My life as a cat
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2009年12月26日(土) 綺麗な心

ひたすら忙しく生きてるだけで息切れしてしてる日々、気づけばもう今年も終わり。そんな中でもほっと一息ついて映画を観たり古い友人と会ったりして、ふと人生の道標を見出したりしている。

"The Notebook"は労働階級の貧しい家の生まれながらもひとりの女性を愛し続けたことで誇り高き人生を生きた男と、その愛に報いた女の美しい話だった。女がよく迷う選択、経済と感情の安定をくれる男と、貧しくも大きく心を揺さぶる男。邪念に囚われて、自分の感情がぼやけてしまっている女に貧しい男は聞く。

ただ楽な人生を選ぶのか?
人のことを考えるな。
"What do you want!!"

あるテレビ番組では、カンボジアで地雷で足を失った自分の母親と同じ年頃の女性との出会いをきっかけに、地雷を除去する機械の開発に人生を捧げたある日本人技術者を紹介していた。最後は自分の財産すら投じ、悪戦苦闘の末完成するも、今度は法律にひっかかって輸出できないなどその過程では数々の困難に見舞われたが、今では地雷除去された区域に新しい小学校が建てられ、子供が校庭で走り回っていた。この男性は自ら開発した機械を自らが操縦し、仕上げに除去されたことを確かめるために自らそこを歩く。

「自分のしたかったことは全部やり遂げたからもういつ死んでもいいという気持ちです。」

人から羨まれるような人生ではなくても、自分の欲しいものが明確でそれを手に入れた人は誇り高くて力強くて美しい。

エビゾウさんが小林真央ちゃんと結婚を決めた理由を"心の綺麗な人だから"と語っていた。経済危機と騒がれて、生活が困難になった人も少なくないだろう。わたしは幸いそんな心配はないが、ふと会社の親しい男性に最近老けて見える、大丈夫なのかと心配された。鏡を見て自分でも感じていたことだ。疲れるのが早い。疲れるとすぐに外見に反映される。体は確実に衰えていく。お金も美貌も失ったとき、それでも確実にすがっていけるのは"綺麗な心"だと思う。わたしだって人から羨まれるような要素はないけれど、"綺麗な心"を持って強く誇り高く生きていきたい。


Michelina |MAIL