僕らが旅に出る理由
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2007年12月23日(日) |
もんじゃ焼きを食べながら |
今日、お好み焼き屋さんで、となりのテーブルでお好み焼きを焼きながら、ひたすら恋愛について語り合っている女性2人組が居た。
私はこちらでもんじゃ焼きを作りながら、片耳ダンボになって聞いていたんだけど、「付き合って半年もすればさ、新鮮味もなくなるじゃない」とか「お姉ちゃんはさ、好きなら取ればいいじゃないっていうの。そんな、周りの人の気持ちなんか考えず突っ走ればいいんだってさぁ」とか、そういう感じの話を延々とやっていた。
つまりふわふわした彼氏のノロケ話とかじゃなく、TVドラマで言ったら第5話くらいの、かなり入り組んでこじれてきた段階の恋愛話なのである。
正直、そんな話を真顔で2時間もやっていられるような人は、勘違い人間だと思う。恋愛について2時間も喋って、何か有効な答えなんか出てくるのか?
他の場所でも同じような話をしている女性をみたことがあるが、私が何に一番イラつくかというと、そういう女性に限ってブ○イクということなのだ。 お前がその顔で恋愛がどうとか語るな、と思う。
彼女らは食後もさんざん粘った後、服に油の匂いがついたと文句を言いながら出て行った。
※一部不適切な表現がありましたことをお詫びいたします。
仕事終わりに初めての道を通った。 上に高速道路が通り、下も4車線の道。向こう岸はだだっ広い市場や工場で、さらにその向こうは海。車の通行量は多いけど、人通りは少ない。 規則正しく照らす水銀灯の他にはコンビニの明かりさえない、そんな場所。
○○建機、という工場のそばを通った。正門は半分閉められ、ガードマンが暇そうに立っていた。門から構内にまっすぐな通行路が伸びて、暗闇の中に消えていた。
その中にあかあかと照らされた工場が浮かび上がっていた。 中が全開になっていて、いくつものクレーンのようなものが見えた。 どれも動きを止めて、今日が終わるのを待っていた。
それは巨大な夜の展示物だった。 鋭い緑の直線が乱れたち、冷たい白い光を跳ね返していた。
ふしぎに清潔で、美しい眺めだった。 打ち捨てられた、恐竜の骨の群れのようにも見えた。 永い歳月に肉は朽ち果て、洗われ、乾いてきれいになっていた。
誰も見ていないのがもったいないような気がした。
2007年12月03日(月) |
たった一夜を越しただけ |
今朝、出勤のため家を出て自転車に乗ろうとしたら、かけカバーがはずれて地面に落ちていた。 その上に、かさかさになった落ち葉が数枚。
ゆうべは風が強かったのだろうか? 駅に近いイチョウ並木も葉が落ちて、道の両脇に黄色のペンキをバケツごとひっくり返したよう。ほんの先週まで、ごくまばらに散っていただけだったのに。
秋は突然終わってしまった。 知らないうちに月が変わっていて、あわてて引きちぎったカレンダーみたいに。
地球が急に回ってしまったのだ。 体の中の水がまだ揺れていて、なんだか意識がぼんやりする。
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