2008年09月23日(火)...覚醒
今日も眠れない頭で思う。疲労に覆われた思考がきしきしと正常を脱する境で、何時まで踏み止まって居られるのだろうか。
2008年09月17日(水)...煉獄
沸々、と湧き出る紅い泡沫を見ながら、悪寒の這いずり回る音と煮え滾る温度、白く脱力した空気を持て余して居た。枕にうつ伏せたまま、横目で捕らえた世界は酷く滑稽で、明日の面倒を思うと、今直ぐに息の根を止めて仕舞いたい様な衝動に駆られる。
厄介と達成感が入り混じる恍惚に雁字搦めで、指の先ひとつ動かす気にもなれない。幸福と名付ければ納得を生む、ゆるりとした時間に覆われていた。何も、考えたくない。
2008年09月02日(火)...唯我独尊
蓄えられた絶望が沸々と溢れ出て、目の前が腐ってゆく。生かさず殺さず搾取する筈の贄の、自我を振り翳す分を弁えない居丈高な言動にも、嫌気が差していた。
決して諂わず誰にも屈しない筈の傲慢と云う名の気位が鈍って、何処か社会のモラルや俗説に塗れ慣らされている精神が、気に喰わなかった。あの頃の鋭さが息を潜めて、円滑や常識への思慮に侵された思考が、毛嫌いしていた大人みたいで、気付く度に腕を引き裂きたい衝動に駆られる。非常識に壊された子供時代を抱えて、満ち足りないまま、有耶無耶に世間に混ぜられてゆくことが我慢ならない。
犠牲も覚悟さえも転嫁出来る横暴さで、永遠的に子供で居ることが許されないなら、もう全部、要らない。
2008年09月01日(月)...点滴
ぽたり、ぽたり落ちる液体が、またひとつ体内に消える度に、云い様も無いむず痒さと苛立ちが襲って、そっと眼を背けた。其の、生命力が執着なのか未練なのかは解らないけれど、シャワーを浴びて学校へ行く、其の循環は簡単には断ち切れそうも無かった。