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2016年11月15日(火) inflate

スピード
温度
外気

視界
言葉

これを空に線を引いて、その中に投げて、掌で捕まえる。
思い切り投げて、ぎゅっと捕まえる。

もっともっと音楽を。聞いたことない音楽を。見たことない映像を。

最近毎日、そんな感じ。


2016年10月10日(月) 風の中で

もともととても精神が弱い人間なんだ。
でも自分で弱いっていうとね、弱いから甘やかしてよって言ってるみたいでみっともないよね。
何にもない俺は楽器を手にする前から音楽が好きで。音を聞くと景色が見えたり風や温度を感じて、違う世界の中にいるような気がして。それが好きだった。
世の中が便利になって色の違う様々な音楽が手を伸ばさなくても届く距離にあって、いっぱい聞いてたくさんの風を知った。もっともっとぐっとくる音楽を聞きたい、新しい風を感じたい、そう思って自分で音楽を作るようになった。
多数決でいうときっと自分はごく少数のタイプで音楽というものを考えてて、それのおかげか俺が作る音楽が少しずつ人に聞いてもらえるようになった。
友達もできて、慕ってくれる後輩も背中を見せてくれる先輩もできた。
何にもない見た目もよくないし全然俺のことを知らない人が俺の音楽を好きだと言ってくれた。
とても幸せだなと思う。とてもとても。
すごいハッピーでさ、お祭りの雑踏の中にいるみたいになって、その中で俺はみんなを喜ばせる道具を手にしてて。掲げればみんなが喜んでくれるんだと思う。
けどその道具を作ろうとすると、なんか違うんだよ。もっと根本のさ、ただただ自分が作りたいものを作らなきゃ。寂しいから、喜ばれたいから、そう思って曲を作ると結果あんまりよくない。
月光病の森は何も考えずにやりたいものを作ろうと思ってできた曲。ノリもよくないし暗いから盛り上がらないけど、一番心が入るし、あの曲が生まれなかったらたぶんダメな売れ線曲を作り出してると思う。

新しい曲を作ってます。今までと大きく違うのは締め切りがあるということ。やりたい音楽はね、ものすごくたくさんあるんだ。それを選んで並べて色を塗るって作業が本当に大変。でもできたら新しい風を感じられるんだよ。胸が高鳴るよね。
温度とか季節の匂いとか色とか、それが何よりも大事。ライブの熱量?歌ってる人の人間性?俺にはクソどうでもいいわ。押し付けるな。いい音楽が鳴ったらそれでいいんだよ。熱量とか感動が好きな人はさ、そういうのを売りにしてるバンドを見たり応援したらいいよ。それなら相思相愛じゃん。それを否定なんてしないから。素敵なこと。ただ俺はしないしやる気もない。世界中のバンドマンが常識人でドラマがあってライブで全てさらけだしてるだなんてなんで決めつけるような人がいるんだろう。

たぶんこんな気持ちのこの瞬間でも誰かを笑顔にする冗談も言える。器用になったんだな俺って思う。
たくさんの仕切りが気持ちの中にあるけど、結構綺麗に分けられてる。だけど突然溢れ出してくるし、誰かに会いたいって思っても数秒後に会いたくなくなったり。めんどくさい人間なんだな、俺。

作品を作ってるとやっぱり心が壊れる。ちょっと壊れて隙間がある心じゃないと風を感じられないからかも。


2016年08月02日(火) Quiet

SNSはやっぱり便利で、ちょっとだけ接点があってよく知らない人の考えをたくさん知れて、自分が想像する世界は他人のそれとは少しずれてるんだなって確認できる。
今俺の周りはとても騒がしい。静かでも嫌だけど。俺に向かって叫んでる声もある。うるさいなって思うし、その人の人生のほんのわずかな時間だけどもそれを俺のために使ってくれてるのってなんだか不思議だなとも思う。
いい音楽がしたい。すっげーぐっとくる音楽を作りたい。聞いたことあるやつだったら買って聞けばいいだけだから、そうじゃないやつ。騒がしい部屋の中でふっと静かになる瞬間に曲を作る。まだ俺にしか聞こえてない曲。ライブハウスでそれを聞かせたいんだ。早く聞かせたい、俺の音楽を好きでいてくれてる人に。好きになってくれる人に。
ライブは戦いじゃないし、仲間と共演して楽しむだけのものじゃない。根本が違う人たちがたくさん騒いでる。なんだか、同じとこで活動するのが違う気がしてしまう。

新しいMV撮ってくるからね。それも頭の中で描いて、それを現実にするの。
俺はよくとても忙しそうだと言われる。本当はそうでもないんだ、結構眠ってるし。
けど妄想してそれを形にするって行程、それに時間を割いてる。なんでもかんでも妄想して生み出すからちょっと疲れやすい。もうすぐ30歳だし。30歳ってやべえな、もう大人の最終形態じゃんね。

蝉が鳴いてる。6年土の中にいて、たった10日程度の命で儚いと人は言うけど、蝉はきっと何も考えてない。
誰かを愛して忘れていくのと同じ。何も考えていない。


2016年07月24日(日) リムフェス後記

2016/7/16
前日までQUADRANGLEのローディーとして大阪にいて、最終の新幹線で東京に戻ってきて仮眠。早朝からレンタカー屋に貸してる俺の車を返してもらってきて、スタジオで機材を積み、ReGに搬入してからレンタカー屋に俺の車を貸してあげてきて、そこからロードバイクで下北沢に向かい251で打ち合わせ各種を済ませてからのReGでリハーサルっていう2016年度最高のバタバタっぷりだった。これでも下準備してあったんだけどね。そのまますぐにオープン、スタート。下北沢Ver.レクレンズは2年ぶりの復活でした。

レクレンズ 2016.07/16 SET LIST
SE.New Black New Hush
1.Lidy Lidy(下北沢レクレンズVer.)
2.季節の果実を従えたスープ
3.アールトエル
4.Jazz

の4曲の演奏でした。懐かしさと、リムフェスが始まるんだっていう高揚感が混ざり合ってふわふわしたままでのステージ。でもステージからみんなの顔を見て正気に戻ってやれたよ。最初からきてくれて本当にありがとね。

そこから片付けつつ、メンバー散り散りとなって各ライブハウスで出演者の搬入やらセッティングやらを手伝いつつライブを楽しみました。俺は251担当だったけどやっぱ全バンド友達だから少しでも見たくてあっちこっち行きながらリストバンドを腕につけてて確実に道に迷ってそうなお客さんを誘導したりしてた。
俺が大好きな下北沢の街に知り合いだらけ。先輩も後輩も仲間たちもお客さんも。それを取り仕切ってるのが俺たちだって思うと不思議な気持ちだった。何も知らずに足を踏み入れてから4年、今このエリアの主役は俺たちなんだって思うとこみ上げるものがあった。
ホロの視覚的にも体感的にも(空調を消してるから)激アツなライブ、ジェッジジョンソンの冷静で透明感のあるデジタルサウンド、感傷を吹き飛ばす轟音のroom12と続き、俺はFOX LOCO PHANTOMのローディーとしてステージへ。普段も大暴れしてるけどいつもに増してぶっとばしてるFLP。「クマ達が主役のイベントなんだから先輩の俺達がいいとこ見せるに決まってるだろ」と聞こえた気がしてすげー嬉しかった。きっとそんなこと関係なく大暴れしてたんだろうけど、俺にはそう聞こえた。先輩の背中ってすごいね。震えるくらいかっこよかった。俺もそんな背中見せられるようにかっこよく生きようと決めた。
FLPのMCで依田さんにステージ真ん中に呼ばれて「リムフェス、成功ですね!」って言われてさ、あれはやばいよ。マジで。憧れててずっと好きだった先輩が横にいてさ、それだけでも幸せなのに共演してこうしてイベントを讃えてもらえてさ。バンドって夢があるなーって笑
そしてリムキャットメンバーが251に集結して本番。気負いとか前日までとても感じていたけどもうここまできたら楽しみしか感じてなかった。俺たちの力だけじゃなくてみんなが作ってくれた1日、それを俺たちが締めくくれる喜び。パンパンのお客さんにリムキャットの音楽を届けれる喜び。すごかった、いろいろ。

リムキャット2016.07/16 SET LIST
SE.Flower Dying Re
1.Shadow play,Alternative Flower
2.カクスコウモリ
3.myosotis sky-contrast-
4.月光病の森
5.ループオーケストラ
en.Ending Night Carnival〜Howlin' Lie

終わってから朝まで当然打ち上げ。この日も負けなかったよ、俺やっぱ強いよお酒。テキーラは冷えてる方が美味しいね。どちらかというとね。カルーアミルクが一番美味しいね。


来年もやるよリムフェス。約束したから絶対やるよ。6会場も本当。もう俺の中では決めてる(ファミマとかセブンじゃないよ)。
リムキャットはね、やっぱり自分達が作る芸術を信じてる。戦略だとかバンドとしてのポジションとかどうだっていいんだよ。やりたいことをやりたい場所でやるんだよ。ライブハウスがでかいならそれに見合うステージをするさ、それに見合う作品を作るさ。それがアーティストなんだよ。どうだっていいこと考えずに俺達は作品を作って、早くみんなに聞いてもらいたいんだよ。その衝動だけ。

次回ライブは7/27に下北沢ReG。18:35から45分もやらせてもらうからリムフェス後夜祭的なノリでたくさん曲やるよ。このライブの次の都内ライブがまさかの8/30だからさ、これは来るしかないやつ!ポスターが10枚くらいと、リムフェスの未使用リストバンドが100個くらいあるから飾っとく用の記念にもらってって笑
ってかみんなキレイに保存できとるよね、俺そっこーでボロボロになってたよ。。
主催のA Barking Dog Never Bitesと直接の絡みはない。けど俺たちが載せてもらった号のJUNGLE LIFEの表紙だったバンド。新加入のベースの方がどうやら知り合い…なんと曖昧な情報!笑 

みんなが信じてくれているリムキャットの音楽、もっともっと研ぎ澄ませて最高の形でステージから届けます。ついてきてね。

※もうすぐリムフェスオフィシャルサイトで当日の写真を公開する予定だから、それも楽しみにしててね!


2016年07月02日(土) peaks

夜が終わる と 朝が来る って違うんだよね。
終わってしまうのか、やっと終わってくれるのか、終わるシーンを傍観するのか。

言葉も音も色も何もかも受け取る人によってちょっとずつ違うし、その人のオリジナルな受け取り方になる。無個性なんて人はいないし無個性にはなれないよ。

誰もと同じように生きて、同じようにものを見るけど俺はやっぱりちょっと神経質で余計なとこまで深く掘り下げて考察して、視聴者としての結論を出そうとしてしまうから無駄に疲れてしまう。そして不愉快な気持ちになることもある。見なきゃよかったし、知らなきゃよかったのにTwitterとかブログとか見て「何言ってんだ?」って思ってイライラして。考え方は人それぞれとわかっていても自分の考え方と違うとイライラしてしまう。それは俺がいけないんだという答えに行き着いて自己嫌悪。でも目を閉じて口を閉じて生きるのは悲しいし。こんな俺でも誰かを笑顔にして、誰かが好きって思ってくれる音楽を作れたり、ちょっといいとこもある(と思ってる)。これが全部、周りが気をつかってそうしてくれてるだけだったらどうしようと思ったこともある。

けど、7/16のリムフェスをやるってなってからはきっとそうじゃないって思えてる。この日を楽しみにしてくれてるお客さん、出演者。これはきっと嘘じゃないんだなって。
リムフェスの実行委員会という名のサイトウもとても頑張ってくれてる。全然本職ではないホームページ製作や各方面への連絡は彼1人でやってる。彼は偉いよ、もう7年の付き合いなのかな。
まぁさんともバンドを一緒にやりだして7年。知り合ってからは9年くらい。最近いいドラム叩く。
栞は昔も今も変わらずマイペースだけど、俺のヴィジョンに沿って栞という人間を作ってくれてる(栞だけ本名ではないのだ)。
仲間のバンドでも内側では冷戦してたり紛争してたりするとこもあったりして、なんでうちのバンドにはそういうのが無縁なんだろうとリーダーとして不思議になることもあるけど、きっとリムキャットの曲を信頼しているんだと思う。
他人が集まって曲を演奏すると「バンド」と呼ばれる団体になる。
自分たちで曲を作って人前で演奏して、その先は人それぞれ。
曲を演奏するだけで満足する人は、その曲の評価をオーディエンスには求めないはず。
曲の評価っていうのも人それぞれだけどさ、前にも言った通りリムキャットは芸術としての音楽という姿勢が根底にある。「ライブしてお客さんが盛り上げたい、だからそういう曲を作る」という発想も理解できるけど、そこを根底とするとライブは楽しいし盛り上がってあたかも人気者のように錯覚できるけど、その日限りなんだよね。CD買って聞こうとまでは思ってもらえない。こういうバンドが「売れないのは時代のせい」だとか「あいつがミスするから」とか、なんでもかんでも自分以外に原因があるように言って延命してる。そうやって揉めるんだよね。
うちはそれがない。曲を信頼してるし、その素晴らしい曲を生演奏で伝えることに意味がある。もちろん音源で伝えることにも意味がある。
熱いライブ、聞き手がグッとくるライブは狙ってするものじゃない。自然とそうなるように曲という作品を提示するのがライブだと俺たちは思ってる。
そんな俺たちが信じてる曲を7/16に最高の先輩・仲間・後輩達と一緒に作るイベントで発売します。

リムキャット 2nd full album
[Flower in the Shadow]
\2.300(tax in)
TRM-053

1.月光病の森
2.near perfect smile
3.am04:24 鴉 カンディード或は楽天主義説
4.Dancing in my Dystopia
5.myosotis sky
6.猫と天使と君の虹
7.風の歌
8.サヨナラを待つ向日葵
9.共振するアリア
10.Shadow play,Alternative flower

過去に出したシングルに収録されていた曲もミックスしなおしたり、演奏しなおしたりしてる。最新版で、最高の音で完成した今作。音がいいのは当然のことながら内容もとても好き。楽しみにしててね、たくさん聴いてね。


7/9はカメラマン大川さんのイベント。
大川さんと出会って2年くらいかな。今日までにいろんなカメラマンと俺は知り合ったし、それぞれの主張を聞いたり作品を見たり飲んで話したりしてきた。
そういえば大川さんの考え方を深く聞いたりとかしたことない(大川さんが酒を飲むと寝てるかひどく酔ってるかのどちらかなので)。けど彼女が撮る写真が好き。そのシーンを切り抜いたというタイプの写真ではなくて、大川さんのセンスで色づけしてひとつの作品にしてくれている。その作品がかっこいいしリムキャットに合っているからずっとお願いしているのだ。俺たちのことを好きでいてくれてるのも嬉しいし、1人のファンとして曲を楽しんでくれてるしイベントを行えるほど人望があるカメラマンだということが俺たちも嬉しいし誇らしい。
このイベント、予約してくれたら無料で入場できます。

ここから下はインディーズバンドマンとしての意見と考え。
バンド予約なんだけど、「行けないかもしれないから予約するのは申し訳ない」って言う方がいる。
一般的なお店とかは準備の都合があるから予約無断キャンセルは困るだろうし、美容室等だと予約した人の分の時間を空けているわけでその時間を希望した他のお客さんを断ることもあるだろうから突然来れなくなったら店の売り上げに響くので困る。
ソールドアウトしてしまったイベントやそれが予想されるイベントだと、予約段階でソールドしてしまって、予約者が当日キャンセルしてしまった場合、当日見たかったのにソールドで予約ができなかったからライブが見れない人が出てきちゃうから困る。ってのはわかるけどそれは犯罪でもないし悪気があるわけでもないから俺はそこまで気にしなくていいと思う。それに対して怒ってるバンドマンを見たけど、それならもっと大きいライブハウス借りろよって思う。借りられなかったなら仕方ないけど、多分そうじゃないやつが言ってるからなんだかなって思う。その箱でやることに意味があるって場合もあるだろうけど、自分の作品を見てもらいたくてライブをするんだから、見てくれる人の都合をもう少し考えてあげてほしいし、そういう場合はお客さんも遠慮なく「行けないかも」って言ったらいいと思う。難しい問題かもだけど、お互いが寄り添うのが大事なのかな。

うちのバンドの場合、もうしばらくソールドアウトとは無縁だろうから、予約したけど来れないっていうのは全然OKっす。いや、来て欲しいけども「行けるかどうか微妙な状態」でも予約してほしいっす。予約リストにお名前を書くだけだし、それでどの会場も500円くらいチケット代安くなるからさ(この当日券が500円も高いシステム、そろそろやめませんかね)。
7/9は予約しとけばドリンク代(600円くらい)のみでチケット代無料で入場できるからそれがよいよ。

今日は7/2、昔の彼女の誕生日。もう連絡もとれないし何をしているのかもわからない。そんな彼女と笑って歩いた道を今日も1人で歩いてコンビニへ行く。静かな夏の夜、この風と匂いをあと何回感じられるんだろう。
この当たり前の夜を大事にしたい。
そう俺が思ってるこの夜を、もしこれを読んでいる貴方が早く終わることを願っているのなら、貴方と話しがしたい。

2016/7/2 am:04:24


2016年05月08日(日) Time

5/1 The3minutesを見に渋谷Guiltyへ
5/2 hideさんコピーセッションイベント
5/3 QUADRANGLEインストアイベントでローディ
5/4 名古屋GOLD LUSHライブ
5/5 FOX LOCO PHANTOMワンマンでローディ
5/6 渋谷CYCLONEライブ

2016年のゴールデンウィークはこんな流れでした。充実。
新しい出会い、経験、いっぱい。嬉しいね。

嬉しさの裏には悲しみがあって、悲しみの裏の嬉しさには気づけない。
どれだけ冷静でも自分の目は見れない。
客観視の真似事をして自分を甘やかすことしかできない。
それでも強く生きて、強く泣いて、おもいきり走ってぶつかって痛みを知って優しくなれるように
速度は落とさずに。

傷つくことには怖がらなきゃダメ。痛いのは嫌だ。そうやって作られているんだからそこは否定しちゃダメ。
その痛みを知って、これはしちゃダメだ、これは大切な人にできるだけ与えないようにしようと思えればその傷は無駄じゃないから
どうせ怪我するならよくその傷を見なきゃね。
真っ白の中にある白より、真っ黒の中にある白い点の方が白く感じる。
麻痺したまま終わっていきたいのか、気づきたいのか。
決めなくても時間は平等に過ぎていく。


2016年04月27日(水) design

歌詞を書いてます。
言いたいことと、書きたい世界と、好きな言葉を別々にスケッチして曲と混ぜていく。
同じ世界の中の曲を自分は結構作る。物語みたいな感じ。
最近はずっと同じ物語を書いてる。雨上がり、葉から雫が滴る初夏の夜、月明かりが差し込む森の話し。
創作はいいね。現実でできないことを実現できる。不思議。
5月はライブも制作もすごいカツカツなのであっと言う間に夏がきてしまいそう。
何をしてても何もしなくても時間は過ぎていくから、忙しい方がたくさん楽しめてたくさん悲しめていいのかな。振り幅が大きいから揺れてる間に誰かと出会えて笑顔にされたり不快にされたり。全部含めて楽しいです。
引き続き歌詞を書きます。


2016年03月21日(月)

23時過ぎ、郊外の高架を走る電車の車窓から見えるたくさんの家の光
俺の知らないドラマをそれぞれの光が照らしていて
今日はおやすみ、また明日って繰り返しではなく進み続けてる
液晶ごしのSNSの中の喜怒哀楽より、信じられるなと思いながら
俺は電車酔いと戦う。
電車でも、車でも(自分の運転であろうと)、飛行機でも、船でも酔う。
三半規管が「自分のスピードで進め」と言っているんだと思う。
ものは言いようである。


2016年02月28日(日) 雑記 2月末Ver.

新しい曲を作り出しました。
僕は作曲する時、まずは頭の中で作る。言いたい事、その言葉を伝えるにふさわしい(或は言葉を際立たせる為に敢えてふさわしくない)雰囲気とテンポを考える。そうすると色と空気が見えてくる。そしたらそれをパソコンでドラム、ベース、歌メロの順になるべくすばやく打ち込む。そこにシンセの音とギターを無駄なく装飾していく。こんな流れで曲作ってます。
それが正解かとか、お客さんや周りがどう思うかとかは考えない。我々は表現者、芸術家。描きたい絵を描いて、それが評価されるかどうかなだけ。だから曲を作る上でテクニック自慢や流行の構成を取り入れることはない。そういうことを曲に取り入れているバンドもたくさんいるし、それが誰かを笑顔にしてるんだから否定はしないけど、僕らとは違う道を進んでいる人として見る。アーティストだと自称してる人が曲作りで悩んでいるのを見るとちょっと幻滅する。芸術家が何を描くべきかなんて考えたらいけない。演奏だけに一生懸命な人はバンドマン。演奏技術に感動することもあるけど、それはスポーツと同じ。素晴らしいけど僕がしたいことではない。演奏技術は、自分の芸術を表現する為に必要な分だけでいいんだ。
歌詞はね、少し前までは言いたいことがなければ書かないようにしてた。無理やり絞りだした言葉って嘘っぽいから嫌いだった。だけど言いたいことができるまで待つんじゃなくて、言いたい事が生まれるような場所へ赴くことは大事だなと思うようになった。
そんな感じで自分の曲は書いてます。
お仕事で作る曲はクライアントの希望にそって作るから別件だけどね。名前を伏せてるだけで毎月10曲近く僕の曲は世の中に旅だっております。割とお気に入りな曲もあったりするのに名前を出せないのはちょっと悲しい。

2月から猫田ヒデヲさんのローディーを始めました。数年前までは一方的に憧れていた人の側でいろいろさせてもらってます。
そんなこんなでこんな頭が派手だとステージ脇にいる時に目立ちすぎるのでドレッド卒業することにしました。

やっぱり未来は見えないし、レールを引いてもきっとそれてしまう。だからといって今だけを見てても突然現れる障害物をよけることはできない。難しいのだ。お気づきの通り神経質なのだきっと俺は。

そんな時は昔好きだった音楽を聞いてその頃の景色を投影したいのだけど、USBハブとコンセントが壊れたみたいでスピーカーが使えなくなってしまった。部屋は散らかる一方。さてどうする。


2016年02月23日(火) 2016 2/18 Alternative Flower Dying


下北沢CLUB251にご来場の皆様、本当にありがとうございました。
リムキャット初ワンマンライブ。同じメンバーで活動していた前身バンドから数えても約3年ぶりのワンマンライブでした。
開場する15分前までばたつき続け、ゆっくりステージを見ることすらほぼできなかったけど本当に楽しかったし、僕らが表現したい儚さと激しさを音にも照明にも詰め込められて満足です。曲のアレンジもワンマン仕様にしてあって、通常尺より更に深く各曲を届けられたのではないかなと思ってます。

主な発表ごと

•7/16(土)にリムキャット主催の下北沢ライブハウス3〜4会場でのサーキットフェス開催
•同日セカンドフルアルバム発売
•2/25(木)←わりとすぐ  渋谷club asiaにてLionic企画3マンライブ
•その2/25に来場者特典で2/18のライブ音源配布

です。サーキットフェスの件は近々ちゃんと発表します。
ひとまずかわいい後輩のLionicの主催3マン!19:35からなんと45分もやります、ワンマン後夜祭楽しもうね!特典CDも43分も入ってるたっぷりっぷり。ぷりっぷり!あえてレアな鴉とかイリテーションを収録する俺のセンス! まだバレンタイン受け付けてます!

まだバレンタイン受け付けてます!

大事なことだから2回言った!


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