今日は何度となく空を見ました。見上げればいつも空はあるのだけど、そうそう見上げてばかりいるわけにもいかず、日々雑用に追われている私。空を見上げる度にちょっとたくさん息を吐いて、これをため息というのだけど、そして空の色雲の形、風の向き、お日様のかけらキラキラをしみじみと見ている私でありました。
秋です。今日もやたらまぶしい日差し、じっとりとまとわりつく湿気、夏のアイテムには事欠かない一日だったけど、空の高い所で秋がこっそりとこっちを見ているのがわかりました。
私のため息はどこへ行くのでしょう。何も悲しい事は無いのに、何も辛いことも無いのに、どうしてため息は不意をついて出てくるのでしょう。
秋はこんな私でさえセンチメンタルにするのね。
この前田舎に行った時持って帰ってきた、男物の羽織をほどいたのだが、これがほこりだらけで、見た目ではけっこうきれいだったのに、ほどくにつれて年代を感じさせる有様で、ひょっとして元の持ち主さんはこれを来て乾燥した田舎町、または砂漠、それとも道路が舗装されていなかった頃の町をさんざん歩き回ったのか?…というくらいホコリが出てきてびっくり。
糸も弱っていたので布地自体が弱っていたらいやだな…って思いつつ作業を終えた。もう一つあった羽織はこのホコリ羽織よりよく着用した感があふれていたのに、ホコリはそれほど出なく、不思議な感じ。
古着はおもしろい。ぶちぶち糸を切りながら、これを来た人のこと、時代、背景を勝手に想像するのはおもしろい。和服はちゃんと保存しておくと何度でも作り替えることができるので、素敵だ♪…っていつも思うんだ。
男物着物もちゃんと縫えるようになりたい。
さっき実家から帰ってきた。もちろんとーちゃんとの面会付き。今日は殆どワンダーランドのお話で、相づち打つのが難しくて、「し、しまった、ここは憤慨するところだった!」と思ってしまう時もあったりして。そんなワンダーランドなお話から突然こっちの世界に戻ってくるので、本当にとーちゃんのお相手はたいへんだ。
そろそろ帰ろうかな…と思っている時に、とうちゃんは言ったんだ。「今度はいつ来てくれるの?」今年の夏は暑くて生まれて初めて夏バテ&夏やせを経験した私はちょっとお疲れ気味なので、次は2週間先を予定していたのだけど、こんな台詞をとーちゃんが言うのは初めてなので、つい「来週ね」…って言っちまった。
ワンダーランド報告を終えて、黙ってしまったとーちゃんの車椅子の横でヤンキー座りして、20分くらい窓越しの空を見たり、スタッフの仕事ぶりを見たり…。いい時間だと思った。
先週、プリンタを衝動買いしてしまった。前のプリンタは5年くらい使っていて、まだ使えるっちゃぁ使えるのだけど、CDやらDVDの印刷が出来なくなっていて、最近プリンタは安くなって小さくなっておされになっているのでちょっと前から欲しかったんだよね。
インクがなくなって購入に行ったら、本体が安くて(…と言っても1万円では買えない)、インクの値段を考えたら本体にはインクが付いてくるし(新品のプリンタはたくさんインクを吸い込むのですぐなくなるのだが…)、店員さんが他のお客に説明をしているのを聞いていてめっちゃ欲しくなって、買ってしまった。
その店員さんはとても(見た目とかじゃなく)素敵な人で、この人なら価格ドット調べなくてもいいや!…と思って「これ下さい」って言ったのだけど、そのあと、なんだかんだ手続き(配送料のこととか)した店員がイマイチだった。
いつものことだけどYデンキの店員教育はちょっとあれだな。
田舎に帰省していた時に虫にさされたみたいで、その瞬間なのかどうなのかわからないけど、古民家を改装したこじゃれたところでお昼ご飯を食べて外に出た時、「かゆい!」と思って背中の下の方でパンツにちょうど隠れる所を、『後ろから誰か見ていたら格好悪いなぁ、田舎だし人も居ないし』とボリボリ掻いたのだった。
で、時々かゆくなる程度でおうちに帰ってきて見ると、滅多に日に当たらない部分の色白なところに、いかにもムシ刺され的な症状を醸し出す赤い盛り上がり。見ると余計かゆくなるじゃん!ぎょえ〜!
…というわけで、ネット検索してみたら見つかる虫さされの説明。そんなこんなで本当にそうなのかよくわからないけど、どうやらイエダニらしいという結論に達したわけで、「10日前後かゆい」というとおり、10日でかゆみはなくなって、ホントネットってすごわ…というお話。
まだ跡が残っていてちょっと見苦しいので、人様には見せられません。
このところの朝の日課はセミの声に耳を傾けることで、私が目を覚ます前からじゃんじゃんうるさいような、そんな勢いはさすがにお盆を過ぎて、なくなってきたように思うのだけど、ツクツクボウシが早く鳴かないかと耳を澄ませていたんだ。
そんな今日、お昼ぐらいだったかな? ちょっとセミの声が静かになって・・・セミも休憩するのか、気付くと静かになっているって時があって、そんな状態の時、「ぐしゅぐしゅーぼーし」みたいなまだ慣れない感じのツクツクボウシが鳴いた。
そのあとは他のセミたちにまぎれてしまったようだけど、これからどんどん仲間が増えて君たちの時がやってくるんだ。
季節が少し秋の方向へ舵を切ったんだね。今日は夕焼けがとてもきれいなう。
先日、田舎に行った時に和箪笥の探検をしていて、男物の着物を見つけた。羽織と着物とヘコ帯とはかま。そのまま置いておいてもしょうがないので、持って帰ってきたわけだけど、全部仕立て直すにしても洗い張りとか結構お金がかかってしまうわけで、そのままでも着ることが出来ないものかと、広げたりたたんだり・・・。
見た目に汚れがなくて、そのまま使用に耐えそうに思わないでもないのだけど、一つ難点がある。「におい」。はっきり言ってくさい。たいていのおうちでは滅多に着物を着たりしないので、久しぶりに出してきた着物は、昔懐かしい防虫剤の匂いがしたりするのだけど、それとはちょっと違う。
湿気の匂いというか、汗のにおいというか、カビの匂いというか…複雑。しばらくつるしておけばいいのかな? それもなんだかなぁ・・・。
日頃チャンネル権は私にはないので…というより、あまり主張しないで見たい番組は録画してゆっくり楽しむことにしている私は、昨日の夜やっていたテレビ番組「本当にあった怖い話」は以前からやっていることは知っていたけれど、ゆっくり見たことはなくて、なんと初めてじっくり見た。
昨夜はテレビの前に私しか居なくて、アイロン掛けしながら見ていたのだけど、5つあったお話の中でなんと3つも本当に怖くて、一話目の主人公が足首を掴まれたシーン、2話目の天井から長い髪と腕が伸びてくるシーン、4話目の人形なのか人なのかが現れたシーンで、なんと乙女のように(←キーボード打ちながらちょっと笑えるが…)両手で顔を覆って思わず(絹は裂けないかもしれない程度に)「きゃっ!」と言ってしまった。
ついでにトリハダもたててしまった。本物のチキンじゃないか?…と、ぶるっとしながら思ったのだ。夜中にうなされるかも?…と思ったけど、そこは大丈夫だった。
意外と可愛いヤツ→私。
ロンドン五輪でメダルを取った男子水泳選手が、テレビで「握手を求められたあと、必ず胸板を触られる…」という話をしていて、「わかる!」私はその握手を求めた人の気持ちがめっちゃわかる!…と思ったのでした。
くそ暑いさなかのオリンピックでは、水泳競技は見ているだけで涼しいような気分になってなかなかいいものだと思うのだけど、今回は特に男子選手のスバラシイ体型にほれぼれしてしまって、つるつるのムキムキのあの胸板に触れてみたいと何度思ったことか…。
生半可のトレーニングでは形成されない見事な逆三角形。もちろんタイムが命の競技なんだから、ドキドキしながら応援だってよもや忘れずやっているのだけど、プールサイドの彼らを見て、試合後のインタビューを見て「ほぅ〜」とため息をつきながら胸板を眺めていたのでした。
セクスィ〜♪
火曜日にとーちゃんの所へ面会に行ってきたのだけど、この前行った時はやたら眠そうで、会話にちょっと間があくとすぐこっくり船をこぎ出すので、せっかく2時間近くかけてやってきたのに…と思いつつも仕方ないなぁ〜と早めに帰ったのだったが、今回はやたら元気で、話してくれることは筋の通ったことから、ワンダーランドのお話まで幅広く、それなりに話してくれて楽しかったんだよ。
イタリア人やフランス人が出てきたので、思わず「えらくワールドワイドだね?」と行ったら「そうや!」と笑顔で言うので、複雑な思いと笑っちゃうようなあっけらかんで胸の奥がきゅっとなった。
帰りには車椅子でエレベータまで送ってくれて、いつもその時私は別れがたくなるのだけど、エレベータの中の私に右手は不自由なので左手を伸ばしてきたので、何かな?と思いつつ握りかえした。
別れる時には握手することに決めたらしいんだ、かーちゃんと。
終わったわ…オリンピック。4年に一回あるオリンピックなんだから別に珍しくないのだけど、今回のオリンピックは時差はあるし、帰省もあった私にしては珍しくとても楽しんだオリンピックだったと思うの。
何はなくてもサッカーのおかげ。男女ともMAXの6試合に臨んでくれて、試合はなるだけリアルタイムで観戦し、時差のせいで新聞の記事は朝刊と夕刊と両方楽しめて、ずっと勝っていたものだからニュースも一生懸命見て、解説も夢中で見ていたような気がする。そしてたいていサッカーの前後には他の競技の話もでるわけで、「へぇ〜これもあれも結構おもしろいじゃん!」と一流の技とドキドキを楽しんだ。
私ってこんなにサッカー好きだったんだ? なんで今までこんなおもしろいものに気がつかなかったのかしら? …で、気がついた。最近「なでしこジャパン」や「ザックジャパン」が強いからじゃん?
…つまり流行に乗ってるお調子者ってこと?
オリンピックがおもしろくて、いまだかつてこんなに夢中になってみたことがあったっけ?…と思うぐらいおもしろく感じるのは、ひとえにサッカーが男女ともがんばっているからで、なでしこジャパンvsブラジル戦もしっかり見てしまって、今日はお昼寝に忙しかったわけで。
さっきまで男子の対エジプト戦を見ていた。サッカーを見ていると、まるで自分も走っているかのように感じて、試合が終わると「体重減ってるかも?」って思ってしまうのだけど、これはただの妄想なわけで、それでも昨夜のなでしこジャパンの試合は手に汗握る展開だったし、男子の試合ではけが人が出て冷や汗も出たので、たぶん少しは体重が減ったはず。
あまり「金メダル、金メダル」と言うのは好きではないのだけど、メダル争いに参加してくれるということは、それだけたくさん試合を見ることが出来るってことで、そこはうれしいこと。
ちゃんと全部見ることができるかな。
世界中の誰彼なく、手当たり次第に暑中お見舞い申し上げたくなるくらい暑い。朝からテキトーな手抜き家事をするだけで、「私って働き者じゃん?」って勘違いするぐらい鬼汗がでて、あせもできたかも?…と思っているうちに皮膚も鬼汗環境になれたのか、なんということもなくなり、いっそこの暑さ気持ちいいかも?…って思えるほど、突き抜けて暑い。
昔、絵日記が人ごとでなく自分の課題であった頃、「今日の気温は30℃」がけっこう「すごい!」ことだったような気がするのだけど、今や、35℃なんて当たり前で、実際の街の気温、アスファルトの照り返し、その他諸々で、38℃とか39℃とか聞くと、もうみんなインフルエンザ?…とか思っちゃう。
それでも・・・なんだかんだ言いつつ、今年の夏も過ぎていく。間違いなく過ぎていく。それを思うと、頭がぼーっとするこの暑さでさえ、いとおしくて抱きしめたくなるんだ。
|