こぞのさくら...

 

 

照れ隠し - 2005年04月28日(木)

煌々と光る部屋の写真の中からひとつを選び、フロントで鍵をもらって、エレベーターへ。
エレベーターの扉が閉まるか閉まらないかのうちに、激しく抱きしめられて、頬を両手で挟まれ、近づく彼の唇。受け止める私の唇は半開きになり、どちらからともなく舌を深く差し込む。息が苦しくなるほどのキス。
エレベーターから部屋への間の数メートルももどかしく、部屋に入るなりお互いの服を脱がせあう。
彼の唇が私の顔からのどから胸元へ。
私の唇が彼の顔からのどから彼の指へ。
お互いのカラダを覆っていた布の一部が道のように点々と通路に散乱し、ベッドに押し倒されるころには、ふたりは全裸に。


なんていう展開をいつも想像してドキドキしてるのに。
現実はもっとずっとギクシャクしてる。
エレベーターの中でもなんとなく照れ臭くて、サービスのご案内とかのポスターをなんとなく眺めてみたり。
部屋に入るときも「わぁ、すごい内装だねー」だの言いながら脱いだ上着をちゃんとハンガーにかけたり、
「あ、ジャグジーだ」だの言いながら風呂場のチェックをしたり、
「ちょっと明るすぎるよね」だの言いながらベッドサイドの調光のつまみをいじってみたり。
そんなことするもんだから「慣れてるね」なんて言われちゃったり。
違うのに。ほんとは。




遅刻するよ - 2005年04月26日(火)

ジリジリと鳴る目覚まし時計に目を閉じたまま手を伸ばして止める。
眠い…。
隣りの大きくて温かいカラダに抱きつく。
おはよう…。
眠いね…。
うん、眠い…。
もぞもぞ布団の中でお互いを抱き枕にしながら、まどろむ。
二度寝しちゃいそう…。
今寝たらまずいね…。
こんなに眠いのに彼のアソコは朝からとっても元気。
おはよ…。
そう言いながら、彼の寝巻きの中に手を滑り込ませる。
眠るときはいつも下着をつけない彼のアソコが直接手のひらに触れる。
ちょっとしっとりしてて、すごくあったかい。
んん…
眠そうな彼の少し迷惑そうな、でも気持ち良さそうな声を聞きながら、包んだ手のひらを動かしてるうちに、徐々に覚醒してくる。
したいな…
でも時間ないよな…
…ひとりでしちゃえ
左手で彼を包みながら、右手を今度は自分の太ももの間に滑り込ませる。
人差指と薬指とを使って開げたその中央の突起はすでに溢れ出てきている液体でヌルっとした感触。その液体を塗りつけるように突起に中指をあててゆっくり上下に滑らす。
同じスピードで彼を握っている左手も自然に動く。
ん…はぁ…
ゆっくりした動きが汗ばむカラダと比例して早くなっていく。
あ…あぁ…っ
左手の動きも激しくなってくる。彼の先にでてきた液体をこちらも中指で先端部分全体に伸ばすように滑らしながら、自分の快楽のために右手の中指は動く。
んあ…っんっ…くっ…う…ぅ
逝っちゃった。
ひとりえっちだから、逝くときもさりげない。
ふぅとひと息。
次の瞬間、彼ががばっと私のカラダを引き寄せて、寝巻きのズボンとパンティを一気に下へ下げる。
あ…起きた?
あたりまえだろ…
横になった姿勢のまま、彼が腰をうしろから押し付けてくる。
すでに濡れそぼったお互いの性器が面白いように簡単に結合される。
んはぁ…ぁん…
ああ、この瞬間がたまらなく好き。
私の中にすっぽり収まる彼のカラダの一部。
一部だけど全部に感じる。
まだ完全に睡眠から醒めてない彼のゆっくりした動きのせいで、私の中の襞のひとつひとつがこすられるのがはっきり認識できる…すごく気持ちいい。
んふ…んん…
緩やかな動きのまま、彼の一部が少し大きくなるのを感じる。
あ…
う…すぐ…逝きそうだよ…
ん…いい…よ…来て…

っ…あっ…ん…っ

2、3回奥の奥まで強く突かれたと思ったら、すっと腰を引いて、私のヒップに白い液体が弾けた。


んふぅ…このままもう一度寝ちゃいたい…





仕事場で - 2005年04月24日(日)

前に一緒に暮らしていた人を偶然見かけた。

姿を見たとたん、弾けたように小走りに駆け寄った自分にびっくりした。

1年以上会ってなかったけれど、今日にでも一緒に暮らせそうと思った。
別れた人のこと今でもそう思える自分がちょっと嬉しい。



別れた理由は性の不一致。

世の中にセックスが存在しなかったら、今でも彼とは仲良く一緒に暮らしてただろうなぁと思う。
すごく優しくて、料理も上手で、いつも穏やかな彼。
大好きだったけど、セックスだけはあんまり気持ち良くできなかった。それでも一緒に暮らしていく分には何の支障もなかったから、私は彼にナイショで外で他の男の人に抱かれて、バランスを取ってた。

だけど、そうしてるうちに、彼とのセックスがどんどん疎遠になり、なんだか彼とセックスすることが近親相姦のような気分になって、彼と私の関係が恋人から父と娘、そのうちおじいちゃんと孫、みたいな関係に。

気づいたらまったく彼のカラダを受け付けなくなってしまっていた。

今思えば、甘えてたんだよな。ものすごく。
別れたこと後悔はしていないけれど、彼が今でもひとりでいると聞くと少し心が痛む。
あんなに一緒に暮らすパートナーとしてベストな人って他にいないのに。

だけど。
たかがセックス。されどセックス。なんだ。
こればっかりは頭で考えても答えはでない。




口でするとき - 2005年04月23日(土)

頭を押さえられるのが大嫌いだった。

初めてのえっちのとき、もちろん口でするのも初めてで、
「どうすればいいの?」と恐る恐る尋ねたウブな私の頭を押さえつけたあの人のせいで。

苦しい。
のどの奥までいっぱいで。
蒸れたニオイが鼻について。
自分の口が道具にされてしまったみたいで、悔しくて、息苦しくて涙がでそうだった。

それから何年もたって、その後口でするとき、私の頭をつかんで無理矢理させる人はいなかったし、一度そうされたときも「頭は押さえないで」とはっきり拒否した。


なのに。

この間のセックスで、彼がフェラチオする私の髪を握って頭を押さえつけたとき、きっちりとまってたどこかのネジがピンと弾けて、あんなに苦痛だった「させられるフェラチオ」でドーパミンが溢れ出て、興奮して、もっともっと奥へのどの奥へ入れて欲しいと願った。
彼のすべてを吸い尽くしてしまうぐらいに、もっと押さえつけて欲しいと思った。
苦しさが快感に変わる瞬間を知ってしまった。

はっきりした理由わからないまま、弾けたネジがどこかのスイッチを入れたという事実だけが私のカラダに残る。
セックスって奥が深くて、少し怖い。





反芻の悦び - 2005年04月21日(木)

携帯の液晶にでた彼の名前のEメール着信とか

彼を待つ夜の駅のホームのベンチの冷たさとか

そっとつないだ手のひらの湿り気とか

頭をポンポンと軽く叩いてくれたときの髪のきしみとか

隣に座ったときに間近で見た話す口元とか

つないだ手の甲に触れた「彼」の感触とか

そのとき感じた速まる自分の心臓の音とか

何度も何度も思い起こしてるうちに、記憶の断片がどんどんクリアーになってきて、反芻すればするほど反芻しやすくなって、それでも飽きることなくまたふりだしに戻ってエンドレス。

前へ前へと進む前の密かな楽しみ。






酔っぱらうと - 2005年04月20日(水)

メール魔になる。

もっと酔っぱらうと
電話魔になる。

更に酔っぱらうと
関西弁になる。

更に更に酔っぱらうと
正体不明のエロエロモード全開に。

なので関西弁がでたあたりでお開きにするのが正解。
今日はメール魔あたりの良い酔っぱらい加減です。




だけど。

逢いたいよ。
こんな夜にそばにいてくれたらいいのに。




充電。 - 2005年04月17日(日)

仕事帰り、久しぶりの男友達を「お酒つき合ってよ」と電話で呼びだす。
彼とはなんのしがらみもなく、お酒を飲んで、セックスをする友達。
最初にふたりで飲んだときからセックスはセットだった。

普通男の人とセックスをする関係になるまでには、恋気分を育てたり、ムードを盛り上げたり、相手の出方を見たり、前もっていろいろ段取りが必要だったりするけれど、何故だか彼とは、そういうのは一切なしに最後まで。
まるでそうするのが当たり前かのように、お互い何の疑問も抱かず、セックスをして「またね」と次の約束などをすることもなく帰る。

激しく感情を揺さぶられることはないけれど、なんとなく感じる安心感。

そういう彼を呼びだしたってことは「お酒つき合ってよ」の後に言外に「セックスもね」と付け加えられているということ。
私はセックスフレンドという言葉も、その言葉を使う人も大嫌いだけど、客観的に見ると、私たちの関係はそうなのかもしれない。

生ビールを空腹の胃に流し込んでくうちに、どんどん気持ちがセックス臨戦態勢になっていくのがわかる。
会話はなんてことない近況報告だったりするのだけれど。

店をでて、夜風にあたりながらふたり並んで歩く。
特に打合わせもしてないけれど、ホテル街へ足は向かう。
繁華街の路地裏で煌々と光るネオンを見つけ「ここにしよか」とまるでファミレスのメニューでも決めるかのように、軽く商談成立。


昨日の夜ぐらいで完全にエンプティになってしまっていた私のカラダは全身が敏感になってしまっていて、彼を驚かせてしまう。
軽く触れられただけで、ビクンとカラダが反応してしまって、じっとしていられない。
感じすぎて腰がひけてしまう。
「咲、今日はすごいね…」
そう言いながら彼は私の両手を動かないように片手で握り、足を絡ませて私の足が閉じないようにして、空いた方の手の指ですでに潤いが滴りおちてる股間の突起を刺激する。
「ああんっ」
釣られたばかりの魚のように、カラダがはずもうとするのを彼の手足ががっちりと押さえて、突起への刺激が直接脳にひびく。

ああ、だめ。感じすぎちゃう…!

カラダをよじって彼から逃れ、ぱくりと彼自身をくわえて舌を這わせる。
ほんの数十秒だったのに
「う…あ、このままじゃ口にでちゃうよ…」
と私を強引に押し倒して一気に挿入。
「んはぁああっ…」
ためこんでた欲求のはけ口が一気に開放される。
一回一回の腰の動きごとに、泉がこんこんと湧き出るように、じゅぶじゅぶと湿り気が増していく。
自分の感覚のすべてが膣内に集中して、もう音も聞こえない。

無我夢中でお互いのカラダを前から後ろから下から上から貪り合い、
彼が3回目の液体を放出したあと、やっとふたりともごろんと仰向けになる。
「ふぅ〜。気持ち良かった」
大きなベッドに並んで天井を見上げる。

妙な爽快感。
くつくつとした笑いがこみあげてくる。

「外は寒いねー」などと、今まであったことがまるでウソみたいに、爽やかな気分で駅へ向かい、「じゃ、またね」とにこやかに手を振りあったあとは、お互い振り返ることもなくそれぞれJRと私鉄の改札まで足早に向かい、週末の雑踏に紛れていく。そんな夜。






人恋しい - 2005年04月16日(土)

ひとりじゃできないこと、したい。

手ぇつないだり、
目で語ったり、
乾杯したり、
頬をつついたり、
耳ひっぱったり、
くすぐったり、
バカ笑いしたり、
しのび笑いしたり、
背後から抱きついたり、
髪を手で梳いたり、
唇に触れたり、
舌を絡ませたり、

つま先立ちになって首に腕を絡ませて、
背中に大きな手のひら感じたい。
腕の中の私の幸せを計るのは簡単。
ほらもうこんなに濡れてる。
カラダ合わせよう。
朝まで抱きあって眠ろう。
カーテンの外が明るくなったら、
寝ぼけまなこでまたしよう。

おはようって声、直に聞きたい。






悪魔と契約した夜 - 2005年04月11日(月)

「いい女だね」
ベッドの縁に腰掛けてピアスをはずす私を見ながら横に寝っ転がってる彼が言う。
それに言葉でなく笑顔で答えて、彼の体にしなだれかかる。

うん。今日はまだ余裕。
お酒もそんなに飲んでないし。
ゆっくり楽しもう。
そう思ってたはずだった、のに。

「んああっ…あああっ…んふっ…ん」
彼が私の股間に顔をうずめて、舌先で攻撃してくる。
中央のラインを下から上になぞったと思ったら、先の部分に吸い付いたり、転がしたり… あぁ…どうしてこんなに私の感じる場所、的確にわかるんだろう…んぁあ、だめ…もう…逝きそう…
「んっあ…い…い…っ」
…え?急に宙に放り出された感覚。
「だめ」
そう言って彼がうずめてた顔をはずして、こちらを見る。
逝く直前でわざとやめるなんて…
「んん〜いやぁぁぁん」
甘えた声をだしてみても、いじわるそうな笑顔を向けて、
「まだだめ」
と耳元でささやく。

整った顔の美しい悪魔。
そんな風に思った。
この悪魔になら魂を売ろう。

再び悪魔がその淫猥な唇を開き、私の満開に開いた花弁に舌先を這わせる。
ちゅる…じゅ…る…
「んはぁぁ…」
こんな地獄ならいつでも堕ちるよ。もっともっと…して。

彼が私の腰の下に手を差し込み、高く上に掲げる。
私の足は自然に開き、目の前に広がる淫靡な世界。
私自身の胸とおへそと茂みとその深い谷間に顔をうずめる彼の顔。
私のココロの奥底まで見透かしたような上目遣いのその瞳は、瞬きひとつせず、私の顔を凝視する。
「い…や…」
恥ずか…しい
なのに…視線…はずせない…
彼が唇の位置をずらし、太ももの付け根の柔らかい部分にはわせる。
「い…っ」
かぷっと優しく噛みつく彼の白い歯。
痛…けど…きもち…いい?
「ああ…」
あえぎ声をあげながら、からまる視線をはずせない恥ずかしさと、窮屈な姿勢とで、私の顔が歪む。
あまりの快感に一瞬目をぎゅっと閉じたとき、股間がフリーになった感覚。
そっと目を開けると…美しい悪魔が長い前髪のすき間からこちらを見据えたまま、私の茂みの中心に泡だつ自分の唾液を落とし流しこんでいるところだった。
ああ…なんて光景。
たら〜っとたれたその液体がてらてらと私の陰毛を濡らしていく。
かっと頬が熱くなる。
恥ずかしい。恥ずかしいよ。なのにこんなに感じてる。
次に彼の唇が花芯に触れた瞬間、ふわぁっとカラダが持ち上がり、股間を彼の顔に押し付けながら、絶頂を迎えた。





カウンターの中で - 2005年04月10日(日)

学生時代ずっとレンタルビデオ屋でアルバイトをしてた。
今でいうTSUTAYAみたいなおっきいチェーン店の100メートル先の並びにあった個人経営のちっさい店。
こういう店はこういう店で、存在意義はある。
それはアダルトビデオ。AV借りるならちんまりした店の方が、開放的で親子がうろうろアニメのビデオを探してる店なんかよりずっと借りやすい。
なので、一見普通のビデオとAVの比率は3:1ぐらいに見えていたけれど、普通のビデオは平置き、AVはびっしり背出しだったから、本数で言えば比率は1:3になるような店だった。
そんな店なので、お客さんに頼まれればAVのコピーだってばんばんやっちゃう。(もちろん有料)
その日もカウンターの裏で音量はミュートして、レイプものかなんかのビデオをコピーしていた。
アルバイトは私ともうひとりWくんのふたり。
平日の夜で店内はがらがら。
なんとなくカウンター下のモニターを眺めながら、ビデオの内容に突っ込みを入れながらエッチトークで盛り上がる。でもまぁ、それもいつものこと。Wくんとはそういう話も楽しくできて、いいバイト仲間だと思ってた。
なのにその日はなんだか妙にお互いに意識してる感じがあって、変な緊張感。
レンタルのお客さんがカウンターに来た。
この店は空箱を店内に置いて、奥のストレージに中身を取りに行くシステム。
「少々お持ち下さい。」と声をかけ、体を斜にしないと行き違いができないくらいの狭いカウンターの中でWくんとすれ違う。
「あ…」
思わず声がでてしまった。
Wくんと目が合う。
お互い何事もなかったかのように、普段通りのレンタル業務を流れ作業でこなす。
お客さんが店の自動ドアをでていく。
このまま沈黙になるのはコワイ。
「やだ〜、Wくん、ビデオ見て勃ったでしょー」
と冗談ぽく言ってみる。
そう、すれ違ったとき感じたのは彼の前掛けの奥の固いもの。
笑いながらそう言ってみたものの、心臓はドキドキしてる。
「いやー、ばれちゃったかー。ははは…」
「しょーがないなー」
「…ビデオじゃないけど」
「え?」
「咲のお尻後ろから見てたらむらむらしちゃった…」
そう恥ずかしそうに笑うWくんを見たら、急に胸がきゅうとした。
思わず黙ってしまった私をみて、Wくんは自信をもったのか急に大胆になる。
「まだこんなだよ…」
と腰を私の背中に押しつける。
「こらー、ダメだよ…」
そういいながらもヒップの上あたりに当たる感触にじゅんとなる。
Wくんが後ろから両手で私の腰を抱く。
身長差が30センチ近くあるからすっぽり中に収まって気持ちいい。
「やばいってば…誰か来ちゃったら…」
Wくんがそう言う私の手をひいて、ストレージの奥へ引っ張っていった。
一番奥のビデオの棚の前でWくんの唇が降ってくる。
「ん…」
ああ、こんなところで、だめだよ…
ビデオプラザと店名の入ったエプロンの上から彼の大きな手が私の胸を揉む。
ふさがれた唇の端からこぼれた吐息は私のもの?
「ねぇ、まずいって…」
だけど…したい。
そう思った自分に驚いた。
誰かに見つかるかもしれないというスリルが刺激になって、スイッチが入ってしまった。
「店…終わってから…しよう」
そう誘ったのは私。

それから閉店までの約2時間、いつもよりずっと無口になったふたりはお互いを意識しながら、目を合わさないようにしながら、黙々と働いた。
「ありがとうございました〜」
ふたりで声を重ねて最後のお客さんを送りだし、シャッターを下ろしたWくんがカウンターに戻ってきた。
来る。。。
背中で近寄ってくるWくんの気配をめいっぱい感じながら、努めて平然とレジの集計を始めようとしたその時、
肩からふわっと大きく抱きしめられた。
「咲…」
「うん…Wくんち…行く?」
「…今、したい」
背中ごしに彼の声が確かにそう言った。
ここ…で?
「…鍵しめちゃおう」
そう言って彼は私にまわした長い手を伸ばして、すぐ横の裏口の鍵をカチャリと閉める。
そのままその手で私のエプロンと自分のエプロンを手慣れた手付きではずす。
乱暴なくらいの激しいキス。
「んん…」
週の半分は過ごすこの場所で、今から始めようとしてることを考えて私の泉からたくさんの液体が流れ出てくる。
Wくんはカウンターに私の手をつかせ、うしろから胸を大きく揉みしだき、私が抵抗する間もなく、ジーンズを一気にひざ下まで下ろす。
彼の指がパンティのすき間からお尻のラインに沿って下に降りる。
「あ…」
すでにぐっしょりになってるそこに気づかれるのが恥ずかしい。
思わず太ももを強く閉じると、彼が自分の膝をそこにねじこみ、また無理矢理開かされる。
レイプビデオ見たりしてたからか、いつも穏やかににこにこ笑ってるWくんのそんな荒々しい行動に興奮している自分がいる。
「あっ…」
彼の指がうしろから割れ目に挿入される。
「すごいね…もうこんなになってるよ…」
「んぁ…ぁんん」

そのままの体勢で彼の物が後ろからゆっくり私を突き上げる。
「あああぅっ」
思わず手を伸ばしてカウンターをつかむ。
返却済みのビデオテープが何本かバラバラと音をたてて下に落ちる。
「うぅ…だめだ…すぐイッちゃいそうだ…」
「う…ん…いい…よ…んああっ」
数回大きく腰を振った彼の先からでた液が私の太ももに白い花のように飛び散った。



若かったあの頃。春の夜の出来事。




溶かして - 2005年04月09日(土)

私の唾液とあなたの唾液。

あなたの唾液と私の体液。

私の体液とあなたの体液。

あなたの体液と私の唾液。






いっぱいほめて。 - 2005年04月08日(金)

ほめられると120%の力をだせるんだよ。
もっともっときもちよくしてあげる。

あめはだいすき。むちはきらい。

なのにどうしてかな。
Mなんだろうな、わたし。とおもった。きのう。




恋愛フリーク - 2005年04月06日(水)

束縛しない、されない。

隙はデフォルト。

好意は言葉でなくカラダで表現。

誰かと比べない。

誰かに対抗しない。

予定は未定。

押してダメなら永遠に引いてみよう。




つっこみどころ満載。
これでいいのか。


・・・ま、いっか。




ハヤク - 2005年04月05日(火)

アイタイ。




耳元のささやき - 2005年04月03日(日)

遠距離の彼とはなかなか逢う機会がない。
お互いに事情もあって電話も携帯メールもあんまりできない。
不在の時の唯一のリアルタイムコミュニケーションツールがチャット。
それも週末の深夜とかに限られるんだけど…。

この間、いつものように缶ビール片手にPCの前で近況報告とかをしてるうち、今私がはまってる手作り石鹸の話になった。

Kの発言:その石鹸使ってみたいな〜
咲の発言:あわあわだよ〜
Kの発言:おお。今度会うとき持ってきてよ
咲の発言:うん♪
Kの発言:それで咲のカラダ洗いたいな
咲の発言:ふふ。いいよ
Kの発言:いっぱい泡たてて後ろからおっぱい洗うぞ
咲の発言:うふん。感じちゃう〜
Kの発言:ぐあ〜 抱きたくなった
咲の発言:・・・あたしも

なんていちゃいちゃしてるうちに、エロチャットもどきな会話に・・・

Kの発言:乳首たってるよ
咲の発言:あん
Kの発言:自分で触ってごらん
咲の発言:う…ん

エロチャットの何がダメってもちろん両手がふさがってしまうこと。
だんだんエッチな気分になってきてるのに、どこも触れないもどかしさと言ったら!

咲の発言:ねぇ、今日はもうおちていい?
Kの発言:え!?どうして?
咲の発言:おなにーおち
Kの発言:あはは
咲の発言:うふふ
Kの発言:・・・電話かけてもいい?
咲の発言:え?だって・・・
Kの発言:俺は声だせないけど、咲の声が聞きたい
咲の発言:え…でも、私の声が電話口からもれたらまずくない?
Kの発言:じゃあ、咲も声ださないようにすればいい
咲の発言:でも・・・
Kの発言:息遣いだけでも感じたいんだ
咲の発言:・・・わかった

ブブブブブブ
深夜の部屋に響くサイレントバイブの音。
彼からの着信。

「・・・・・。」

無言の電話の向こうからかすかに感じられる彼の気配。

「ふふ・・・」

思わず小さな笑い声がこぼれてしまう。
変な感じ。

「・・・笑うなよ」
「だって」
「いいよ、始めて・・・」

ささやくような彼の声。
ああ、声聞くの久しぶりかも…。
したい…な。
そう思ったときには自然に右手がパンティの中に入ってた。
さっきのチャットですでに奥からでた湿り気が前までまわってきててぐっしょり…。

「ん…」
「声はださないで」

そか…。声ださないように…できるかな…
中指を突起部分にそっと当てて、小さく震わす。いつもの動き。

…はぁ…はぁ…んはぁ…

耳に当てた携帯からも、彼の息がずっと聞こえてる…
思ったより近くに感じて、彼がすぐ横にいる気がして、潤みが一気に増す。

…ん…はぁ…ぁ…

彼の息もだんだん速度を増してる。

はぁ…はぁ…はぁ…
んふ…ぅ……ぁ…

押し殺した彼の息遣いが耳から絶え間なく入ってくる。
ホントにすぐそこにいるみたい…
中指を更に下におろして、潤みの壺に深く差し込む

あぁ…ん…ぅ…ぅ…ん
ぅはぁ…ああ…咲…

うめくような彼の声。
ああ、抱いて。その息で私を包んで…!
もっと、もっと感じて欲しい。
潤みから抜き出した自分の中指を口にふくんで、抜き差しする音をわざと大きくだしてみる。

ちゅぷ…ちゅぷ…じゅっ…じゅっ
う…ぁあ…そんな音だすなよ…いっちゃいそうだ…
いいよ…きて…

私の唾液できらきら光る指を再び大きくなった豆の部分に添える。
くるくる小さな円を描きながら、マウスをクリックするように指先を動かす。

あ…っはぁ…ん…ぅ…

声をださないようにしなきゃいけないと、頭のどこかでそう思う。
だけど…

んんっ…あっ…はぁっ…ぁぁあっ…
はぁっ…はぁっ…はぁっ…

私の声に彼の息が重なる。
ああ…い、逝っちゃうっ……


電話の向こうもしばし静寂。

………
………
くすくす…
くすくす…

ふたりの忍び笑い。
ちょっと照れくさいね。
でも、気持ち、良かった。

深夜の冷たい空気の中で見えないラインがつながってる実感。







はぁあぅううん - 2005年04月02日(土)

ん…ん…ふ…ぅ…

…あん…ん…っ

んん…っ…ぁ…

あぁぁんん…

うふぅ……んんっあっ…

き…きも…ち…い…い…んふぅ…

あっ…んあっ…っ…

んぐふぅ…ぅ…

んあっ…んっ…んっ…ああっ…

あっ…そん……だ…め…っ

い…っ…いっちゃ…ぅ…

くっ…ん…ああああっ…

…き…きてぇ…ぇ…

…ぁ…さ…さき…に…いっ…ちゃうよぉ…

んああっ…うっ…んんっ…んっ…あっ…ぁぁぁああああ!!








ふぅ。





恋する瞳 - 2005年04月01日(金)

私を見つめる男のそういう瞳を見たいがために、
恋におちたフリをすることがある。


ネェ、スキ?
ワタシノコトスキ?
ワタシモダイスキ!


そんなフリをしてるうちに
そのフリにいつの間にか自分が騙されちゃったりして。
さながら自分の芝居に酔いしれる女優のように。

何も残りゃしないのにね。
ばかだねぇ。どこまでいっても。








My追加

 

 

 

 

INDEX
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