超恋愛モード - 2005年10月31日(月) 恋愛してるときに恋愛映画はあんまりよくない。 カンフー映画を見終わったあと、なんだか自分が強くなったように錯覚してしまうのと同じで、自分が恋愛の達人になったように思ってしまうから。 大胆に情熱的に。 奔放にわがままに。 理想的。 だけど現実は…大切にしたいからこそ、冷静に繊細に。 過程はクールに 逢瀬は熱く熱く熱く。 偶然 - 2005年10月30日(日) http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=106587&pg=20051011 http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=106587&pg=20051012 の彼と仕事場で遭遇した。 「おう!」 「おう!」 すれ違った廊下でそれだけ。 だけど廊下の角を曲がるときふと振り返ったら、向こうも反対側の角を曲がるところで立ち止まってこちらを振り返ったところで、照れ隠しにちょっとふざけてファックユーポーズを取ると、鏡のようにおんなじポーズで返してくる。 口のカタチだけで『バカ』と伝えると、相変わらずの爽やかな笑顔で片手を大きく挙げて角へ消えてった。 気楽でいいやね。こういうのも。 送る気持ちと納める気持ち - 2005年10月29日(土) 今日の仕事場から、大ロングに彼の仕事場のビルが見える。 雨上がりの帰り道、運河にかかる人気(ひとけ)のない橋の上で立ち止まる。 両手の人差指と親指を使ってカメラマンのように4本の指先で四角い枠を作り、その中に水面の先のビルを収めてみる。 薄靄の中、ちらちらと白く光る何百もの窓ガラスのひとつの中にいるであろう彼に、「がんばって」と指で区切った枠の中にささやくように声をかける。 なんで景色区切りたくなったのかな。 茫洋と広がる夜景に向かって大きな声で叫ぶより、括弧で仕切られた小さな世界に声をかける方が、今の私の気分に、今の私たちの関係にマッチするからなんだろうな。 そう思ったら、急にせつない気持ちになってきて、私はあわてて合わせた両手をはずして、上着のポケットにつっこんで、水面に映る光の洪水を背中にしょって足早に駅へ向かった。 声がね、 - 2005年10月28日(金) ステキ。 男の人の声は、よく通る張りのある声より、少し低めでふんわりと包みこんでくれるようなのが好き。 いい天気だ - 2005年10月27日(木) なぁ。 電車の中で【B面】 - 2005年10月26日(水) この時間になると混雑している下り方面の私鉄。 目の前の窓ガラスにはふたりが並んで吊り革にぶらさがっている。 ガラスの中で目が合うと、「ん?」とガラスを通して目で話しかけられる。「なんでもない」とやっぱりガラスを通して目で答える。 彼の手が私の腰にまわされて、私は甘えるように少し体重を寄せてしなだれる。 乗降客の多い途中駅で、彼の前の座席が空く。 座るように促されて、せっかく密着した体を離すのが嫌で躊躇したけれど、何度も言うから仕方なく座る。 彼の大きな鞄を預かって、膝の上に立てて、取っ手の上に手を乗せる。彼が私のその手にゆっくり寄りかかってきた瞬間。 あ…… 思わず上目遣いに彼を見上げると、何食わぬ顔で私を見下ろしている。 手の甲でその固さを感じながら、指先を少しだけ動かす。 わざとか偶然か混雑した車内で、電車の揺れに合わせて密着度が高まる。ちょうど私の顔の目の前数十センチのところで次第に固さを増してくるから、気がつくといつものようにうっすらと唇を開いてしまっている。 だめだめ、ここは電車の中。 ほどなく私の隣りの席が思いがけず空席になる。 彼が私の膝から自分の鞄を取って、隣りに座る。 ちらっと私の顔をのぞきこむメガネの奥のイジワルな瞳が憎らしい。 今度は自分の膝の上に鞄を乗せて、私の手を握る。 何も言われなくても、握られた私の手はみずから彼の鞄の下の腿を這って、中心部へ向かう。 一段と大きさと固さの増したそこを、さっきより死角が増えた分、さっきよりずっと大胆に、4本の指先でカリカリと、親指の付け根でゆっくり押し付けるように撫でさする。 リノリウムの床は固いけれど、私は畳の弾力が好き。 なんだか突然そんなことを思ったりしながら、スーツのズボンの下で今にも弾けでそうになっている彼の体の一部を、大切な宝物に触れるように、優しく手のひら全体で包み込む。 思わずもれそうになるせつない吐息をあくびのフリして空中に吐きだしながら。 先に電車を降りた私が、「次は倍返しで。」とメールを送ると、すっかり冷え込んできた秋の夜空が運んできたのは、「3倍。」と暗い夜道に光る文字ふたつ。 電車の中で【A面】 - 2005年10月24日(月) この時間は空いてる上り方面の地下鉄。 「ふぅ。おいしかった〜」とおおあくび。 がらがらの車内で並んで座る。 つないだ手を彼のももに置いて、 上半身の体重を隣りに座る彼に全部預ける。 あーらくちん。 彼の肩に私の頭をことんと乗せる。 私の頭に彼の頭がことんと当たる。 乗り換え駅に到着する時間に携帯のアラームセットして、 ちょっと居眠り、一緒に、しよ。 あてもなく - 2005年10月23日(日) 空は高い。PCを捨てよ、町へ出よう。 電車に乗る。 自分の領域じゃないところに行ってみよう。 定期券の範囲を超えると、馴染みのない駅名が次々現れる。 この辺で乗り換えて、もっと遠くに行ってみようかな。 うたたね半分で窓から差し込む日光を背中に浴びながら(ちょっと暑い!) 馴染みのない駅名から知らない駅名にどんどん変わっていくのを眺める。 これが自分だと思っていた殻がぺり、ぺり、と一枚ずつ剥がれていく感じ。 中からでてきた私は、初めて逢うような、懐かしいような私で。 初めて降りた駅のさびれた喫茶店。 湯気をたてて現れたミルク珈琲は温かくて。 延長 - 2005年10月22日(土) 「おやすみ」と手を振って電車を降り、灯の少なくなった商店街をぽつぽつと歩いてうちに帰る。 ポストに届いたダイレクトメールを封も開けずにゴミ箱に投げ入れ、冷蔵庫のミネラルウォーターをペットボトルごと飲みながら、お風呂にお湯をためて、上着を脱ぐ。 今回抱き合ってはいないから、脱いだ服には彼のにおいの代わりに炭火焼きのにおいがたっぷりついてて、ちょっと残念だなぁと思いながら、洗濯機に放り込む。 まだアルコールの抜けていない私の朱色の頬が洗面所の鏡に映っている。 眠そうなまぶたに、「さぁて」と手を添えようと両手で顔を覆った時、思いがけず彼のにおいに包まれる。 ずっとつないでいた手のひらのにおい。 右の手のひらを鼻の上にもってきて、左の手のひらでそれを覆って、においの粒子がなくなるまで、両手をマスクにお風呂に入るの5分延長。 けものになりたい。 - 2005年10月21日(金) 男女でナマニクを食べる行為というのは、限りなくセクシイであると思うのです。 てらてらと妖しく光る赤い臓物をひと切れ箸にとり口元に運ぶ。 舌の上で甘くとろける肉塊から微かに感じられる血の香りに、忘れられていた野生がゆっくりと首をもたげる。 潤んだ瞳で男の顔を見つめながら、太股にそっと手を添え、口の中で小さくなっていく赤い肉片をごくりと飲み込む。 バーチャルセックス - 2005年10月20日(木) 粘液に触れずにココロの粘液がからんだ感じ。 青灰色の部屋で - 2005年10月19日(水) お昼寝しよう。 生成りのカバーのかかったベッドに潜り込んで、 まぶたを閉じて、 右手をそっとパンティのゴムの下に滑り込ませて、 具体的な誰かを思い出すのではなく、 手が、ただ手が、 体中を弄るのを想像して、 いつもはひとりのときはあまり声はださないのだけれど、 今日は自分の声が聞いてみたくて、 高音のキィが弾かれるようなその声を聞いているうちに、 誰かの息も重なって聞こえる気がして、 下半身の熱が耳先までまわって、 汗ばんできたカラダをつっぱらせながら、 昇りつめる。 乱れた呼吸を整えながら、 ずれた布団を鼻までかぶり、 これ以上なれないってくらい、 小さく丸くなって、 雨音に頭を撫でてもらいながら、 眠りにおちる。 LOVE LOVE LOVE - 2005年10月18日(火) 好きになることで世界を狭めるんじゃなくて、 好きになることで世界を広げよう。 恋文 - 2005年10月17日(月) 今宵は満月だそうです。 雨雲に隠れて見えなくても、 私のカラダは知っている。 あなたはどうですか。 虫の声 - 2005年10月16日(日) 性欲の波が一気にひいていく音がする。 乳首吸われたり、 股間を舐め回されたり、 奥まで挿入されるより、 手ぇつないだり、 目で語り合ったり、 ただ微笑みあったり、 そんなことがしたい。 OTOMEな秋。 往復書簡 - 2005年10月15日(土) 「ダイスキじゃ物足りないし、 アイシテルって言葉は反則な気がする。」 と女が投げれば、 「言葉に詰まったら、抱き合おう。」 と男が返す。 ガラスの靴 - 2005年10月14日(金) ほんとに最初っからそんなにぴったりだったんだっけ? そう思うと、答えはたぶんノーだ。 はじめて彼とえっちをしたときのことを思い起こすと、確かに気持ちは良かったけれど、そこのサイズにの適合性はたぶん7、8割。そんなびっくりするほど、そう、シンデレラのガラスの靴みたいに「あら、ぴったり♪」だったわけじゃない。 それが、2回3回と体を重ねるにつれ、みるみる合うようになってきた。そんな気がする。 ひとつになりたいと求める気持ちが、造形まで変化させてしまうのかしらん。 だとしたら、それはすごいことだなぁ! (たぶん変化してるとしたら私の方だけど) エンドレス - 2005年10月13日(木) こんなにぴったりだと思ったことはない。 私の中の細かい細かい突起のひとつひとつが埋まっていくようで、何もしなくても、受け入れてじっとしているだけで、太ももに鳥肌がたつほど気持ちいい。 あぁ、それなのに、そんな風に確かめるようにゆっくり出たり入ったりするから、すぐに頭の中は白くなって、呼吸するのも苦しくて、全身の毛穴が代わりに酸素を得ようと広がって、のどの奥から搾り出されるいつもよりオクターブ高い声もかすれて、体が宙に浮いたようになって、 あ、また先に逝っちゃう… 私が果てても、そこにずっと息を潜めて、呼吸が整うのも待たずに、またゆっくりと活動を始める。 逝ったばかりのときは、内部に麻酔をかけられたみたいに、摩擦する感覚しか伝わってこない。けれど時計の秒針が何周もしないうちに、ただの摩擦が甘美な愛撫に徐々に変化していって、さっきがぴりぴりと痺れる感じだとしたら、今度はびりびりと電流が走ったように、体が痙攣する。 美味しい食べ物を食べるとき、自然に口の中が唾液で潤うように、私のあそこももっとたくさん味わえるように、悦びの唾液を滴らせる。 液体の中でより密着度が高まって、少しずつ激しさを増す動きに、四肢を突っ張らせて頂点へ向かう。 ……く…っ……… 少し、休ませて。 そんな願いは聞き入れられず、完全に弛緩しきった愛液の壺で、舌なめずりしながらゆるりと蠢くそれは、弛緩に合わせて更に大きさが増したような気がする。 容赦なく始まる。 何度も何度も何度も何度も。奥へ奥へ奥へ奥へ。私へ私へ私へ私へ。 終わりのない動きの中で、また快楽の糸口が広がって、自分の体が自分でないような、変になりそうというのは、大げさな形容でなく、このまま終わりがこなければきっと狂ってしまうのだろうと、酸素が行き渡らなくなった脳の片隅でそう思いながら、白く霞んできた景色の中で、 やめないで! と、叫ぶ。 【ことのはじまり】打ち上げ編(2) - 2005年10月12日(水) お風呂が溜まる間に、とベッドに押し倒される。 変なの変なのと思いながらも、舌をからませて、服を脱がされて、胸に背中に唇這わされると、体が自然に反応する。 「濡れてるんだ。嬉しい」 そう言ってジーンズとパンティを一気に脱がしながら、私が恥ずかしいと思う間もなく股間に顔をうずめる。 舌と指とで充分潤ったところに、いつの間にか下半身裸になって、ゴムまで装着した彼がゆっくりと侵入してくる。 なんて段取りいいんだろ。仕事もこんな風だといいのに。と少しおかしく思いながら、彼の動きに腰を合わせる。 「早いけど驚かないでね」 と挿入前に彼が自己申告した通り、逝きやすい私のカーブが高まる前に彼の体が私の上に崩れ落ちる。 よく早いことを悪いことみたいに思う男の人って多いけど、それだけ私の中が気持ちいいんだって思えるから、私は全然イヤじゃない。ってそういえば、さっき飲み屋でそんな話もしたような。いろいろ確信犯なヤツ。 お湯がはれた電子音が流れる。 「あ、グッドタイミング。じゃあ、洗わせてもらおっかな」 嬉しそうだね。ほんと好きなんだ、洗うの。と言うと、「うん」と満面の笑顔。じゃあ、おまかせしちゃおうかな。 「まず髪から。椅子座って、上向いて、僕に体重預けてください」 言われるままに背後の彼に寄りかかる。 熱めのシャワーのお湯が額から髪に浸透して、心地良い。 シャンプーを泡立てながら、頭皮マッサージまでしてくれる。セックスなんてどうでも、ホテルに来て良かったと思うくらい気持ちいい。しかもキチンと二度洗い。 体もスポンジで泡をたっぷり作ってから、その泡だけで、全身をマッサージするみたいに丁寧に洗ってくれる。足の指の間まで。 うふー極楽極楽って言っていい? 「アソコは立たないと洗えないから立ってください」 ええ、ええ、仰せの通りに。 さすがに股間を洗う指の動きはいやらしくて、背後から抱かれたまま腰をくねらせると、その手は泡を蓄えたまま胸や首や脇腹を弄り、私も自分についた泡をかき集めて、彼のペニスに塗りつけて、そっと握る。シャワーのしぶきが泡を少しずつ落としていく中、ゆっくり手を上下させると、「あ、また逝っちゃうから、もうおしまい」と制され、程よい湯加減になった湯船にふたりでのんびりつかって、お風呂あがりも、全身をタオルで丁寧にふいてもらって終了。 「あー気持ち良かった。おいくら?」 と冗談で言うと、 「あとは体で」 と再びベッドに押し倒される。 ありがち。でもラクチン。 ひと通り体を重ねたあとのピロートークで、不思議な気持ちになった。 いつも大抵はセックスの前と後というのは、なんとなくその人に対する感覚が変わる。少ししっとりしたものになるというか。 でも今回はまるでそれがない。 今は全裸で体を絡ませているけれど、これがベッドじゃなくて、仕事場だとしても何の違和感もないくらい。 ホテルに入る前に飲んでたときと同じ、明るいカラッとした空気のまま。 それを彼に伝えると、やっぱり同じこと思っていたそうで。 不思議だね。日本語でしゃべってたのを今日は英語にしてみる?ってのとおんなじで、セックスって目的じゃなくてツールなんだな。意志がまずありき。今夜はもっと彼と楽しみたいと思ったときに一番適した手段がセックスであっただけで、今回は恋人になろうとかそういうつもりで使ったわけじゃないんだ。お互い。 おもしろいな。セックス。 たかがツール。されどツールだ。 なぁんてことを考えつつ、ほっておくと眠ってしまいそうな彼をたたき起こして、朝の匂いがし始めた薄明かりの街を、今度はそれぞれのタクシーを捕まえて、反対車線から手を振る。 おつかれさま。 またいつか一緒に仕事できるといいね。 【ことのはじまり】打ち上げ編(1) - 2005年10月11日(火) フリーランスで仕事をしているので、その時その時でスタッフが変わる。気が合う人とも次があるかわからないし、まさに一期一会。そして、大変だった仕事のときほど結束が固まるのも常で、その時やっていた仕事は久しぶりのハードな仕事で、仕事がすべて完了したその日、そのまま別れてしまうのも寂しくて、最後まで残ってた男性スタッフ2人と3人で飲みにでかけた。 普段真面目な仕事っぷりで、いつもヨン様風癒し系笑顔がかわいいYくんと、ちゃらちゃらしていて仕事は抜けてるけど、なんだか憎めないワイルドな風貌のKくん。 見た目も性格もまったく正反対のふたりの対比が面白くて、仕事の話から恋愛の話、えっちの話まで、寝不足の中飲んだ生ビールのアルコールもどんどん発散してしまうくらいよくしゃべってよく笑った。 すっかり電車もなくなってタクシーの相乗り。 爽やかな笑顔を残して一番近いYくんが降りていった。また一緒に仕事できるといいけど、ないんだろうなぁ…と少しせつない気持ちになっているところにKくんが「ねぇ、咲さん。ホテル行きましょうよ」と唐突に声をかけてくる。あんまり唐突で言葉を失った私に、「ほら、打ち上げってことでイッパツ」などと白い歯をのぞかせて無邪気に笑うものだから、思わずつられて笑ってしまう。 それを肯定の返事と受け取った彼が「運転手さん、行き先変更でー」などと能天気に声をかけている。 「ちょっと、ちょっと、本気?」一応軽く嗜めてはみたものの、タクシーの中でごちゃごちゃ揉めるのもなんだし、まぁ、せっかく誘ってくれてるんだからいっか、と私まで彼のラテン的軽いノリに影響されたのか、ま、いっかな気分になり、ふたりでタクシーを降りる。 「とりあえず手、つなぎましょうか」 まっすぐに手を差し出す彼に、すっと片手を預けてしまう。 なんだろ、私強引なのって好きじゃないハズなんだけどな。彼の明るいノリというかオーラでつい心を許してしまうのかもしれない。 「変な感じだねー。私が?あなたと?セックスするの?今から?変なのー」 と頭に思い浮かぶ言葉を次々と発する私に、 「キスしてもいいですか」 の「か」を言い終わると同時に唇ふさぐ。 ほんと軽いヤツ。でもイヤな気がしない。そういうとこ魅力なんだろうな。で、自分でそれを知ってる。 ホテルに入るとすぐに彼がお風呂にお湯を溜め始めた。 「体、洗わせてくださいね」 「え、いいよー。そんなのー」 「趣味なんですよ」 「趣味って!」 これからホントにセックスするの?ってくらいさっきまで飲んでた飲み屋での会話の延長のように、ムードも何もなく話は弾む。 でも楽しいね。なんだか。こういうのも。 カラダが弱るとココロも弱る。 - 2005年10月10日(月) 逢って腕の中で頭撫でてもらえば、痛いのなんてどこかに飛んでいくような気がする。 と想像しただけでちょっとどこかに飛んでった気がした。 安上がり(笑) 不思議なもので - 2005年10月09日(日) 実際に浮気するより、 反芻して文章に書き起こす方が、 不誠実なことしてる気分になる。 【ことのはじまり】ワインとチーズ編 - 2005年10月08日(土) 駅のロータリーにほど近いイタリアンレストラン。 週末の人の流れを上から眺めながら、さぁて、これからどうしようかと思う。 彼とふたりで食事に来たのはこれが初めてで、でも、ふたりきりになるのが初めてとは思えないくらい、会話は「久しぶり。どうしてた?」と声をかけてしまうんじゃないかってくらい違和感がなくて、年も私の方がかなり上だけど、そんなことも都合良くまったく忘れてしまうくらい楽しい。 ハウスワインのボトルを注しつ注されつ。 もうすぐ無くなってしまう。 空になってしまう前に、そう、どうするか決めなくちゃ。 そう思いながらも、酔いはだんだん回ってきていて、思考がちゃんと働かない。ただ居心地がいいなぁという思いだけが、この窓際のテーブルの周辺を囲んでいて、中座していた彼が戻ってきたときも、その雰囲気のままの笑顔で「おかえり」と声をかける。 今夜私はこの人と寝るのかもしれない。 でも誘われることがなかったら、たぶんこのまますぐそこに見えてる改札口で「じゃあね」と言って別れることになるだろうと思う。 それでもいいかな。セックスなんていつでもできるし。寝ても寝なくても楽しい気持ちに変わりはない。 そのとき、「食べちゃったら」と彼がフォークの先にチーズの盛り合わせのプレートから、柔らかい青かびのチーズを少しだけすくって、私の前に差し出した。 反射的に口を開けて、受け入れる。 満足そうに見つめる優しげな彼の笑顔と視線が恥ずかしくて、手にしていたワイングラスを傾けてひと口飲みながら顔を隠す。 「こっちも」と隣りのハードタイプのオレンジ色のチーズが目の前に差し出される。 それを唇の先で受け止めながら、気持ち、決まってしまった。 抱かれたい。今夜。彼に。 残りのワインをひと息に飲み干して、「でる?」と声をかけたのは私。 会計をすませて、階段を降りる途中にふと立ち止まった理由はお互いに説明もいらなくて、近づく唇を首の角度を少し変えただけで軽く受け入れる。 そのまま言葉をかわすこともなく、目が合うとくすくすとしのび笑いをしたりして、駅とは反対の方向へ仲良く並んで歩いてゆく。 この後もきっと楽しいはず、とどこからともなく湧いてくる変な自信を、からませた指の間に感じながら。 気づくと(ロングバージョン) - 2005年10月07日(金) 今回は彼がお手洗いに行ってる間に、部屋の照明は私の好みの照度まで落としておいた。 見せたいモノあるしね。あんまり暗いのも。…うん、これくらい。 ベッドの上で膝を横に開いてぺったり座ってる私の元へ、彼の唇が近づいてくる。唇の表面だけを、位置を少しずつずらしながらふわっふわっと着けたり離したり時折顔を見たり。 だんだん半開きになってきた唇のすき間に彼の舌が差し込まれたのと、両肩を優しく撫でさすってくれていた両手がシャツのボタンにかかったのはほぼ同時で、そこから気持ちは一気に加速する。 ベッドに横になる彼の上にのし掛かりながら、彼のYシャツのボタンにも手をかける。舌を絡めながら2,3個はずしたときには、私のシャツのボタンはすべてはずされ、大きく開かれた胸元には鶯色とレンガ色の花が咲いている。 「きれいだね」 ブラジャーの線を指先でなぞりながら、耳から首筋にキスをされると、もう私のカラダからは芯が抜けたみたいになってしまって、手で自分の体重を支えられなくなる。 私のカラダを上向きにした彼が、肩ひもをずらしながら、胸の中心部に唇を向かわせる。自分でシャツを脱ごうと肩をあげると、両手で抑えられてそれを制される。 そか…このまま…なんだ。 服を着たまま続けられる愛撫。肘でひっかかったシャツが、腕の動きを制限して、下着のすき間から胸の中心を吸われても、抱え込みたい彼の頭まで届かず、もどかしい気持ちでカラダを弓なりに反らす。 そのまま背中に手を添えられ、今度はうつぶせになる。 スカートを一気にまくりあげられ、ぷるんと飛び出たお尻の線にくい込んだパンティの紐を横にずらして、熱い舌先が次々溢れ出る液体をすくっていく。 溺れそうになりながら先端を発見した舌先が、ちろちろと挨拶程度に舐めたあと、ちゅっと吸って私を再び骨抜きにする。 落ちてしまった腰をそのままに、両手で無理矢理開かれた股間に執拗に舌は這い続ける。 …変になっちゃう。 網タイツの下の肌が粟立ち、意識も少し遠のきそうになったそのとき、彼の舌先がうしろの方の穴に入りそうになって、ふと我にかえる。 あ…ダメ。シャワー浴びてないのに… いいから。お尻もっとつきだして。 ほんとにダメだと思っているのに、いつの間にかセックス中の彼の声にはカラダが自然に反応してしまって、恥ずかしいと思いながらも、これ以上無理というくらい、高く腰を上げる。 そう。いいコだね… ご褒美のくちづけを股間に浴びるほど貰いながら、顔を埋めた枕にせつない声を浴びるほどしみ込ませる。 気づくと彼はすべての服を脱ぎ捨てていて、背後から私に突き立てようとしているところだった。 私の視線に気づいた彼が、入り口に先端を添えて、なかなか奥へ来てくれない。 欲しがる声をあげる私の背中に重なるようにして、カラダを折った彼が耳たぶに軽いキスをしたあと、耳元で囁いた声。 こないだの彼ともこういうことしたんでしょ …!? なんで今そんなこと言うの… こんな風にいっぱい濡れたんだよね。 腰振って欲しがったんだ。 ねぇ、感じた? 気持ち良かったんでしょ。 いや。そんなこと言わないで。 いじわるしないで。 入れてよ。奥まで。ちょうだい。欲しいの。 私の息も絶え絶えの返事を聞くか聞かないかのうちに、奥まで一気に突き立てられる。 激しい腰の動きの中で、いじわるな言葉は耳元で何度も囁かれ、その度に、もう話せる状態でなくなった私は、首を横に大きく振って否定し、あなたの、あなたのだけが欲しいの、と銜え込んだ下半身をきゅうっと絞めて、その強さで応えようとする。 プレイなのか嫉妬なのか私にはわからない。 両方かもしれない。 でも不思議なことに、いやいやをするほど、実は私はいやではなく、むしろその言葉に興奮して、彼への愛おしさが募って、潤いが更に増していたのは隠せない事実。 もっといじめて。 もっと犯して。 もっとあなたが欲しいから。 デートの帰り - 2005年10月06日(木) 急に冷え込んだ夜の空気。 シャツ一枚、酔いも醒めてきて、交差点で自分のカラダをさするように腕組みをしていたら、「俺は暑い」と言って、青になった横断歩道を渡りながら、スーツの上着を脱いで貸してくれた。 終電間際の電車の中で私が肩にかけたスーツの上着と同じ柄のスラックスを履いた彼が私と並んで窓ガラスに映っていて、照れくさいけど、声をだしてくすくす笑ってしまいそうになるほど嬉しい。 いちゃいちゃするより、ずっとずっとコイビトみたいで、電車の中は外ほど寒くなくて、ほんとはもう不要だったけど、さよならの駅の直前に返してって言われるまで、とぼけてずっとそのままにしておいた。 あったかいよ。カラダもココロも。 眠っているとき - 2005年10月05日(水) ふと気づくと、爪が手のひらに食い込むくらい固く手を握っている。 力が入って疲れるから、その指先を伸ばしてこぶしを開いてみる。 パーなら勝ち? 恋愛相談 - 2005年10月04日(火) 最近仕事で私の助手についてくれている女のコの恋愛相談にのっている。 私より10以上離れてる彼女の相談ごとは、どれもかわいくて、でも本人的には切実で、「つき合ってる彼が合コン行くのってどう思いますぅ;;」とか「頭にきたから彼んちにあったお酒全部飲んじゃったら、怒るんですぅ;;」とか「メールの語尾が冷たいと思いませんかぁ?;;」とかそんな感じで、ねーさんとしては、とってもほほ笑ましい。 でも、恋する気持ちは真剣で一生懸命だから、きちんと私の思うところを答えると「わぁ、やっぱり大人の女って感じですねぇ。すごいなぁ。どうしてそんなに男の人のこととかわかるんですかぁ!」ときらきらした目で感心されたりして。 苦笑。 自分のことじゃないから、冷静に判断できるんだよ。 いろんなこと、ちゃんと見えてくるんだよ。 そう、一歩でも十歩でも引いて見れば、全体像を掴むのなんて簡単。 で、一歩下がるって、どっちにどんな風に足を引くんだっけか?? 午後の喫茶店 - 2005年10月03日(月) 珈琲の薫りくゆらせながら、 あの人の声とか あの人の笑顔とか あの人の匂いとか あの人の肌の温もりとか あの人の舌の柔らかさとか あの人の指先のしなやかさとか あの人の体の一部が私のすべてになったときのこと、 ゆぅっっくり反芻中。 うっかり仕事しながら淫靡なため息つかないように、 カップを飲み干す頃にはまた胸の奥に大切に戻して。 気づくと(ショートバージョン) - 2005年10月02日(日) 彼は全裸で私は着衣のまま。 シャツの前ははだけて、 ブラジャーの肩ひもは二の腕まで落ちて、 スカートめくり上げられて、 耳元でいじわるなセリフ囁かれて、 セパレートタイプの網タイツの間にある 細いパンティの紐ずらされて、 後ろから犯される。 あーもう - 2005年10月01日(土) なんで寝ちゃうかなぁ;; もったいないオバケがでる。ぜったい。
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