ヒルカニヤの虎



 枯れ葉の季節にだれかは旅に出る

かぜをひきました。ずび。

世界と自分との間に潤んだ熱い膜ができたよう。
これくらい鈍磨してるほうがいいなあ。痛くないもの。
仕事はちょっと遅くなるけど。

さて日曜あたりから見たものをつらつらと。
やりすぎコージー、大阪の放映では劇場番長。ショウショウはいいとしてCOWCOWとはりけーんずが今やルミネでそんな立ち位置とは知らなかった。大阪にいたころのCOWCOWは女子中学生に人気でむしろテレビ向きだったのに。
リンカーン、いるだけでおいしい日村さん。ジャイアント白田は体を張る感じの芸能活動を今後続けるつもりなのか?複雑です。大食いだけやっててほしかった。
あと日付またぐ時間にやってる赤井英和とトミーズ雅の番組(なまえわからん、ごきブラ?)、しましまんずの藤井が崖っぷちギャグ芸人として出ていた。そういえば最近テレビでみたことない。池山心のほうがみたことない。パラ軍団じゃないから?しましまんずといえば関西の20-30代(主に男性)はのりのり天国を思い出して懐かしいですよね。あのころの深夜番組は規制がゆるくてよかった。

少し前にいとうさんがブログで紹介していたバカリズム枡野の架空日記。
麻薬のように毎日みてしまう。普通のOLの日記としてよむときもあるし、枡野の顔を思い出しながら読んでも面白い。

2007年10月31日(水)



 嘆くことも戻ることもない

さて休日出勤。いい天気だこと。

土曜は幼なじみの結婚式で出雲まで。30人乗りのえらい小さい飛行機でテンション上がる。が、天候がわるくてそれはもうひどく揺れる。ずーっと風神雷神?にのってる感じ。私は乗り物平気なので堕ちませんようにと祈りつつ本読んだり寝たり。着陸するまでに女の人が3人吐いてたけど、どうなんだそれは。しかも空港ついたら道路は大渋滞、タクシーの運ちゃんに裏技つかってもらってギリギリで式に間に合う。よかったー。スピーチに遅れたらきっと縛り首だった。人前式と披露宴だけ出て二次会は参加せずまたあの恐怖の飛行機で帰阪。というあわただしい1日でした。もう20年来のつきあいで、私がどんな私であってもゆらがないでいてくれる、許される気がする古い友達で、八方美人でうそつきな私が唯一たぶんきっと嘘をつく必要のない相手。が、結婚式のいま妊娠3ヶ月というので、時は過ぎてなにもかもがよくなっていくような、でもそこにもう私はいられず無性にどこかへ行きたいような、でもどこへも帰れないような、そんな秋の1日でありました。そしてひさびさに泣いた1日でもあった。情が厚いなあ私ったら。
まあ実際は結婚式そのものに泣いたんじゃなく、花嫁の妹に泣かされたんである。
われわれと10歳はなれた妹は生まれたときからみんなの遊び道具で、なのに思春期で一番むずかしい時期には大学生の姉が大阪におらず親ともなかなかうまくいかず、勉強+メンタルのフォローでなぜか私が家庭教師をして、ともすれば心が閉じてしまうのを無理に楽しいことを教え、何とか今春たのしいキャンパスライフをはじめたのです。私にとっては実の妹のような。弟もいますがこの子は年も近いのでたまに飲む感じ。
この妹と弟が生声+フォークギターで1曲演奏をやったのが非常に涙腺に。大きくなったな、とか生まれたときはうれしかったな、と思って。ああ、この子が結婚したらおばちゃんは鉄板で泣くよ。


3年くらい前まではまったく感じていなかった恐怖がこのごろ心にずっとあった。以前怖かったのは失うことや関係性が変化することだ。失うことは怖いけれど、失うより早く、失いながら獲得すれば喪失の恐怖には耐えられる。のぞまない変化は自身の変化によって克つことができる。獲得するために全力で走るうちに走るスピードが快感になって、失ったものには目もくれないで。いつか走れなくなる日のことを考えるとおそろしくて仕方がなかったけれど、そろそろ走れない日が近いと思いはじめたのがここ1年のこと。変化が喪失に追いつかれてしまう。それはやっぱり恐怖でしかなかった。
わたしが人にたいして貪欲なのは、自分ひとりでみえる世界などたかが知れているから。自分がこわばってしまっていることは、他人によってしか知る術がないから。いまだかつて私ひとりで変われたことがないから。
でも昨日この手に残ったものたちをみて、その変化するさまをみて、違う走り方をさがさなきゃいけないと思った。ひとり走って変化してあとをみないから私はかたはしから失うだけで。同じ速さの人間などどこにもいないのだし。しかも変化することも失うこともきっと悪くはないのだ。なにもかも自分からは捨てないままに開いて、でも速度は変えないためにはどうしたら?



2007年10月28日(日)



 あの娘はこのことに気付いてない

さあて木曜は∞です。当日にはみれないはずが予定変更で急遽みれてしまうことに。9時前にタイムカード打刻、タクシー内ですでにブーツを脱ぎだす勢い。えーと、今回はフリートークが藤原の筋肉ばなし、花粉症、レーシック、腸内洗浄、消えるボールペン、ぐらいかな?「ルマンドと筋トレとお前に関してはバカになってる」藤原の発言がよかった。ルマンドと筋トレと井本は同列ではない(@瑠璃仙)。

T.CPは情報、ライセンスグッズがないのでカレンダー作りましょうっていう。どうでしょうonちゃんカレンダーとでじゃぶ。これ1/2/3月ってことは来週以降もやるんですよね。面白いけど舞台に1人のこされる時間が長くてもったいない。そらお客さんとの距離は縮まるかしらんけど。
1月のど自慢でジャイアン井本のお笑い精神の底力をみる思い。顔のキレがちがう。っていうかあの扮装を藤原がやると田所さんになる。藤原の2月プロレスは卑怯だ、マスクの顔くりぬいたら面白いやんかそれはさ。3月ドン・コルレオーネ井本はふつうによろしゅうございました。水曜に目黒Tシャツを着てた人にはみえない。馬の首ももってほしかったな。ジャイアンはどっちかというと鉄砲玉ですが。

その後プロレスラー+変態コート、マフィアのまま「オイラの桜」台本劇の続き。2人とも内心いやがってる感があらわに特にジャイアン)。でもちゃんとやるし笑いもとるよ、という姿勢は見上げた芸人根性。しかしそれが客に伝わってしまうのはどうか。最後に「隣人」でトーク。知ってる話が多かった。

ええ感じに肩の力が抜けてきたなーと先輩Fいわく。確かに長く続けるにはこれくらいじゃないと無理か。今年の春〜夏あたりはときどきハッとするよなフリートークがあって、あれはあれでまたやってほしいけども。

その後「新宿南口殺人事件」DVDのライセンスのみ見せてもらう。この前までyoutubeにあがってた「美しいやん」の別バージョン。とってつけたオチについてはなにも言いますまい。ただもっと無邪気に殺せばよかったのにと残念だ。コントはバナナとラーメンの国の住人になってしまったので、彼らの「相方を殺すコント」群にくらべてしまう。だからってダウンタウンでもないからな〜。15年前のダウンタウンがやったら死ぬほど怖くておもしろかろう。

2007年10月26日(金)



 ありつけるまで笑っててよジョニー

ひさしぶりに人文系の本をよむ。フロイトとラカンとフーコー、デリダによる。妖精エキサイティング出た!ので自業自得ですが当然ねむいです。好きなことは偏執的に続けられるけど、根本が極度の飽き性であるために大概のことは途中で(あるいは終わったあと)虚しくなって放り出してしまう。馴れるともういられないと思ってしまう。とどのつまり人間と思考以外、まだ妥協なく夢中になれるものを知らない。

さて水曜はおしゃ水。今週も機嫌よく。ライセンスも言ってましたが長澤さんは賢いなー。反射神経すごいと思う、かぶせに反応できていた。そしてどこも嘘くさくなく素の長澤さん(にみえる)。ファンになってしまいそうです。握手してえ。
話のネタとしては三十路と、坂恵の彼女と、あと方言と(…ちなみにパン子もドンコも関西の一部地域一部の層でしかいわない)、納得のいかない最終回。うんうん、奇面組の夢オチはアリだと思う。「カッコーの巣の上で」の最終回がいちばん納得いかん、という藤原はちょっと興味深い。しかし古い映画みてるなあ。そういえば藤原のアメリカ好きって、アメリカンニューシネマの頃のアメリカも含むのかしら。あるいはそれ以前の、たとえばフラワームーブメントの頃の?食いつきそうになるけどでも「テキサス的な感じ」っつってたしな…。
あといい男いい女の定義のときに藤原が「強烈な個性は善悪を超えて魅力であって、それはカリスマに行き着く」(大意)てなことを言っていて、ふーんと思った。ふーーん。私はこと藤原に関しては∞よりおしゃ水の感じが好きです。ジャイアンの切り替えはテンションの上下で、藤原は違う引き出しを開いてる感じがする。
木曜∞はジャイアンの話ばかりしますよ。





2007年10月25日(木)



 お酒を飲んで語り明かそう青春

男キッスは呪縛のように耳に残るなあ。そういえばみうらさん、サブカル界を統べるっつってたな…。

週末総括。
金曜、スライダースみて先輩Fとのんで午前2時に帰宅。
土曜、幼なじみの結婚式のスピーチ+スライド仕上げ。データを式場に送る。そのまま他の幼なじみ達と飲んで、さらに兄貴と兄嫁と合流して午前2時までカラオケ。ほぼ義理。
日曜、正午に出社して夕方、大変なことを思い出す。来週の結婚式のお洋服を買っていない!午後6時に会社からチャリをとばして勘を頼りに梅田に出る。北浜→梅田は10分もかからないのだな。なんで今までわざわざ電車に乗ってたんだろうか。
梅阪をぐるっとまわってVivienne Westwoodがなくなってるのにショックを受け、SybillaかVIVIENNE TAMかGRACE CONTINENTALかで迷う。結局は前からほしかったVIVIENNE TAMの定番ラインを購入。黒のシルクに赤い花、いかがわしさ満載でスピーチはゆるされるかしら。

日曜晩、録画したガキ使(バキューム藤原でライセンス主役でありがとう)、先輩Fに録画してもらった今週の∞(ツレの立ち話)、スライドショーDVD(お二人の歴史)など見ながら過ごして月曜。なにかを新たに詰む余力なし。月曜朝から睡眠不足で吐き気がしますよ。そういや移動移動で今週末も休めないんだった…(地方で結婚式)。来週もたしか週末に飲み会。無視ってるメールもいくつか。おいでと言ってもらえるうちに大学も顔ださなきゃ。

来春まではできるだけ開こうと思っているがしかし、いま私は貝になりたい。



2007年10月22日(月)



 いつも楽しい BOY meets BOY

さて日曜出勤です。
行って参りましたロックンロールスライダースによるスライドショー10。このお二人は中学時代から大好きなのですが、みうらさん・いとうさん個々のファンというわけではないので、スライダースと見仏記とめがね番長以外の彼らはほとんど知らなかったりします。あ、ヴァギナーズは持ってる。

まずは入り口で恒例のいやげ物をいただく。大阪公演は石田いらいらの似顔絵皿。…的確にいやなツボを突いてくるなぁMJ。まあ北海道みたくオダギリじゃなくてよかった。
なんとなく列に紛れてたらそこは物販ブースでした。テングーストラップと竈馬携帯フィルター、ボックスメモ、ステンシルなど購入してみる。入り口付近で院の後輩とばったり鉢合わせ。社会に出たって人間そうそう変われないよね。会場内に私の知己は結局何人いたんだろうか。

OPに入るまでかかってたあの民謡満載の曲はなんじゃ?と検索したら「WHAT DOES MIN-YO-MEAN」でした。ドンパン節は気が触れてると思う。お二人愛好のキョーレオピン等協賛のレトロCM、小さいスクリーンがはけただけで笑いが起きていた。OPはゆるキャラ、カマドウマ、ビリー隊長などなど。おなじみのスクリーンのあの文字を見て万感。

席はなんとセンター、前から7列目。舞台が近くておののく。
全国ツアーファイナルだぜ!という空気ではなく、楽屋のみうらさんいわく「残り物のカスばっかり」。いとうさんは供養とおっしゃる。これまでの4公演で手加減なしで320枚打っちゃってるからね。しかも公演と公演のスパンが長いため、お二人は東京から新幹線で隣同士「散歩の達人」とあともう1冊なんだっけか、雑誌2冊の全頁に突っ込みをいれながら来たそうです。あいもかわらず仲良し。そこで互いに話を出し切ってしまったせいでトークのネタがないとみうらさん。結局新幹線では二人で出家して寺を持って二人住職になる、ということに落ち着いたらしい。
まあもちろん、全然ネタがないなんてことはなくて、恒例のいとうさんによるみうらさんへの無茶フリ、みうらさんのバカ映画トークなどたまらんかった。みうらさんは今は亡き黒川紀章の席を狙っている。
久々のトークは知識の引き出しを持ってないとついていけない箇所も多々あって、普段開かない引き出しを発掘しつつ遅れずついていくのが精一杯。膨大なバックボーンを共有して、茶化しながら縦横無尽に話すお二人は文化人とやらかもしれんが芸人をある種はるかに超えている。ひさびさに脳が興奮した。というかもはや私はサブカルのはしくれですらないのかもしれん。
スライド自体は全公演DVDになると信じています、ので割愛。全体としてはOPトークの通り小さいネタが密集した感じ。後半やや眠かったのですが、アウトドア般若心経の途中で完全にブラックアウトしてしまいました。ええ声やねんもん。最後の「心」で飛び起きた。お疲れ様です。舞台に転がって笑ういとうさんが何回も見れて、ほんとうに嬉しかった。

そして大阪公演は般若心経で終わりではなかったのである。これだけ付き合いが長いのに何故われわれはキスをしないのか?時機を逸したのか?というみうらさんの提言。どうしてもっていうなら「無碍にはしないけど」といういとうさん。「手も握ったことない」というみうらさんにいとうさんは福岡公演のあとMJが酔っぱらって抱きついて「結婚してくれ」と迫ったことを暴露していた。しかし「いいよ」と返すISも愛だよな。
まさかこのおっさん二人ここでキスすんちゃうやろな、という会場の曖昧な空気のなか、われわれは「青春ノイローゼ」と同じ流れで「男キッス」のPVを見せられました。うぎゃー。これはさすがにちょっと、あんまり夢見のいいもんじゃない。でもめちゃくちゃ耳に残るんだよ…。

そんなこんなで終演は10時前。また来年お会いできれば幸甚です。
会場から出るとき前を歩いてたカップルの男性のほうが「これから結婚して出家して二人で寺もつんやな、あの二人」としみじみ言ってたのが印象深かった。いろいろ違うと思う、思うのだけど否定する言葉がなかった。


2007年10月21日(日)



 ウィンターウィンナー

本日はロックンロールスライダースのスライドショーin大阪なのです。
6時に会社を出るためには一体どんな裏技をつかえばいいのかしら。

そんなわけでさくさくと今週のライセンス、おしゃ水は長澤さんにみんな優しくしてあげていた。先週泣かしたのをさすがに反省したのでしょうか、先週のほうがおいしいと思うけどなあ。あと亀田格闘技雑談と、ゲームショーでジャイアンが切れて斬新に帰った話と、名前まちがいと、…あれ、そんなもん?トーク長かった気がしたのですけど。まあいいや、とりあえず今週は2人ともテンション高めで安堵。

木曜は∞。時間ギリギリで楽屋入りした2人、ふだんトークを組み立てる役の藤原さんがお疲れっぽく(井本は進行およびタイムキーパー、まるでダウンタウンの構図)、完全にツレの会話になってた。ジャイアンは細切れトーク散発である。思いついたことを喋る典型的B型。でも音と動きの瞬発力はものすごいです。宮川大輔とはまた違う種類の感性だな。飼い犬ひじきとあずきのくだりで大笑いした。なんであんなにおもろいねん。ジャイアンのとっさのひとことの破壊力はすごいと思う。飛ぶ勇気がある。藤原はたまに「落としにかかる」のが透けてみえるのでアレです。しかし最近の藤原さんのあの妙な笑い方は何なんだ…。
トークはきのうの旅館とか駅の出口がわからんとか。クオリティにはもはや重きを置かないぞ。T.CPはもっと知りたい・噂の真相。家に帰ったら天使の羽が生えるっていうのはどうゆう発想だジャイアン。そういえばYouTubeがなかったような。ああ今週の∞はよかった。凪いだ春の海のようだった。

そんな感じで今週は過ぎてゆきます。ああめんどくさい、日曜出勤だ。

2007年10月19日(金)



 娘さんたち気をつけなコーヒーの飲みすぎにゃ

火曜は大泉洋&バナナマン日村の新連ドラ暴れん坊ママ。
あと一条さゆり、もといゆかり先生の有閑倶楽部、そしてリンカーン。10:30に帰宅してからこれらを録画+ザッピングで猛然とみる。やっぱり大好きだ日村。役者の大泉洋がこれほど恥ずかしいのは何故だろう…。たぶん今後は録画して日村さんシーン中心にみると思う。
有閑倶楽部面白かったです。ジャニーズようさん出てたけど、おばちゃん関ジャニ横山以外わからしまへん。横山は一昨日(大阪)のやりすぎコージーで見てやっと名前と顔が一致するようになった。あのひがしのり寄りの子ね。っていうかグランマニエがっつり日本人やないか!髪の毛みじかいのはしょうがないと思います。あと松竹梅の髪がピンクでないことは予想範囲内ですが、これからもずっと彼が主役なのかしら?なんだか原作よみたくなってきたな…。一条先生のあのモブの人格を認めない潔さが好きだ。

浸透圧おかしいんじゃねえかっていうほどだるいのですが、今月はこのまま低空飛行でいくしかありません。一回休んだらつんのめってしまう。不調含めすべてを気のせいにして走っていればなんとかなると思っている。失う前に獲得すれば耐えられると思っている。走ること自体を目的にできるほど私は弱くなく、また強くもないはずだ。今朝の空は秋にかたむいて飛行機がひどく遠く、自分は地べたを這うておりました。このままでは遠からずけんかのしかたすら忘れてしまう。
覚悟それ自体が懐古趣味に陥ってしまわぬように。





2007年10月17日(水)



 神様を信じる力を僕に

もう秋です。日々がじんねり過ぎていくなあ。このままではいけない。
iPod、キリンジも消えてました痛恨。

週末は友人の結婚式準備だの会社の雑務だので潰れ、特になんということもなく月曜。そうだ土曜は吉本陸上があった。途中までしか録れてなかったため先輩Fにビデオを借り、ライセンスばっちり最後まで見ました。東京からの刺客は騎馬戦以外ほとんどフューチャーされてませんでしたけども。2人とも地味に3位に入ったりしてるのに…。完全アウェイ。

木曜は∞、ライセンスの90分。前世占いで兄妹だったという話を聞いてるときのジャイアンの表情がよろし。このテの占いの真偽は大した問題じゃないと思います。騙される騙されないは要するに贈与の問題で、受け取る側の認識が真実だから。つまり「信じ過ぎやねん」といいながら笑うジャイアンが藤原にとっての真実である。アレ今わたし恥ずかしいこと書いてる?でもそう思ったんだよ。あとT.CPはフェイストランスフォーマー、スペイン人ジャイアンのクオリティがハンパやなかった。コメントがいちいち秀逸。特に往年の淡谷先生。あとは男女の寸劇、タトゥ。今回はなんだかこそばゆくてよかった。
今週はエンジョイの再放送とおしゃ水と∞とスライドショーです。スタッカートを刻むようにいきていこう。


2007年10月15日(月)



 あなたなんかねと言いかけて

木曜にして既に疲労困憊。なぜだ。これだから秋冬は。

昨日のライセンスはおしゃ水、数週間ぶりに面白かったです。笑えるというよりは興味深かった。特にブログ観のあたり。品川はじめブログ芸人みたいにブログを一個のツールとするのはとても賢いと思うのですが、「なんかおかしない?」という人も絶対に必要で、その「?」の感覚は信じられる。それはブログという場そのものではなくて利用者のスタンスに対する問いかけなんだと思うけど。藤原はものごとを直感してから理屈で考えるタイプなんだな。ジャイアンは直感。あと冒頭の「なんか銭湯いや」でわかりあいすぎていてほほえまし。それとジャイアンの頻出単語「ちょうだい」。テレ東のアナウンサーを泣かした嘘ケンカが見たいなあ。
あ、土曜は吉本大運動会だ!録画録画。

きのうコンビニでBrosたちよみして知った、クローズ映画化は三池監督だったのか!嬉々。スキヤキ〜は結局みにいかなかったんですが。ずらっと品のいい役者が揃ってて気持ちひいたため。でもクローズは行きたい。
三池監督で一番好きなのは「極道恐怖大劇場 牛頭」です。探したら家にDVDあったから貸すよ先輩F。たぶん石橋蓮司熱が過剰だったときに勢いで買った。
カンヌ映画祭の監督週間にも出た怪作「牛頭」は、名古屋にあるヤクザ処分場に頭がおかしくなった兄貴を捨てにいく冥府下りの弟分の話です(無茶)。殺してしまった兄貴の死体がなくなり、そこから始まる不条理な現象。そして弟分が敬慕した兄貴は女となって転生し、弟分とめでたく結ばれるのであった(さらに無茶)。ホモソーシャリティでごまかさない、やおいにスライドしない男が男に惚れる世界を描かせたら右に出るものなしです。

2007年10月11日(木)



 ごめんねだけどいつの日かみんな忘れるはず

あいぽっどのでーたがはんぶんこわれたよ。

のっけから不吉ですが、およそ2000曲のうち1000曲のデータが潰れた模様。聴こうとしても次の曲に飛んでしまって再生できない。もっと早くPOD野郎でバックアップをとっとくか、ソフトウェアのバージョンをあげとけばよかったんだ…。バージョンあげたらボーカルが消える不具合はなくなりましたが、サニーデイ、フィッシュマンズ、くるり、スーパーカー、TMGEあたりはすべて天に召され手遅れ。そのほかも一部消えてたりするよ怖くて確認してないけど。おお私の青春のかたわらにあった音楽たち。
いまさらアルバム借り直して入れ直すのもなんか違う。よよ。

この週末はまあ適当に忙しく、あんまり普段会わない人に会ったり連絡したりPCいじったりで潰れました。その合間に映画「花と蛇」をみる。エロなのになぜか当時見ていなかった杉本彩のやつ。……これは…団先生はお怒りにはならなかったのか?そっちの性癖じゃないので自信はないですが、これはちがうと思う。新体操じゃねえんだから。体を撮るのではなくて、体を通してMに堕ちていく心のありようを撮らなくては。静子(といっても杉本彩にしかみえん)の心の動きも羞恥もなにひとつわからなかった。でもやはり三池組の石橋蓮司と遠藤憲一はすばらしい。

うーんと、あとライセンス関係だとおしゃ水と木曜∞。おしゃ水、ほとんど一週間前だから記憶が薄いです。新幹線のオープン席とかそんなん。∞フリートークは藤原がきれた話ほか、T.CP(先週からとってもチャーミングなピープルに変更)ではどちらがリーダーに相応しいか?非常によかった。相方クイズでうっかり愛が溢れた。嗚呼いいなあ。青春を過ごした相手と時が移ってそれでもなお共にいられることはたぶん幸せだ。youtubeは視聴者ギャグのエラ呼吸とサラダ油ふじわら。この企画のためにyoutubeから昔のネタがほぼ全部きえてしまったことが残念でなりません。「奇跡」も「ひじきとあずき」も「生活指導」もまだ保存してなかったんだよー。DVDにならないだろうか。

2007年10月09日(火)



 3時間も待っていたのよわたし猫といっしょに

iPodの調子がおかしいんです。
ボーカルだけ音量が小さくなって、機械みたいに変声されてしまう。普通にバックコーラスに負ける(特に小沢君とフリッパーズ…)。ボーカル以外問題なし。なんだろうこれ。カラオケVer.みたいで面白がって聞いてますけど、修理すべきなのか買い換えるべきなのか。5年はiPodとしては寿命なのかしらん。重いしごついしもう白くないけどでも愛着あるのにな。

昨日は後半1時間だけリンカーン。おおおお浜ちょんの由美かおるがひとしとソファで!えぐい!というわけで思わず44人目だけ録画してしまいました。待受もDLしたよ。
その後Fが録画してくれたイロモネアをがっつり見る。バナナマンはもっと長く見たかった。早く笑いすぎてもったいないわー。モノボケのピアニカで撃沈。フットはボケとつっこみが分業されすぎててこういうとき不利よな。モノボケおもしろかったけど。というかチュートよりおもしろかったけど。でも真髄は漫才だからできなくていいとも思う。チュートは福田の男気に心動かされた。100万とるかね?でも徳井の「いったんピークを迎えた」発言でなんだかもうヨシ。上がって落ちてそこから勝負って。がんばれ。次長課長は投げる輪が閉じていて小さいけど、その中に入る人間はたまらんだろうな。ていうかクオリティ高い高い。ペナルティは思ってたより嫌いではなかった。フジワラはやはりどうしても苦手でした。中川家はもはや発想うんぬんではなくて、腕で、芸で笑わせられる。話芸の彼らがサイレントでとれないのはむしろ気持ちがいい。
友近、小力は特になし(おもしろくないとかではなくて私がピン芸に愛がないだけです)。
あとは初見に近いひとたちですが、来年の今頃はもう見られないかもしれないので列挙。勝山梶のムーディのほう、若手なのにヘンな安定感。ただ何やってたかは覚えてない。柳原加奈子(?)、オーラがすごかった。別にいい意味ではなく。今はなにやっても滑らないのかもしれない、というか滑らないといいな。短期間でブレイクして落ち目になる前にさくっと芸人やめたらきっと幸せ。で、実は初めてみたよ動く小島よしお。動きの奇天烈な紙一重芸人さんなのかと思ったら、モノボケの「ラン・ローラ・ラン」で悲しくなった。いらん。そこでそのキャラでそんなんゆうてどうすんの自分。エガちゃんのほうがいいじゃないか世間。
そんな感じ。途中まで一緒にみてた母が「おもしろいと思うまえに客が笑う」と言ってました。いい芸人さんは出てきただけで空気を作ってしまう。バナナマンならバナナマンの、中川家なら中川家の。その空気に包まれたら客はもう何をされても面白い。それがライブで、特にバナナマンはその空気が幸せだった。だからまた行くのさ。

2007年10月03日(水)



 ゴールを決める余裕なんて今はない

日曜午前、どうでしょう新作DVDを見る。カントリーサイン2とサイコロ4、とりあえず副音声のみ。毎度のことながら藤村Dが過剰に語ってらっしゃることよ。島根の神様トークは秀逸である。

午後、さて会社に行こうと準備してたら院時代の後輩Tからひさびさの電話。何という用もなけれど人間について2時間ほど話す。彼女は私の知る限り最も知性の光にあふれ美しく闘う人。絶望を知りながら希望を捨てない人。彼女を通してみえる世界は広く深くひかっている。
趣味や嗜好はことごとく私とは違う。生まれた国も、母語も。でも人は私達のことを魂の双子といい、私は彼女を姉のように思ってきた。生まれたのは私のほうがほんの数週間早いけど、おねえちゃんは私より複雑で賢い。なんのビジョンもなく自分勝手にアカデミーから飛び出した私とは違って、彼女はアカデミーに身を置きながら翻訳してシンポジウムを開いて、そうして経済的不足のない状態を作ったうえでもうすぐソルボンヌにいく。そしてずっと書きたがっていたものを書くだろう。彼女のペンは世界を、救いえないものを救うだろう。
チェスの駒を進めるように世界を変えていく彼女を見ると、気分次第で考えなしに動きまわる己れをバカかと思うことしきりで、でも頭の悪い行動力と無駄な回り道で開ける世界が私のもの。これはもう仕方ない。
それでも私達が互いに見るものを見、考えるものを考え、妥協せず流されず生きていればいつか私達の人生は世界のどこかで交わるよねと昔話して、それは何となくパリになった。じゃあいつかどこかのパリで会おうよと約束したんだった。
パリは遠いな。この1年半ではるか離れてしまった。
私達に共通の話題はいつだって人間のことで、人間の苦痛と希望のことで、なのに今の私には足りてない。真理への愛は人間への愛と同じ、環境に左右されるようなものではないのに。何もかもみえるのはきっと苦しいけど、みえていないことに気付けないよりはるかにましだ。

その後会社に行く気が失せ、夜大食いで白田の引退を見る。きれいな食べ方をする人でした。6年間楽しませてもらった。ありがとう。

2007年10月01日(月)
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