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日々闇雲日記。

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2005年01月31日(月)

 今月末とは世間的には本日までのことですが、わが男前軍団外装営業課(仮名)はまだ、

 今月はまだ1件しか請求書が上がってきておりません。
 当然、その物件しか売り上げておりません。


 ・・・・・・・・・いつものことです。
 ・・・・・・・・・いつもながら恐ろしいことですが。
 ・・・・・・・・・断っておきますが、私のせいではありません。

 素人1号工事管理者Hのせいです。ええ。考えるまでもなく。

 ・・・・・・・・・や、別に怒っとりゃしませんが。
 明日の今頃には何とかなっている、ていうか何とかなっていないと本当に困るので。いえ、私でなく会社が。
 この日記を読んでいらっしゃる方は、

「おま、そう言ってこないだ売伝30枚打ったとか言うてたやんけ」

 と突っ込まれるかもしれませんが、その請求書とこの請求書の違いなぞは、いちいち説明はー、しません。
「ああ、あの売上とこの売上は違うんだわ」ぐらいに何となく思っといてください。

 それでもさすが、お金の動く月末月初。
 やる事だけは叩き売るほどあり、他に出来そうな作業をやり、いつもの電話応対や恐ろしく難易度の高いCGを急ぎぶっ描いたり、などなどで3時間ほど残業しておりました。
 その後、一緒に帰ってきた身内と家の居間(?)で水炊きをつつき、たらふく食って食後のお茶を飲んで、やっと人心地がついたその時。
 ふと頭の中を過ぎった言葉は何故か、

 ペ・ヨンジュン。

 ・・・・・・・・いや。別に、ヨン様、好きでもなんでもないんですが。
『冬のソナタ』観ていないので(つうかあんまりテレビ観ない)、好き以前の問題というか、なにしろ名前が日本語にするとカタカナ一文字だし。
 しかも、他に発音もあろうに、よりにもよって「ペ」だし。

「カトちゃんぺの「ぺ」ですよ?

 ・・・・・・・・ペヤングソース焼きそばの「ぺ」でもいいけどさ。
 ・・・・・・・・そういえば関西って、ペヤングの焼きそば売ってないよな。
 ・・・・・・・・疲れてるんでしょうか?私。

 昨日、何故か気が向いて、タワレコのHPで『修羅雪姫』のサントラを注文してしまう。
 どこかチープな音楽が、80年代邦画アクション映画好きのツボを突いてて、格好いいのですよ。

 掲示板のレスとメールのお返事は、修羅場が過ぎてからゆっくりという事で、すみませんがしばしお待ち下され。ではでは。



2005年02月01日(火)
単価855万円の女


 はい。2月初めての日記です。
 先月もわが男前軍団外壁営業課(仮名)、月末恒例地獄の仕入売上も過ぎました。
 いつまでも上がらなんだ請求書も定時ギリギリで上がり、一応全件仕入と売上を立てることができました。
 が、

 私は先月締め日である昨日、95万で売るはずの品物を、1桁間違えて950万で売り上げてしまいました。

 すでに1月分の請求書計上は昨日で締め切られているので、今からの修正は不可能。
 差額、855万円。後で物件データ見たら、まさにボッタクリと見紛う利益率。
 今日の朝、出社するなり、いつもと変わらず笑顔のHさんからそれを聞かされた時、私、開いた下顎がリノリウムの床まで落ちました。

 「・・・・・・・・ああ。今日の日記のネタ、これに決定」

 いや、待て聞け、違うのだ!!
 幾ら秘奥義『うっかり八兵衛オーバーソウル』でシャーマンファイトを血に染めたとの伝説を持つ私(嘘)でも、仕事でまでこんな『少林サッカー』のシュートのような超弩級のミスばかりしている訳ではないのだ!!
 昨日、業者からの請求書がやっと全部上がってきたのが定時頃で、今月売上予定の処理に取りかかったのが、6時以降だったのだよ!!
 しかも1月分が処理できるのは、その日の夜9時まで!!
 普通の部署では、業者からの請求など、遅くてもその前日に上がってくるもんなんで、そんな凡ミスに気づいた上で修正する余裕もあろうというものだが、その時私に残された時間は正味2時間半、全件売り上げるには、文字通り発狂するほどに時間がなかったのだ!!
 おまけに、このくそ忙しい時に、折からの寒波で府内全域の道路という道路が凍って朝から通行止になり(いや、ほんとですって)、車出勤の私らがやっと出社できたのは午後からだったのだ!!
 斯様な理由で、

「ぬああああああああああ、間ーにー合ーわーねえええええ――――!!」

 と、私は「お前、パニックやな」と、わかりきったことを隣の部署の所長に突っ込まれる状態だったのだ!!
 度々チェックしながら全件売り終わったのが8時過ぎ、勿論その後仕入れデータと売伝を付き合わせて、一通りの最終チェックはしたが、ゼロ1個を見抜く余裕が私の脳内からは失せ果てていたのだよ!!!
 ・・・・・・・・いや、わかってます。言い訳です。すいません。
 間違いに気づかず、チェックでも見落とした私が悪いです。
 申し訳ございません。

 ・・・・・・・・まぁ、Hさんが先に各方面に巧く立ち回ってくれていたみたいで、本社の方でちゃんと相殺処理が入るそうですから、あとは私が修正さえ間違えずにすれば、損害にはならんはずですがね。

 しかし、実は私、再来月で契約期間が切れるんですが、こんなんでも私が言い出さない限り、もう強制的に自動更新だと思われるし。
 ・・・・・・・・いいのか、こんな経理事務で?
 まあ、これだけのことをしても怒られないのを幸い、ギリギリまで居ようとは思っておりますが。



2005年02月05日(土)
炸裂負け犬ブルース

 ・・・・・・・・・ああ、今、10チャンで『マスク・オブ・ゾロ』をやっている。
 この映画、実は私、劇場で観たのに覚えとらんっちゅう。そん時、人と会う約束があったかなんかして、「ああここがいいところなのに」ってところで、ラストも観んまま出たっちゅう。
 はああ、ハッピーエンドだとは思っていたけど、こういうラストだったのか。
 ・・・・・・・・・って、産まれて間もない子供に自分の英雄譚を熱く語りまくるって、「ゾロ(=自分)は正義のヒーローだ」みたいな事を言うって、

 端から見ててちょっと恥ずかしいぞゾロ!!
 
 マリアッチ三部作のバンデラスが「好いたおなごは必ず敵に殺される」鉄の法則と、ラテンギター小脇に暗殺者街道まっしぐらなのに対し、この映画のバンデラスは、最後は金も女も地位もヒーローの名誉も手に入れて、もう人生一発逆転もいいところ。
 映画はそれはそれとして面白かったんですが、あたしゃーキャラ的にも見た目的にも、前者のバンデラスの方が好きやねえ。

 ・・・・・・・・ああ、もうこれで今日の日記は終わらせたい気分になってきた。

 実は今日(もう昨日か)、わたくし、会社をサボっております。
 1日ごーっと寝て体力を取り戻した後、仕事に対するストレスと、かなーり負け犬な自分の現状をうじうじと書いていたのであるが、パソコンがまたフリーズして、全部消えてしまったのであるよ。
 いやあ、昨日あたりから何やらストレスが溜まりつつあって、しかも、親にはくだらぬ事が発端でいつもの、
「あんた、このまま結婚もせず、契約社員、しかも事務のままで、人生この先どうするの!!」
 とかまた、
「なるようにしかならねえだろう、んなもん!!」
 としか答えようのないことを言われて、今回はさすがに私も負け犬節炸裂で、朝から体はだるいわ、リンパの辺りと頭が痛いわ、心は行けば吹き荒れる仕事の嵐と迫り来る納期にふて腐れて、
「体と心が現実を拒絶している」
 状態だったわけでして、
「仕入売上と在庫処理は終わってるし、CGは月曜残業すれば何とかなるだろう」
 と思ってのサボりだったが、なんか今日は請求書の照合〆日だったらしく、掛かってきた電話口でHさんが言うには、隣の部署の素敵なお姉さま(勤続10年以上)にやって頂いているという。

 申し訳御座いません、女王様(土下座)!!!

 やはり知らずとも這ってでも出社するべきでございました、全てこの一歩兵が悪うございます!!!
 でも、照合の期限って今日までだったっけ?来週頭じゃなかったっけ?なんか今月早すぎないか?2月だから?
 なんて頭を抱えるのは、本社から毎月メールで送られてくる決済スケジュール表、忙しくて今月はまだ見てなかったって事がバレバレで?
 ・・・・・・・・・・駄目だ。駄目すぎる。
 いつものことだが特に今月のアタシ、余裕がなさすぎる――――!!!

(※ここからは管理人の個人的な愚痴になるので、読みたくない人は読まぬが吉)

 昨日の親子喧嘩にしろ、なんかもう最近、自分でも驚くほど言動が荒んでいるのは、やはり仕事のストレスが来ているのではないかと。
 いや、今の職場、人間関係も悪くないし、いいところも沢山あるんですよ。
 しかし就業中は息つく間もなく、次から次へ全部別の仕事をせねばならず、精神的な余裕が全然ないっつうか、他の考え事が全くできない状態でしてね。
(すること自体間違っているのかもしれんが)
 人は、
「仕事なんかそんなもんだよ」
 って言うし、私もその通りだと思うんだが、事務所の移転やら会社の体制が変わるやら、業務も変わるやもしれず、つまり入社した時の状況と全然待遇が違ってくるというか。
 それがどういう事かというと、小説が書きにくくなる。
 ここに来られる馴染みの方は、大抵の事情はおわかりだろうと思われるが、小説を出版して頂く計画もあったが、担当の編集さんが昨年異動してしまい、後任の人からも音沙汰がなく、今や五里霧中になってしまっているし。
 その先代の編集さんは、
「書き上がったら話は繋ぐ」
 と言ってくださっているんだが、どのみち繋ぐのはその音沙汰のない担当さんな訳だから、信用していいものかどうかわからんし。
 まあ、賞貰って今年で7年、色んなところから依頼を頂いていたにも関わらず、諸々の事情があったとはいえ、結果としてその名義では1作も書いてないんですから、仕方がありませんやね。
 しかし、この5年ほど今までずっと働きながら下準備をして、100冊以上の資料を集めて読んで頑張ってきたのであるから、このまま投げるのも勿体ない気もする。

 つーか、それでいいのか私?

「環境のために書けないと言うなら、それを書けるように整えるのは、プロとして当然のことだと思う」

 などと昔、別の編集さんに言われたことがあるが、ごもっともと思いつつ、私にも小説書く前に、家族の事情とか現実的な生活とかあるわけですよ。
 家庭の事情とか金銭的事情とか、自分の努力だけではどうしようもない事もあるんですよ、月々家に入れている生活費と自分の食い扶持は稼がねばならんのですよ。
 なんしろ親、働かぬ者には無駄飯食わせぬ、年金生活者ですから。
 確かに時間があればとは思うが、好きな事をするなら自分の面倒は自分で見ろっつう話で、プロで兼業の方には、朝の4時起きして原稿を書いていらっしゃる方も珍しくないわけだから、所詮は負け犬の言い訳。
 私も昨年の夏までは夜の3時頃まで起きて、平均睡眠時間3〜4時間って時期もあったが、今、精神的な支えがぽっきり折れている状態。
 ・・・・・・・・いや、そんな事で折れたとは思っていないから、悩んでいるのか。
 しかし、このまま会社にいると、色んな事情で、ますます小説が書きにくくなり、へっぽこ事務員の道まっしぐらとも思われるし。
 といって、やはり夢見るプーはカンベンって感じで、ちっとは我慢してここにいた方がいいのかなとも思わんこともないし。
 もともと本職ものかきの道を捨てて安定した事務職に就いたのも、家がそん時、いつ人手に渡るか知れぬ状態で、万が一の事態に備えての事だったんだが、もう家の状態が落ち着いた今、あえて今の仕事にこだわる理由もない、みたいな。

 今までの事は、私にとって何だったんだ?
 確かに、嫌なことも辛い事もあった。書くことが愉しめない時もあった。
 だが、それを全部、無かったことにしてしまえるのか?
 常に自分の非力を何かのせいにして、過去を忘れ、それが世の中の仕組みだと今の状態を続けることこそ、負け犬じゃないのか?
 楽だけどそれなりの人生を、死ぬまでの長い間続ける気か?

 だけどその全ては甘い戯言である事を、私はもう知ってしまっている。

 ・・・・・・・・・すいませんね。
 月末月初の修羅場で鈍磨しまくった頭で、しかも事務所の移転と契約更新を前にあらためて親との喧嘩でその問題を突きつけられ、
「書くことは思考を整理する効能がある」
 とは、私の人生の師匠でもある方の言葉だが、確かに1日仕事サボってごーっと寝て、
「こんなのネットで書くことじゃねえな」
 と思いつつ、長々と推敲も削りもしていない、一発書きの愚痴を書いてみて、だいぶ頭がすっきりしましたよ。
「もう小説なんざ辞めて、何食わぬ顔してへっぽこ事務員で生きていってやろうかな〜、大企業だから楽だし〜」
 とか、自分の進退ほったらかして、池のほとりで小石を投げつつひよっていた時期もあったが、サイトを作ったのも、気分転換と言うか現実逃避の一環で。

 というか、今の時代、そんなんで老後どうする?
 今の生活をずーっと続けて、「何とかなるだろう」「仕方がないんだ」でいいのか?
 それで毎日、不安じゃないのか?どっちみち後悔はしないか?
 自分を信じていいのかわからない。目指すところは、地獄かもしれない。
 しかし、自分を誤魔化すこと、過去に眼を瞑ることは「負け犬」って言わないか?
 お前は今、一番何がしたいんだ?
 その為なら何を犠牲にしてもいいんだ?何を守るべきだと思っているんだ?
 今まで通り二つ両手に持ち続けるか、どちらか片手の一つを捨てるか、そのどれを選択すれば、お前は十年後にこれでよかったと思えるのか?
 崖っぷちだと勝手に思っているだけじゃないのか?

 負け犬にしろ地獄にしろ、後悔はつきまとう。
 そのどっちをお前は、選ぶんだ?
 選択の時は来てしまったんだぞ?

 ・・・・・・・・・ええ。やるべきこたあわかってますよ。
 ・・・・・・・・・まあ、せめて、更新用の契約書が末に本社の方から回ってくるはずなので、会社の事だけでも今月中に決着をつけねばいかんと思っちょります。

 サイトも開設してから1ヶ月もまだ経っとらんのですが、更新のペース、落ちると思われます。1ヶ月現実逃避してみて、んなことやってる場合じゃねーやというのは、いい加減わかっとるので。



2005年02月06日(日)
続炸裂負け犬ブルース

 ♪涙は〜とうに〜、捨てぇまぁしぃぃ〜たぁぁ〜〜〜。

 頭の中で梶芽衣子の『修羅の花』が掛かりまくっている日曜日の昼下がり。
 しかし昨日の日記は、「結果が上げられないのを環境のせいと人のせいにしまくって、自己弁護に走ってる」文字通り無様な負け犬節炸裂だったので、

「・・・・・・・・これ、誰にも見られないうちに消した方がいいんじゃねえの?」

 とも思ったが、

「まぁ、この期に及んで見栄を張っても仕方がないんだから、見たい人は見りゃいいし、見たくない人は見なけりゃいいだけか〜

 などと思い直し、結局そのままです。てへ(頭に手をやって首をかしげる)。
 で、こうやってネットで自分の過去を書くと必ずと言っていいほど、

「Mさんは小説家なんですか?」
「なんの賞を取ったんですか?」
「本は出したんですか?その題名は?」
「新作の予定はあるんですか?」
「出版社はどこなんですか?」

 などなど質問を向けてくる方がいらっしゃるので、幸いなことに今はまだ来とりませんが、「禍の芽は、面倒臭くなる前にとっとと摘む!!」が信条のサイトである以上、早めにうちの見解を立てておきますと、

 当サイトは、管理人個人のプライバシーに関する質問、小説に関する商業関係のお問い合わせには一切お答えしておりません。

 ・・・・・・・・・・・ということで。すいませんね。
 まあ、ここに来られる馴染みの方は大概わかっていらっしゃるんで、そんな断り書きも野暮ってもんなんですが、初めての方が掲示板にその手の質問をお書き込みになられても、管理人の気が向かない限り、レスはないものと思ってください。
(今のところ、削除対象までにはしないつもりではいますがね)
 メールにしても、それまでどこの誰かもわからなかった人が、こちらの素性が割れるなりいきなり、

「メール出してもいい?」
 
 とか掲示板でいきなり友達口調で書き込まれ、また送ってこられても、私はそれを開いたり、返事を書く保証を一切しません。
 ウィルスだったりしたら、困るし。
 それに、私がメールを出すのは、あくまでも私の友達(になりたい人含む)や私が敬意を払いたい人であって、相手の肩書や経歴で態度を変える浅薄な輩が、その守備範囲内に入るわけはないですね。悪しからず。

 公式見解の主たる理由は、私が面倒臭いからですよ。
 ・・・・・・・・・って書くと、何か身も蓋もないですが、語る対象である今の自分を語る気が心情的に全くしないのと、現実問題として一つ一つお答えする時間的、精神的余裕がありませんので、というところです。
 私の知り合いの漫画家もそうであるが、本を書いたことのある人間の誰もが、自分の名前や作品を声高に喧伝したがる訳じゃあない、という事でして。
 だいたい、今さらそんな昔の肩書きをさも大事そうに引っ張り出したところで何にもならず、このサイトもその名義での公式サイトとか、友達が欲しいとか小説を人に読ませるとかの目的で作ったサイトでもなく、ただ、
「管理人が、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く」
 為だけに作ったサイトなので、そのことで人の興味を惹こうとかも思っとらんのですよ。
 もしそうであれば、日記も最初から営業用の文章で書くってもんですし、検索エンジンにも賞の名前とか、頂いたペンネームとかで引っ掛かるようにしますしね。
 ・・・・・・・・・とか言おうもんなら、

「なんの賞を取ったのか、ペンネームも言わないってイヤったらしいよね」

 とかチャットしている本人の目の前でほざきやがもとい、チクリとおっしゃったり、
「本人が嫌がっている」
「その意思表示をしている」
 にも関わらず、んなもん全く知ったこっちゃないかのようにしつこく問い質してくる困ったちゃんがかなりの頻度で出現するのも、また事実。
(特に小説家志望や、自称オンライン作家に多い)
 何度も言いますがここ、個人が勝手に、思いつきで運営しているサイトですからね。
 従って、それが事実である以上は、自分の日常を書ける範囲で日記に書くのは私の自由ですし、勿論この日記も人に読まれる事を多少は意識して書いていますが、だからといって、いちいち読む人のご期待や意図に迎合することも、上に書いたような理由で必要ないと思っていますし。
 ネットにしろ何にしろ、受け手側には常にその対象を「受け容れるか」「拒むか」を選択できる自由がある上に、うちは最初から、

「面倒見の悪いサイトですよ〜管理人に手ェかけさせないでね〜」

 と日記で何度も言っており、さらに今もなお断り書きをしたのでありますから、当HPにご来訪された方に対しましては、管理人はただ、

「お気に召したらまたどうぞ。
 お気に召さなければ、サヨウナラ」

 と呪文のごとく繰り返すのみです。
 ですので、管理人が日記でこう宣言してシカトぶっこいたからと言って、掲示板に子供じみた挑発を書いたり、一言書き捨てしたり、その他禁止事項を破るのもやめましょうね。

 「ウフフ、こぉんなことされた側が、した側をどう思うかわかっているのか・し・ら、アン?」

 なんて、管理人が歯を光らせて爽やかな笑顔で呟くその手元では、さっくり書き込み削除して次からアクセス拒否はい完了〜、なんてのがオチですんで。多分。

 ・・・・・・・・なんて、サイト公開して2週間、どこの検索にも未だ引っ掛からず、カウンタもいまだ100台の現状、以上の文章が適用されるようなのが、このまま来ない事を祈るばかりなんですがね。
 サイト作ったからには、いくら物臭の私でもなんか言って欲しいってのはちみっとでもあるわけでして、経験が生み出す仮想敵のことばかりシュミレーションして、何の関係もない人にまで怖がられるのも、損な話ですのでね。
 普通にしている大半の方にはあまり関係のない話ですし、うちのサイトの何かが面白いとか、色眼鏡抜きで私個人に興味がある、物作りとして話をしたい、とか思ってくれたなら、そーゆー方が接触してくださるのは、嬉しいことですよ。
 いるのかどうか、わからんけどね。

 てことで、2日間にわたる「あまり語りたくない管理人の裏側」はこの辺でやめて、そろそろ表の、いつものファッキンにしてファンキーな生活に戻るとしませう。
 そんな感じで、土曜は日記で愚痴愚痴うだうだガタガタ言っとったばかりでもなく、久々に何かこう、オナゴらしく手作りガトーショコラなんぞ、本を見て焼いたりもしとったんですが。
 や、美味かったですよ。

 外はかりっと香ばしく焦げ焦げ、中はしっとり生焼けとゆー点を除けばね。

 ・・・・・・・・・・本場大阪のたこ焼きかい。
 いや、生地は試食した親も唸る完璧の出来だったんだが、170度で焼くオーブンの設定がうちのは160度と180度しかなく、180度でやったのが敗因と思われる。
 そんで、しょうがないから焦げた部分だけ包丁でこそいで、裏返して誤魔化しに粉砂糖をまぶして食ったところ、カ○リーメイトの密度とソフトケーキの食感って感じで、「これはこれでオッケー」て事になりました。
 次は、ブルーベリーのクランブルってのが、なんか本で見た限り美味そうだったので、作ろうかなと。

 あと、大阪松竹座で今月上演されている『丹下左膳』のチケットを取るのを、今日鍼の先生に言われるまでこってりと忘れていたのことよ。
 これって以前、テレビの単発か何かでやってたらしいんだよなあ。中村獅童の時代劇は一度是非見てみたかったのだが、見事に見逃して、後日他人の日記を見て、

「ムキィー!!○○さん、何でビデオ撮ってくれなかったのよう!!」

 と地団駄踏んで悔しがる有様で(ってお前、ビデオ撮ってたら借りる気だったのか?)。
 というわけで、家に帰るなり速攻e+に繋ぎ、「残席僅か」と表示が出ていながらも、土曜日昼からの分を何とか確保。
 あ、危なかった。・・・・・・・・・・
 なんしろ、今のうちの職場って、チケット取っても劇場のある難波や梅田に遠いから、土日しか行けないんですわ。まぁ、今週末移転するところは、最寄り駅が市営地下鉄だし通勤経路も市内中央部だから、少しはマシになると思うんですが。
 市内繁華街まで、乗り換え1回で30分だったっけ?
 ・・・・・・・・・って、ちょっと待て。
 それって、映画館も近いって事だよね。
 会社帰りに映画が見られる、って事だよね。
 ついでに言うと、今のような車通勤では1時間ほど遠くなるけど、電車通勤としては今より全然近くなる、みたいな?

 ・・・・・・・・・なんか、ちょっとだけ事務所移転、マシに思えてきたぞ〜(笑)。



2005年02月07日(月)
なぜだ


 先週サボった買掛金の処理にあたり、隣の部署の素敵なお姉さまの指摘によれば、仕入金額と請求書の金額が合わないとのことで、慌てる。
 差額がどこから出たのか割り出すべく、お姉さまに教わりながら、朝の8時半から夜の7時まで、仕入明細と仕入一覧表を突き合わせてうんうん唸る。
 ほぼ12時間唸った結果、何となくこれが間違うとんのかなというのはわかったのだが、それでも102円合わない。4回ほど付き合わせていちいちチェックしてみても、どこでどう間違えたのか出てこない。

 なぜだ。

 あり得ねーんです。エエ、あり得ねーんです。
 経理の帳尻というものは、間違えていようがそれはそれで絶対に最後はきちんと合うものだから、経理やった(やってる)人には、これがいかにあり得ない事を書いているかとわかると思うんですが、ピンと来ない方はただこれが、

 如来神掌か獅子の咆哮並にありえねー。(出典:カンフーハッスル)

 と思って置いてください。
 この歳になって居残り食らった小学生の気分を味わいながら、結局わからず、Kさんに次回からの対策を訊かれて答え、それを条件に今回は不問に付されて帰ってくる。
 不問に付されたところで、だからどうすればいいのか誰もわかっちゃいないってところが凄いが。
 明日、まだその残務処理が残っているんだが。
 そして、例の950万の相殺処理もしなきゃならんのだが。
 9月からこの仕事入って、仕入売上で間違えたことなぞなかったのだが。
 うーんうーん。
 そして在庫管理の帳票を出したところ、今月は差異が出ているはずで処理すべと身構えていたのだが、何故かこっちはプラマイゼロ、差異なしと出てくる。
  
 なぜだ。

 ・・・・・・・・・・ヘーイ、仕事に悩んでいるそこのみんな、元気かい。
「私、この仕事合ってないのかも」
「私、この仕事失敗ばかりなんです」
「私みたいな人間、辞めた方がいいのかも」
 なんてゆー台詞は、色々そちら様にもご事情や言い分があろうとは思いますが、

これっくらいやってから言うもんだぜ!!(開き直って威張ってみる)

 言わないんだけどね。私はこれでもまだ。
 大丈夫大丈夫、どんなに出来なくても下には俺がいるから平気だ!!あとHさん(←ひどいや)!!ウハハハハハ!!
 ・・・・・・・・・・本日は、全然面白くもない、つうか完全に自分にしかわからない話題で、しかもドリ○ャス以降のセ○並な自虐口調で締めくくってみました。

 ちと、小説の方で考え事しますのでそれでは。



2005年02月08日(火)
スモーキンクリーン

 突然ですが、Mは煙草を吸います。
 世は嫌煙ムード真っ盛りで、煙草吸う人はひじょーに肩身が狭いそんな時に、

「るせー、余計なお世話じゃあ!!肺ガンごとき恐れるようで、ダイオキシン入りの魚が食えるか!!添加物入りのおにぎりが食えるか!!化学肥料で育った野菜が食えるか!!」

 とか言ったりしてみたら、嫌煙家の総すかんくうのかなと思ってみたりする。
 いや、煙草は健康と美容に悪いとか、煙いとかヤニ臭いとかまあ色々言い分があるのはわかるし、確かに吸わない側にあの煙は苦痛なんだろうし、館内分煙や全館禁煙というのも否定はしないんですが(私はちゃんと喫煙所か館外で吸ってるよ)。
「煙草が体に悪い!」
 なんつーのは、実は遅くても江戸時代初期、慶長年間から言われて禁令まで出されていた事だし(禁令が出るということは、吸う奴がなくならなかったという事である)、嫌煙家が煙草を吸わない自由があるように、吸う側には吸う自由があると言いますか。
 が、一部のあからさまな『自称嫌煙家』の態度を見ると、ルールを守っている限り、何でそこまで気を遣わなければならんのかっつう事が、度々ありまして。
 前に所用で東京に行ったときも、喫茶店でわざわざ灰皿のある席(喫煙席)に座って煙草吸っていたら、隣の席に座っていた上品そうなおばさまとお嬢様に、いきなりこれ見よがしに席外されまして。
 もっともその親子は、

「キャー、横の変な女から副流煙が飛んでくるわ!!」
「ヤニ臭い死のガスが飛んでくるわ!!」
「アウシュヴィッツの地下室のようよ!吸ったら肺がヤニ色になるわ!」
「朝からセットした巻き髪にニオイがつくわ!!」

 ぐらいは思ったんでしょーが、そのわかりやすすぎる拒絶反応を見せつけられては、最近ちょっとカドが取れたと噂の管理人でも、

 正直ムカつきました。はい。

 前の部署でも、会社の偉いさんに「嫌煙者には煙くて仕方がないから喫煙所作れ」というメールを打って、社内の一角に喫煙スペースを作らせた女の子がいるんですが、そのスペースというのが夏は西日直撃、冬は隙間風吹き荒れる極寒の一角でして、しかも、

「私達は煙草吸わない人が吸っている間も働いているのに、煙草休憩はおかしい」

 との事で、会社はチクられる言われるがままに、素直に喫煙時間帯と「喫煙は5分まで」と時間まで決めてしまったという。
 かくて、片隅に壁立てられて急遽出来上がった、ヒト一人通れるぐらいのせまーい喫煙スペースでは、

「くそったれ、上長にメール打ったの誰やねん!」
 
 と、おっさんはもとより、おねーさんおばはん(関西は喫煙する女性が多い)らが吐く総すかんが、充満する紫煙の中をにえにえと渦巻いておりました。
 ・・・・・・・・・まあ、普通、パソコン導入してる以上は、どこの会社でも、いまどきフロアは禁煙だし、煙草休憩で問題なのも「煙草を吸うと、つい緊張のタガが緩んでそこで話し込んでしまうから」であって、実際、脳へのニコチン供給という目的だけならば、5分もあれば楽勝で職場に帰ってこられるわけですが。
 しかし正直なところを言ってみれば、

「5分も惜しいと他人に急かせるほど忙しい割に、周囲のアラを探す暇は結構あるらしいな」

 て、毒吐いてみたい感じでして、さらに言えば、

「煙草吸わないお前らが仕事中に5分間ぺちゃくちゃ喋っとる間、喫煙者は働いてその分を取り返しとるのかもしれんぞ?」
「それが仕事の合間の息抜きと言うのなら、煙草休憩とどう違うんや?」

 という反論も成り立つわけで(怖いからしないけどね)、そういうヒトの頭の中ってどうも、「煙草吸う人=加害者」「吸わない人(私)=被害者」という考えが頭にある気がしてしょーがないんですが、それは私の心がひねくれているからか?
 確かに、吸ってはいけないところで吸うのは、マナー違反だから嫌な顔をされても仕方がないが、別に禁じられてもいない場所、または吸ってもいい場所でも、

「嫌煙者(ワタシ)がいるのに煙草を吸うなんてマナーがない」
「周囲(ワタシ)に対して配慮がない」
「ワタシ達は煙草吸わないから、ワタシ達の主張は絶対に悪くない。悪いのはいつも、ニコチン入りの煙を撒き散らす喫煙者の方」

 とも言いたげな彼女らの態度を、針で編んだベールの如く感じるごとに、

「そのルールは、単に『お前ルール』ちゃうんけ?」

 ・・・・・・・・・とか、言ってみちゃったりしたら、やっぱこのサイト、反感買う?
 ・・・・・・・・・実は1回書き直しているのだが、やはり棘が抜けないこの話。

 や、何が言いたかったかというと、嫌煙者はタブーでないところでは、もうちょっと喫煙者を温かい目で見てくれよという話で、吸う方は吸うなら最低限マナーを守ろうやという、ひじょーに無難な話だったんですけどもね。
 もともと煙草なんつーものは嗜好品だし、たぶんなくならないと思うから、お互い妥協点を見つけといた方が、ギスギスせんのではないかと思うわけでして。

 で、今日より始まった『鬼平犯科帳』。
(そういえば、この番組で鬼平を演じる吉右衛門が、時々銀煙管をつけるシーンも格好いいね)
 『剣客商売』と『藤枝梅安』を入れた池波正太郎短編3大シリーズで、お恥ずかしいことに原作全巻読んでいないのこれだけでして、いつか読破をと目論むけれどもその前に『大菩薩峠』な管理人です。
 などと言いながら、池波正太郎御大の「い」の字も知らなかった中学生か高校生の頃、テレビ欄で『新番組・鬼平犯科帳』の文字を見たとき、

「きだいらはんかちょう」

 と素で読んだっつー結構恥ずかしい過去を持っているんであるが。
 見たのが中盤からで話が全然わからなかったのであるが、
「さすがに、キャスト全員老けたなあ」
 と否応なく思わされた中で、主役の中村吉右衛門だけは相変わらずお肌つやつやで全然老けちゃいなかったのが、なんか凄い気がしました。

 あと、この番組でやはりMが好きなのは、エンディング。
 ジプシーキングスの「インスピレイション」のメロディに乗って流れる、江戸の四季を活写した映像の組み合わせは、もう初回から10年以上経つんだろうが、それを思いついたセンスってやっぱ凄いわ。
  



2005年02月09日(水)
アマゾネス電車へようこそ

 トンネルを抜けて、プラットホームの間に地下鉄が滑り込んできた。
 駅名を告げるアナウンスとともに、私の前で自動ドアが左右に開いた。

 目の前に開けた車内の乗客は、一人残らず女だった。

 突如現れた異様な光景に、一瞬眼を瞠って立ち竦む私。

 車内を埋めるのは女子高生から女子大生、OL、おばはんまでよりどりみどり。
 スポーツ新聞を拡げた通勤スーツ姿のオヤジは勿論、野郎の影ひとつもなし。

「・・・・・・・・ああ、そうか、女性専用車両か」

 わからんかもしれんから説明しとくと、その地下鉄には痴漢防止策かなんかとは思うが、電車の1両だけを平日の夜(通勤帰りの時間帯)のみ、女性客専用にしているんですよ。
 いやあ、でも、結構その地下鉄使うんですが、女性専用車両がまんま使われているの初めて見たっつうか、遣う人やっぱりいるんだね。
 しかし乗った私の感想としてはこの車両、安心するというよりも、

 なんか不自然で落ち着かなかったです。はい。

 色んな年齢層の、色んな格好をした女がその車両一両に凝縮されているのは、さすがに、充満するピンク色のオーラが見えましたよ。
 山田風太郎御大の『伊賀忍法帖』や『柳生忍法帖』に、牢の中に大勢の女が入っててそん中に閉じこめられる男とゆーシチュエーションがありましたが、なんかそれを思い出しました。
 んで、女だらけで思いだしたが、こないだ鍼の先生と仕事の話をしていたら、

「Mさんは、性格的に女の中では働けないねぇ」
 
 としみじみと言い当てられてしまいました。
 ・・・・・・・・・・そうかもしれん。
 例えば、別に頼んでもいないのに何かやってくれて、お礼を言ったきりそのまま放っておくと、後で「何で私ばっかりやらなきゃなんないのよ!」とか、陰でブツブツ文句言ったりしたり、そんなに毎日ブツブツ愚痴を言うほど職場や仕事が嫌なら辞めればいいのに、なんで長々勤め続けるのか、とか、4年OLさんやってて毎日見ている会社の女の人達に結構多いそんな気持ちが、全然、まったく理解できないもんで。
 そういうのに限って、

「私はこれだけ周囲に気を遣っているのよ!あんたたちに我慢しているのよ!」

 とか思っているのはわかるんだが、逆にその癇に障らないようにとすごい気を遣うのは、私だけなのか?
 先生が指摘するって事は、やっぱそういうのはうちの会社だけじゃないっつー事なんで、これからの身の振り方を考えるにあたり、いやに勉強になりました。
 ・・・・・・・・・・・ええ。

 そんな感じで今日も屈折している、素人さん経理地獄日記。
 今日も今日とて残業していると、会社に忘れ物をしたとかで、5ヶ月前に辞めたパートのおばちゃんが現れる。このおばちゃん、外壁営業課(仮名)の前の経理担当、つまり私の前任者で、しかも経理のプロ。

 神の遣いや!!
 アンタ、今の仕事に苦しみ悶える私を見かねた神が遣わしたんや!!!


 って、よくよく考えりゃこのおばはんが、うちの課のあまりの忙しさに愛想尽かして辞めなければ、私がこの仕事をやることもなかったわけなんだが、そんなスに戻ってひねくれてしまっている場合ではない!!
 今の窮地を打開できる方法を訊きまくれ、私!!
 ・・・・・・・・とばかりに、色んな処理の仕方をおばちゃんに付け焼き刃で教わったが、さて、どうなることやら。