舌の色はピンク
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「必要なーのはー 愛ーだけさ 愛だけさ 笑うなよー 殺すーぞー ラララララーララー ラーラララ ラララーラーラーラ ラララ ラーラララー」 (くるり/ロシアのルーレット)
好き編
・ひねくれたラブソング ・道草 ・公園ではしゃぐ子供 ・机の落書き ・冬に食べるシチュー ・個性 ・ソファで一人本を読む ・夜にする散歩 ・待ち合わせていた人と会ったときの「あっ」 ・春 ・夏 ・秋 ・冬 ・論理が通用しないひと ・玄関で靴を脱ぐ瞬間 ・風呂で思考 ・自信を持ってる人 ・絶望的状況 ・ひらがな
「今回のBoAのジャケTANAKAくん見た?」 「可愛すぎるね!」 「絶対BoAキミのこと好きだよそーゆー顔してるよ」 「マジでー」 「マジでマジで。あ電話。TANAKAくんよろー」
……
「お電話はなんだって?」 「あ、なんか面接希望みたい」 「へー。え、女の子?」 「女の子」 「BoAじゃね!?」 「!!」 「絶対BoAだようちでバイトする気満々だよ」 「イェーイ。彼女にするわ」 「……」
(20051126/れどれ×TANAKAくん/バイト)
電車で。
かなり混み合っている車内を、 まぁ女子高生の隣だからいーかとかオヤジりながら 無表情でガタンゴトン揺られていた。
彼女らは若々しいトークで明るく盛り上がっており、 会話を盗み聞いてるだけで元気になった。 一瞬電車が強く揺れ、 (女子高生の)一人が(女子高生の)一人に当たったときに 「すみまゴメン!」 と言った。 「すみまゴメン(笑)」 「新しいよね!(笑) 使っていこーよ(笑)」 「使う使う(笑)」 使うよウンウン俺も使っていっちゃうよ(笑)と思った。
5分ほどしてまた強く電車が揺れ、 女子高生の肘が僕の腹にクリティカルヒットした。
「あ、すみません」
…………。 ……オォォォォどんな教育受けてンだ! 近頃の女子高生はァ!! すみまゴメンだろそこはよ!! 素人が……!
「サラ・ヴォーンって名前イケてね?」 「あー、響きがいい感じですよね。ヴォーン」 「そうそう。サラヴォォォーン!!」 「あはははは! サラ……サラ…… ……サラ……ヴォォォオオォオォォォオオンンンン!!!」 「サラヴオオオオオオオオ!!!!」
(20051116/れどれ×先輩/TSUTAYA)
バイト先に軍人レベルのかしこまりまくり素敵後輩がいる。 彼はとても礼儀正しく常に紳士然として 誰もにうやうやしく素直な好青年だ。 彼と映画の話をしていると オススメの一本を紹介してくれた。 「ほんと、これだけは是非見てください」 「おもしろいの?」 「クソつまらんですよ!」 見るしかない。
犬好きの軍人くんによれば 犬の正体は 「結局のところ、やつらは糞して 最終的には死にやがりますからね」 の一言に片付けられてしまうらしい。 彼はいつも真実を語る。
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