2014年07月30日(水) |
僅かな安息の時さえも |
せめて少しでも独りの時間を確保しなければ心が壊れると切迫して、どうにか独りで居られる時間と場所を作って逃げ込んだ。
何にも縛られず、何も考えず、只ひたすら無になってぼんやりできる時間と場所だった。
其処にも、彼奴は入り込んできた。
何処までも追い掛けて来て、私の自由を侵し、奪う。
本当の自由を得るには、矢張り、生の外側へ出て行くしかないのか。
絶対に思い出したくない記憶を、彼奴らは無邪気な言葉で思い出させる。
自由を奪われていたあの頃を一切振り返りたくもないなんて、悪魔達には想像も付かないのだろう。
昔は、バラバラになる事が怖かった。
何時からか、「早く別れて仕舞えば良いのに」と思うようになった。
鬱陶しいからさ、いっその事、別れて仕舞えよ。
其の方が、皆すっきりするだろう?
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