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■ That's not what people normally say.
バナナマンと東京03のhandmade works live、最高でした。行ってよかった!ぶっちゃけこんなにバナナマンを堪能できたのはwonder moon以来じゃないかな...なんてな...(小声)
比較というのでないけれど、もちろん優劣でもないけれど、バナナマン2人がもつ華と容姿と演技の幅はほんとうに化け物じみてる。ライブに通いはじめて10年近くたつのに、今さら目のさめる思いがしました。
以下ちょっとだけネタばれするのでDVD待ちの方はご注意。今回はプログラムの栞がなく、タイトル適当です。バナナマンぽいのもあるしそうじゃないのもあるよ。
□handmade works(バナナマン×東京03)‘handmade works live’...2013/03/30/Sat_19:00@俳優座劇場
OPコント:handmade workers OPアクト:プロジェクションマッピング コント:fellows ブリッジコント:早押し曲当てクイズ コント:養鶏場の卵の大人の男のプリン ブリッジ映像:サッカーボール コント:campfire 2 ブリッジコント:路上ライブ コント:KGさんとBU- ブリッジ映像:朝までそれ正解 EDコント:handmade workers EDアクト:プロジェクションマッピング EDコントおまけ:handmade workers
handmade worksはユニット名だったんですね。かつての世田谷genico、君の席、宇田川フリーコースターズ、あとチョコレイトハンター、どのユニットもみんなそれぞれすばらしい。でもコントの王様たちがユニット組むならこうでないとね!全身鳥肌立ちっぱなしの二時間半でした。 始まってすぐ、OPアクト(プロジェクターで5人が乗った白い箱や5人が持ってる白い板に映像を映写する)を見ながら身震いした。ライブってこんなにわくわくするものだったんだ。次に何が来るかわからない、未知へのよろこび。 コントは隅々まで手が込んでいて、すべて流れが裏でつながっていて、そして根底には悪意が、そう悪意がある。これは東京03のほうに寄ってるのかな、でもまるで初期バナナマンのような作りこみでした。中期のあのかなしさはないんだけど、ここ数年のとってつけたような感動なら、悪意のほうがよっぽどいいと思ったりもしたんだよ。
出色だったのはcampfire 2です。これだけちょっとネタバレしますが、つまり最高傑作‘kurukuru bird’から、タカちゃんと馬鹿バンが登場!したんです!わあい!あの2人だとわかった瞬間に叫んでしまったかもしれない。DVD撮影入ってたのに。campfireはバナナマンというコント師の1つの到達点だと思っている私です。だいすきだ。 今回はタカちゃんのお引越し手伝いに来ているバンとそのお友達3人。中学時代の同級生2人の絶対的なヒエラルキーが友達3人にもスライドし、たとえ悪いけど北九州のあの事件の支配構造ってこんなんだったのかもなと思わせるタカちゃんの圧倒的カリスマとSっ気。そして馬鹿バンの盲目的傾倒と信頼。友達3人が徐々に言いなりになっていくのがもうたまらん。「私のような大人になってください」まで出て、ありがとうありがとう。 たぶんこれ女性より男性にウケるコントなんですね。このコントだけ会場が野太い爆笑に包まれていた。
あと印象的だったのがブリッジ映像に如実に現われた上下関係。基本的に誰かが痛めつけられるんですけど、痛みに弱い東京03と、痛みに強すぎる日村さんと、気づけばいつも痛めつける側にいる設楽さん。今回赤えんぴつなかったし、あの人たぶん一回も痛い目みてないよな。。みんな満身創痍なのに。 日村さんなんか養鶏場社長を熱烈に演じすぎてグチャグチャの口の中が切れ、顔半分に血しぶきを噴いていたというのに(飯塚さん豊本さん設楽さんこらえきれず爆笑)(微動だにしなかった角田さんはやっぱり大ボケだなあ)。しゃべるたびに鮮血で真っ赤な口の中が見え、こわかったです。なんというサッドモンスター。
バナナマンはどこにでもいる市井の人を演じる力がすごいと思ってたけど、すごいのはそれだけではなかった。東京03が演じるキャラはぜんぶ自分の知り合いにいそうだし、いても違和感ないんですよ。基本的にすごく自然。でも馬鹿バンもタカちゃんも、KGさんもBU-も、あとかつての不良たちも、オカマちゃんも、おーちゃんもひーとんも、バナナマンの印象深いキャラはみんな普通に生きてたら出会わない人種だったりする。なかには「ありえない」ものもある。でもあんなのを「ありそう」に変えてしまう力はすごいなと。しかもまるで昔知ってた人みたいに懐かしかったりするんだぜ。
そんなわけでバナナマン寄りでお送りしましたよ。 そして今ものすごくプリンが食べたい。
2013年03月31日(日)
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