日記
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2006年08月30日(水) 田中君…キミって奴は

連日、ファンやマスコミ関係者に追われる斎藤投手。
アメリカ遠征に出発する前の空港での映像は、あまりの表情の無さに
びっくりしました。
心身共に疲れきっている感じ…

優勝後、母校に凱旋してのインタビューなどでは生き生きとした表情で、瞳が
きらきらと輝いていて、みとれるほどの美しさ(←瞳がです)だったのですが、
空港でのインタビューではあのみずみずしい瞳の輝きも生気もまったく失われて
しまっていました。

合宿中、田中君や他の仲間といっしょの時の笑顔の彼とは別人のようで、待ち
合い室で顔を両手でおおってしまうシーンなどはいっそ痛々しいくらいでしたが、
そこで例によって隣に座っていた田中君。

すかさず斎藤君の真似をして自分も手で顔を隠しておどけてみせ、気づいた
斎藤君も思わず笑顔に。


田中君……(泣)
……い…いい子だなあ……(ジーン)


アメリカに到着したあとは、サプライズで松井選手と対面できたり、少し
元気をとりもどしてくれた感じでほっとしました。
マスコミのカメラはもう仕方ないとしても、追っかけの女の子たちがいない
だけでもずいぶん楽になるんじゃないでしょうか。


甲子園では、どんな強打者が相手だろうが、決して敬遠に逃げることなく常に
真っ向勝負で立ち向かっていた斎藤君。
ふつうの投手なら総崩れになって大量得点を許してしまうような危機的場面でも
彼は絶対に逃げることなく、意志の力で動揺をおさえ、冷静にピンチを切り
抜けてきました。

とにかく「今まで見たことがないほど精神力の強い子だ」というのがマウンド
での印象でした。

その彼にしてからこれほどに参ってしまうというのはやはり相当なんじゃない
かと思います。
マスコミももう少し取材の仕方を考えてくれると良いのですが。





2006年08月28日(月) オイ君達ちょっと待て

以下、高校野球日本選抜合宿中のインタビューにて。


---斉藤君は田中君をなんて呼んでるんですか?

斉:まーくんです
  (恥ずかしそうに下を向く)

---田中君は斉藤君をなんて呼んでるんですか?

田:佑ちゃんです
  (にっこり)

---お互いそう呼び合ってどうですか?

  (ふたりで照れくさそうに笑いちらりと目と目を見交わす)

---ちょっと恥ずかしさはありますか?

斉:…もちろんあります
  (はにかんだように笑いながら)

---田中君はどうですか?

田:違和感ないです
  (キッパリ)


ま…まーくん?! 佑ちゃん?!!
つうかその前にこのふたりの間に漂うほんわか仲良しオーラはなんなの??
………と、これだけでもア然ボー然目が点なトコロに更にトドメ(笑)↓


互いの印象を聞かれ、斉藤君は

斉:実際に同じチームメイトになってみると、楽しくて優しくて、けっこう
  フレンドリーな感じ
 
---こういう風に云われてますけど…田中君?

田:試合の時は顔色ひとつ変えないってイメージあったんですけど、
  会ってみて、笑顔とか見てて、カワイイなと思いました
  (斉藤君、顔を赤らめてうつむいてしまう)

---カワイイと云われてますが?

斉:…嬉しいです

(※注:↑全て実際のニュースで流されたものです。念のため)


…………あの、いったいどこの新婚カップルですか?…ってカンジなんです
けど(笑)
ふたりそろって照れてる姿がめっちゃ可愛かったです。

それでも田中君の方はまだ余裕がある印象でしたが(笑)、斉藤君の方は本気で
恥ずかしがってる様子が、可愛いと云うか微笑ましいと云うかもう……(笑)
(笑うしかない)

“クールな豪腕”とうたわれた、どんなピンチにも動じない沈着冷静なマウンド
上の斉藤君とのギャップが(笑)
可愛すぎるよ斉藤君…
おまけに田中君とふたりで並ぶと、身長差と体格差のせいで斎藤君の線の細さが
よけい強調されて見えてしまうのです。
彼も野球の選手ですから、普通の人と比べれば特別小さいとか華奢とかいうこと
はないんですが…(苦笑)
3次元的萌え属性のまったくないこの私でさえ、思わず萌えてしまったじゃない
ですか。

これも長いオタク生活で染みついてしまった習性かと嘆いていたら、ネットの
新聞記事で、この時のふたりの様子を

「まるで“恋人同士”のようにほめ合った」

と評しているのを見つけました…

あ、なんだ良かった、フツーの人が見てもやっぱりラブラブに見えるのねv
と安心しましたが(笑)、ある意味安心してる場合じゃないかも(苦笑)


田中君の受け答えに余裕があるのは、2年生の時から世代最高の投手と騒がれ
てきて、やはりある程度マスコミ慣れしているんでしょうね。
この数週間であっというまにスターになってしまった斉藤君はその点大変
なんだろうな。

性格的にも、斉藤君は自分でシャイと云っているとおり、基本的に人づきあい
とか不器用そう……
(時々、不器用というより天然なんじゃないかと思うこともありますが)
試合中の彼を見ていても、本来すごく負けず嫌いでしんの強い、強気な
タイプだと思うのですが、その彼が、同学年の同性から“可愛い”などと
云われて嬉しそうにしているのは、やはり、自分が相手に受け入れられて
いることが嬉しいのかな。


田中君という人は、何と云うか人間的にすごく大人だなあという印象を
受けます。
カメラの前で可愛いなんて云ってみたり、斉藤君のまねをしておどけたり、
連日のファン&マスコミ攻勢で余裕を失いかけてる斉藤君の気持ちを、何とか
ほぐしてあげようと一生懸命になってる気がする。
斉藤君が田中君といっしょにいる時嬉しそうなのも、田中君のそういう気持ちが
伝わるせいかもしれませんね。

田中君、器が大きいというか懐が深いというか。
まだ17歳という年齢が信じられないです(←自分の17の時の未熟さを思うと)
(泣)
ただこういう情緒的に安定して見えるタイプの子は、自分が傷つくようなことが
あっても周囲にそれとさとらせないので、周りが気づかないところですごく
深いダメージ負ってたりすることもあるんですよね…うーん。



何はともあれ、斉藤君のお兄さんが弟を「可愛くてしょうがない」と云って
いた意味はイヤというほど判りました(笑)




2006年08月23日(水) 甲子園

今年の甲子園大会はすごかった…
これは野球マンガかというようなドラマチックな大逆転劇が目白押し、
きわめつけは、あの、決勝・再試合です。


決勝の、延長15回の最終回。
斉藤君が、最後の打者・4番の本間君に投じた147キロには、胸がつまって
本気で涙が出ました。

準準決勝の日から3連投の末の15回延長、ただひとりでこれだけの長丁場を
投げ抜き、心身の疲労は当然ピーク。

次の一球を投じた瞬間にも、限界を超えて崩れ立ってもおかしくない状況でした。

肩も肘も、とっくにその限界を通り越した状態だったに違いないのに、まして
この、最終回、最高潮に緊迫した場面で147キロ・146キロの球を連続って……
嘘だと思いました。

気力とか、気迫とか、そういうものだけで人間、こんなことができるものなの??
半分思考停止状態の頭で、そんな思いだけが空回りしている感じ。

“いったいどこにこんな力が残っていたんだ”“こんな力がまだ残っていたのか”
あの日、あの場面を見守っていた何万何十万という人たちの思いは、このどちらか
でしかなかったと思います…。

もはや胸を打たれるとかそういうのを通りこして、茫然と画面に見入ったまま、
気がついたら泣いていた…というカンジで。
(よもや自分の生涯の内で野球の試合を見て泣くことがあろうとは、この瞬間まで
夢にも思いませんでした)

あの極限の状態で、たった18才の高校生の、あの細い身体のいったいどこに
そんな力が残されていたのか、見当もつきません。
もう本当に。何ていう精神力なのか…(泣)
“気持ちで投げてた”って………本当にすごすぎるよ斉藤君。

147キロが表示されたその瞬間、超満員の甲子園球場全体がどよめき、揺れ、
ついで駒苫のブラスバンドの応援がかき消されるほどの爆発的な“斉藤!!”
“斎藤!!”のコールがわき起こったそうですが、それもむべなるかな。


「一球入魂の球ならば そうは打たれるものではない」

とか

「技術を超えた気迫が生み出すもの、それが奇跡である」

等の野球漫画によくある名文句がありますが、いわゆる漫画…絵空事の名文句が
そのまま目の前で現実のものとなっている、その瞬間を全員が目の当たりに
したのですから。


さらに翌日の再試合、早実優勝を決した最後のバッターが、よりによって
2日間、互いにこの息づまる投手戦を演じてきた田中君とは…
今年の甲子園は、どこまでもドラマでした。

ここまで現実離れしたドラマチックな場面を、リアルタイムで見ることが
できたことそれ自体が、すでに私にとっての奇跡です。
……いえ、再試合は仕事があったのでリアルタイムでは見れませんでしたが
(仕事休もうかと本気で悩みました・笑)


甲子園最後となった打席、田中君が選択したのは“勝つ”ことでなく“悔いを
残さない”プレイをすること、でした。
思いきり振って三振したあと、笑顔でマウンドの斉藤君を見やり、ナインに
向かい「ごめん!!」と謝る田中君と、どんなピンチもポーカーフェイスで
クールに切り抜けてきた斉藤君が、こらえきれずに見せた初めての涙、リアル
で見てたらこの日もTVの前で泣いてたろうなあ…


もともと無条件に早実贔屓の私ですが、正直優勝するとは夢にも思って
いませんでした。
春の選抜は、まだ引越しのドタバタが尾を引いていて甲子園どころではなく、
斉藤投手どころか早実が出ていたことも知りませんでした。

夏の都大会の決勝でも延長に入った段階で“あ〜もうダメだ”とチャンネルを
変えてしまったくらいでしたし(あとで逆転勝ちで甲子園を決めたとニュース
で見た時はほんとにびっくりした)(笑)。

甲子園に来てからも“一回戦は勝ってくれると嬉しいなあ”程度にしか思って
なかったし、二回戦で優勝候補の大坂桐蔭とあたった時も、もうここで絶対
負けると思いました。
早実がベスト4、決勝と勝ち進むにしたがって、連投につぐ連投となった斉藤
投手がいつ限界を迎えるかとひやひや。
本当にまさかまさかの(←スイマセン自分的に・笑)優勝でした。
驚きと感動が先にたって、一週間たった今でも嬉しさが実感できません(笑)


今年の夏は決勝戦以外にも、

“オイオイ野球漫画だってこんな展開、プロットの段階でありえなさすぎって
 担当に却下されるんじゃね?”

的な(笑)、劇的な試合が多かったですね。
帝京の4点リードされての9回表、2アウトから一挙大量8点を取っての大逆転、
うおおすげーさすがにこれで決まったなと安心していたら、その直後の9回裏で
相手に5点取られて逆転サヨナラ負けとか(泣)
9回2アウトから8点、というのは、ドカベン・大甲子園でもなかったと思います
(笑)
そしてそこから更に逆転負け………(泣笑)


斉藤君の人気や過剰報道が心配ですが(←頭は良くても、いかにも生真面目で
不器用そうな感じがするので…)(苦笑)、彼ならあの甲子園で見せた精神力で
のりきってくれると信じたいです。




2006年08月17日(木) 休み終了

TV三昧の次は読書三昧で休みが終わってしまいました。
そもそもグインサーガの新刊を買いに出て、偶然河惣益己のジェニーシリーズの
続編を見つけて買い込んでしまったのが運の尽きというか(笑)シリーズのうち、
今まで買っていなかった6巻をネットで一気に購入して読みふけってしまい
ました。
ジェニ−の出生の秘密とか、これまでの経歴とかストーリーの中でずっと
謎だった部分がかなり明らかになっていてびっくり。

だって、ジェニーって神憑かり的な手腕をもつ傭兵で、ベトナム・インドシナ
戦線で活躍して、看護婦資格も持ってて、その前は天才ピアニストで、実は
結婚もしてて夫に死に別れてて子どももいて……って、いったいアンタ年は
幾つでどこでどーいう人生送ったらそうなるのって今まで不思議でならなかっ
たんです(笑)
日本じゃ看護婦資格取るだけで3年ないし2年かかるからね(笑)

明らかになった経緯によると、16歳で軍の学校に入って17歳で別の学校に
入ってそこでの1年間でさまざまな軍関係の車両の免許と共に看護婦免許も
取ったそうです。
アメリカだと1年で看護婦資格とれるケースもあるのかな。
ジェニーって未だに絶世の美女扱いなんで年齢も気になってたんですが、18
歳でベトナム戦争の設定だから、同時多発テロ当時はどう考えても40越えてる
………よなあ(汗)
………うーん、まあ、若く見える人なら通るだろうけど。
でも7〜8歳くらい上のはずのアン・キャロラインお姉さんが、やっぱり絶世の
美女扱いなんだよなあ…
結局ジェニ−って現在いくつの設定なんだろう??

ともあれ、これでツーリング〜のフランソワーズの死因をはっきりさせてもらえ
たら河惣作品で思い残すことはもうないかも(笑)
何にしろ、急な死だったらしい印象を与えるので、事故か病気なら急性白血病
とかかな。
……いえ、ツ−リング〜は途中から読んでないので、私が知らないだけで
もう出てきてるかも知れませんが(オーイ)


そんなこんなでヤンも真っ青のダラダラな夏休みも最終日の今日、さすがに
午前中から家中掃除してふとんやソファーに乾燥機かけたりして(天気が悪くて
干せないので…)少しさっぱりしました。

できれば休み中にカラーイラストの一枚でも…と思っていたのですが、今
そこまでして描きたい萌えが無いんだよなあ…






2006年08月14日(月) TV三昧の休み

仕事がお盆休み中なのをいいことに、夜中(朝方?)にやっていたヤマトの
総集編を2夜連続で観てしまいました(笑)
小さい頃は素直に感動して観ていましたが、今見ると突っ込みどころ
満載だなあ…
例えば、デスラー総統もはるばる地球なんか侵略しないで隣のイスカンダルに
ふつうに移住させてもらえば良かったのにとか(笑)
スターシアが拒否するとは思えないし、拒否したとしても現実的にとめる
力はなかったろうに。

しかしそこはヤマト、突っ込みつつもいろんなところで感動します。
ドメル将軍の最期とかその後の宇宙葬のシーンとか(あれも私だったら遺体
だけでも地球に返して欲しいけど・笑)、何と云っても沖田艦長の、

「地球か 何もかもみな懐かしい」

の、最期のシーンはいつ観ても泣ける。
アニメ史上究極のの名セリフ・名シーンだと思います。

それと音楽が素晴らしい。
宮川奏さんてやっぱりすごい人だったんだなあ。



昼間やってたハイビジョン特集のビザンチン帝国も良かった…
(前に通信教育やってた時、世界史も一通りやったハズなんですが、ビザン
チン滅亡のあたり、ほとんど記憶に残ってないところが情けない)

このビザンチン帝国を滅ぼしたメフメト2世は銀英のラインハルトを連想
させます。
ラインハルトを見てると、“20歳やそこらのボウヤがそんな簡単に一国を
亡ぼしたり興したりできるかよ、小説だなあ”と、ロイエンタールの前で
云おうものならその場で射殺されそうなことをつい思ってしまうのですが
(笑)。

実際にコンスタンチノーブルを攻め落とし、ビザンチン帝国を滅ぼした
当時のメフメト2世はわずかに21歳。
兵力的に圧倒的に優位にあったとは云え、その機略・戦術もヤンやライン
ハルトを思わせる天才ぶりです。

また当時慣例だった勝者の略奪も短時間でやめさせ、敵の皇帝コンスタン
ティノス11世の遺体も晒した後には手厚く葬ったと云いますから、非情な
だけではなく、敗れた敵に対する礼をも知る人だったのかもしれしません。
更に軍事面だけではなく、この若さで政治面にも非凡な才能を持ち、文化や
異宗教に対しても理解を示したそうで、まさにラインハルト?(笑)。

そして帝国最後の皇帝となったコンスタンティノス11世の最期が切ない。
コンスタンチノーブルの城壁が破られた時、覚悟を決めた皇帝は、自ら剣を抜き、
なだれ込んで来る敵兵の群れに単身斬り込んでいって命を落としたそうです。
才覚という面では凡庸で、メフメト2世の天才にはるかに及ばなかった彼
ですが、もし平和な時代に君臨していたら誰からも慕われる名君として名を
残したかもしれませんね。
日本で云えば徳川家茂みたいな人だったのかな??






2006年08月10日(木) ショック…

オタクとしてはアニメにも声優さんにもさほど詳しくない私でもショック
です………


鈴置さん…………(泣)


御冥福をお祈りします……




2006年08月07日(月) 近況

もはや暑いというより熱いです(苦笑)
日なたに駐車されている黒や紺の車を見ると、むしょうにボンネット上に
卵を割って落としたくなります。
いい具合に半熟の目玉焼きができるような気がします(笑)

以前はこのくらい暑くなるとまっ先に食欲が落ちたものですが、最近
は全然…。
体重計にのる度にこれまでの人生の最高記録の数字を更新していくので
今は体重計を見るのも嫌になってしまいました。
耳も良くなったし(抗生剤内服期間は7日ですみました)、本腰入れて
ダイエットに励まないと(泣)


WJ。
H×Hもテニスも無期休載とあってはやはり買う気にならない…
銀魂は面白いですけど、これ1本のためだけに買うのもちょっと。
許斐先生の病状が気になる今日この頃です。
早く良くなられると良いですね。



そして今、切実に観たい映画がユナイテッド93。
さすがに誘えそうな友達も居ないので(笑)ひとりで観に行こうかどうか
悩み中です(笑)。







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