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2024年07月31日(水) |
フランスあるある理不尽節 |
太陽が直角に照りつけてる正午、ポテトコロッケを油に入れ始めたところで、チャイムがなる。小麦粉30kgの配達だ。額から汗をたらした配達員の女性が言う。
「すごく重いんだけど」
もう予想していたからこう返す。
「手伝いましょうか」
「うん、二人いたら楽ね」
揚げ物を心配しながら、車まで行き、一緒に30kgを運んできた。配達というのは客がお金を払って依頼するのだが、このあたりでは客にも手伝わせるのがけっこう普通らしい。まぁ、今日の配達員はまだよくて、前回は半ギレした配達員に
「あんた、30kg超えたら次は配達しないからね!」
と言い放たれた。そのサービスを提供してるのはあなたの会社じゃないか、と言いたかったが、そんな理不尽ももう慣れた。引越し業者が荷物を運んできた時も、契約では家の中まで運んで家具まで組み立てるというものだったが、実際はおじさんがひとりできて、夫にしゃぁしゃぁとこう言った。
「ムッシュー、手伝ってくれる?僕ひとりじゃ運べないものばっかりだから」
ひとりで運べないものいっぱい乗せたトラックにおじさんひとり乗せて送りだす会社のせいで、実質無理は無理だから、仕方なく夫が手伝う。家具は全部家の前に置かれ、組み立てられることもなく、おじさんはそそくさと去っていった。そして夫は仕事にはすっかり遅れてしまうという損害。
この国で暮らしてると毎日毎日理不尽に遭遇するが、逆に自分が配達員という仕事に就いたら、客も手伝ってくれるのか、と肩の荷をおろすような気になる。いや、でも普通に客に手伝わせるってやっぱりおかしくない???プロ意識なさすぎよね???