2009年10月30日(金)...繰り返し
咀嚼し切れぬ感情が残忍を焚き付けて、為されるが侭の其の従順さに嗜虐心が擽られた。其れは本来の性質を無理矢理に歪めた何かで、此処数日の苛立ちに呑まれた理性がきしきしと軋んでいた。
2009年10月28日(水)...愚骨頂
其の寝顔を眺めながら、温め続けた台詞をそっ、と反芻する。猜疑と諦念に塗れた感情が全てを染め変えて、視野を鎖した。気晴らしにもならない行為と慰みにもならない存在が寄越す、目線も、温度も、言葉も、全部、ただ、ぺらぺらに形骸化された日常の一部で、今直ぐに切り落として仕舞いたい此の腕と同じく、不必要で、酷く不毛に思えた。
其れでも、鋭利さを衝き立てて、ぐちゃぐちゃに切り刻みたい衝動を只管に抑える為だけの、監視と、拘束と、苦言が、今を繋いで居る。