もぐみりん
もぐ



 自分の

紡ぎだす言葉に酔っている間があるなら、さっさと動き出せ。

なーんてね。


2007年08月25日(土)



 カシカシ カサカサ

煙草を吸いながらぼうっとしていた
聞こえてくる音は、生ぬるい風の音 遠くから聞こえる車の音
そして、
「カシカシ カサカサ」
という、いまここに一人で煙を吐いている私にしか聞こえないくらい小さい音。

ふと上を見ると、排気管についている小さな輪っかが、風に吹かれてなっている音だった。
かさかさ かしかし。
聞き逃すくらい、小さな音。


いま、私の気持ちが、心が、同じ音を立てているなあと一瞬にして感じた。
なんでもないけども、気になる音、聞き逃せない音。
いま、私の心にはそんな音が満載だ。

2007年08月17日(金)



 盛り

夏で暑くて、無駄に切れそう。

そんな時期だからこそ、あーーーあ、恋がしたい!と思う(笑)。
久しぶりに、バカみたいにぐちゃぐちゃしたいーーーっ!!と思ったぞ。

会議の途中だろうが、大事なやりとりの途中だろうが。
通勤途中でも電車の中でも、眠る前も寝てる間も起き抜けだろうとも。
その人を思って想像してウットりしたいぞ。


という時期なんて、そうそうないから。
さあさあ、ちょうどよいどなた様か、どうぞ目の前に通りかかってくださいませ。つるっぱげな幸運の神さまを捕まえるよりも確実に、がっつりつかむべくダッシュしちゃうからね。


なんて、期間は残暑の間で構いませんのです。
ああ、やっぱりダメだめな私。

2007年08月16日(木)



 お盆

家に帰って温度計を見たら41℃。
そんなメールをいただいて、そーりゃーーぁ もぅ息苦しいだろう。

と、気の毒がっている場合じゃなくくらい、いまうちも息苦しいです。

夏は好きなのだけど、異常気象は怖い。
いまの東京は異常じゃないの?

子供のときの猛暑は、すいかを食べて、扇風機に叫びまくってぶおーっと遊んで笑い、ああでもまだかき氷もミツヤサイダーもコーラも欲しい!でもでもプールも行きたいし、沼にはまるのも楽しい・・・が、蝉狩りも捨てがたい〜〜〜、と、暑いからこそやりたいこと満載で、暑さはスパイスだったあの頃とは絶対に違う、今の熱暑。


人が、便利を追求してできたパラダイスはこういうツケをくれているとしか思えない、そんな夏です。



大人なので、ビールぷっはーーーー!は、味わえるけどね。


2007年08月15日(水)



 いつもふたりで

いつもふたりで座っていた
同じベンチに肩寄せ合って
くだらないことを言い合って
そしてすぐに ケンカした

明日すぐに会えるから 明日も絶対会うのだから
絶対言わない ゴメンね と。
明日になれば忘れているし
ケンカしたこと自体、覚えちゃいない

同じ日がずっと続くと思っていた
おんなじ日がずーっとずっと変わらずに繰り返されると
繰り返し 繰り返しくしかえしずっとずっと
続くと思っていたから
だからごめんねとは言わない


いつもふたりで座っておしゃべりしていた
ここはバス停 同じバスが毎日まいにち通る道
私たちは 同じバスを毎日見つめて
だけど、何十年もたてば実は色々変化しているのに
毎日まいにちここにいたから
変化はあまりに自然に過ぎて
やっぱり 毎日は同じことの繰り返しだった



そして私がいまここにいて
肩寄せ合ってケンカして毎日一緒の彼女がいない
毎日は同じ繰り返しだったはずなのに
なぜかもう3ヶ月も彼女はいない
いつもあるはずだった毎日がこなくなった日

おうちで倒れていたんだって
大好きな鯵の開きを焼いていたんだって
お湯もわかしていたんだって
新茶の封も切られていて
なぜかおしんこおせんべえ いろんな「特別」がお盆の上にあったって
その横の冷たい床に横たわり、静かな顔で寝ているように
彼女はあちらに行ってしまったって
その日は私の誕生日
私を呼んでくれる気だったのかしら?


いつも一緒に肩よせあって
雨の日だって雨合羽で
過ぎ去るバスを横目にしてただただひたすら同じ話を
一緒に繰り返していた貴方
私の誕生日に行ってしまった彼女


今日もバスは目の前を走る
私の横には小さな花とちょっと大きなお座布団
彼女がいつも使っていたから お家の人から形見わけ
なによ 桃色のかわいいクマが刺繍してあってさ
だけど横にあるお花は菊みたいじゃない!
センスないわよ、と毒づきながら
今日も私はベンチに座る
だけど寄せ合う肩はなく
ただお座布団の上で なんとなくゆれる季節のお花
思い出すのはあの毎日

2007年08月06日(月)
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