としては、二月〜三月頃でしょうか。
なので、今とは少しずれてしまいますが、大好きな句です。
希望を抱くような気持ちになります。




― ― ― ― ― ― ―



 4月18日  火曜




  グリーンピースぜんざい (翡翠煮)

グリーンピースの季節である。
グリーンピースというのは、えんどう豆の事だそうだ。
えんどう豆というのは、スナップエンドウ等のことだそうである。
うぐいすあんパン、というものがあるが、
うぐいすあんというのは、グリーンピースと白あんで作った餡子の事だそうだ。
そうなんだそうである。

自分はうぐいす餡が好物なので、グリーンピースの甘煮も好きだ。
味付けは、最初に塩味を薄味程度に付けて、それから砂糖を入れると、
砂糖の量を多くしなくても満足する甘さになる。

甘煮にしないのであれば、
出汁、塩、薄口醤油、好みで生姜のすりおろし、等で煮ると、おいしい煮豆になるらしいです。
いわゆる「翡翠煮」というのは、これの事だそうです。

家では、僕以外は「においが苦手」と言って食べないのですが、
僕が好きなので、ここに記してみました。


 * * *




知らない花の花畑。
満開。



近づいたら、いい匂いが立ち込めていた。
ラベンダーに似ていると思ったが、ただ単に紫色だからそう思い込んだのかもしれニャい。




― ― ― ― ― ― ―



 四月十七日  月曜

春の音楽。

「さくら横ちょう」  作曲/中田喜直
 https://www.youtube.com/略

 https://www.youtube.com/略
 (上のはノイズが入っていますが、こちらは入っていません)


この詞には、中田喜直と別宮貞雄が曲を付けており、
自分は中田喜直の方をよく聴きます。

 別宮貞雄 (ギター伴奏編)
 https://www.youtube.com/略


メロディが好きなのでよく聴いていましたが、
正直に書くと、僕は今日初めて歌詞をきちんと見ました。
なるほどこういう歌だったんですね。

検索して調べてみましたところ、
作者によると、この歌詞の経緯は、
同じ小学校に通う女子を思い返して作ったそうです。
まるで女王のような雰囲気のその人と、二人きりになれたらどんなにいいか、
と思っていた、その気持ちを綴ったそうです。
(ちなみにこちらのブログからの情報です。http://loggia52.exblog.jp/9049558/

なるへそ…。


― ― ― ―

 (昨日の追記)

佐保姫の裾をふみたる今朝の君… というのは、
もしかしたら、昨日僕が書いた状況とは、逆かもしれないです。
つまり、
始まりの頃ではなく、終わりの頃。

花を咲かせた佐保姫が、その木から去ってゆく。
花は桜か。
桜の花びらの散り敷く道を踏みながら、君は歩く。
花の名残を惜しみながら。

朝陽が差している。
季節が少しずつ、また新しくなってゆく。

君。


― ― ― ―

俳句は、詩も音楽も何でもそうだと思いますが、
間違って解釈することが間違いではないので、
なんでもありなので、だから、もしも心の中に何か素敵なイメージが湧いていたら、
それもまた大事にすればいいのだと思います。

結論で言えば、
見る人・聴く人がそれぞれに、何かを感じたり、遊んだりすればいいのだと思います。
その句と遊べばいい、というのを、
誰でしたか忘れてしまいましたが、詩人の評論で読んだことがありました。
その通りだと思いました。




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