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2017年07月27日(木) リムフェス'17 後記

リムフェス’17が終了しました。
それと同時に2014年4月に始まった第1期リムキャットも終了しました。

昨年のリムフェスは無事終わったもののもっとスムーズにイベントを遂行するためにスタッフの増員や機材置き場の確保等あれこれ改善しつつ、個人的にはスケジュールも余裕を持って事前に万全の準備で臨めるようにと気をつかいました。それでもバタバタしたけど。。
オープニングアクトのレクレンズは4年ぶりに演奏する曲もあってゼロからやり直し。ギター何弾いてたか少しも覚えてないけど歌詞はすっと出てきたなー。

レクレンズ
7/23 SET LIST

SE.a novel player
1.PerfectBLACK -scene 3-
2.√world
3.ハイスピードディナー
4.テクノサーカス

サイトウ脱退するからレクレンズもこれでおしまい。レクレンズがなければリムキャットも当然生まれなかった。大事なバンド。最後にやれてよかった。

リムフェスはメンバー4人がそれぞれのライブハウスを担当して機材の搬入出や出演者への案内をしてるんだけど、サイトウと俺はスタッフにその仕事を少し任せてあっち行ったりこっち行ったり。少しでも多くのバンドのライブを見ようと行ったり来たり。
職場のスタジオで知り合った若手たちやライブハウスで共に音を鳴らした仲間たちや先輩方。いい1日だった。本当に。
やっぱりこうしたイベントだと各バンドそれぞれのメンバーとゆっくりしゃべれないのが残念。もっとみんなと話したかったな。
滅多にライブしないGOLIATHも普段の数倍の熱量でライブしてくれたしホロもコントラストでサイトウを送ってくれた。
俺たちは最高の仲間たちに囲まれてる。なんと幸せなことか。

リムキャット
7/23 SET LIST

SE.Flower dying#under the sky
1.Ending Night Carnival〜Howlin’Lie
2.ナミダノアト
3.茜炯-Vermilion Glitch-
4.Azur Sky 0723
5.ループオーケストラ
6.カクスコウモリ
en.near perfect smile

このメンバーでこのイベントを最後に作れた喜び、あの会場にいたすべての人が俺達の音を聞いてくれた喜びが「もうこの4人で演奏できない」という悲しみの一瞬後に襲ってきて、悲しみは消えていた。

サイトウが辞めるって時、解散を真剣に考えた。それくらい彼への信頼が大きかった。バンドの参謀ポジションで、悩んだ時はサイトウに相談したしバンドの裏側の仕事いっぱいしてくれてた。
もうお互い人生のページを1枚めくった。白紙のページに何を書くのだろう。時間が経ったらお互い見せ合おう。君の7年を俺にくれてありがとう。後悔もあるだろうけどリムフェスのあの光景を一緒に作れてよかった。


俺達は進みます。
未来は不安と希望でできている。不安ばっかだよ。けど不安は悪い事じゃない。安定していないからこそ面白いことができる。俺たちは芸術家、安定なんてしたらつまらない。
もっとぶっ壊れてもっと斬新に新しい音を鳴らす。

最後の季節 俺たちは風の中
忘れることはなく 思い出せなくなる昨日の真実
明日にある嘘は華のようで
確かなのは 今そこにいる君




大きく形が変わって帰ってくる最強のリムキャット、楽しみにしててね。
※1月にリムフェス#3開催予定(まじで予定)だけど、第2期始動は1月じゃないよ


2017年07月21日(金) リムフェス'17 前記

まもなくリムフェス’17。
全40アーティスト。すべての出演者にメッセージを送りました。
楽しみが8割、その他が2割。楽しんで楽しんで一瞬悲しんで楽しんで終われるのがいいな。

この4人で活動してきて作った仲間達とのイベント。
レクレンズとして下北沢にきて、V系の文化になかったから最初のうちは打ち上げには出なかったし対バンも見なかった。時間をかけて4人でこっちの文化を学んでだんだん友達ができてった。いろんな会場に出ていろんな対バンして仲間ができて、大阪や愛知に行って。お客さん最初は全然いなくってすげー不安な時期もあって。だんだんお客さんに見てもらえるようになって俺たちのこと好きだって言ってもらえるようになって。そのうち先輩とも対バンできるようになって、単発で九州行っちゃったりして。
7/23はたくさんの思い出の先端になる日。

出てくれる仲間達には出てよかったと思えるイベントに
きてくれるお客さんには来てよかったと思えるイベントに
サイトウにはこのバンドをやってよかったと思える最後のイベントに
リムキャットには新たな出発の大事な一歩になるイベントに

すべてを背負って俺はステージに立ちます。

サイトウとの思い出は先日発売したフォトアルバムとライブ音源に詰まってます。限定数なので完売すると思うので通販予約かリムフェス会場でゲットよろしくね。

去年は前日まで地方にいたりであっという間に始まりあっという間に終わってしまって後々リムフェスのウェブサイトで写真を見ながら楽しかったなーってしみじみした。今年はリアルタイムで楽しめるように準備は万全にしてる…はず。

今生きているこの瞬間が人生のピークのはず、それがずっと続いていくようにしなければ。

未来は不安と希望でできてる。


2017年05月29日(月) room diver

ストレスで喉が調子悪い状態でちょっと無理してライブやってその後普通に風邪ひいて盛大に喉を痛めた。。こんなの初めてってくらい声が出なくなって、時間をかけて治癒してやっと95%くらい回復しました。。生活リズム無し男なのが治りが遅れた原因。。
部屋も片付かないしやりたいことやらなきゃいけないことに何も手がつけられない。
だから6月は本当にゆっくりしたい、自分の時間を大事にしたい。。ライブも現場も多いけど、流されずに流れていけるようにしたい。

6/6にソロライブやってみます。レクレンズの曲とか、リムキャットの曲とかやる。大事に歌いたいけど踊れるようにリミックスしたヴァージョンでやるでお楽しみに。
第1期リムキャットに残された5本のライブで演奏する曲、悩んでる。楽しみだけどちょっと悲しい。5/23の最後のクレストでアンコールで向日葵やった時にサイトウが歌ってるのみて泣きそうになったなー。この人歌詞覚えてたんだって笑
何度も自分に言い聞かせてるんだけどね。仕方ないって。永遠なんてないって。一生このまま繰り返すんだろうね。

「その悲しみも寂しさも今の自分がちゃんと背負えたから未来の自分が笑ってくれるんだ」
そんなの知らんよ、俺は今息をしてるのに。

片付かない部屋が自分の心情のようでとても滑稽で苦しい。


2017年05月16日(火) 縁の中へ

7/23のリムフェスでサイトウが脱退すると同時に第1期リムキャットとしての活動を終了することにしました。
サイトウ脱退前/サイトウ脱退後という切り替わりになりたくない為、そしてサイトウ含むこの4人での活動を全うし一度燃え尽きようという気持ちで第1期活動終了という言葉を選びました。

もちろん第2期はすぐにはじまるよ、まだ見えないけど、霧の向こうにあるそれを俺は日々形にする準備をしてる。それでも一瞬、野良猫のように2、3日ふらっと姿をくらましてまたしれっと現れるような。それくらいはいなくなります。
ページをめくる、フォルダを変える、そんなイメージ。

5/20 豊橋clubKNOT 19:05-
5/23 渋谷TSUTAYA O-Crest 21:10-
6/3 赤坂天竺
6/7 渋谷Milkyway
6/19 渋谷DESEO
7/8 渋谷Star Lounge or CHELSEA HOTEL
7/23 下北沢リムフェス

この7本、全力で俺たちの正解の音を届けるでね。


2017年04月20日(木) 思い出の終着駅

リムキャット2回目のワンマンライブが迫ってきた。
思いもよらぬタイミングで、まさかのメンバー脱退の発表。
サイトウさんとは出会って8年。
彼が焔ってバンドでベースを弾いてて、まだ高校生だったかな。
当時同じ事務所でGizeLという別のヴィジュアル系バンドを俺とまぁさんはやってて。
俺たちが解散すると決まって、まぁさんと新しいバンドを立ち上げようと決めて。
その後解散が決まってた焔と対バンして、サイトウ氏(当時はユズキ氏)のベースを聞いて、あいついいねってなって。
他のバンドに誘われてた彼にダメ元で声をかけた。
当時はヴィジュアル系の中でも新しいことをしようと考えていて、全員フルフェイスヘルメットでバンドをやろうとしてた笑
まぁさんとサイトウとドンキ行ってヘルメットかぶったら何も音聞こえなくて断念笑
ボーカルをメンボサイトで見つけて、「その世界は君が色付けた世界」というコンセプトでレクレンズというバンドをはじめた。
ゴーグルをつけてライブを行い、最初はいい反応を得られなかった。
ボーカルと俺がぶつかって、代わりにサイトウがボーカルの面倒を見てくれた。
それでもまとまらずボーカルは脱退した。しばらくサポートギターを入れて俺が代理ボーカルという形でライブをした。
その間に栞(当時は遼さん)を見つけた。加入させたいと俺が2人に持ちかけた。
ヴィジュアル系なのにメンバー半分が女子という形態に難色を示された。
大丈夫、なんとかするからと約束して栞をメンバーに加えた。
メジャーデビューできるかもという話しをもらった。しかしメンバーを全員男にすることが条件だった。すぐに断った。
ルックスや華やかさを重視するヴィジュアル系の世界に疲れ、音楽で勝負したいからヴィジュアル系をやめようとメンバーに話した。
サイトウは当時反対派だった。それでも次第に考えに賛同してくれるようになった。
ヴィジュアル系をやめて何もかも捨てて新しいフィールドにきた。右も左もわからなかった。お客さんも離れていった。
そこから1年、プロキシオンと出会えたり、下北沢という世界がわかってきた。音源をリリースしようと考えた。
けれど大手CDショップでは同名のヴィジュアル系バンドとロックバンドの2つのレクレンズが存在してしまうことに問題があると取り扱いを拒否された。
名前を変えようと考えた。それなら全て終わらせて、もう一度4人でゼロから始めようと考えた。
その一瞬の終わりというタイミングで解放されたことによって、それぞれ別の理由で脱退したいと言われた。
それでもまだ見ぬ次のバンドへの可能性を信じて、全員残留した。
バンド名をリムキャットと決めた。
音楽を、作品を大事にするバンドになろうと決めた。
新たな仲間と対バンする中で、俺たちの作りたい作品の方向性が決まった。
次第に音楽を聴いてくれる人が増えた。
リムキャットが好きだと言ってくれる人ができた。
俺はこのバンドで全てを終わらせようと決めた。
ボーカルを辞めようとしたことがある。メンバーや仲間が止めてくれた。
ボーカルを続けるなら、と頻繁に腫れる扁桃腺を手術で摘出した。
その間リムキャットは活動休止した。3人はスタジオに入りあれこれして待っていてくれた。
企画をうち、ワンマンを行い、フェスを行った。
全部、この4人でやってきた。
ずっと続くと思ってた。

4月5日、サイトウがメンバーを集め辞める意思を伝えた。
ワンマンもリムフェスも決まっていて、地上波やファミマでの放送がされる直前。
こんなタイミングで辞めたいと言うということは、きっととても深く考えて決めたことだと悟った。
だから止めなかった。見えなかったカウントダウンの数字が表示されたんだと思った。
彼がいるワンマンは最後。だからワンマン前に発表したいねと決めた。
それならすぐ発表しようと決めた。
脱退発表の文章は、謝罪ではなくて感謝の気持ちを伝えようと決めた。
包み隠さず全てを書こうと2人で決めた。

あいつはベース上手いんだ。よく動くし。ステージで演奏してる彼はとてもかっこいいんだ。
そんなベース、聞けなくなっちゃうのは嫌だな。いやだけど、そんなかっこいい彼が決めたことだから。
個人的な話し、最高の終わりを用意してやりたい。リーダーとして、ずっと俺の曲を演奏してくれたことへの感謝をこめて。

4/23、本当に大切な日になる。
長い長い時間を共にした4人で演奏できる最後のワンマン。
全曲、深い想いを込めて4人で演奏します。
前日から251でPAさんと音作りしたり、レクレンズ時代から一番信頼している照明さんを招いて最高の状態でのワンマンライブ。

お待ちしとるでね。


2017年03月14日(火) 茜炯

茜炯-Vermilion Glitch-のMVが公開されました。
https://youtu.be/tWCtj7-MmrE

レコーディングは俺が働いているバズーカスタジオのエンジニア・大西さん。レクレンズ後期からずっと同じエンジニアで録音してきたんだけど、今作は新しい風を吹かせたかったので別の方にお願いしました。たくさんディスカッションしながら理想の音に近づけていきました。
マスタリングは前作同様ソニースタジオ・阿部さん。TK from 凛として時雨等を担当されている方。自分が聴きこんでいる音源のマスタリングを担当されてる方だから、そりゃ間違いないよね。
MV撮影は青木亮二監督にお願いしました。
遠い昔、青木さんが監督をされたFOX LOCO PHANTOMのMIDNIGHT SKYWALKERと群青バタフライのMVを見て、すげー痺れて、総じて「こうなりたい」と思った。そんなFLPヒデヲさんの撮影現場で青木さんと知り合い、何度も現場をご一緒させてもらい、今回のMVの監督をお願いするに至った。
撮影場所は新横浜strageというアコースティックライブハウス。友人が勤めていて協力してもらって、照明補助もしてくれたしこれからも別方面で協力してくれる。
映っているドライフラワーは、俺の頭のドレッドを編んでくれてるLIVICATEの宇佐美さんが北海道で仕入れてきたもの。枯れて散っていく時間の流れを止め抵抗する様、本来は散って終わっているはずの花に新しいドラマを吹き込む様、その2つが今のリムキャットの曲のテーマと合致したので撮影に使いました。
動画配信はSPACE SHOWER MUSICのオフィシャルチャンネルから。
リリース全般はTroll music/下北沢CLUB251が手伝ってくれて、曲のアドバイスはローディでついているヒデヲさんにもしていただいた。

ということで今作は今まで以上にたくさんの方の力添えのもと世の中に飛び出し、きっとこれを読んでくれているあなたの耳にも届いたの。届いてよかった、聞いてくれてありがとう。
VGを含む7曲が3/22にitunesストアでダウンロード販売が開始されるのでダウンロードしてね。

Vermilion Glitchは地元豊橋市の少し外れの植田、大清水という場所で見た夕焼けの歌。学生の頃、その辺りでよく遊んでたの。東京じゃなかなか見れないけど、広い空で夕焼けを見ると悲しみみたいな不思議な感情が押し寄せてくるんだ。ヴァーミリオンはオレンジ系の色の名称、グリッチは突発的な異常って意味。夕焼けが目に細く鋭く差し込んで、心が異常をきたすってイメージ。茜炯は造語。せんけいと読むけど、タイトル的には「ヴァーミリオングリッチ」って発音だけでよいのです。
変拍子とウォブルベースと派手な付点八分ディレイシンセと栞との歌の掛け合いと…This is リムキャットっていうのを詰め込みました。

今回はデジタルリリースなので歌詞カードやCDの盤はないんだけど、歌詞は別の方法でちゃんと手元で形に残るような何かを考えてます。けどここにも書いておくね。
改めて歌詞を見ながら聞いて、MV見て、拡散してもらえると嬉しいな。だってすげーいいもん。いいものは共有したいじゃんね。


茜炯-Vermilion Glitch-

小さな展望台 手を引かれ登って 見上げた空は ここにはなくて
すれ違う街に 切り取られていたシーン ナイフみたいな東京のDistortion

夕暮れが奏でる 小さなGlitch noise 世界線を壊した

Vermilion Glitch 朱く染まる空 足を止めて遠くを見る猫
アスファルトの花 誰にも知られずに枯れる
何の為に 生きてるの? 胸の奥が痛くて
いつかはこの目で捕えた全てが逃げていく 無くしてから大切だと知る
それが何かも忘れてしまうけど
ここにいることは正しいのかな 教えてよVermilion

侵入禁止の心 冷静なままでblack out
空虚へ進む思考を誰かのせいにしたって変わらないままで
被写界深度を浅く シャッター瞬間を狩れ
現像されたフィルムを 今と名付けて破った
2秒後それはフィクション 君を忘れていく残像の空想

Vermilion glitch paints me
降り注ぐ空の秒針は乱れずに

鮮やかに静かに 近づく夜の気配 飛び立つ鳥の群れ
そしたらもう行こう 深く 深く沈んでいく 茜を胸に閉じ込め

Vermilion Glitch 朱が消える空 風に混ざる踏切の音
街灯は夢を忘れたホタルみたいに
誰もいない駅までの道をただ照らしてた
僕らが全てを託して見上げたその空が一縷の隙間もなく悲しみで
塞がれた時は思い出して
何も恐れずに明日を待っていた小さな影を照らしていた
朱い空の向こう ここにある今 瞳染めたVermilion
茜炯のその先へVermilion


2017年02月19日(日) 距離

静かに確かに動いてる世界と。
ああ、こんなに簡単に変えられてしまう世界と。
ため息も忘れて電線に縛られた空を見下して、やっと君の知る僕になる。

何をしてる時が、誰といる時が本当の自分なんでしょう、本心の自分なんでしょう。
全くわからないほど細分化された自分を連れてこの入れ物はどこに行くのでしょう。

************

レコーディングが終わりました。ROLLING SKYという作品。Flower in the Shadowの続き。
影の中に咲く花を包む空。巡り巡る空をテーマに作りました。
この作品のディストリビューターはSPACE SHOWER MUSIC。とても大きな会社です。
みんなが信じてくれたリムキャットの作品が、より多くの方の耳と目に届く時がきました。
どんな作品にしようか、どんな曲にしようかいっぱい考えました。
多くの方に聞いてもらいやすい優しい曲も作れたし、その方がセールス的には見込めたのかも。
だけど我々はアーティスト。やりたいことを伝えなければ何の意味もなさない存在。
だからリムキャットらしい曲をリード曲にしました。
その曲を視覚的に届けるMV、今までは俺が監督してたけど今作は別の監督をつけ先日撮影してきました。
大好きな作品を撮られてる監督だから、自分の作品に最高の色付けをしてもらえると確信してます。公開までお楽しみに。

************


いろんな人と話しいろんな考えを見て、いらいらもやもやしてしまう。
不安になって自分の正しさを証明したくなって相手を否定しようとしてしまう。
それが悪だとも思わなくなった。誰の為に取り繕って生きるのだろうと。
ただし自然体の自分は理想の自分とはほど遠くて。
なりたい自分を作ってしまった本当の自分との距離が遠い。
今はそんな闘い。どれだけ明るく振舞っていても闇と隣り合わせ。簡単に壊れてしまう。
全て終わりにして知らない場所で静かにゆっくり生きたいと思うことがある。
それが理想の自分からの呼びかけか、本当の自分からの呼びかけか。
考えているうちに携帯が鳴って、誰かと話しているうちにその声は消える。

************


最近思う、会話でも何でも、しているうちに自分で次の話題を話したくなって、コロコロと話題を変えてしまう。
病気なのかな、これ。
それでも今自分の周りにいる人たちはそれに耐えて文句も言わず寄り添ってくれる。
きっと世界は俺が思っているよりも優しいのだ。俺も優しくならなきゃ。


2017年02月02日(木) ナミダノアト

ナミダノアト

遠い遠い月で跳ねる 白いうさぎ 耳を立てて
せいのでワープして たどり着いた知らない星
愛されなくちゃって 鼻を揺らし背伸びをして
心に色をつけて 少し疲れてた

重ねた絵の具と言葉で
見えなくなった胸の奥
「本当の私は弱くて」
もう遅いよ 聞こえないよ

君は笑う 月のない夜 君は笑う 光の海で
君は笑う 知らない顔で
君の涙  見えないように
色を塗った 嘘をついた
ぎゅっと胸が 痛くなって 流す涙 隠さなくちゃ

重ねた絵の具と言葉で
描かれたそれは誰なの
「本当の貴方を見せてよ」
もういないよ もういないよ

君は泣いた 月を見上げて
君は泣いた 光が滲む
君は泣いた  綺麗な顔で
君の涙  色を流した
見えなかった 心が見えた
ナミダノアト 明日はきっと ほんの少し 強くなれるかな


2017年01月21日(土)

道があって
分かれ道とか坂道とかあって
まだ自分が通ったことのない道もあって
でも無理にその道を通ることもないし
世界にどんな道があるんだろうと考えることはきっと想像力の浪費で
自分が歩いてきた道、今いる場所から見える景色と共に歩く人のことだけを考えれればそれでいいんだ
世界中の憂いを受け止めらるだなんていつからお前は勘違いしているんだ


2016年11月30日(水) moter

相変わらず歌詞と曲をずーっとずーっと書いてるよ。
地元の空気吸ったり、思い出の場所行ったりして感覚を揺さぶって俺の中にある何かを溢してみたり。
考えすぎて、一つ横の部屋には全てを終わらせるボタンがあったりして、手を伸ばしてみようとしたり。
とても冷静にそういう考えに行き着く。誰かと生きるってやっぱり疲れちゃうね。
手が届く範囲にいる人のことは本当に大好き。友達も仲間も後輩も先輩も。力になりたいって思うし、愛されたいって思う。
でもそれ以外の知らない人たちのニュースを見る毎日で、知らない人のよくわからん人生を見て疲れてしまう。
欲張ってるからいけないんだろうね。
だからTwitter辞めようかなって最近よく思う。でも自分の作品を知ってもらうきっかけは少しでも多い方がいいから続けなきゃとも思う。自分の気持ちだけ伝えて相手からの情報はいらないだなんて自分勝手だなとも思う。

いろいろ考えてはいるけど根本は少しも変わらないから、たぶん大丈夫。いい音楽を作って聞いてもらいたいだけ。

もう原動力がバンドマンとは違うとこにきてるんだと思う。
ギターも好きだし楽器も好き。だけど弾いて楽しいとかじゃなくて、いい音や風景が浮かぶフレーズを生むために弾いてる。
ライブで勢いがあるとかパンチがあるとか、あんまりどうだっていいんだよな。いっぱい考えたけど、やっぱどうでもいいわ。リスナーの心がぐっとくる煽りは好き。だってそれは曲に寄り添ってるはずだから。

俺はね、サビで手をあげてワーってしたいのは、その曲のサビの中に入ってほしくてしてる。
意味わかんないかもだけどそういうイメージ。曲の中に入ってくるの。一緒になる感じ。
俺たちのライブで音楽を聴いて手をあげてくれて、本当に嬉しい。
作品をリアルタイムで共有できて感情が動いてるのがわかるから。


きっとさ、いろんなバンドがいろんな考えで曲を作ってライブをしてるのと自分の考えを重ねたらだめなんだろうね。
もっと自分の気持ちを隔離しなきゃいけないんだろうな。うーん。うーん。

今日から3日間が戦い。もう年内で空いてるの、ここしかない笑
俺の中で渦巻いてるものをまとめたり壊したりして作品に落とし込むよ。
俺のことを好きでいてくれる人も嫌いでいる人もたくさんいるだろう、俺もそうだから。
人間的なことを忘れるような作品作るから、もうちょっと待っててね。

12月はライブ多いっす。だから各ライブでやる曲を結構変えていく期間。
エモーショナル6とか、蹴とか鬼のようにやってもらえない曲達をそろそろやっていく時期笑
いい曲なんだけどね、30分の尺では取り扱いが難しいのよね。

チケット代、2時間の映画を見に行くよりよっぽど高い。映画を見終わった時と同じくらいの感動を産まなきゃ。
いつもそう思ってる。後悔させないから、来れる時にライブに遊びにきてね。

そういや新しいグッズも考えております。頭爆発しちゃうぜ。


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