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うたかた
sakurako

2011年09月28日(水)
「call me anything」菊地成孔 3DAYS@新宿PIT INN〜ロスト・クインテット+1〜(又はDCPRG-3(笑))

菊地成孔(Sax)坪口昌恭(Key)大儀見元(Per)類家心平(Tp)田中教順

(Ds)アリガス(B)
丈青 (key) 千住宗臣(ds)
Special Guest 五十嵐一生(Tp)

1st
01.call me anything
02.Duran
03.ジャングルクルーズにうってつけの日

2nd
04.ディレクションズ
05.New York Girl
06.CATCH22

enc.
07.リトルチャーチ(Live Evil)

・アミリ・バラカakaリロイ・ジョーンズ、そしてバラク・オバマ
・あんなやばいディレクションズははじめてだ!! テナーのソロは3日間の中でも白眉。笑ってる菊地さんとか、やっちゃいなよ、って丈青さんに目配せジェスチャーしてる坪口さんとか。
・五十嵐さんが野本くんに似てる件。
・世界逸産。
・「珠也! 珠也!」
・「類家じゃねえだろ」
・五十嵐さん前に見たの何処だったっけ?
・「あれ、あと来てねえの誰だ?」「アリガスさんです……」「あーそうだアリガス」会話したー。
・狭い箱舟(”本当に小さな方舟に乗っています。舳先にはチャーリーパーカーの彫像が置かれています。”)



2011年09月27日(火)
「夜の指輪を盗むのは誰」 菊地成孔 3DAYS@新宿PIT INN〜デュオwith 大友良英〜

開始前、隣に座ってた子と「大友さんって……お腹空くよね、見てると」とか「南さんが好き」とか話してたらことごとくMCで実現した水曜WANTED!のような夜でした。

黒スーツにDCPRGシャツ(白)、ハットも白。

「最近はオレたち、年に1回くらいしか会わないよね。ここで」
「今年は違うよ、12月に武満トリビュートで会ってるもん」
「あ、そか」
「オレたちさ、武満のあと何かすっげえ怒ってたよね」
「怒ってた怒ってた、大友っちと一緒に楽屋の壁。壊しそうなほど怒ってた……でも何で怒ってたのか全く覚えてない」
「オレも覚えてない。打ち上げ楽しかったことしか」
「楽しかったよね」
「今はね、ナルちゃんが楽屋で食べてたカレー弁当がすごくうまそうだったことしか頭にない」
「へ? ああ、上のカレー屋のね(笑)。うん、あれウマいよ。750円」
「すげえうまそうだった……」
「え? そんなに? 『ちょっとくれ』って言えば良かったじゃない、知らない仲じゃないんだし(笑)」
「言おうと思った時には白ごはんしか残ってなかった」
「そんなにウマそうだったんだ」
「うん」
「よく言われんだよね、オレ。こないだダチと韓国行ってカムジャタンの店に入ったんだけど、余談だけどIKKOが良いって勧めてたからその店にしたんだけどね、知ってる? あの鶏を丸々タライみたいな鍋で炊くやつ、カムジャタンって、それを『おーこりゃウマイウマイ』って食ってたらいつのまにかオレのまわりに人だかりができて、あまつさえ指さして笑ったり何か言ったりしてるわけ。最後には店長が出てきて何か言ってる。ダチに『何て言ってるの?』って訊いたら『あいつは開店以来一番美味しそうに食ってる』だって。看板見たらさ、その店1965(? 怪しいこの年号は)年創業って書いてあるの。オレがガキの頃からやってる老舗で、オレが一番ウマそうにカムジャタン食べたってことだよね」
「オレもその店行った、多分同じ店。で、人だかりできたよ」
「マジで?」
「うん、オレのこと指差したオバチャンが『この人指のこんなとこに毛が生えてる』って」
「全然違う理由で同じ店で人だかりができたってオチだな……じゃ」
「そろそろ始めましょうか」
「2曲くらいね」

1st set
インプロ01.
「長いほうのやつ」。
ゆっくりと旋回してもつれ合いながら上昇していく何か。ガムランにも似たプリペアドギターの音色と、ピアノ。みどりのゆび。まっすぐにのびてゆく。(まあ魔法の指を持ったキクチさんの手が鍵盤に触れるたび、瑞々しい植物がすくすくと育ってゆくイメージというか。そして陳腐かもしれんが映像的には「オープンランカ!」が一番近い(笑)。どんだけ乙女)鰐口クリップでプリペアドされたギターがとても良い音色。ガムラン。ガムラン。ガムラン。
インプロ02.
「短いほうのやつ」。
インド調に聴こえたのだけど、もしかして前説がカレーだったから?
個人的な旅。旅行先の部屋。

「ブラジル行きたいな」
「ブラジルにはカレーないよ」
「なんか豆の煮込みみたいのしかないよね」
「インドにはカレーしかないけどね」
「しかし毎年飽きずによくやってるよなオレら」
「7回目だもんね。こっそり全部録音持ってる人とかいないかな」
「CD出せるよな……ええと警察に突き出したり責めたりしませんので、全部録音してる人がいたら申し出てください。買い取ります。140万で(笑)」
「高ッ」
「馬鹿だな、買って、CDにして、回収すんじゃねえか」
「7年間……長いね。毎回こうやってだべってるけどね」
「今ラジオやってんだけどストレスたまるんだよね、ラジオ。言えないこと多いじゃない? だからここで解消する」
「オレもラジオやってるけどそんなことないなあ」
「あ……そか。でもアナタのはアート系だから。ワタシのラジオはエンタメ系だから、ストレスたまるのよ」
「あーオレさ、アーティストっぽい格好しようと思って服買いに行った」
「それでそれ?」
「うん、いつもと同じ……ナルちゃん、ラジオでどんな話してるの」
「ジップのアナウンサーの人(ドリカムの人の妹と嘘をつくキクチさん)が鈴木杏樹の時だけ笑わないとか」
「え、鈴木蘭々?」
「昭和だなあ……和田アキ子と優木まおみが似てるとか、内田春菊とジュジュが似てるとかね」」
(しばらく昭和ネタ続く)
「初めて会った時からだとオレたちもう何年の付き合いになる?」
「20年以上じゃない? うっわーよく持ち堪えてるね」
「アナタ意外と人付き合い短いもんね……オレは人付き合い、長いのよ」
「うん、オレは最高で持ったバンドで7年かな?」
「そのバンドにワタシいませんでしたっけ(笑)」
「いたいた、そういえば(笑)」
「屋形船乗ったりしたよね。バンドメンバーの嫁とか彼女とか連れてさ、すっげえ盛り上がってオレなんか着物着ちゃったりしてさ、で、みんなアナゴの天麩羅がうまいうまいとか言って盛り上がってる最中にオレと大友っちだけ……」
「船酔いでへろへろ(笑)」
「しかも酔い止めばりばり飲んだら船を降りるころにはなんかもうへろへろのふわふわになってたんだよなあ」
「薬と酔いで」
「大友っちは、それでバンドやめたんだっけ?」
「違うよ(笑)!」
「今日もオレ、薬飲んでるんだよ。週末から風邪引いちゃってさ。病院好きなんだけど……知ってるか、でも連休で休みだったからさ、ベンザ的なものを一瓶飲んだら気持ちよくなっちゃって」
「病院! 薬! オレも好き!」
「ね。ほらオレら対外的なアピールでも何でもなく、ノンドラッグじゃん。市販薬で、こう……気持ち良いよね」
「うん。ケミカルなものを身体に入れて体調が変わるとか、すげえ好き。面白い」
「で、呂律回んないんだよねあんまり……あのワインを少々飲んでの人何て言ったっけ? 惜しい人を亡くしたよ。名前何だっけ、あの政治家?」
(客席から「中川」の声)
「ああそうそう。ほら、ワイン飲んで……あれくらい呂律が怪しい」
(再び客席から「自殺」「暗殺」の声)
「え? 暗殺説があんの? へー」
「はじめて観客と交わした会話が「自殺」と「暗殺」(爆笑)」
「とにかくよく持ち堪えるなあという話だよね。オレさ、日本に入る前からロクシタン使っててイキがってたんだけど、とうとうシャンプー変えた。スカルプDがいいよ(笑)」
「持ち堪えるって、そっちの話(笑)?」
「うん。水道橋博士に勧められて以来、使ってる。成果は……まあ楽屋で」
「水道橋博士友達なの?」
「うんまあ知り合いってとこ。怖いよ水道橋博士……そういや南さん今フランス行ってんの知ってる? もうフランスから時間を問わず写メ届きまくんの」
「へー何しに行ってんの?」
「そりゃもう……言わずもがな(笑)。じゃ時間も少なくなってきましたし、2nd行きましょうか。100曲くらい(笑)」
「1曲2秒とか(笑)」

2nd set
01. ゆるめボサノバ(たぶん「プリペアード・アコースティック・ギターとアルト・サックスによる無調ヴォサ・ノヴァ、ストリングス・クラウス・オガーマン・ソース」のアレンジ)
02. 早めボサノバ
03. 何か聴いたことあるようなボサノバ

「ええとずっとプリペアドでやってきたけど、次どうします? 普通の聴きたい人……あんまりいないね……じゃあプリペアドが良い人? あーこっちか」
「まあアコギのプリペアド、ナルちゃんとしかやんないからねえ」
「あ、大友っちさ、今ちょっとネガティブなこと考えたでしょ」
「うん……」
「『オレがキレイに弾いたって誰も聴きたくないけど、プリペアドなら珍しいから聴いてやろうかなって観客は考えてる』って思ってるでしょう」
「うわっ、その通り」
「相変わらずだなーなにそのO型のネガティブ思考」

ほんと仲良しだなあ。ていうかそれがわかるキクチさんすげえ。
いつも思い出すのが、大友さんがギター再開したのはキクチさんのおかげって話。

04. アコギボサノバ

「さっきも言ったように風邪引いてて声ががらがらなんで歌はやめとこうと思ったんですがそれもまあ味ってことで1曲だけ」
夜電波にリクエストしたくらい好きだったから嬉しかった。
1曲だけって言ってたけど、06もスキャットのみで歌う。染みたな。

05. マイルスデイビス
06. You don't knou what love is.
07. All the things you are(ボサノバ)

enc. 「ボサノバじゃない曲やりましょうか」
追悼というか賛歌というか。壮大だった。
MCばっかり記録してるけど、すごい聴いて良かった夜でした。



2011年09月26日(月)
「Jesus, Joy of Man's Desiring」 菊地成孔 3DAYS@新宿PIT INN〜デュオ with 山下洋輔〜

1st
1.グガン(ハードグガン(笑))
2.ラッシュ・ライフ
3.インプロ
4.オレンジ色は彼女の色
5.インプロ

2nd
1.黒と茶の幻想
2.you don't know what love is
3.Ev'ry Time We Say Goodbye
encore.When Sunny Get Blue
(2ndのラストとアンコール逆かも)

今夜のキーワードは(勝手に)「やりはじめてすぐつけてないことに気づいた」
重ねて「コンドーム忘れたので取ってきます」
更に1stの終了時にも「二人ともコンドーム忘れたので取ってきます」
どんだけ……(笑)。
実際はキクチさんがつけてるマウスピースの話でした(楽屋に忘れてきて、演奏し始めてすぐ気付いたらしい)。故ナンシー関似の歯科医がいるという「ミューズ歯科」の話をしてくれた(BGMはいつも「アニモンティーヌ」らしい)。マウスピース、紛失するとイチから作り直しなのだとか。
初日から会場は危険ぎりぎりの大入り満員。恒例の「失神・転倒に気をつけて」ネタが出る。「失神して倒れないように……ま、いいか、大人になって失神することなんて滅多にない経験ですからね(笑)」。えええー(苦笑)。
「オレンジ色は〜」「黒と茶の〜」「When Sunny Get Blue」と、セトリが微妙にカラフルなのは全部色つながりでまとめようと思って挫折したからなのだとか。
1st、ラッシュ・ライフの山下さんのきらびやか、かつ望郷の念にも似たピアノが呆然と、いや陶然とするほど凄い。深い深いサックスの音色もまた、ひたすら心の奥底に染みる。
ラジオで一躍有名になったD&Gレディースの腕時計(ちょっと欲しい(笑))を見て「演奏中は時計見てなかったけど、PIT INNはさすが古巣といいましょうか、1セットの時間が身体に染み付いているらしく、1stはきっかり1時間でした。2ndは意表をついて17分にしましょう(笑)。もしくは4時間(笑)」というMC後、一旦退席。
そして2nd。
本当に幻想的な(「アニメ的なインスピレーション」)「黒と茶の幻想」を経て、ラスト3曲はただただ時間が過ぎるのがもったいないほどの贅沢な経験だった。山下さんのピアノは(どこかでキクチさんもおっしゃっていたけれど)円熟してきたと僭越ながら思う。すごくおいしい。最後の最後にアドリブで「主よ、人の望みよ喜びよ」をひと節。キクチさんのバッハはどうしてこんなに胸に突き刺さるのか。祈りのような。おいしい水のような。「毎日が誰かの誕生日で、毎日が誰かの命日ですから」。彼のそういう気持ちがひしひしと伝わってくる。特にピットインのような空間、確かにここにはいるのだろう。そういう、なにかが。
じゅうぶん吼えたので「古時計」は今年はなし、とのこと。残念だけど、また来年聴けるのをものすごく楽しみにしている。



2011年09月20日(火)
「blue」もしくは「ハルシオン・デイズ」

そしてまたぼくらはのぼってゆく。

先客がいるとは意外だった。
それもクラスでも1・2を争う優等生――悪く言えば堅物――だと言われている工藤新一だ。しかし一般的に優等生という生き物はこんな平日の昼間、学校の屋上で暇そうに欠伸をしていたりはしない。
新一は驚くでもなくオレの針金に視線を投げると「器用なんだな」とつまらなそうに言い捨て、それきりオレには一瞥もくれずに何かを2・3錠まとめて口に放り込み噛み下した。取り付く島がない。オレは肩をすくめて溜息混じりに器用なんだよ、とこたえた(だってそれ以外にどうやってこたえたら良い?)。
「オマエは?」
「鍵を持ってる」
――それはおかしい。
去年の夏に人死にが出て以来、この屋上は封鎖されて、職員室にすら鍵を置いていないと聞く。
オレが怪訝な顔をしたのに気づいたのか、新一は面倒臭そうに続けた。
「人が飛び降りた時、捜査の関係でここの鍵を預かった。誰も返却しろと言ってこないからオレが保管している。以上」
「そして誰も来ないのを良いことに、時々ここでサボっている、以上?」
「まあな」
「もっと優等生なんだと思ってた」
新一はそれにはこたえずに、楕円形の錠剤をもう一粒、口に放り込んだ。わざとそうしたのか、今度は錠剤の様子がよく見えた。屋上に広がる夏空の青のようにさわやかな色をしたそれは、新一に言わせれば「昼寝の友」だということだ。間違ってはいないが、キャンディみたいに軽々しく嚥下して良いものでもない。オレは皮肉めかして言ってやった。
「澄んだ青空を飛ぶ鳥のようだよな」
「はぁ? 何ソレ。頭イカレてんじゃね? どんだけオトメな妄想だよ」
「ばーか。そういうネーミングだろ?」
「ああ……、」
思い出したのか、それとも錠剤が効いてきたのか、新一の瞳孔が少し広がるのがわかった。
「『ハルキュオネが産卵するときは海が凪ぐ』、か」
「凪ぎ過ぎて記憶飛んじまっても知らねえぞ」
「そんなヘマはしねえさ。酒呑まねえし」
「でもあんま飲みすぎっと胃に穴あくぜ、マジで」
「ふうん……好きなんだよね、味が」
まるで他人事だ。
オレは手のひらを上に向けて新一のほうに差し出した。きょとん、と幼い表情を見せる新一に向かって、更に手のひらを上下に振る。
「一個ちょうだい」
「1mg錠だぜぇ」
もったいぶった仕草で一粒摘み上げて、挑発的に笑いながら、新一は水色の錠剤をオレの手のひらに載せた。
「……本当なら相当違法に入手してんな」
しかも、錠剤の大きさとパッケージングからして、多分嘘だ。
がり、と噛み下すと、何のことはないケミカルな味が口の中に広がる。作用には個人差があるがオレはかなり耐性のある方だと自覚していた。
嘘吐きのお返しに、指先で招いて、耳元に口を寄せ、とっておきの秘密を囁く口調で、オレは新一に言ってやった。
「コレ飲んでヤるとすっげえ気持ち良いの、知ってるか?」


清々しく厨二なかいしんを書こうとこころみてるんですがどんなもんでしょうか。10RTされたら続く(twitter脳)。
つーか山本先生ごめんなさい。尊敬してます。リスペークト。

も少し続いた。


屋上のフェンスに両脚で立つと、足元から吹き上げる風の懐かしい感触に身体が震えた。新一はさして面白くもなさそうにこちらを眺めている。
気を、ひきたかったのかもしれない。
「飛び降りようかな」
オレは言った。
「やれよ。面白ぇから」
「止めてくんねえの?」
「飛べんだろ」
「……そうだな」
本当のところ、今はそんな装備はない。
きっと新一だってそんなことは知っている。
「飛んでやろうか、一緒に」
何を思ったのか、そう言いながら新一が近付いてきて、同じようにフェンスの上に立った。
風が強い。
「悪くねえな」
オレは強がって笑った。
ポーカーフェイスを、忘れてはいけない。
「その代わり、助かったら……もし、ふたりとも無事だったら、このまま逃げよう。国外まで飛んで、IDを偽造して、誰にもバレないようにどこかの田舎町で、ふたりでつましく静かに暮らそう」
「悪くねえな」
今度は新一が言った。
「冗談だろ」
「冗談だ」
「だよな」
フェンスから内側に飛び降りた新一を抱き留めると、どちらからともなくキスを交わして、お定まりのセックスが始まった。錠剤の効き目が僅かに残るなかでの交わりはいつも拷問のように甘かった。



2011年09月15日(木)
本日の妄想は

1)クリスマスまで待たせんなよ、約束より今の気持ちだろ? な平新。へじはプレゼントのために短期バイト掛け持ちしてたりして、会う約束したっきりそっけないので新ちゃんとすれちがったりして。なんてスタンダード!
2)20代後半設定平新。10年愛。いやマジで。冬平新。戻れないふたり。
3)ご存知の方はもういらっしゃらないとは思うけどすっごい昔サイトの日記はこの形式だった。ふと思い出すことがあって復活させてみた。
4)おまけ。K新でデフォなのか禁忌なのか判断つきかねるが、ちっくしょーちくしょーと情けなく泣きながら(イメージゆきあつでお願いします)江戸川に乗ってるキッドさん。
5)明日早いんだった! も少しまっとうな日記書く暇があると良いんだけど。
6)そういやオフ情報ページ更新してます。



2011年09月14日(水)
十六夜涙

今日の編集者のひとこと。
「よいほもでした…!」

4馬鹿工藤邸同居設定って新しいかも。



2011年09月12日(月)
十五夜クライシス

ですが。
今日の妄想平新は「じゃなくて」なへじでした。快新ぽいところを敢えて! の平新で(笑)。



2011年09月11日(日)
910イベント御礼

9/10オンリー主催・参加の皆様、ほんっとにお疲れ様&ありがとうございました。楽しかったー!!
細かいところまで行き届いたイベントで、主催さんの愛をひしひしと感じました。アナウンスの時に一斉に静まる一体感……! まさに「しっ! 静かに……」でしたねー。
拙スペースにも沢山お立ち寄りいただいて嬉しかったです。本を手にとって下さった方、声をかけてくださった方(オンリーの熱気か、普段よりたくさん声かけてもらってすごく嬉しかったです)、遊んでくれた方、皆様どうもありがとうございました。差し入れもありがたくいただいております。もぐもぐ。
新刊2冊のうち1冊が男性向けっつーか女体化っつーかすがすがしくエロ本だったんで、どうかなーと心配だったんですが……いかがでしたでしょうか?
すこしでもお楽しみいただけてたら、幸いです。
新刊は2種類ともまだ少し残ってますが、通販は今のところちょっと考えてません。すみません。スペースいただければ冬コミで置くと思います。
今メルフォとか外してしまっているので、乱丁・落丁・ご感想等ありましたらsakurako810★gmail.com(★→@)又はついったDM(sakurako810)までいただけると幸いです。感想いただけるとすっごいやる気出ますですのでぜひぜひお待ちしてます!



2011年09月10日(土)
荷造り終わった

自分の本の種類と値段が把握できない方、橘です。
遅番終わってから会社の飲みに引きずりこまれるとかどうかしてるぜ。やっと荷造りが終わりました。
で、冒頭に戻りますが。

戦場のボーイズライフ、すっかり忘れとったがな!!
残部あります。\700。
仕事中隠れて倍率15パーセントくらいでこっそり価格表作ってたんですが、それにもボーイズライフ抜けてます。どんだけ…。
ついでに荷造りしながら数えたら「愛情生活。」が2冊、なにたべ2が5冊でした。少ないのはこんだけ。
あと「天国の憂鬱」が1冊だけ出て来たので持ってきます。もしお求めの方がいらしたら声かけてください。\400です。

では明日! もう今日だけど!



2011年09月09日(金)
なにたべ立ち読み+α

うっわーもう明日オンリーですね!
ペーパー無理そうですけど、新刊2冊でお待ちしています。お会いできる方楽しみにしています!
改めて情報掲載しておきますね。

あとぜんっぜん話飛びますが、岡村靖幸の復活ライブ行ってきた! 投げキッスで妊娠するかと思った! らぶー!!!

では、情報。

9/10(土) 「わけなんているのかよ?」
東京卸商センター3階
真実はいつも1つ!-22「Twentyfour-Seven」

新刊
・Love is on the table 3 なにわ食いだおれ編
(平新30P 3だけでお楽しみいただけます。 ¥400)
・ヘビーローテーション(新一女体化R18 平・白・優・快×新 表現が男性向けです 44P ¥500)

既刊
・in an instant 白新 ¥1,000
・愛情生活(R18) 平新 ¥700 残部希少
・でり快(R18) 盗快で平快で白快で快新 ¥700
・Love is on the table 2 平新 ¥600
(※読みきり短編集なので2だけでお楽しみいただけます)

ついでに新刊、なに食べ3のほうの立ち読み上げときます。以下どうぞー。
では明日!


アラビヤコーヒーは山小屋風の小さな店で、一軒目の丸福珈琲店とはまた違うレトロさが全体に漂っていた。店内は明るく、コーヒーカップにも灰皿にも、店のシンボルマークらしきターバンをした男性の絵柄が入っているのが微笑ましい。二軒目でようやく目が覚めてきたのか、それとも言いたいことを言ってすっきりしたのか、工藤はコーヒーの味わいについて検討しはじめた。
「ん……こっちはさっきの店のブレンドより香りが華やかだな。味は少し軽めだけど」
「どっちが好き?」
「強いて言えば丸福。でもまあ、どっちも美味い。好みの問題だな。大阪は良いな、こういう喫茶店がたくさんあって」
「どや、ええとこやろ、大阪は!」
「何度か来たけど、今回はディープな店にあちこち行ったな」
「毎朝美味いコーヒーも飲めるで。嫁に来るか?」
「オマエがウチで淹れればいいだろ」
「せやね。まかしとき」
 静かに、服部は請け負った。

 ぱりっと糊のきいたシャツから伸びた浅黒い手足や、真っ直ぐに工藤だけに視線を投げる黒い瞳が、どうしたことか今朝はやけに眩しい。
照れ隠しも兼ねて、工藤はずっと感じていた違和感について率直に質問してみることにした。
「そういやオマエ何で今日そんな格好してんだ? えらく改まってねえか?」
 服部の返事は要領を得ないものだった。
「ああ、それは今日の昼飯がカレーの予定やからや。カレーでええやろか?」
「いいけど……カレーだから何だってんだ?」
 めかしこむ理由がカレーというのは納得がいかないが、服部は詳しく説明することなく、まあ後で、とだけ言ってコーヒーを飲み干した。
「ほなまずは観覧車乗りに行こか」

 服部がめかし込んできた理由は後ほど、昼食のときに判明することになるのだが。
 それはまた、次の話。



2011年09月07日(水)
ヘビロテ抜粋

先日日記に載せた「ヘビーローテーション」ですが、どんな風に男性向けかというとこんな感じ。反転です。


「や、やめろ……!」
天岩戸のごとく固く閉ざされていたさくら色の柔肉に、亀頭がほんの僅か、沈んだ。
「う、ぐうッ、痛ぇ」
 下半身に走る鈍痛に新一は悲鳴を上げる。
服部は聞く耳を持たず、必死で閉ざそうとする新一の太股のあいだに身体を割り込ませては、更に前進しようと前後に腰を揺さぶった。
「ちょっと、先っぽ入ったから……もう少しや、もう少し……じっとしといて、な?」
脈打つ極太の砲身は、なおもずるりずるりと前進を続け、今や中程までを狭隘な処女肉の通路に無理矢理飲み込ませている。
「あ、熱ぅ! 気持ちええッ」
半ばほど砲身が沈んだところで、一気に深々と突き入れた。
「痛い、痛い、ぐぐぐ、ううッ……痛っ、たああァ……ッ」
 肉を引き裂く破瓜の激痛に、新一が悲鳴をあげる。
「かんにんや、かんにんやで、工藤」
 いよいよ勢いづけて二三度穿つと、ぶつり、と抵抗が切れる衝撃があり、そのあとは一息に根本までが窮屈な肉の狭間に突き刺さって包み込まれていった。しかし潤滑の不足した内部は服部を持て成す余裕などない。あるのはひりひりと焼けるような痛みばかりだ。
「ひい、いっ……ってえええええッ」
 あまりに新一が暴れるので、服部は眉根を寄せて結合部を覗き込んだ。見たところ、ひどい出血はないらしい。大丈夫だと、服部は判断した。
「はて、もう少し動いたら慣れるやろか?」
 いちど引いておいてから、恥骨がぶつかるほど深く、ずんと突き入れる。
最奥なのだろう、突き入れた先、押し当てた壁の上部に、こりこりとしたしこりがあるのに服部は気づいた。まるで焼肉のホルモンにも似た複雑な襞が先端の鈴口に吸いついてくるようなのが、たまらない。
「あかん」
脳天から突き抜けた快楽の痺れが一気に下半身に雪崩込み、急激に射精感がこみ上げてきた。
踏みにじられたの聖地の最奥を、服部の太竿が抉り取るように暴れまわった。
「痛ぇ、マジ、も……やだ、抜いてくれ……ッ」
「かんにん、も、もうちょっとやから我慢し、な?」
煮えたぎった欲液は、奔流となって服部の体内を暴れまわり、ぱんぱんに張り切った亀頭に向けて押し寄せている。
「出るッ」


ヘビロテの他は
・in an instant 白新文庫。
・愛情生活 残部希少(3冊くらい…?)。じぶんで言うのもナンですが読み返してみたらすごくいい平新だったのでよろしければ。
・でり快
・なにたべ2
・なにたべ3
が並ぶと思います。

ペーパー書けるか微妙。



2011年09月03日(土)
もう1本

入稿したー!
9/10もう1冊出ます。

「ヘビーローテーション」
工藤総受けR18
A5・44P

タイトル通り工藤がヘビーにローテーションされちゃう本。
清々しいほどにエロ本です。
ただし表現は男性向けです。マドンナメイツ。
新ちゃん女体化なので、BLですらありません。
お求めの際はお気をつけて。
お好きな方はぜひどうぞ。ちょっとしか刷ってないんで……。
よろしくお願いします。

一度書きたかったんだ清々しく男性向けをよ。
見本の文章は時間があったら上げに来ます。