こぞのさくら...

 

 

男は顔じゃないと思っていたけれど - 2005年03月29日(火)

「…んはっ、あ…んっ…ああっ…」

バックで激しく突かれながら、いつもとは違う意味でバックで良かったと快楽でしびれる脳の片隅でそう思った。

こんな綺麗な男の人と今まで寝たことがない。
彼の顔は美しい。
きりっとした眉に涼しげな目元、筋の通ったすっきりした鼻に、形のいい唇、そしてきめ細かい肌。
そう、女の私が自分のことを恥ずかしいと思うほどに。
快楽にあえぐ、私の崩れた表情なんて見せられないなどと、卑屈に思ってしまうほどに。
少女マンガの王子様みたい、なんていう陳腐な表現でさえ、まだ言い足りないと感じるほどに。

「ん…っ…う…はぁ…っ」

後ろから突かれる快楽に没頭しよう。
ああ、でも…!
ふり返って、その美しい男が、どんな顔で快楽を享受しているのか見てみたい。見せて、見せてよ、あなたのその整った顔が歪むところを。
振り向きかけた私の顔を手のひらで支え、彼の唇が私の唇に重なる。
近すぎて顔がよく見えないよ…
でも…それで良かった…かも…

「んああっ…」

彼の腰の動きが早まって、思わず眉に力が入る
歪む顔を見せるのは私。
恥ずか…しい。
自分の顔を見られないように、手を彼の首に巻きつかせて、頬を彼の額に寄せる。

「うぅ…っ」

くぐもった彼のうめき声。
私の淫らな腰も、彼の動きに合わせて、自ら意志を持ったかのように大きく動く。
あ…ぁ…い…逝き…そう…

「俺…も…」
「う…んっっあぅっ…」
「……っっ…」

彼の体が私の横にうつぶせの状態で崩れ落ちる。
背中いっぱいにかいた汗がきらきらしてる。
その背中に手を添えて、そっと首筋までなぞる。
あぁ、横顔も綺麗だな…
「まいった」
荒い息をはずませて、彼が笑う。
まいったのはこっちだよ。
そんな綺麗な顔は反則だ。
なんてことは口にださずに、彼の耳に軽くくちづけ。






ワタシノカラダ - 2005年03月26日(土)

ドウシチャッタンダロウ。

シテモシテモマダシタイ。




くちうつし - 2005年03月25日(金)

あなたというフィルターを通したお水の美味しいことと言ったら!




続・3138号室の夜 - 2005年03月24日(木)

ベッドにふわりと下ろされる。
キスの嵐。
髪から額へ、眉から鼻先へ、目尻から耳へ、頬からあごへ、首から肩へ。
「ん…ふ…」
鎖骨のラインに沿って、彼の唇と舌先が滑る。
自然に落ちてしまった下着の肩ひものすき間から、大きな手が滑り込む。
指先で乳首を強めに摘まれる。
「あっ…」
「咲…」
「今日は2日目だから、できない…よ…」
「いい…よ。こうしてるだけで。」
「口でしてあげる」
彼の下半身に手を伸ばして、下着の上から手のひらで包みんで上下に動かす。

欲しい…な…

「う…やっぱり…バスタオル、敷こうよ」
と彼。自分の下半身のことを考えて、返事に躊躇している間に、私の腰の下に敷かれる2枚のバスタオル。
唇を重ねながら、彼の手が器用に私の下着を剥いでいく…
「あぁ…」
脇の下から腰までのカラダのサイドラインを愛撫されてるうちに、体温がどんどんあがっていく

彼の優しい唇が大きく固くなった私の乳首に…
「んあぁ…んん…」
前の時より激しく吸われる…
そか…前の時聞かれたんだった…
「乳首舐められるのと吸われるのとどっちが好き?」
「吸われるの…かな…」
「こう?」
「ん…もっと…」
「もっと強くして平気なの?」
「うん…あ、ああっ」

…覚えててくれたんだ。

「んふ…気持ち…いい…」
彼の頭を抱きかかえて、足を彼の腰に巻きつける
乳首吸われるのってどうしてこんなに気持ちいいの…
口と手で交互に両方の乳首が刺激される
「あぁ…んん…んっ」
あまりの気持ち良さにカラダをねじってしまう
うつぶせになって、彼の両腕で抱かれる
うなじや肩や肩甲骨にキスキスキス…
全身に鳥肌がたつほど感じる
「あぁ…っ…んふぅん…」
「ふふ、かわいい声…」
「い…やぁん」
甘えた声だすのって恥ずかしい。
脇の下から差し込まれた両手が胸を大きくもんだり、乳首をひっぱったり…
「んああ…あぁ…」
ふたりの呼吸がリズミカルになっていく
自分の腰をぐぅっと彼に押しつける
入れ…て…
しばらくお尻の割れ目をなぞっていた彼のペニスの先端がつるりと中に吸い込まれる
「んんんっ…はぅ…」
びちょびちょ…なのかな…血…なのかな…
汚れ…ちゃわ…ない…かな…
「う…咲…すごい…あったかい…」
「う…ん…いつも…より…んふ…ん…大きい…ような…」
私が海水になって、彼自身を海の底へ引きずり込んでるみたい
じゅぷじゅぷじゅぷ…
一番深いところまで…来て…
いつもよりもっと曖昧になった彼と私の境界
じんわりと脳の奥にひびく快感
「んぁ…ああっ」
「い、いきそう…だよ…」
「ん…あ…き…きて…あぁ…っっ」

背中にとろりと生温かい液体の感触。
普段よりずっとゆっくりした動きだったのに、ふたり同時にいけたね。
真っ白なバスタオルに思ったよりキレイで思ったより小さい明るい赤い丸いシミ。
愛…かな。
だと…いいな。





3138号室の夜 - 2005年03月23日(水)

いつもは外で一緒に食事をしてから、彼の宿泊している部屋に行くことが多いのだけれど、今夜は私が仕事で少し遅くなるからということで、最初から部屋で飲むことになった。
フードショウで買ったおつまみの袋をカシャカシャ言わせながら、都心のホテルの長い廊下を歩く。
こんな風にホテルの部屋にひとりで誰かに逢いに行くのは初めて。変な感じ。緊張。
部屋の前で携帯にもらった部屋番号と間違いがないか何回も確かめてから、インターホンを押す。

「おう」
扉を開ける彼の笑顔。
うわぁ、ひさしぶり。
抱きつきたい衝動とは裏腹に、
「なんだかホテトル嬢になった気分。」
なんて軽口が口をついてでる。照れ隠し。

東京の夜景がキラキラしてる窓際のテーブルに、買ってきた肴と缶ビールで乾杯。
彼とこうやってふたりで逢うのは7回目だけど、いつも間がひと月以上開いてるから、毎回最初はなんとなく恥ずかしいような感じがして、ぎこちない。
ぎこちないほど饒舌になる私の口。買ってきた肴の解説やら、今から始まる仕事の話を立て続けにぺらぺらと。
缶ビールを1本飲み終わる頃、対面のソファでにこにこ話を聞いていてくれた彼が立ち上がる。
うわ。来る!
ちょっとカラダを身構えた私を見て、
「違うよ、ワイン。」
ふふっと笑いながら私の脇を通って冷蔵庫へワインのボトルを取りに行く。
ふわっと薫る彼の匂い。
冷えたボトルとグラスを手にした彼は、座っていた対面のソファには戻らず、私のソファの脇の窓枠に腰掛ける。
ふたりの距離が一気に縮まる。
「ひさしぶり」
そう言うと、ワインとグラスをおろして、私の肩を引き寄せる。
やわらかい唇の感触。
上唇と下唇の間をさまよう互いの舌が緊張をほぐしていく。
あぁ、逢いたかった。。。

「ワイン開ける?それとも…」
と言いながら、少し強引に私の服を脱がそうとする彼の手を止める。
「あのね、今日、かわいい下着着てるんだ。下着姿でワイン飲もうよ」
なんて、ふふ。ちょっと余裕でてきたじゃん、私。

「わぁ、いやらしいけど、いい眺めだなぁ」
と少しおどけた口調の彼。今度は彼が照れ隠し。
ふたりとも下着姿のまま、ワインで乾杯。
窓際に腰掛けたままの彼が、空いたほうの手で私の足をさわさわ撫でまわす。
「ふふ」
「気持ちいい」
「ね。夜景もきれいだし。極楽極楽」
そう笑った私のカラダがふわりと上がった。
「あ、ワインこぼれちゃう」
「飲んじゃえ」
「ええ〜このまま?」
笑いながらうなづく彼。
お姫さま抱っこされながら、ワインを一気飲み。
うふぅ、ほんとに極楽極楽。





酔い宵 - 2005年03月21日(月)

いい気分で酔っぱらって、足元がおぼつかない私は洋服を着たままベッドに倒れ込み、小さくまあるくなっていた。

「んふぅ」

ちょっと飲み過ぎたかな…でも冷たいベッドカバーがいい気持ち…

「寝るなよぅ」

彼が後ろから抱きついてくる。

「ん…だいじょうぶ…」

そう言いながらも、目は閉じたまま。
ああ、抱きしめられるのって気持いい…
このまま眠ってしまいそう…

「ん」

くちびるがふさがる。
元々ぼんやりと開いていた私のくちびるのすき間から、彼の息が流れこんでくる。

「んん…」

お酒混じりの息が心地よい。
遠くなる意識と反して私の舌が彼の舌を求めてふたりのくちびるの間を彷徨う。

「はぁ…」

確かめ合うようなふたりの舌の動きと、彼の伸びかけた無精ヒゲが頬に当たる感触に、ぞくぞくする。
彼の手が私の頭を支えながら、その指が優しく私の髪を梳いている。

「んふ…んん…」

あぁ、キスだけでいっちゃいそう…
右手で彼の頭を抱いて、左手で背中を抱きしめる。
胸もいっぱいで息が苦しい…

「んはぁ…」

背中に回した手を前の方へ…

「あ…」

彼がくちびるを離す

「…ふふ…固くなってる…」
「そんなのあたりまえじゃんか」

私の頭を抱き寄せて耳元でささやく彼の声。
あぁ…欲しいよ…
声にだしていないけれど、カラダがそう動いてしまう…
フレアスカートの裾から彼の手がさわさわと上がってくる。

「あぁぁ…」

期待と興奮と少しの羞恥がせつないため息に混ざる。
彼の指先がパンティの上から私の割れ目をなぞる…

「ん…あ…あぁ…」
「咲も濡れてるよ…」

うん…知ってる…もうこんなにこんなに…

どっちがどうなって服を脱いだのか魔法のようだった。
お酒の魔法?
ぐるぐるなりながら何度もしたその後のセックスも魔法のようだった。
どうか…魔法ならもう少し覚めないで。





くの字 - 2005年03月17日(木)

彼がくの字にカラダを折り曲げて、背中を向けて眠っている。
私も同じようにカラダをくの字にして、彼の背中にぴとっと貼り付く。
後ろから抱きしめられるのが好きだけど、後ろから抱きしめるもの悪くない。
彼がいつも私にするように、脇の下から手を入れて、胸のあたりをさわさわしてみる。

「ん…なんだよぅ」
「ふふ。襲ってみた」

腰をバックから襲う男の人のように振っておどけてみる。

「やめろよぅ…」

眠そうな彼の声の振動が背中を伝って聞こえてくる。

「もっとしゃべってみて」
「んー、寝かせろー」

声の振動が心地よい。

「ねぇ、しようよ…」
「うーん…眠いよ…また明日な…」
「明日の朝?」
「んー…」

断り文句も全部心地よい響きで背中を通って伝わってくる。

「そか…おやすみ」

彼の耳たぶに軽くキスをして、今度は背中合わせにくの字になる。
お尻のところだけくっつけて。

ふぁさっ…
彼がこちらを向く気配。
今度は私のくの字の角度に合わせて、彼のくの字がぴったり重なる。
あぁ、あったかい。
首のうしろに彼の寝息を感じる。
くの字の角度をもう少し急にして、お尻を彼の腰にぎゅうっと押しつけてみる。
あ、おっきくなってる。ふふふ。

「…んん…押すなよぅ」
「ふふ…」

私の腰のあたりに置かれた彼の手が、寝巻きの下にすべりこみ、おなかや胸の下のあたりをさわさわと滑る。

「ん…気持ちいい…」
「仕返し」
「んふぅ…」
「入れたまんま寝ようか…」

くの字に重なったまま、ふたりで下半身の部分の服を脱がせ合う。
彼の大きくなったペニスが私のお尻の割れ目に重なる。
「まだそんなに濡れてないから、うまく入らないかも…」
そう言うと、腕枕をしている方の手を伸ばして乳首を軽く摘み、乳輪をなぞる。

「あ…ん…」

彼のもう片方の手が腰から下腹、足の方へ…
太ももをするするさすりながら、ゆっくり指は私の割れ目の部分へ…

「…ん…」

ぬるっ

あ、もう濡れてる…彼の指先についた私の液体のあたたかさを感じる。

「んん…んふ…」

お尻の割れ目に沿って彼のペニスがゆっくり入りこんでくる…

「んふぅん…」

くの字の姿勢のまま、下半身だけ裸のふたりはひとつになって、暖かい布団にくるまれる。
ゆっくりした動きの中で、私の中の彼との境界がだんだん曖昧になっていく。

「ああぁぁぁ…」

せつない声をだしながら、このままずぅっとずぅっとくっついてたいなぁと思う。

いつの間にか深い眠りの波にのまれていった。

ふたりで眠る幸せ。









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